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MITUBISHI PAJERO MINI H56A

あけましておめでとうございます。まだ1月なのでギリお正月だよ(無理

CT125ネタを更新したいのは山々だけど、ネタが拡散的でまとめられるほど距離が伸びておらず慣らしがまだ終わらない。発注済の電装系パーツも揃っていない。バッテリーやその付近のウィンカーリレーにアクセスしたいのですべて揃ってから進めたい。

ということでパジェミネタを。

Obally、齢四十にして初めて四輪を所有する、の巻

俺「転勤になったんだけど、車どうしようか悩み中なんよ」  
  
店長「あっちの方やと四駆やないとキツいぞ?坂を登れん。」  
  
俺「うん、でもまた新型ジムニー予約して待ってもいつ入るか解らないし、
       安い四駆っていっても地味に高いし」  
  
店長「んー、ほいだら、うちのバックヤードに転がってるパジェロミニあるけど使うか?」  
  
俺「貸してくれるん?それはありがたい」  
  
店長「整備とナンバー費用はもらうけど、車両は タダで譲るわ。
          ずっと使ってないから費用は結構かかるかもしれんが・・・」  
  
  
俺「あざーーーっす!ありがたくいただきます!」  

そんなこんなでコイツがうちにやってきました。

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MITUBISHI PAJERO MINI H56A

俗に「丸目」と呼ばれるそうだが初期型の最終(1997/9)モデル。直列4気筒DOHC20バルブ、インタークーラーターボ。660に直4DOHC、さらに1気筒あたり5バルブ・・・バブルの残り香が・・・。

ATは3速で今の軽自動車の感覚からするとちょっと考えられないが、この車は旧規格の軽だ。当時は軽自動車の高速道路の制限速度は80km/hだったためこれで十分だったんだろう1。 現在では標準装備があたりまえのABSもオプション扱いで非装着。さすがにエアバッグは装備されているものの運転席のみ。これも当時はこんなもん。

あとからわかったのだがこの個体は「ホワイトスキッパーX」という限定モデルだったらしい。特徴はホワイトのリアスポイラーやメッキグリルなどがそれ。

ところがそんなもんをバックヤードに転がしとくってアンタ・・・・
元々下取り車として引き取った後、代車として使う予定だったがほかにも扱いやすい車があったので使われずそのままになり。結果的に放置されてたそうな。
まぁ今やこのジャンルはジムニーが覇権をとってしまっていて需要は少ないんだろうな。町中にちょいちょい走ってるけど。

それにしても、引き取るときにピカピカの状態で出てきたのでびっくりした。バックヤードに転がっていたにしてはきれいすぎて。

俺「これ、あのアレ!?」  
  
メカ「(ドヤァ)」  
洗車したスタッフ「(ドヤァァァァ)」  

とても緑色の藻がついていたとは思えない・・・付いてたんだよ!あ、写真撮っておけば良かった。

納車整備

マッドフラップはバリバリに劣化していたため剥がしてもらったが、基本的にはほとんど変更すること無く消耗品の交換と各部清掃、リアデフのオーバーホール(ベアリング交換)2、そして雪国仕様への対応をしてもらった。
整備してもらった店は自分の行きつけのバイク屋兼四輪修理工場、つまり「街の車屋さん」だが、長年の付き合いがありメカニックを信用しているので基本的には全部丸投げ。

俺「全部任せる!金はだすから徹底的にやっとくれ!」  
  
メカ「よっしゃ任せぃ!」  

みたいな感じで、現在までに致命的なトラブル(走行不能など)は発生していない。

納車整備後にいろいろと付けた物はあるが別記事にする。

塩害対策

雪国仕様で絶対に必要になってくるのが塩害対策。もともと店長は雪国出身なのでそこら辺の重要性は重々理解しており、下回りを徹底的に防さび塗装してもらった。

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防さび塗装でホイールアーチ内部がブラックアウトされることでホワイトのボディカラーとのコントラストでカラーリング的に締まった印象になったのはうれしい誤算。

スタッドレス

10月に引き取ることが決まった段階で冬場に入ることは確定していたので、あらかじめスタッドレスをつけた状態で納車してもらった。
ホイールはタイヤ無しの社外アルミホイールが付属していたので中古でスタッドレスを探してもらったところ、4万で収まった。銘柄はヨコハマ アイスガード。ミゾは十分。実家のある平野部ではスタッドレスを穿く期間が短いので、状態の良い物がでてくるようだ。
パジェロミニの標準タイヤサイズ(175/80R15)だが流通量が少ない(対応車両が少ない)ため高くなりがちなのは仕方が無い。
現在こちらは絶賛降雪中だが走ってみてまったく問題になっていない。これで予算内に収まったので十分。

インプレッション

高速・ワインディング・街乗りと一通り走った。実家との往復で高速道路と下道を交互に走ったり、降雪してからは職場帰りに積極的に運転していろいろ試してみて、とりあえず今のところの評価。

「旧規格の軽」という逃れられない事実

ストレートに言って「楽々高速巡航する車じゃない」。
今時の軽四とちがい、「高速道路は80km/hで巡航できれば十分」という設計思想であることは間違いないと思われる。
ロスタートから60km/hまではスパッと出るため下道ワインディングでは元気に走れる。エンジンルームから聞こえてくるインタークーラーターボの「ヒューン」という控えめな音も面白い。ターボは低回転用のセッティングと考えられ、レスポンスはNAと変わらない。つまりターボを意識する部分はまったく無い(ターボ車を運転したこと無いけど)。

しかし、80km/hを越えるとどうしても「ブン回してる感じ」がして仕方が無い。これがATが3段の限界だろう。3桁の速度で巡航するならもう1段欲しいというのが正直な感想。実際後継モデルではATは4速に変更されている3
まぁこれは最初から覚悟していたことだし、ぶっちゃけこの車で高速爆走するつもりはないので無問題。

高速の走行車線をのんびり80km/hで流してる丸目パジェロミニが居ても煽っちゃダメですよ?

パートタイム四駆面白ぇ!

初めてと言えばFRベースのパートタイム四輪駆動に乗るのも初めて・・・いや、試乗した新型ジムニーもそうか。

シフトレバーの手前にトランスファー切替レバーがあり、レンジを「2H」から「4H」および「4L」に入れることで前輪側ドライブシャフトに入力され、さらにフロントホイールハブがフリーからロック状態になることで前輪へ駆動力が伝達されるようになる。このトランスファーの仕組みはジムニーと同じ。

  • 「2H」:通常状態。リアのみ駆動。リアデフにデフロック無し(LSDはオプション)
  • 「4H」:4駆で減速無し。「停止状態でNレンジ」か「80km/h以下の直進状態でスロットルオフ」で「2H」から前へ入れることで切り替えることができる。つまり走行中の切替OK。
  • 「4L」:4駆で減速(いわゆるスーパーロー)。「停止状態でNレンジ」にしたうえで「4H」からレバーを押し込みつつ前へ入れる。

今まで「4L」に入れたことは2回しかない。
圧雪状態の急な上り坂でほかに車は登っていないような道で試してみた。このときはトルクが必要というよりもトラクションをゆっくり掛けるだけのために使ってみたので、ぶっちゃけ「4L」を使う必要はなかったんだけどね。

んで、「パートタイム四駆面白ぇ」の内訳だが、同じ車格でFR2駆と4駆の違いがはっきりわかるというところがいい。
降雪後に圧雪路が広がったので誰も居ない駐車場でいろいろと試してみた(4Lに入れたのもその駐車場に上がるまでの山道だ)のだが、急加速、急旋回を2H、4Hで試すと4Hの安定性が違うことや4駆でプッシュアンダーが発生すること、ABSが付いていないことに気がつくなど(これは関係ない)、フルタイム四駆や自動で切り替わるタイプではわかりにくい、2駆と4駆の挙動の違いと4駆のありがたみと欠点がよくわかった。

また、走行中での切替に慣れたことでワインディングで圧雪とアスファルトが交互に発生するような状況でも安定して走れるようになった。こういう路面状況ではトランスファーレバーに手を置きっぱなしにできるATは扱いやすい。

とまぁ、そんなこんなで変なところで手動制御な部分がでてくるので扱っていて楽しい。

居住性・積載性

シートは普通。変にふかふかしたシートは好きでは無いからこれでいい。
今時の車はカップホルダーが至る所についているが、この車はセンタードームに一つとセンターの1DINに引き出し式のカップホルダーが2箇所。ドア側にはついていない。そしてこのカップホルダーを使おうとすると上の1DINオーディオの操作ができなくなるという使いにくさ。そしてその割にリアシートの左右には一つづつカップホルダーがあるという・・・微妙。この辺はホームセンターとカー用品店で何か探すか。

ランクルームは狭いがリアシートは可倒式でフラットになり荷室としてはこれがデフォだろう。
ルーフラックを付けることも考えたが、雪下ろしの必要性を考えるとちょっとな・・・。

燃費

引き取ってから現在まで、高速・ワインディング・街乗りで、ざっくり8km/L ~ 11km/L
タンクの全容量は35Lなので 280km ~ 350km 走れることになる。必要十分。

トラブルなど

徹底的に見てもらったとはいえ、20年以上落ちの車でノントラブルなんてことはさすがにありえず、経年劣化にともなう問題や錆びは覚悟している。
逆に言えば「この辺はありえそう」という部分はおおよそは把握しているし、自分もまったく知識が無いわけでは無いのである程度は自分でリカバリはできると思っている。そして現時点で大きな痛手になっていない。

