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Kyocera TORQUE G02

Kyocera TORQUE G01から2年、去年G02が出て、「今年G03出るだろーなーそしたら機種変だなー」と思っていたらまさか「G02のカラバリ追加&Marshimallowアップグレード」とは・・・。

ASCII.jp:auの超タフスマホ「TORQUE G02」がAndroid 6.0に、新色ブルーも追加|【au2016夏スマホ】HTC 10と新Qua phone登場 下り速度は最大370Mbpsに!

微妙にお茶を濁された感はあるものの、端末のCPUスペックも今後大幅に上がるわけではなさそうだし、Marshimallow(Android6.0)だし、G01はバッテリがそろそろヘタってきた(バッテリ交換不可)だし、もういいやG02に機種変だ、と。

え?Lollipopなの?

機種変直前で気が付いて拍子抜けたのが、新色が発売された2016/07をすぎても去年からのモデルである赤および黒についてはLollipop(Android5.1)のままで、アップデート予定日も明らかにされていないこと(2016/07/27現在)。

  • G02 赤および黒(グリーンはカタログ落ち) : Lollipop
  • G02 ブルー(新色) : Marshimallow

つまり、同筐体である(はずの)ブルーだけ先行してMarshimallowになっていて、赤と黒はおいてけぼりを食らっている状態。auのカタログ上でも微妙に色によって微妙に扱いが違うが混乱の元じゃないんだろうか?
もしかすると、Lollipop→Marshimallowへの更新処理でなにか簡単に回避できない問題が見つかっているのかもしれない。OSのメジャーバージョンアップもそう簡単にスルっと通る訳じゃないからねぇ。

各バージョンの違いについてはWikipedia探せば出てくるので載せないが、G01の最終バージョン Kitkat(Android4.4.3)からLollipopでもOSレベルでかなりマシになっている部分があるので、予定通り機種変した。
G01に引き続き黒でございます。

環境移行

OSも違うし、このタイミングで不要アプリの断捨離したいので、アプリの一括インストールはせず、使うものから順次インストール。といっても、以前からずっと使っていて、有料オプションを入れているアプリ(Dropbox,Evernote,ジョルテなど)やK9mailなどのコミュニケーション関連はすぐにインストールして、細かいツール類も気が付いたものから追加していたら、一日程度でほぼ完了した。ゲームもぼちぼち移動。

問題は、アプリそのものより、FeliCaを使用するポイントカード関連の引継だな。引継方法がビックカメラ*1のように新端末でログインするだけのものから、モバイルSuicaヤマダ電機のように引継コードを発行して入力するもの、オリジナルの会員カードを持って実店舗に行く必要があるものなどバラバラで、もうしばらくかかりそうな感じがするが、めんどい。UNIQLOはオンライン登録しないと引き継ぎできないらしい。めんどいので引継なしでいいかなぁ。どうせ年3回ぐらいしか行かないし。

また、ウィジェットも今まで通り使えないものが出てくるなど、配置を見直す必要がでてきた。たとえば2×2マス表示に対応し秒針が動いてお気に入りだった時計ウィジェットの「Animated Analog Clock Widget」は、肝心の秒針が動かない(描画が更新されない)。バッテリー消費を押さえるためにウィジェットの描画割り込みの仕様が変わったのかもしれない。
秒針表示を止めることはできるが、見た目の雰囲気が変わるため、結局別のウィジェットに切り替えた。

本体の使い勝手の違い

  1. 本体サイズが大きくなった。
    • 若干持ちづらくなった。
  2. 電源キーの位置が左側面に移動。
    • 最初のうちは操作に戸惑った(慣れた)
    • シャッターキーとマルチファンクションキーが残っているのもGood。
  3. 正面のファンクションキーのクリック感が向上。
    • これは良い感じ。G01は軋むような感触があったので。
  4. カメラの画質向上。
    • メモ代わりの写真はZenfone2Laserが来てからそちらばかり使っていたが、G02で遜色なくなったので、またG02に戻ってきた。
  5. バッテリーが交換可能に。
    • G01がバッテリ交換不可だったので。今回機種変に踏み切った理由の一つ。

SDカードアクセス

KitkatのSDカード(外部ストレージ)アクセスの制限がキツく厳しい物だった。
抜け道として端末独自仕様のアクセス方法*2があったが、機種に依存するためにアプリ開発者側は大変だったようだ。最終手段として「各ユーザにフルパスを打ち込んでもらう」という手を使うアプリが多いようだ(地図ロイドなど)。

Lollipop以降では新しい権限とAPIが追加され、統一したアクセス手段が提供された。しかし、これらはアプリが対応していればの話であり、古いアプリではやはりSDカードへアクセスできないまま。また、端末側が独自仕様のアクセス方法が無くなったことで、「フルパスを手打ち」で回避できていたアプリも対応できなくなっている。

古いアプリでも使わないわけにはいかないものはある。自分の場合はHoluxのGPSロガーM241からBluetooth経由で軌跡データを取得する「AndroidMTK」だ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.androidmtk

試したところ、内蔵ストレージには取り込めたが、SDカード配下を指定するとエラーになった。書き込みエラーのような表示にはならないので、はじめは「設定が悪いのか?」と悩んだ。

で、暫定対応としてDropSyncを利用する。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ttxapps.dropsync

もともとGPSログDropboxへのアップロードとシンクロするのに使っていたが、今回はいったん内蔵ストレージに保存したGPSログを一方通行でDropboxにアップロードしたのち、本来のGPSログディレクトリにシンクロする。

  1. 「AndroidMTK」:内蔵ストレージにダウンロードするよう指定する。
  2. 「DropSync」:内蔵ストレージのGPSログDropbox上のGPSログ置き場に「アップロード後削除」で指定する。
  3. 「DropSync」:Dropbox上のGPSログ置き場とSDカード上のGPSログ置き場を「双方向」で指定する。

上の2つの項目ね。この機種ではSDカード実体が「/storage/sdcard1」、内蔵ストレージが「/storage/emulated/0/」だが、内蔵ストレージは「/storage/sdcard0」というパスで同じディレクトリを指している。この「内蔵SDカード」って概念いい加減やめてくんないかな*3。わかりづらい・・・。
このスクリーンショットの設定で「GPSLoggerTemp」(内蔵)→「GPSLogger」(Dropbox)→「GPSLogger」(SDカード)となる。

DropSyncでは、複数のタスクをバッチとして一発動作でキックできるため、これらのタスクを指定しておけば、内蔵ストレージに取り込んだGPSログはシンクロ時にアップロード後に削除されるため内蔵ストレージの圧迫は少な目で、Dropbox経由でSDカードにダウンロードされる。
ただし、アップロードされるファイルはサイズがそれなりにあるため、アップロードしたその回のバッチではダウンロードされないことが多い。
すぐに反映されないのが欠点だが、急いでダウンロードしたければ二回実行すればいい。
ファイル移動を行うなんらかのアプリも無いか検討してみたが見つからなかったし、どのみち「移動アプリ」→「DropSync」と2ステップ必要で大差無いなんだから、だったら不要なアプリをインストールしない方がいい。

今までDropSyncは単純なシンクロだけで使っていたけど、一方通行での送受信が可能で汎用性が高く、いろいろと活用できそうだ。

*1:っていうかFeliCa非対応になったの?

*2:特定のパスから辿ればアクセスできる等

*3:昔は本当にmicroSDカードを内蔵したものがあり、この経緯から内蔵のメインストレージがこの呼び方になっている。今はもうそんな仕組みにはなっていないと思うけど。