ナビ用端末として使っていたASUS Zenfone Goから機種変で余ったKYOCERA TORQUE G02に乗り換える。
乗り換え?
なぜなら、Zenfone GoのGPS感度が日に日に落ちて酷いことになってきているから。
もともとGPS感度の良い端末では無かったが、経過時間で酷くなっていくのは「感度が悪い」とかそういう話ではない気がする。時間がたつにつれてタッチパネルがおかしくなったりとか、どうも根本的に耐久力が低いのでは無いかと。
で、この間の連休のツーリングで正直我慢ならないレベルまで落ちたこともあり、もういい加減乗り換えたいと思うようになった。
乗り換え対象として新しいZenfone 4 Maxなんかもあるわけだけど、Zenfone 2 Laser から続けてGoもおかしくなったこともあって、正直もうASUSは避けておきたい。
そもそもここまで薄い端末だと強度的に限界があるんじゃ無いか。 強度の高い端末ってなんだろう。
・・・やっぱりTORQUEシリーズだよね。
新SIMを選ぶ
ということで、TORQUE G02で使える格安MVNOを選ぶ。
なぜかというと、
つまり今のSIMをそのまま差し替えて使うことができない。 ZenfoneGoはビックカメラのBicSIMで実体はIIJmio。
- IIJmio ミニマムスタートプラン
- データ専用
- 3GBまで
- SMSオプション(500円)
月額1980円。
2015年1月に契約した物だが、あれからまた格安SIM業界も変わっている。 同等のプランでau端末で利用可能なものを探したところ、mineoに行き着いた。
- mineo Aプラン(au)
- シングルタイプ(データ専用)
- 3GBまで
- SMSオプション(0円)
月額980円。
内容は同等でさらに半額だ。イニシャルコストも4000円以下で十分だろう。
Webからサクッと契約。登録してから3日ほどで一式がポストに投函されていた。
契約フォームでは(音声通話の予定は無いが)念のためVoLTE SIMを選択すること。これなら何かの時には音声プランに切り替えることもできる。
G02のSIMロック解除
新しいSIMを挿す前にG02のSIMロックを解除しなければならない。 キャリア端末だったので購入してから180日はSIMロックを解除できないが、G03に機種変したのは2年経過していたので余裕で超えている。 最初はauショップで解除しようと思っていたが、Web上から簡単に解除できることがわかったので自分でやってみた。
- SIMロック解除ページにアクセス。
- au IDでログイン。
- 過去に契約していた端末の一覧が表示され、解除可能なものはチェックすることができるのでG02に☑を入れる。
- そのまま進めるとキャリア側のSIMロックが解除される。
簡単だ。しかもauショップで手続きすると3000円ほど手数料を取られる。自分でやらない手は無い。
G02で新SIMを有効化する
次にG02を初期化し、mineoを挿して使えるようにする。
- G02を工場出荷時リセットする。すっきりする。
- 端末を起動しWiFiの設定と各種初期設定を行う
- 一旦電源をOFFにし、G02にmineoSIMを挿す。
- 端末を起動し、WiFiをONにする。
- 「設定」-[端末情報]-[SIMカードの状態]を開き「状態の更新」ボタンをタップする。
- ネットワーク上からSIM情報の更新が行われ、[状態]が「使用可能」、[コード]が「900」になる。
- mineoのマニュアルに沿って、モバイルネットワーク(APN等)の設定を行う。
- 再起動。
- WiFiをOFFにして無事開通したことを確認。
この辺の手順は他のMVNOでも変わらないだろう。
G02の設定
メインアプリ
このG02は基本的に「ナビ専用端末」として使うので、
- 「NAVITIMEドライブサポーター」「ツーリングサポーター」等のナビアプリ
- 「地図ロイド」「地図マピオン」等の地図アプリ
- 「GPS Test Plus」「Speedometer GPS」といったGPSツール系アプリ
- 「Map2Go」「MyMap」など地図ツール系アプリ
- 「iHighway」「渋滞ナビ Pro」等の交通情報アプリ
- カーステ代わりに使う「Poweramp」等(標準音楽プレーヤが「LISMO」しかないので代替アプリを調査中)
こんな感じで偏っている。
汎用アプリ
あと、G03にもインストールしてあるが、
- 「ATOK」有料版。Androidではなにはなくとも全部コレ(というよりiWnnがダメすぎる)
- 汎用ストレージである「Dropbox」
- 「1Password」や「Keep」なんかのメモ・DBアプリ
- バイクで使うことも考えると「Honda Moto LINC」
この辺も一応いれておこう。
キャリア固有アプリ
mineo専用の
- 「mineoアプリ」
- 「mineo eco スイッチ」
この辺も設定しておく。 これらは残りデータ使用量の確認とデータ容量節約(具体的にどう節約するのかはまだ解らん)切替を行える。
ナビ系以外のアプリ
G03にはバッテリ消費を考えるとあまり入れたくないアプリも追加する。
- 「050 Plus」正直使っていないが、番号とアカウントはまだ保持してある。もう要らんかなぁ?