いまのところ一番大きなトラブルはファンベルトぐらい。

ファンベルトの鳴き

去年の12月に大雪になったが、その直後からファンベルトが鳴くようになった。
ファンベルトからキュルキュル音がする⇒ファンベルトが滑っているということだが・・・

  1. アイドリングでは鳴らない
  2. アイドリング(1500回転辺り)の状態から2000回転あたりで鳴り始め、スロットルパーシャルで鳴り続ける
  3. 一度3500回転以上まで回すと、走行中は鳴り止む
  4. しかし、信号待ちで停車(アイドリングに落ちる)、その後の発進でまた鳴る

こんな感じ。つまり

  • 特定回転数でベルトの駆動力がドリブン側プーリーの負荷に耐えられず滑り始めるが
  • いったんドリブン側に勢いが付いて回り始めると駆動力が復帰して安定する
  • 回転数が落ちるとドリブン側の回転数も落ちて最初に戻る

という流れ。これは昔Vベルト変速のスクーター(2スト時代のSUZUKI アドレス110)に乗っていたときにも同じような状況になったことがあったのですぐに想像できた。

が、問題はどのプーリーで滑っているのか。ボンネット開けてよく確認したら答えはわかった。

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オルタネータ付近にゴムの屑が多くくっついていた。つまりオルタネータプーリーでベルトが滑って削れているということに。同じベルトにかかっているのはファンとオルタネータの2カ所だけでどちらの負荷が大きいのかといえば当然オルタネータだろう。
また、このときには時計に付属の電圧計をつけており、

  • 通常時電圧は電圧は高め(14~12V)
  • 鳴っているときは電圧が落ちる(低いときには10V前後)

という挙動が確認できたことからも裏付け完了。

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滑っていたファンベルトを見ると端っこがボロボロケバケバになっていた。ファンベルトセットをまとめて交換したら再発しなくなった。また、通常時の電圧も高めに落ち着く・・・ということは「鳴りはせずとも実はある程度は滑っていた」ということにも気がついた。早めに交換した方が良いってことですね。
また、ファンベルトと呼ばれる物はパジェロミニだと2本あって、もう片方はエアコンのコンプレッサらしい。ベルトは2本セットになっていて一緒に交換になる。

ファンベルトのテンション調整は当然納車時に行われていて、実際に雪が降るまではまったく鳴らなかったので、ある程度経年劣化していたものが降雪の冷え込みと湿気で追い打ちをかけたと思われる。ファンベルトの無いバイク(バイクのオルタネータはクランクシャフトに直結している)では絶対に発生しないトラブルなので、逆に四輪のエンジンの仕組みを意識できてなかなか興味深いトラブルだった。

まとめ『あたらしいおもちゃをてにいれた!』

仕方なく四輪所有というネガティブな理由ではあったが、運良く楽しい車を手に入れることができたので結果オーライだ。
車体の費用はタダで譲ってもらい、整備費用はCT125とまとめて支払ったので、当初は「CT125のおまけに車が付いてきた」「生活が落ち着いて次の車買うまでのつなぎ」ぐらいで考えていたのだが、エンジンは快調だし走行性能も悪くない。まだまだ乗れそうなので、もういっそ乗り潰すまで乗ってみようかと考えが変わってきた。
どうせ長く乗るなら自分に良いように可能な限り自分で弄っていきたい。・・・正直なところどうせ金をかけるならバイクの方に掛けたいので安上がりにしたいだけだったりするが。
せっかく四輪を手に入れたので車載キャンプも悪くないが、こっちに来てからまったく乗っていないHorizeを積んで遠方ポタリングもいいかもしれない。

CT125と一緒に新しいオモチャをゲットした気分だ。


  1. ちなみにこの当時は自動二輪も80km/h制限でした。

  2. パジェロミニに乗っていた同僚によるとデフギアはトラブルが多いとのことだ。納車前に異音に気がついてくれたメカに感謝である。

  3. 昔、三菱のディーラーに勤務していた人によると「4速に変わってからトラブルでの持ち込み修理が増えた」とのこと。

CT125 オプションパーツ

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オプションパーツ

車体の納車時に取り付けてもらう予定だった以下のパーツ3点は、なんやかんやで間に合わなかったため、到着してからまとめて取り付けてもらう予定。

  • キタコ USB電源キット
  • キタコ ハザード対応左スイッチASSY
  • JMS 一七式特殊荷箱(中)

上記の3点は「どう考えてもまず最初に必要だと思う物」だったので納車前から発注していたが、入らない物は入らないのでどうしようもない。一七式特殊荷箱については受注生産っぽい雰囲気だったので最初から気長に待つつもりだった。だってJMSのサイトに載ってないぐらいだし。

ということで、待っている間に別の物から注文・取り付けを行った。基本的にはAmazonかネット通販で購入できる物に限って先行して進めた。

(暫定)トップケース「アイリスオーヤマ 職人の車載ラック専用ボックスMHB-460」+25mm幅ラッシングベルトバンド

なにはともあれトップケース。しかし一七式特殊荷箱の入荷が年明けになるとのことなので、届くまでの暫定で取り付けることにした。

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アイリスオーヤマの鍵付きRVボックスの後継モデル。ホームセンターでよく見かけるモスグリーン+グレーのものの後継モデルかと思われる。

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バンドを通すスリットが開いているのでネジ穴をあけなくても固定できる。蓋の内側を通るので、金具を内側にしておけば、外して持ち去られることがない(ベルトが切られない限りだが)。頻繁に付け外しする運用ならこのうえなく便利だろう。本体と蓋がつや消し黒になり載せるバイクの車種を選ばなくなった(とはいえRVボックスが似合うのはビジネスバイク系かオフローダーぐらいなもんだろうけど)。

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全体的に軽くて柔軟性のある素材だが、バックルをバチンと止めてしまえばかなり丈夫そうに感じる。蓋にパッキンが入っているので防水性は高そうだ。「車載ラック専用」とあるので軽トラの荷台やルーフラックに載せることを想定して防水性を持たせているのだろう。

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たつきを抑えるため、リア側の足の所にクッションゴムを挟んだ。接着していないので外れるかもしれないが、このボックスはあくまで暫定なのでそのときはそのときに考えることに。

欠点もある。

  • 蓋を開けた状態でバンドで強く締めるとボックスの口がたわんで変形し、閉めにくくなる。弾力性があるので閉めるときに押して閉めればいいのだけど。
  • 鍵は少々頼りない。価格を考えるといたしかたないか。

これでベルト698円、ボックス2500円の合計3000円台でこれなら暫定用としては十分。キャリアに固定するための穴を開けなくて良いので、使わなくなってもそのまま別の用途に使い回せるのは利点だ。一七式特殊荷箱が届いたら車載用に転用する予定。

正直なところ「これはこのままでわりといいんじゃね?」と思わなくも無い、が・・・。

ナポレオンミラー ラジカルミラー(AU-10) 1500円×2本

オフロード用の可倒式ミラー。可倒式といっても完全に寝かせるほど角度範囲は広くないが、そもそもが転倒時のショック吸収のためらしい。自分の想定は林道走行時に枝にかからないよう跳ね上げる目的。

f:id:obally:20201205210357j:plain 「最近のホンダ車は逆ネジ」とどこかで見かけたので逆ネジアダプター(H-10)を二つ一緒に購入したが、外してみたら左右とも製ネジだった。だまされた・・・じゃなくて、よく確かめなかった自分の責任だ。

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軸の部分はポールジョイントになっていて、ロックナットで堅さを調節できる。どちらもM17のボルトだが、汎用工具袋には入れていない。このサイズのスパナは仕事工具袋の中にあったのでこれとモンキーレンチを使ったが、車載工具にM17のスパナが必要になることが確定した。やっぱり車載工具の準備は必要になるか。
ボールジョイントはいずれ錆びて動きが渋くなることは予想できる。こういった箇所にちょうど良いグリスを探したところ、クレからぴったりな物が出ていたので使っている。

ちょうどパジェロミニの助手席側のドアヒンジがギシギシしていたので塗布してみたら音が収まった。汎用性は高そうだ。

バイクパーツセンター 汎用ナックルバイザー

ナックルガード(ナックルバイザー)については非常に悩ましい。
自分の想定は林道走行時に路肩から伸びた草や枝からの保護。そのためヒット時に耐えられる程度の強度が欲しい。「ナックルバイザー」とか呼ばれる物はどちらかというと防風が主目的らしく、ミラーに共締めするタイプがほとんどだが、可能ならバーエンドキャップとハンドルバーをつなぐタイプのオフローダー用ナックルガードが望ましい。しかし、CT125のグリップ周りに固定できそうなスペースが少ないため、注文して到着しても付けられない可能性が高い。

しかし、まぁ、バイザーだろうがガードだろうが、実際に手元に来ないことには付けられるかどうかは解らないので、安い物をおためしとして買ってみるしかない。

ということで、Amazonで見つけた安い物。ミラー共締めタイプ。後から調べたらキジマあたりから同じ形のものが出ていた。ブラウンスモークとブラックスモールがあったがブラックを選択。

直接ミラーステムに付けようとすると、右側のアームがスロットルワイヤーにギリギリ干渉しそうでしない感じ。左側は付属のオフセット用のアームをつける。

最適な位置に調整するため逆ネジアダプタにおまけとして付属していた位置合わせ用のナット(正ネジ10mmUp)を付けてみたら、こちらもなんとかスロットルワイヤの上に来た。高さもこちらの方がマシな気がするのでしばらくはコレでいくことに。

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無駄な買い物だと思っていた逆ネジアダプタ(のおまけ)が意外なところでが役にたった。

キタコ ブッシュガード(ブラック)684-1470100

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最初から予定していたブッシュガード。
エンジンガードというよりその名の通りの「ブッシュガード」としての想定。あまり大きく張り出さず目立ちにくいのが良い。
サブフレームの上端から75mm~90mmの位置に付けろということだが、思いのほか上の位置になっているように感じる。 f:id:obally:20201205153146j:plain

一番低い90mmの位置に取り付け。マニュアル通りネジロックを塗布。締め付けトルクは「手ルクレンチ」で。

TTPL Touring 1、キタコ マルチパーパスバー、スマホホルダ

ttploffice.com

TTPL Touring1は容量1リットルの防水バッグ。トップブリッジ付近に取り付けられるようになっている。たまたま見かけたレビューサイトに載っており、カラーリング的にぴったりだということで発注。

想定している使い方は以下の3つ。

  • USB電源の取り付けが終わるまで、スマホナビに電源供給するモバイルバッテリー納める
  • USB電源は2ポートつまり片方はナビ用のスマホ、もう片方は別の機器(モバイルバッテリーなど)を走行中に充電ができるので、これらを入れておく
  • USB電源のコネクタやスマホはケーブルを挿している時には防水ではない(防水キャップを閉める必要がある)ので、雨が降ったときには本体電源のみで運用するが、このときにケーブル類などを入れておく

これを付けると「トップブリッジ近辺が埋まってスマホホルダーが付けられなくなるだろう」という予測からキタコのマルチパーパスバーを同時購入。マルチパーパスバーはトップブリッジのボルトに共締めする形でハンドル手前側にU字型のバーを追加するキット。

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が、実際に取り付けてみるとバッグが思いのほか手前側にくることで、スマホホルダの位置が低すぎることが解った。しかも、バッグがちょうどマルチパーパスバーの上に乗っかるような形になり収まりが悪い。。となると、スマホホルダをハンドルバーに取り付けるしか無くなる。

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最終的にハンドル左側になんとか取り付けられたのだが・・・。これなら「マルチパーパスバーではなくデイトナのマルチマウントバーFEで良かったんじゃねぇのか?」と。

・・・結局デイトナ マルチマウントバーFEに変更しました。

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勉強代は4800円。

保留中のオプションパーツ

付けるかやめるか、どのモデルにするか迷ってる物。

フォグランプ(補助灯)

LEDヘッドライトが暗いということは最初から覚悟していた。NM4でそこら辺は重々承知の上。しかも750ccクラスでアレなので125ccクラスはなおさら期待できない。さらにCT125の行動範囲として暗い林道を走ることを考えるとNM4よりも切実だ。
NM4の時にも書いたが「ヘッドライトが暗い」というよりは「ヘッドライトの照射範囲がシャープすぎる(拡散されない)」ため、特に横方向に光が飛ばず暗く感じるというのが根本的な原因。なので、重視するのは光量よりも照射範囲になる。当然市街地では消灯することが前提なのでカットオフは考慮しない。

で、最初に検討したのは武川のCT125用LEDフォグランプキット。

ハーネスやスイッチが付いて価格も手頃だし武川だしデザインも悪くない。車体の納車に合わせて付けてもらおうと思っていたのだが、先にCT125を購入しこれを取り付けていたていた常連さんから「暗すぎる」「照射範囲が狭い」「カットオフが無い」「パーツの出来がいまいち」という情報が。「暗すぎる」といわれても正直それがどの程度なのかはなんとも言えない。見せてもらおうにもすでに別のもの(Amazon購入の中華品)を付けてしまっていたので実物を見ることができない。暗いのはともかくとして「照射範囲が狭い」というのが一番気になる・・・。

ということで、いったん保留して他のLEDフォグを探しているところだが、安い中華のハウジングは怖いしメジャーなメーカー製のものはやはりそれなりに高い。予算を3万~4万程度に引き上げる必要が出てくるが、そうするとさらに慎重に選択しなければならない。

現状ではキジマのCT125用キット、PIAAの二輪用フォグ、ツアラテックがCT125用を出しているデナリ製など検討中。悩ましい・・・。

タコメーター

タコメーターを付けるならアナログが良さそうに思えるのだけど、標準のメーターユニットのデザインが反転液晶を使ったやや未来的な物なのに、アナログ指針のメーターはちょっと合わない気がする。デジタル液晶式だと7セグ数値式がほとんどでバーグラフタイプが見つからない。
唯一これかなぁと思うのがデイトナのアクアプローバになる。

反転液晶なので標準メーターとのデザイン上での組み合わせは悪くない。数値式だが下にバーグラフが一応付いている。防水なのは当然。
あとはどこにどうやって取り付けるか。

そもそも「タコメーター必要なのか問題」が。

フロントスクリーン(メーターバイザー)

タコメーターを標準メーター付近に付けるならメーターバイザー的な物がが欲しくなるだろうという予想。
これもまだ絞り切れていないが、ノーマルの雰囲気を崩さないクリアタイプがいいのだが、可能なら取り付けがハンドルバー側にならないものがいい。

ぼちぼち調整しながら

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取り急ぎ必要なものはそろった感があるのであとはUSB電源、ハザードキット、ボックスの到着待ち。
電装関係はハザードとUSB電源を付けてから本格的に取付けようと思う。フォグもタコメータも自分でやるか取付けて貰うかは検討中だが、フォグの方が優先度は高い。スクリーンもタコメータを付けるときと同時になりそうな気がするが、車の方でもいろいろと物入りになってきているので(資金面的に)遅れる可能性は高いが・・・。

HONDA CT125 ハンターカブ

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www.honda.co.jp

つまりそういう事です。

昨年(2019)の発表時点からCT125を買うことは自分の中では確定していた訳だが、4月に引っ越しなどバタバタしていた関係で予約は4月時点。
バイク屋へのデリバリーは11月頭に到着していたものの、自賠責をPCXから移動させる(いったんPCXに乗ってバイク屋まで行って廃車登録しなければならない)だとか、一緒に発注していたオプションパーツの入荷を待つ期間があったりして(結局間に合わないのでノーマル状態で引き取ってきた)、手元に来たのは11月末となった。

乗り換えるまでの悲喜こもごも

PCX → CT125

PCX(125)からの乗り換えとなる。2011年から9年間(ぐらい、去年一年間はほぼ乗っていないけど)お疲れ様でした。

CT125に乗り換える決断をした要因の一つに、「転勤による生活地の変更」がある。

まず、転勤地が決まった時点で四輪が必要なことは確信していた。今までの生活エリアと異なり積雪日数が大幅に増える⇒二輪走行困難な期間が増える⇒貨物車としての原二スクーターが使えなくなる。

  • 「これは車絶対必要だわ」
  • →「車を持つなら(いままで四輪代わりに使っていた)PCXは(積載という面で)役目を終える」
  • →「じゃぁ125も趣味に全振りしていいよね?」

ここで「じゃぁもう125cc要らないよね」にならないのは俺の“業”みたいなもんです

よく『荷物をいっぱい運ぶならカブ最強』みたいなイメージがあるが、原付二種のスクーターは「積載面」(not 積載量)という意味では実はスーパーカブを凌ぐ。

もちろん大きな荷物を載せるなら頑丈なキャリアを備えたカブでもいけるが、リアキャリアだけのカブ系ビジネスバイクよりも原付二種スクーターの方が載せる「箇所」は多い(車種によってはフットスペースが加わる)。リアキャリアにトップケースを使えるなら、これに加えてメットインスペースも鍵付き格納エリアに使えるので、工夫次第になるけど日常で細々とした買い物をいくつの場所でする場合には使い勝手が良かったりする。

ということで今までは原二スクーターを手放せない理由があってのPCXだった訳だが、それもこれも「四輪無しでなんとかする」というこじらせこだわりがあったからであって、四輪を保有したら無理する必要ないじゃん、と。

obally.hatenablog.com

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さすがにもう自転車をバイクで輸送することはないです。

多少はダートも走りたい

CT125選択の理由の一つ「ダートも走りたい」

オフロード走行は選択理由の一つだが第一の理由ではない。それならそもそも「オフ車にしろや」って話だし。

正直ダートを走ったことは無いが、今までのバイクでダートを走った経験上1、やっぱりそれなりにオフロードを考慮したバイクじゃ無いとキツいとは思っていた。

  • NM4 : ロードクリアランスがなさ過ぎるし重すぎる。ダートを走って跳ね石でアンダーカウルにヒビが入ったが『いやそもそもそういうバイクじゃねぇ』と。
  • PCX : 軽い分NM4よりマシではあるがロードクリアランスはやっぱり無い。14インチのタイヤはスクーターとしては大径だがあくまでアスファルトではという話でしかない訳でして。
  • Firestorm : ロードクリアランスはそれなりにあるのでそういう意味では一番マシではあるけど、あくまでバンク角に対応するためだし、太いロードタイヤではグリップしないし一体どうしろと。つかやっぱり重いし足つきがキツい。

ガチオフまでは不要だがほどほどに走破できれば十分。どうせ買うなら今までのテリトリーからもう少し外側に出たい。

要するに『今までのバイクでは諦めていた道を走りたい』。理由としてはその程度のもの。

『クロスカブじゃダメなんですか?』

↑某国会議員の「二位じゃダメなんですか?」的な感じで読んでね。

www.honda.co.jp

なんでCC110クロスカブじゃダメなのか。
CC110ではなくCT125ハンターカブが良いのか。

なんでだろ?