- 「DMLPlayerDTV」「Netflix」「radiko.jp」等、動画プレーヤ、ストリーミング。
- 気が向いたら放置中のゲーム(「PSOes」等)をこっちに移しても良いかも。
- 「デジタルクロック SHG2」スマホを置き時計にするアプリ。ちょっとしたときに便利。
主にG03の「隙間を埋める系」アプリだな。
無効化したアプリ
メインのG03側で使えて重複して意味のないものは全部無効化する。au回線でしか使えない物も無効化。 どう考えても使わないアプリも容赦なくバッサバッサと無効化。
Androidを快適に使いこなすコツは「不要なアプリをいかに多く無効化できるか」だと思っている。
そしていかにキャリアが載せてくるアプリに無駄が多いかを再確認する。
さらに、どう考えても使わないのに無効化できないモヤモヤを体感する。
その他
Bluetooth関係、ヘルメットインカム・レシーバー・ワイヤレススピーカーをペアリング
バイクで使うヘルメットインカム「B+COM 4X」と、ワイヤレスレシーバー「SONY SBH-50」にてG03とG02のデュアルペアリングでセットアップする。
G02が繋がることははっきりしている。というのは、そもそもG02をメイン機として使っていたときにペアリングして使えていたから。今回はG03をメイン、G02をサブとしてペアリングする。
- 「B+COM 4X」はペアリングのやり直し、つまりG03 、G02を再度ペアリングし直すことで出来た。
- 「SBH-50」については、一旦工場出荷状態にリセットしてからやりなおすことで再登録する。同時待ち受けも作動した。
なんの問題も無し。
ワイヤレススピーカー「Logicool Mini BoomBox」は職場の車で使っている。これもペアリングするだけで問題なし。
ただしコイツについてはポッドキャストプレイヤーとして使っていた「iPhone 5s」の接続が出来なくなったので、同時待ち受けは無理なのかもしれない。使うたびにペアリングし直すか。
あるいはもう、iPhone 5sでポッドキャスト聴くの止めようか? 最近のiOSのポッドキャストプレーヤは「Appleはポッドキャスト捨てたいんか?」と思えるレベルで使い勝手が悪くなっている。 Androidでポッドキャストプレーヤを探してみるかな。
microSDカード、16GB→64GB増量
一時期、OSの仕様変更でSDカードをデータ置き場として使えるアプリが減ったことから、あまり外部SDカードの容量にこだわらなくなったのだけど、カーステ替わりとして使うのならやはりそれなりに大容量のSDカードが必要になるだろう。 MacのiTunesライブラリの音楽ファイルの容量は100GBを超えるが、走行中に聴きたい音楽を厳選すれば30GB程度には収まるだろう。 そんなこんなで64GBに買い換えた。これでポッドキャストをG02で使うようになっても安心。
BICSIMを解約する
さて、G02を「ナビ専用端末」として使う準備はできた。 最後に、いままで使っていたZenfone GoのBICSIMをどうするか。
- BICSIMは継続してZenfone Goで使う。
- BICSIMを解約してZenfone GoはWiFi運用にする。
- Zenfone Goは窓から投げ捨てて新しい端末にBICSIMを挿す。
「やっぱり3.」と言いたいところを我慢して、今回は 2. でいく。
正直、Zenfone シリーズはもうしばらくはいいや、といった感じ。どうせ買うなら別の端末だが、じゃぁ何が良いかと言われると特にない。 もともと、ナビ専用端末としてMVNO+Zenfoneを選んだのは、
この2点が主要因だ。 キャリアフリーの端末については十分使って解ったし、仕事のテスト機としてすでに何台かASUS端末を使っており、今ではむしろ他のキャリア紐付け端末でテストしたいことが増えている。
「回線冗長性」についても、2015年から2年半使ってみて「DoCoMo回線があって良かった~」と思えるコトって、正直ほとんど無い。
一度だけ、ツーリング途中の山の中で「写真撮ってInstagramに投げようと思ったらauが圏外だけどギリギリBICSIMは入った」という事は確かにあった。
が、メインで撮った写真をBICSIM側で投稿するためにテザリングONにして繋いだけど、帯域きつくてアップロード途中でエラーになって、「まぁ別にいいか」とやめてしまった。
逆に言うと「その程度」のためにわざわざ月額2000円近く払って回線を保持する必然性が現時点で感じられない。
もしそれでも今後DoCoMo土管が欲しい、ってことになったら、そのときのDoCoMo回線の最安MVNOを新たに契約すれば良い。mineoで2回線目を「Dプラン(DoCoMo)」で契約するのも手かもしれないが、今のMVNO業界を見ていると、それがお得になるかどうかはそのときになってみないとわからない。 今は各社値段のたたき合いをしているように見える。「安くてお得でユーザが流れ込む」→「回線が逼迫」みたいな状況もあるようで、mineoも今後どうかなるかはわからない。
自分もb-mobileからBICSIMに乗り換えを行ったときから、そのときにお得と思える回線に乗り換えてきた。そういう意味でまだMVNOは水物の域を出ていない、と同時に、その自由さがMVNOの良さでは無いかと思う。
解約手続き
前振りが妙に長くなったが、7月29日に解約手続きを行った。 IIJmioの場合解約を行った月の末尾が解約成立となり31日までは有効のままだが、思い立ったのが月末ギリギリである意味踏ん切りが付いた。
- mioIDで会員サイトにログイン
- 一番下の「解約」から解約する。
- 解約内容のメールが届く。
以上。 解約理由のアンケートがあったが、そのまま「回線の整理」とした。事実だし。 音声回線では無いので期間での縛りは無し。 明日、すっきり切り替わることになる。 さようならIIJmio。もっと良くなったら使うかもね。
まとめ
最終的にまとめると、こうなる。
やっぱり定期的に回線の見直しは必要だね。