確かにCC110クロスカブが発表されたときに気にはなった。
確かに気にはなった。が「気にはなるが乗り換えるほどでは無い」といった感じだった。

当時Twitterで『ハンターカブ風のアップマフラーが出る』とつぶやいたが、その予想通りサードパティーメーカーからアップマフラーなどCT110風にカスタムするパーツは出た。そりゃカスタムしてCT110ハンターカブ(風)にできるならそれも手ではあるけど、そこまでするならもう一歩踏み込んで「ハンターカブ」になってて欲しかったなぁ、って感じだろうか。本質的にはスタンダードカブだろうなと。
どこまでがスタンダードでどこからがハンターなのか。考え方は人それぞれだろうしCC110もCT125もどこまでいってもカブの派生形であることは間違いないので考えても仕方が無いが、少なくとも自分の中では「CC110はナシ」「CT125はアリ」となったのは変えようも無い事実、な訳で。

まぁぶっちゃけ「デザイン」なんですけどね理由は。

ファーストインプレッション

いつも通り長々とした前置きになってしまったが・・・。

はじめに

カブ系の経験は3台しかない。

  • モンキー Z50JA
  • プレスカブ50 (学生時代に新聞配達のバイトしてから)
  • プレスカブ90 (同上、中面取ってから)

この3台はどれも「スタンダードカブ」というにはやや傍系2だ。スタンダードなカブは載ったことが無いため「ハンターカブはスタンダードとどう違うのか」という点での比較はまったくできない。あくまで「俺が今まで乗ったことのあるバイクの中で」でしかない点にご留意を。3

軽く160km

バックパックとレインウェアをデカいキャリアにくくりつけてバイク屋から拠点のアパートまでおよそ130kmだが、ちょっと寄り道して160km程度の幹線とワインディングを通って帰った。
引取時のODOが1kmという完全な新車状態なので、慣らしペースで60kmまで抑えた上でのファーストインプレッションとなる。

  • 走り出しの音は町中で聞くカブの音そのまま。巡航時の低い排気音はなかなか好み。
    • 音を理由に排気系を変える必要性は感じない。
  • トルクは太い。2速発信もできなくない感じ。
  • コーナーリングが非常に素直で安定感。
  • スタンディングしやすいポジション。
  • スロットルの遊びが大きめな気がする。これは調整可能だろう。
  • シフトストロークが大きめに感じる。
  • Fブレーキはまだ当たりが付かず効きは良くない。累積500km慣らし完了まで我慢か。

60km/hを大きく越えないように気にしつつ走っていたが、4速60km/hでトルクバンドに入るのか余裕をもって走れるのが幸い(ただし後続車に譲りまくり)

ちなみに、途中から雪がパラつき一部路面には融雪剤が散布された状況。まさか納車当日から足回り洗車することになるとはね。っていうか寒い。

特筆すべき点

特に気になったところ。

足回りが素晴らしい

第一印象は「コーナーリングがクソ素直」ということ。まぁ「今までステアリングが素直なバイクに乗ったことねーだろ」と言われると返す言葉はありませんが。
コーナーリング中でもギャップに対して猫足的に収束してくれるフロントサス、レコード盤でもふらつかないタイヤなど足回りがよく練られていると感じる。

慣らし段階での現時点ではサスを変えたいとかタイヤを変えたいという感じがしない。
サスペンションを変えるならプリロードアジャスタ付きになるだろうが、積載量が増えたときに考えることになるだろう。
タイヤ(サイズ:80/90-17)に関しては選択肢の幅が広いのでNM4みたいに「標準タイヤしか前後の銘柄が揃わねぇ!」みたいなことはないが(そもそも前後共通だ)、変更するとしたらIRCのオフロードブロックパターンになるかと思われる。ま、溝が減ってからの話ですな。

ロータリーシフトとシフトペダル

カブのロータリーシフトは「前を踏んでアップ」「前を掬い上げてダウン」という逆シフトになっている。このCT125をはじめオフロードを意識した派生系4はシーソーペダルと通常のシフトペダルを合わせたような形になっていて、シフトダウンはつま先での掬い上げと踵orつま先での踏み込み両方に対応している。
初めてロータリーシフトのプレスカブに乗ったときに新聞店の人からは 「シフトダウンはペダルの後ろをつま先で踏む」 と教わった5。プレスカブのシーソーペダルは路面に対して水平気味になっていて踵で踏むことが難しかったが、CT125のハイブリッドなペダルは後ろ側が上がっていて踵で踏むことはそんなに無理が無い。逆に つま先で前を掬い上げ(つまり正ペダルのシフトダウン)ようとすると、踵が後ろのペダルを中途半端に押してしまってブリッピングとのタイミングが狂う。となるとつま先はペダルの下に入れずに踵だけで踏む形が自然なのか。慣れの問題だとは思うがなんどかシフトミスすることがあった。特にワインディングでのコーナー手前の減速シフトではステップから足を離すことになるつま先押しはしたくない。

他のライダーはどうやっているんだろうか?コツみたいなものがまだつかめないが、この辺はいろいろ試して自分に合ったやり方を探すしか無いか。

燃費

いつもの満タン法で計測。引取時ODOは1km、最初の給油時に8kmからスタート。

帰宅時、アパート近くのスタンドで給油時:168km →走行距離:160km  
給油量:2.95L  

⇒ 燃費:54.4km/L

「え?ガソリン全然入らねぇ・・・」からの燃費計算で感嘆。慣らしでまったりペースだったとはいえ、カタログ燃費が普通に出てくるところが「さすがカブ」ってところか(カタログ燃費は61だった)。
タンク容量は5.3Lなので250kmは走れることになる。ツーリングバイクとしては十分。先代のCT110には水筒みたいな形のサブタンクがオプションで存在していたがそこまでのものが必要とは思えない。少なくとも本州を走るぐらいなら6・・・。

慣らしが終わりません・・・

そんなこんなで楽しいハンターカブライフをおくっています!

と書きたいところだが・・・ 雪が降りました。さすがに無理です。

いっそのことスノーチェーンでも買うかとか、バイク屋さんには「スノータイヤが鉄板よ!そら郵便屋が使ってるやからな!」などとは言われているが、まだ慣らしが終わってない段階でそこまで冒険はできない。

現在ODOメーターは232km。500kmの慣らしが終了するのはいつになるのやら。


  1. いや走ってるんかい!

  2. 8インチタイヤ4速リターンのモンキーは元より、プレスカブは積載強化・14インチタイヤ・低速トルク寄りギア比の3速ロータリーミッションなどスタンダードよりもトルク重視で短距離向けのセッティングがされているため、単純に「普通のスーパーカブと同じ」と言い切るにはちょっと厳しい。

  3. もう一つだけ書いておくと、俺が乗っていたプレスカブの個体もオリジナルでは無く、バイトしていた新聞店の“独自カスタム”だった可能性がある。なんせ12V系カブの台数だけは大量にあって、壊れたら部品取り化、ニコイチサンコイチが当たり前だったようで。それらカスタム(?)を行っていたのは店主(プロでは無い)だったとか、定期的に新車を入れても部品取りには困らないほどパーツの互換性が高かったとか、そこらへんは「スーパーカブが汎用性・可用性の高いバイク」というエピソードの一つなのかもしれないが脱線が過ぎた。

  4. CL50などのスクランブラー

  5. 新聞配達では「減速シフトはしない」と教わっている。つまり3速まであげたらブレーキ減速で停止しシフトアップしてニュートラルへ入れる(プレスカブは停止しなくてもニュートラルに入れることが可能)。トップ⇒ニュートラルへのシフトチェンジが可能なロータリーシフトを有効に使うというわけ。ストップ&ゴーを頻繁に行う配達業務では理にかなっている。

  6. 「必要性は感じない。だが買わないとは言っていない。」

『勝手にセルフ新生活応援キャンペーン』(1年ぶり2回目)

前回の記事が1年前か。デジャヴ・・・。

そう、またなんだ。すまない('A`) ※以下略

ということで、転勤により4月に引っ越しをしてから半年、やっと生活が落ち着いてきた。

生活が落ち着いてこの記事を書こうとするまでに時間がかかったのは、やはりコロナ渦の影響が少なくない。引っ越しを実行したのは3月末から4月頭だが、このころはちょうど「県をまたいだ移動制限」が始まるか始まらないかの瀬戸際。
なんとか滑り込みで移動できたもの、その後の移動制限により中途半端な状況のまま思うように進まず完全に生活の軸足を移せたのはお盆前。前回は名古屋と東京両方に住まいを構えて基本的に行ったり来たりを前提としていたため、名古屋のアパートの部屋はそのまま。このため東京の部屋の荷物をそのまま移動し、さらに名古屋の荷物を移して片付けるという2段階の引っ越しが必要になってしまった。東京の部屋は荷物も少なく住んでいた期間も短かったので、引っ越しはワンボックスカーをレンタルしてまるごと移すだけ、掃除も簡単に終わったが、名古屋からの引っ越しのタイミングで移動制限がかかってしまい、引っ越しと掃除を飛び飛びで行わねばならず、それも会社からの許可が必要という非効率極まりない状況に。その分家賃も多く支払わなければなりそうなところを「移動制限かけてんのは会社命令なのにそれで伸びた分を自腹で払えっておかしいだろ!」とゴタゴタしたり・・・。

それから転勤先でも事務所を分割して社員の収容割合をへらすなどのコロナ対策で落ち着ける時間が無かった。もちろん転勤先の新しい仕事の内容になれることも要因には挙げられる。

だが、一番大きな要因は、そもそもの生活環境が大きく変わったことだ。

都会から地方へ

今暮らしているのは山間部の降雪地帯だ。

(移ってしまった今だから言えることだけど「東京」といっても東京都では無く、極めて東京都寄りの神奈川県なんですけどね。感覚的には10数年前に住んでいた東京都である八王子市や日野市よりはるかに「東京」の感覚はあって、実質23区内と変わらないようだ。)

「都会」に住んでいて一番「都会らしさ」を感じたのはワンルーム6畳シングルコンロ車無しでも問題なく生活できる」というところだ。
徒歩10分の最寄り駅、徒歩5分のコンビニとコインランドリー、電子レンジと冷蔵庫と湯沸器で基本的な生活は送ることができる。そもそも帰りの終電が0時過ぎなので、晩飯を食うにも飲んで帰るにも職場近くでなんとでもなるし、途中下車という手もある。
何か必要があれば昼休みや会社帰りにビックカメラ東急ハンズニトリと多数の100円ショップ。それでも無ければ翌日届くAmazon。そのAmazonも駅前のコンビニで受け取り、場合によっては当日受け取りもできる(当日受け取りが可能なのは東京都内ぐらいなもの)。
風呂トイレはユニットバスだが、広い風呂に入りたければ駅近くに銭湯が残っている。自分のようなワンルーム生活者向けに残っているのかもしれない。

これらは、すべてにおいて自宅と会社の通勤電車の路線上、またはその延長上で収まる。

そりゃぁね、車要らんよね。

短期間ではあるが冗談抜きでガチで「車の必要ない生活」を送れたことはいい経験になったと思っている。
たとえば、「おそらく、それが可能なのは東京都23区とその周辺(いわゆる首都圏)だけだろうなぁ1」という実感とかね。

そして、現在は対照的な「田舎」である。「田舎」といって怒られるなら「地方」でもいい。

食い物屋は10時を待たずほとんど閉まる。家電量販店やホームセンターは遅いところで20時閉店。Amazonのコンビニ受け取りサービスは「この商品サイズは受け取りサービス不可です」とか言われる(ローソンだけか?)。そのコンビニまでも徒歩10分。コインランドリーになると徒歩15分(洗濯物を持った徒歩移動で10分の差はデカい)。もう完全に車前提の都市設計だ。
便利さとのトレードは、部屋の広さと家賃の安さ、屋根付き駐車場付き、といったところ。東京から運び込んだ荷物はすべてそのまま収まってさらに余裕がある。なんせ面積だけでいえば倍になってる訳で。
月極駐車場が安いかと言われればそうでもなかったりする。車必須なので駐車場はいくらでも必要って事かもしれない。

この正反対の生活環境に慣れるまでに半年かかってしまったことについて、他人からどうこう言われても無理なもんは無理だ。

新たな生活環境を楽しむために

さて、不満を並べても仕方がないので、前向きに考える。

こんな生活環境であってもバイク乗りとしてはネガティブ要素ばかりではない。そう、周りには山だらけ、つまりワインディングだらけ!!!それならもう乗るしかないよね!

幸い、屋根付きの駐車場が付いてきたのでこちらにはバイクを持ってきている。NM4とPCX二台駐めてもまだ余裕がある。うまくすれば3台並べられる。となればFirestormも持ってきたい。今はFirestormはまだ実家だが、いずれはFirestormでワインディング、NM4でロング、そして125ccで・・・といった感じでそろえたいと思っている。

そして、ついに車を所有することになった。というか所有せざるを得ない訳だが。

ちなみに、地方暮らしにネガティブなことを書いてはいるが、「全くもって生活しづらい」という訳では無い。部屋が広くなったことにより東京のワンルームでは持ち込めなかったモノも持ち込んで・・・整理し切れていない。いや、いままでこんな広いスペースに住んだことがないので持て余しているってのが実情。
作業スペースができたので電動工具やらなんやらをそろえている最中。

とまぁ、ネタはいろいろと出てきているのでそこらへんをボチボチ書いていこうかと。

これからの事(ネタ予告)

HONDA CT125 ハンターカブ

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先日引取を終えて乗ってきた。PCX125からの乗り換え。
納車前に付けてもらう予定だったオプションパーツが間に合わなかったので現在はノーマル状態だが、早速いろいろと必要になっているので小出しにしていく予定。

MITSUBISHI パジェロミニ(初代後期型 H56A)

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四輪の所有については新型ジムニーがリリースされたあと本気で購入を考えたのだが、東京への長期出張でお流れとなり、そのまま熱が冷めてしまったという経緯がある。なので、「自分には四輪に縁が無い人生」「ならもういっそ二輪だけの人生でいこう」などと思ったりもしたもんだが、今回アラフォーにしてついに車を所有することになった。
「必要だから買った」という消極的な理由ではあるが、個人的には「めっけもん」の車を破格で手に入れることができたので良かったと思っている。
バイクと違ってそんなに金を掛けるつもりは無いが、小ネタはいろいろ出てきているのでこちらも小出しにしていこうと思う。

ネットワーク環境

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自室のネットを整備する際、今回はいろいろと今までにやったこと無いことにトライしようかと思って、いわゆる「ゲーミングルータ」を導入してみた。大してゲームはやるつもりは無いけど、せっかく1G回線を引っ張れたのだし、人生に一度ぐらいこういうのを使ってみるのも悪くないよね、と。

「三角点訪問」

最初は「三角点狩り」って書こうとしたが、「引っこ抜いて持ってくる」みたいに見えそうなので「訪問」と。(三角点の故意な破損は犯罪です)

三角点探しは昔から考えていたことだが、ハンターカブに乗り換えたことにより、ある程度までのダートを走る手立てがついたため実行に移すことに。どうせやるからには一等、二等などを訪問したいので、必然的に「登山」をすることになる。
こちらはまだいろいろと準備中なのと、そろそろシーズンオフに入るので細く長くやっていく予定。あと地形図ネタもこっちかな?

「きにみち」

『気になるあの道』略して『きにみち』。
自分でぶち上げた企画のくせに数回しかやってねぇでやんの。

国道や県道がバイパス化されたことで旧道になることが多いが、山間部にはそういう道が多い。以前から気になっている道も含めて、いろいろ走ってみたいと思っている。
これもハンターカブを入手できたことから可能性が広がっている。

ナイフ、レザークラフト、カイデックス工作、電子工作、etc,etc

東京に居た頃からちょいちょいレザークラフトしてInstagramにあげたりしてた訳だが、ちょっとこの辺まとめとかないとなぁ、と。
レザークラフトやカイデックス(Kydex)工作ネタの発端はどちらも「ナイフやツールのホルダーで良いのが無い」という理由から始まっている。
大昔にナイフネタを何本か書いていて、それ以降時々買ったりして記事に起こしていないものが多いが、自分の感覚としてこれらは「工作ネタ」と地続きに思えている。なのであまりジャンルを固定せず気が向いたときに適当に上げていこうかと。

いざ風呂敷を広げてみたわけだが

なんか収拾つかなくなりそうだな。

今回の記事は再始動の決意のために挙げるんだけど、またいつもみたいに尻すぼみにならないよう気をつけます。


  1. おそらく大阪府の都市部や名古屋市の中心部などもそうかもしれない(住んだことがないのでわからない、住んでいたのは名古屋市の外れの方でそんな恩恵をうけてはない)。が、割合としては日本列島のごくごく一部に限られるということは間違いないだろう。

GPD MicroPC

2020年、1発目のネタとして何が良いかと迷ったが、もう1月も終わりそうだし取り急ぎこれを書いておく。

経緯

現在、ぶっちゃけ、私生活でPCが必要になる状況が無い。

ノートPCを持ち歩きたくない

基本的に、今なにかしようと思えば、おおよそはスマホアプリで対応できてしまう。 キーボードで長文を打つならPOMERA DM200があって、ぶっちゃけこれでほぼ全てまかなえる。このブログだってほとんどDM200で本文を打ち下書きとしてメール投稿、画像や各種リンクや引用、最終確認はスマホAndroid)のはてなブログアプリでプレビューと最終投稿まで行うことが出来る。もちろん画像の編集などをスマホのアプリでやるのはちょっと面倒だが写真編集アプリがすでにたくさんあるので出来なくはないだろう。

つまり、私生活のほとんどのシーンでどうしてもノートPCが必要になるという状況にならない。

必要になる状況っていうのは、

  • シリアルポートおよび制御系プログラムやコンソールを使いたい
  • Office(365)フル機能が使いたい
  • 開発環境やツール類やCADを走らせたい

おおよそこれら3点に集約される。これらは私生活というより仕事であって、あまり私生活に持ち込みたくない。それゆえに普段の生活でノートPCを持ち歩くことがない。

(17インチ)ノートPCは重いしデカい

東京と名古屋を行き来することが多いが、最近は開発環境ごっそり必要になることもほとんど無くなった。ところが、やっぱりノートを持っての移動が必要になる。出先でのExcelやWordファイルの編集、ソースファイルの確認。場合によってはネットワーク系ツールの実行、etc。

そこで、今東京の事務所で使っているノートPCを持って行くわけだが・・・

jp.ext.hp.com

これが17インチノートでデカくて重いんすよ。

画面が広くて良いと思ったけど、持ち運ぶとなると正直デカすぎる。そして重い。処理速度じゃなくて物理的に重い。スペックはそれなりだしVirtualBoxを走らせるためにメモリを16GB積んで、SSDなので使う分には快適なんだが、持ち運ぶとなると確実にリュックサックが必要になる。手持ちや片掛なんてやってらんない。
というか、ぶっちゃけこれを持って東京-名古屋間を行き来するのがもうおっくうでおっくうで。このためだけにキャリーケースを購入した(もちろん自腹)ぐらいで。

ノートPCを持ち歩かない方策を考えたが

前述の通り、がっつりフルスペックのマシンは必要にならず、Officeやメールが使えれば良い。それならスティックPCも検討した。名古屋の事務所ならディスプレイが(VGAだが)置いてあるし、キーボードマウスを置いておくのはやぶさかじゃ無い。しかし、移動途中で必要になったりするのでバッテリー画面入力デバイスは必要になる。
MSさんが色々とステマ中な(酷い偏見)サーフェスもいいなと。ただこれは高くて予算オーバーだ。今回はあくまで個人での購入。なぜなら購入稟議を上げたところで「今つかってるノートPC持ってけよ、そのためにノートにしたんだろ。今更文句言うな」となるオチが見えている。17インチノートを購入してから1年も経過していないのもあるし。

くっそぉ、なんで俺こんなデカいPC選んじゃったんだろう・・・。

そんなタイミングでGPD MicroPC

なんですよ。

gpdjapan.com

即出資決定。そう、今回はIndie Go Goでの初期からの出資組。細かい経緯はもういろいろなところで出ているので詳しく書かないが、懸念だったメモリは最終的に8GBまで増えた。
単なるUMPCではなくEthernet(RJ45)とシリアル(RS-232C)が載っているのが最後の一押しとなった。

GPD MicroPC

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GPD MicroPC

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GPD MicroPC Open
ということで5月に到着して半年は経過しているので、現在までのまとめというかメモ。

キーボード、タッチパッド、ディスプレイ

このサイズなのでそもそもタッチタイピングは想定されていないが、LinuxZaurusなどで行っていた両手持ち親指打ち(リナザウ打ち)でいける。数字キーや記号キーの配列は独自だが、独自配列で困るのはタッチタイピングのときだし、そもそも言うほど「変態配列」ではなくわりと素直な配列なのですぐ慣れる。
キーボードのバックライトも付いてるけどお世話になることはほとんどない。

タッチパッドだけはイマイチ。左クリック・右クリック・中クリックは電源ボタン左に独立してあるのに、デフォルトの「タッチパッドをタップしてクリック」の解除の仕方が解らず結構誤爆する。 反応もちょっと過敏なのでなんとかしたい。

が、実際に本体のキーボードとタッチパッドを積極的につかっているかというと、自室や実家では結局USB接続のキーボードとポインティングデバイスをつなげてしまうので、ほとんど気にしていないという現状。そりゃキーボードつなげられる環境ならそのほうがいいってもんでしょう。

各種ポート類

UMPCにしては豊富なポート類がMicroPCのウリになっている。

LAN RJ45 ギガビットイーサ

このサイズのUMPCにしては物理LANが付いているのは珍しく、MicroPCのウリの一つになっている。たしかに、組込やFA関連だと無線より有線による直結が必要になり、わざわざUSB-LANアダプタを持って行くのはうっとおしい(良く忘れたりするし)。
物理的に面積が必要なRJ45をUSBアダプタを用いず直結できるので機器のメンテナンスに使える。

やろうと思えばファイアウォールとルーティングを設定してスマホのためのトラベルルータとして使えなくは無いだろうが、この機種で起動しっぱなしは止めた方がよさそうな気がする(後述)ため、基本的にはクライアント運用とする。

シリアルポート RS-232C

シリアルポートもMicroPCのウリのひとつ。今時シリアルポートはフルサイズのノートPCにすら付いていない。
Windows10上ではCOM2に割り当てられている。もちろんPuttyを使ってスイッチングハブのメンテナンスもできている。シスコ互換のケーブルであれば今のところ問題ない。ということは大体のメンテナンスはこれでまかなえる。

ところが、なぜかOpenBlocks AX3の場合だけコンソール制御が効かない。

openblocks.plathome.co.jp

シスコ互換ケーブルが悪いのかとAX3付属ケーブルを使ってもダメ。USBポートからUSBシリアル変換(RATOC REF-60F)+AX3付属ケーブルでもダメ。
というか、例の17インチノートPCからUSBシリアル変換+AX3付属ケーブルでもダメじゃん・・・あるぅぇえ?
ハードウェア構成同じままでWindows7だと使えていたので、Windows10の標準ドライバあるいはカーネルレベルで何か問題がありそうだ。

うーん、ということは客先対応で使っていたオンボロWindows7ノートをまだまだ使わなければならないのか。完全に当てがはずれてしまった・・・。

USB-Cでの給電

MicroPCに付属のACアダプタはコンセントプラグが折りたためず持ち運びの際に邪魔になるため、実家に据え置きにしている。
追加購入したACアダプタは2つ。

ELECOM ACDC-PD0357BK

大きめでケーブルは2mなので東京の自室の据え置き用。
Type-C PD対応で汎用のノートPC用となっており電圧は5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/2.25Aに対応しているが、MicroPCがどのモードで拾えているかは不明。TypeCケーブルは直付けでUSB出力がひとつ付いているのでOnLapなどディスプレイの給電を併用できる。
ACコネクタは折りたためるだけでなく90°回転できるのでタコ足に挿す場合でも隣のポートを塞がないのが良い。

Anker PowerPort PD1

こちらは小型なので本体と一緒に持ち運び用。
許容容量が低めだが規格的には付属品と同じ。なおかつ付属品より小さめでプラグがたためる。
USB Type-Cケーブルが付属していないので別途購入が必要。今使用しているType-CケーブルはビックカメラのPB商品。普通に使える。

USB Type-Cでの周辺機器接続。

給電だけかと思っていたら周辺機器の接続ができるらしい。つまりポートリプリケーターとしてつなぐことができるのではないか。

これを確認するためにType-Cドックを買ってみたんだが・・・

二つの共通項としてまずUSBハブとしては普通に認識される。
LENTIONのフラッシュメモリリーダーもリムーバブルドライブとして認識され問題ない。
ELECOMのLANは一時的にネットワークカードとして認識され通信が通ることを確認できたが、なにかの拍子で認識されなくなる。まぁ、LANについては本体側にあるので急ぎで必要ではない。認識されるタイミングなどいろいろと絡む要素がありそうだが、気が向いたら対応する予定。

当てがはずれたのが一番期待していた画像出力系。どちらもデバイスマネージャで確認してもディスプレイアダプタとして認識されず、LENTIONのHDMIもELECOMのDVIも出力されない。そもそもMicroPC側で対応しているならなんらかのデバイスとして認識されるはずだがデバイスマネージャで出てこないということは、認識すら出来ていないということ。どちらもWindows標準ドライバで対応できる前提なので、ドライバも配布されていないので手の出しようが無い。つまり、残念ながらMicroPC側のType-Cが映像出力に対応していないということ。他に使えるPCも無いし、完全に無駄な買い物になってしまった。
どうもType-Cであっても本体側が出力に対応していないとダメらしい。

どうしようこれ・・・

Linux系OS

通常版のDebianLiveをSDカードに焼いて起動してみたが、ディスプレイドライバがダメなのか画面表示でノイズが出て進まない。
そもそも、このマシンでガッツリLinuxを走らせる必要性がほとんどない。チョイチョイとコマンドを試すならLinux on Windowsがあるし(Debian導入済み)、タッチタイプでコードを書きたければLinux on DM200がある。
たしか公式でUbuntuインストーラを配布していたはず(今どこ行ったか不明)だが、気が向いたら試してみる予定。

CPU/GPUスペック、メモリ

一通り使える。
ココで言う使えるってのは、「ブラウザ・メールが普通に使える」の話。廉価PCだとそれすらも難しい事が多かったが、動画についてはHD画質の再生でややもたつくことがある。特にWiFi経由でのストリーミングでは動画のもたつきが時々ある。が、まったくダメって程でもなく許容範囲。
3Dのゲームは初めからプレイするつもりもないが、Windows10プリインストールのキャンディークラッシュ程度なら問題ない。

よく聞く不具合

この手のPCでは不具合があっても泣かないのがお約束。レッツ人柱!
コミュニティサイト(あえてURIは挙げない)で見かけた不具合について自分の環境での状況を書く。

「クラムシェルの画面側が傾いている」

出荷後から指摘されていたことだが、ディスプレイが傾いているという話。

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この写真だと分かりにくいけど・・・

たしかに傾いている。が、そこまで気にならないというか、言われて気がつくレベルかなと。
それよりヒンジがやや緩くなってきているのが懸念事項だ。すでにカラ割りして弄っている人がいるようなので、本格的にヤバくなりそうになったら対応する予定。

「ファン音がうるさい」

確かにうるさい。音量では無く音質が「キーン」という甲高い音なので耳障り。
基本的に起動しているとファンは回りっぱなしになるようで、動的に回転数のコントロールはされるものの完全停止という制御はないらしい。やはりYoutubeの再生などそれなりに思い処理を連続で走らせるとファン音が大きくなる。
正面に物理的にファンのON/OFFを行うスイッチがあるので、Windows上では基本「高パフォーマンス」は避けて運用するのが良いのかもしれない。それでも発熱を考えるとファンの完全OFFは継続して行わない方がいいような気がするが。

「バッテリー不具合」

内蔵バッテリーがダメになるとかそこら辺の不具合を結構見る。これについては今のところ発生していない。
充電制御が甘いっぽくて100%になったあとにさらに充電しようとしてしまうのでは?とか説を見かけるが、ともかくACアダプタ挿しっぱなしで放置とか放電後にそのまま放置とかは他の機器でも同じなので、充電し終わったらACアダプタは抜いておくとか偶にはバッテリー駆動もさせるとかした方がいい。過充電・過放電は避けましょうと。

あと、個人的には使わないときにはシャットダウンする運用をオススメする。いや、単に俺がPCのスリープとかサスペンドを信用していないだけの話だけど。『蓋閉じて鞄にいれて運んでたらなぜかスリープから勝手に復帰してバッテリー食い潰して落ちてた』という経験を結構してたりするので。

SSD故障」

これも今のところ発生していない。品質にバラツキがあるのかどうだかだが、サーバのように連続稼働させて発熱させるのでなければ発生しないんじゃないかと踏んでいる。
自分はデカくて大量のファイルについては内蔵SSDではなく外付けHDDやSDカードに格納している。

不具合まとめ

ヘビーに使っていないので今のところ大きな障害は発生していないが、ようは、『高負荷でフル稼働させないようにしたほうが無難』ということ。

失礼な言い方になってしまうが、GPDのような小規模ファブレスメーカーに対して、技術力・製品管理力を初めから期待しない方がいい。
スペック的にも(特にこの機種は)価格的にもあまりハードな事をさせる前提になっていないと思われる。

ケースとか

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GPD MicroPC キャリングポーチ

現状はこんな感じでACアダプタと2.5インチHDD(バッファローHD-PUS1.0U3-RDD, 1TB)とケーブル類、巻き尺式LANケーブルをまとめている。

このケースは東海地方の「カルコス」という書店チェーンで購入したハードケースで2000円ぐらいだった。嵩張るように見えるがこれでも12インチのMacBookPro(Mid2012)と周辺機器一式よりも容積の総量は減っている。
両面に格納するのでどうしても分厚くなるが、上手い具合に平たいケースが無かった。中身を考えるとやっぱりソフトケースは不安。

まとめ:ほどよくそこそこにWindowsOSを使う

もう今時は出先でPC OSを積極的に使うことはほとんど無くなっている。ところが仕事が絡んでくるとそうも言っていられない。
GPD MicroPCは、PCを使わなくても良い日常生活のために、最低限PCに触れるためだけにうってつけのPCだと感じる。

基本的にはヘビーユーズはせず、緩く使っていく予定。

5周年目のNM4-02

2回目の車検から戻ってきた。

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今月でやっとローンが終わる。いや~ 長かったような短かったような。

  • 車検時期:2019年12月
  • 車検および整備時の走行距離:29,818km

初年度は3年、以降は2年毎なので、5周年までにうけた車検は2回だ。
前回は3年前なので更新をすっかりサボっていたな。前回から現在までのNM4-02の状況を書く。

リアタイヤ交換

スリップサインがギリギリ出るか出ないかなので、今回はじめてリアタイヤ交換だ。いやー保った保ったー。

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こうしてあらためて新品タイヤを見ると、本当にこのタイヤ溝が深いな。そして長持ちだ。

つーか、ロングライフ過ぎるぞさすがに

3万キロ保ったバイクとか聞いたことが無い。普通はトラクションの掛かるリアから減っていくものなので、NM4でこのタイヤが特別にライフが長くなる組み合わせなんだろう。ま、あんまり頻繁に交換しなきゃならないのはちょっと困る。

なにせ、ハイグリップでもないこのタイヤ、一本6万円もする。

リアタイヤ交換までに一度フロントタイヤを交換している。そのときの走行距離は 19,197kmなのでおよそ2万キロごとか。あと1万キロで交換の予定。
6万キロ時点で前後両方交換になるので、そのときにはミシュランから銘柄が揃うタイヤが出てきてくれている1ことに期待したい。無理っぽい気がするけどな。

立ちゴケ回数

右2回、左3回。そのうち左2回は俺のポカでは無く事故。
ひとつ目は、妹が車をバックでガレージに入れる際に引っかけられて倒れたこと。
ふたつ目は、東京のバイク置き場に停めていた際に、今年の台風の強風にあおられてスタンドが上がってバイク置き場のパイプフェンスにもたれかかった事。

車に引っかけられた時のダメージはかなり大きく、左側フロントボックスのラッチが開かなくなった。この時ミラーカバーは外れ車体側のカウルにヒビが入ったが、こちらは非常に高く付くとのことで見送り、左フロントケースのASSY交換のみに止めた。修理費用合計6万円。

台風の件、おそらくあまり勢いはつかずに倒れたようだが、左ミラーカバーとトップケースで支える状態になっており、特にミラーカバーはヒビが入って完全にズレた状態になっていた。
今回の車検で新しいモノに交換となったが、車体側カウルのチューリップ型の留め具(納品書によると「ワッシャ、スプリング」となっている)が完全に折れてしまい交換。この交換が非常にめんどくさいらしく、店長曰く

『この金具の裏側はフリーのナットで止まっていて、ただ回すだけじゃ空回りして外れねぇんだよ。サービスマニュアルだと、車体側のカウル全部外して裏からアクセスしろって書いてあってな・・・NM4ホンット面倒くせぇクルマ2だなオイ』

とのことだった。
幸いにして今回交換したのは金具1カ所一番手前のモノだったので、パーキングレバーとカバーを外して手を回したとのこと。メンドイ車種でゴメンねぇ。でも愚痴は設計したHONDAさんに言ってね(笑)

LCDメーター(のバックライト)

俺のNM4のメーターバックライトが、ツートンカラーに進化しますた!!!!

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ニュートラル(ホワイト)

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Dモード(ブルー)

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Sモード(パープル)

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MTモード(アンバー)

・・・

はい、お気づきの通り、フルカラーLEDの「RGB」のうちの「B」が死にかけておりますというかほぼ死んでんな。

バックライトに使用されているカラーLEDは、Red , Green , Blue の光の三原色を1つのLEDモジュールに入れて、同時点灯させることで白にしたりそれぞれの光度を変更することでカラーを変更出来るわけだが、青だけが点灯しなくなったものが出ている。

最初のころは1~2個ぐらい消えたため色むらのようになっていたが、最近ではごらんのようにほぼ全部の青が死んでいるので、液晶全体から青みが無くなってしまった。この状態でも左右のメーターパネルの照明リングは生き残っているため、メーターリングはブルー、液晶はグリーンのツートンになってしまっているワケ。

ここから先は、人から聞いた話と自分の想像による考察だ。

LEDが点灯しなくなる一番考えられる原因は、LEDの点灯制御を行っているトランジスタアレイが死ぬことだ。大通りのパチンコ屋の電飾看板でフルカラーLEDを使ったモニタのようなものがあるが、あれもよく一部分だけが液晶のドット抜けのような感じで消灯していたり、特定の色だけが点灯しているものをみかける。あれもトランジスタアレイの中の数カ所が切れてしまっているから、らしい3
じゃぁ、トランジスタが死ぬ原因は何かというと、一番考えられるのはやはり熱だ。

自分のNM4は、納車されてからずっとDCTのモードごとにカラーが変化する設定にしていたのだが、

  • N : ホワイト
  • D : ブルー
  • S : パープル
  • MT : アンバー

ということで、走行中は圧倒的にブルーが点灯していることになる。つまりブルーが一番熱の影響をうけている可能性が高い。

それに、青色LEDは赤色や緑色に比べてまだ歴史が浅い。白色LEDは、光の三原色である赤と緑に加えて青色LEDが実用化されたことで実現した。特許とその報酬に関する問題で開発者と日亜化学工業がもめたニュースは記憶に新しいが、つまりそのぐらい最近からの歴史だ。三原色のうち青が真っ先に消えるのは自然なことに思える。

原因についてはあくまで聞いた話なので深く追わない。

で、青色が付かなくなったのは経年劣化として考えれば仕方が無いが、懸念事項は「このまま他の色も点かなくなるのでは?」というところだ。
青色が点かなくなってから次々にに青色が消え始めたのは、一カ所切れたことによって青色の回路に掛かる電圧のバランスが崩れ連鎖的に死んでいったものだと考えられる。これが残りの2色にも飛び火しないかどうかが気になる。青が切れただけなら配色がおかしくなるだけで液晶のバックライトとしては使えなくはないが、他の色も切れてしまったらバックライトとしての機能を果たさなくなってしまう。

まぁ、色むらのようになっているより、いっそメーターパネル全体の色がおかしくなってくれた方が視認性はマシだけどな。

一応、パーツを聞いてみたが

『たしか1個6万はしたなぁ』

とのこと。どうやらメーターパネルごとASSY交換つまり全取っ替え。詳細な費用については聞くのが怖いので聞いていない(笑)
それに走行距離もリセットされてしまうとのこと。NM4のオドメーターはメーターパネル側に持っているらしい。今までのバイクであればそれは当然の事だが、制御系がほとんど電子化されているNM4ならもしかするとECU(コンピュータ)側に持っている可能性に掛けたんだけど、な・・・。

ともかく、本件については様子見とする。来年の夏のボーナスが出てからか、宝くじが当たったら交換を検討・・・あ、年末ジャンボ買いそびれた・・・。

ドライブチェーン

かなり伸びてきている。5,000km保たないっぽい。

どうも、バイク屋の店長曰く「この車格でこのチェーンはちょっと頼りない」らしい。タイヤがデカい、車体は重い、トラクションは比較的高め、なのにチェーンは400ccクラスと共用。さらに

「お前リアブレーキ使わなさすぎじゃね?」

前々から指摘を受けていたが、そもそも乗り方がおかしいらしい。エンブレを多用する癖は自分がモンキー(Z50J)に乗っていた頃に染みついてしまったもの。だってアレってマジでブレーキ効かなさすぎるんスもん・・・。

おそらく来年中にチェーンとドライブ・ドリブンスプロケ交換になりそう。

DCT

マニュアル(MT)モードをめったに使わなくなった。

  • Dモード:街乗りから高速まで全般
  • Sモード:ワインディング、急な上り坂
  • MTモード:渋滞など低速でスロットルパーシャルを保ちたい時

Sモードの頭の良さに慣れると、MTモードを使う必要が無くなってしまった。
MTモードは明確に低速で一定速度で走る必要がある場合だけになったが、これだけはDCT任せに出来ない。
低速で走っていてもちょっとでも回転速度が上がるとシフトアップしてしまう挙動は低速定速度には向いていない。MTモードでもノッキングしそうなほど回転数が落ちるとシフトダウンだけは勝手にやってくれるのは楽で良い。

『俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!!!』

ローンが終わって、あとはどれだけ長く乗れるかの勝負になった。
残念ながらNM4自体はディスコンということで短い販売期間だったが、手元のNM4-02はまだまだ走れる状況なので可能な限り乗り続けたい。というのも、NM4の後継車種的なモノが現在市場に存在しないから。
150cc版も出たADV-Xはクルーザーというよりもスクーター寄りだし、比較的最近出たレブル500はNC系DCTが載りそうに無いので、もしあり得るとしたら(カブ系でいうところのJazzみたいに)NC系を載せた750cc版が出るとかならDCTになる可能性もなくはないが、レブルのコンセプト的にそれは難しいだろうなぁ。

ということで「次に何乗ろうかな?」という気分にならないので、なるべく乗り続けられるように維持していく方針で。


  1. 前後で銘柄が揃うタイヤというのが、この標準タイヤ以外に見つからない。自分の好みはミシュランなのでミシュランが出してくれるのが嬉しいけど、NM4ってもうディスコンらしいのよね・・・。

  2. バイク業界の人はバイクであっても特定のバイクの個体を「クルマ」と表現するようだ。

  3. あの看板を制御するコードを書いた経験のある組込系エンジニアから聞いた話によれば、だが。

MM200用ラバーストラップ

どんどんねじ込んでいかないと後ろのネタが詰まっちゃう!

万能選手 MM200(SBDC061) のラバーバンド

自分の中で『使い道を選ばない万能選手』としての位置づけになったMM200ことSBDC061。

obally.hatenablog.com

さらに万能選手であることを求めれば、メタルブレスとナイロンのNATOストラップだけでなく、レザーバンドも付けてみたいところ。しかし、レザーバンドはある程度の使い捨てであることを考えると、そうそう高価な物を付ける気がしない。さらに防水性が高いダイバーズであれば、総じて水気に弱いレザーバンドは選択対象からやや外れる。ネット上で色々探しているとレザーバンド然としたラバーバンドも結構あって、それならレザーライクなラバーバンドを付けるのも選択肢としては十分アリだなぁ、と。

MORELLATO BIKING 20mm ブラック(819)

www.mano-a-mano.jp

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イタリアの腕時計バンドメーカー、モレラート社のバイキングシリーズ。

  • MM200用→SARB033用
  • 上野アメ横の時計屋にて3800円
  • レザーよりしなやかで柔らかい
  • 装着感は悪くない
  • 日常生活防水
  • MM200に着けるにはちょっとボリューム感が足りない

カーボンパターンが型押しされたレザー調のラバーバンド。上野アメ横の時計屋で、φ2.5mmのバネ棒が入ることを確認した上で購入した。これにより、バネ棒径が太くてもレザーやそれに近いラバーであればねじ込むことはできるのがわかった。

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セイコーダイバーズのφ2.5mmのバネ棒が入るサードパーティ製のウレタン(シリコン)ラバーバンドは多くない。モレラートやモレラートを取り扱うショップ Mano-a-Mano さん1に完全防水のダイバー向けラバー(シリコン)バンドがいくつかあるが、こちらに問い合わせしたところ「φ2.5mmが入る物は無い」との返答だった。
細いバネ棒を太いバネ棒受けになら入らなくは無いが、「なぜφ2.5mmのバネ棒なのか」を考えればやっぱり標準を使った方が気分的にすっきりする。バイキングシリーズが「日常生活防水」なのは残念だが仕方が無い。

手首囲16.5mmの自分だと一番細い用の穴に尾錠を通してギリギリジャストになった。ベルト自体は柔らかく定革に通すのは楽だが、頻繁に着け外しすることを考えるといずれはDバックルの導入も考えるべきか?

このバンドはラバーと合皮(ロリカという素材)を貼り付け+縫い合わせているため日常生活防水なのが残念な所。ダイバーズに着けるならやっぱり防水性はもうちょっと欲しい。

もっと残念なのが、ベルト自体に厚みはあるが、MM200のような厚みのあるダイバーズにつけるには、なんというかまだなにか物足りない。ボリューム感が無い。これならダイバーズよりビジネス向けの時計に付けた方が良いのでは?

SARB033に付ける

ということでSARB033に付けてみた。

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おお、やっぱりこっちの方が似合うじゃん!
バンド自体がフォーマルよりややスポーツ寄りで、SARB033のイメージを大きく変えてくれる。遠目からだとレザーバンドに見えなくは無いので、これそのままでビジネス用としてイケるんじゃないだろうか? うん、SARB033用にしよう。これでSARB033のレザーバンドは買わなくて良いな!

それはそれでちょっとさみしい・・・かな?

MORELLATO CAREZZA 20mm ブラック(019)

www.mano-a-mano.jp

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バイキングシリーズと同じくモレラート社のカレッツァ。バイキングよりも厚地で完全防水のバンドを探してこれに行き着く。

  • MM200用
  • Mano-a-Manoにて7000円
  • 時計本体に負けないボリューム感のある厚地のシリコンラバー
  • 一見レザーバンドに見える高級感
  • 張りのあるしっかり感
  • 完全防水
  • φ2.5mmのバネ棒はギチギチ

ショップからの回答は「φ2.5mmが入るラバーバンドは無い」だったが、名駅東急ハンズの時計サービスコーナーで見つけたので、その場でφ2.5mmバネ棒がなんとか入ることを確認。しばらく冷却期間を置いてMano-a-Manoにて(他のNATOストラップと共に)購入。

白いステッチが入っているが、複合素材では無くシリコンラバー製なので完全防水。このステッチのおかげでぱっと見は厚地のレザーバンドに見えるというのがポイント。ややフォーマル寄りのスポーツバンドとしてダイバーズにはぴったりだ。

φ2.5mmのバネ棒が入るものの、やっぱりギチギチになってしまい抜くのが大変。バイキングはラバーを折り返したところをバネ棒の穴とする普通のレザーバンドと同じ作りなので使っているうちに緩くなってきたが、こちらはシリコンラバーの一体成形で穴が緩むような傾向はない。バンドにバネ棒がギチギチに止まっているということは、バンドとバネ棒が摺動しないということで、その分の摩擦の負荷はバネ棒のパーツとラグ側の穴の方にかかってくるハズだ。バネ棒の仕組み全体で受け持つのでは無く一部に負荷が掛かることになるのが懸念事項。
なので俺としては「使えなくは無いが手放しにオススメできない」としか言えない。あくまで自己責任でどうぞ雰囲気は非常に良いのでバネ棒穴の細さだけが大きな残念ポイントになる。
俺はスペアのφ2.5mmバネ棒をワンセット差しっぱなしにして保管している。

SEIKO ダイバーズ純正シリコンバンド 20mm

Turtle(SRP779JC)他で付け心地の良さだけは確信しているSEIKOダイバーズ純正シリコンラバーバンド。あの蛇腹みたいになっている奴。廉価版のダイバーズ(風)についているものは遊環がバンドと同素材だが、ミドルクラス以上についているものは遊環は金属製(ステン)になっている。

(このリンク先はSBDC063純正を探して見つかったものなので、自分が買ったものとイコールではない可能性があることに注意)

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  • MM200用
  • 銀座 和光にて9,288円
  • さすが純正の安定感
  • 完全にダイバーズ用なので強度はバッチリだろう
  • ちょっと長い(ウェットスーツ想定?)
  • しかし純正って高いね、高いだけはあるけど

さすがに純正だけあってMM200との取り合わせはぴったり。

銀座の和光 (SEIKO本社のお膝元)にて「SBDC063についている純正シリコンバンドください」と指定したらこれが出てきたので購入。なんせSBDC063SBDC061はダイヤルと回転ベゼルのカラー、バンドとブレスという違い以外は共通なので付かないはずが無い。これを付けた状態で販売されていてもまったく違和感が無いレベルだ。

で、買った後に型番を控えていなかったのだけど、思っていたのと微妙に仕様がちがっていた。ラグ幅以外の形はTartleと同じに見えたが、蓋を開けてみると細かいところに差異がある。おどろいたのが、バネ棒が通る穴の中に、金属製のパイプが入っていること。

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これはベルトとバネ棒の間の摩擦を減らして摺動性を高めるための措置だと思われる。そうすると、Turtleのようにお手軽ガチダイバーズ系についているものと、10万クラスのミドルクラスダイバーズについているバンドに差をつけているのか。あるいは同じダイバーズ用シリコンラバーでも後にリリースされるほどバージョンアップ(改良)したりするのだろうか。型番とカタログをにらめっこすれば解るかもしれないが、どちらにしろラグやバネ棒に負担が掛かりにくいのは良いことだ。

で、このバンドの欠点だが、全長がちょっと長い。

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腕の太い外国人仕様がデフォであろうカレッツァと比較してもさらに長い。尾錠の取り付け穴は短い位置についているので、手首が細い人でも巻けなくはないが、その分バンドが余るということになる。

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自分の手首の周囲が(決して太くは無いが)16.5mmの自分でこれだけ余るので、これより手首が細い人は余った分がそうとう邪魔になるんじゃないだろうか?
もちろん考えられる理由はあって、ダイバーのウェットスーツの上から巻くことを想定して余裕を持たせてのことだとは思う。そういう意味では完全に実用重視の設定だろうが、それにしてもちょっと長過ぎじゃね? MM200(SDBC061)に標準ステンブレスの「ダイバーエクステンダー」機能では周囲が20mmほど太く出来るようになっているが、標準ステンブレスの余ったコマを全部付けてさらにダイバーエクステンダーを展開しても、このシリコンバンドを一番太い状態にしてもこれよりは細いはずだ。どんな腕が太いマッチョが付ける想定なんだろう・・・。ま、「短くて足りない」より「長くて余る」方が、余ったとしても装着できる分マシではあるからな・・・そういうことにしておこう。
そして、「実用重視でストックしておく」というだけではちょっと値段が張りすぎている。俺は買っちゃったけどさ。空気潜水防水としての規格を通っているはずなので(引っ張り)強度は確保されているはず。あくまで強度にこだわる人純正にこだわる人付け心地重視の人以外にはオススメできないかなぁ。

ということで

普段ラバーをつけたくなったらカレッツァ、スポーツで実用重視なら純正、バイキングはSARB033用の方向で。


  1. このバンド購入では使っていないけど、Mano-a-ManoさんとこにはNATOストラップを結構な量購入させてもらっている。