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CT125 キックペダル完結編

タイヤも替えたことで、先延ばしにしていた「キックペダル邪魔問題」がまた気になり始めてきた。

obally.hatenablog.com

現状では外したキックペダルをボックスに入れており、使う必要が出てきたら取り付けるという方針だが、いざ使おうとするとき(具体的にはバッテリー上がりぐらいなものだけど)にボックスから出して取り付けて・・・というのもなんだか違う気がする。

そんなときに有力情報を発見。
具体的な装着情報が出てきたので、俄然やる気が出てきた。この際一気にやってしまうことに。

スペシャルサンクス to @masariko3

APE純正キックペダル

ヤングマシン誌の特集でCT125にAPEのキックペダルを付けた車両が掲載されていたため、付くことは解っていたが、問題は付け方だった。

で、有力情報というのが @masariko3 さんのこのTweet

そのままだとシャフトが入らないが、少し広げてやると入るとのこと。
広げるといってもマイナスドライバを割れ目にたたき込んで広げる程度なので、直径で1mm広がる程度だろう。となるとほとんど誤差みたいなものか?フレーム側との干渉については想定内。

ということで早速発注。

新品は高いので中古品と迷ったが、キックペダルはシャフトのスプラインの状態が潰れていないことが重要なので、思いっきり安全方向に振って新品購入とした。

取付

固定

吊しの状態ではやはり入らない。まったく入らなさそうというよりは「なんか入りそうに見えるけどやっぱりギリギリ穴が細い」といった感じ。しかしプラハンマーで叩き込んで入るほどではない。

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スプラインの山が微妙に合わないのもあるけど、CT125標準のキックペダルよりAPE純正の方がスプラインの山が低いようにも見える。また、ペダル側の穴が真円ではなく、すこ~しだけ潰れた楕円になっているように見えなくもない感じ。山の高さの違いはピッチが合っていればシャフト側に与えるダメージは最小限になるだろうし、広げて真円に近づければ入るのかな、といったところ。

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参考情報の通り、穴の切れ目のところにマイナスの貫通ドライバをたたき込んで広げる。

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これで抵抗なく入った。この段階であっても回転方向に揺らしてみるとこの状態でも滑らない(やや緩いけど)ので一応部分的にでもスプラインは噛んでいるようだ。

ドライバを引き抜くと穴が締まって手で回した程度では滑らないので、ボルトで止めれば確実に固定できるだろう。
あとは、完全には一致していないスプラインに対してどの程度影響がでるのか。これは完全に締結してみないとなんともいえない。

固定用のボルトは付属しておらず、純正では長さが足りなかったので M8×30mm を購入。

干渉部分の加工

スプラインへの影響は気になるが、それより前に干渉を解消しておきたい。
@masariko3 さんからの返信でシャフトの外側にしておくと完全に干渉しないとのことだったが、固定用のボルトを通してもある程度前後にズレる余地はあるため(完全に引き抜かない限りすっぽ抜けることはないが)、念には念を入れてクリアランスを大きめに広げておきたい。

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実際に干渉する部分に印を付け、ベンチグラインダで削る。

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ガーッとね。
取付→干渉位置確認→取り外し→削り・・・を何度か繰り返し、取付位置がある程度ズレても完全に接触しない状態まで削り込んだ。

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ピボッドカバーはクリアしたが、その先の右サイドスタンドのボルトにも干渉する。これも同様に削り込んでいく。

実際にキック始動して干渉しないことを確認OK。

塗装

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削ったところは当然塗装が必要ですね、と。これもいつもと同じであくまで防錆が目的であって、きれいに仕上げることには重点をおいていない。まぁ艶消し黒を噴くつもりが、間違えて艶有り黒だったけど気にしない。この荒い塗装面ならクリアを重ねなければ艶無しと大差ない。

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ペダルの干渉を確かめているときにピボッドカバーに「カツン」と当たった部分が速攻剥げている。なんか塗装弱いなぁ。この分だと普通にダートを走っていれば飛び石などで削れてきそうだが。あまり気にせず適当なタッチアップペイントで剥げ止め程度にしておく。
このラメ入りカラーなのは前回タイヤ交換時に剥げたホイールのタッチアップのために購入したから。

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かなり削ってしまっており当然強度は落ちているだろうが、キックペダル自体がバックアップのためのものであって毎回始動時に使うわけではないため今回は気にしないこととした。

残作業オールクリア

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このペダルなかなか収まりが良くて見栄えもいい。ペダルを外しているのと変わらないほどスッキリした状態。ボックスに外したキックペダルをいれておかずに済むのでスッキリした。

取り付けてから何度か始動チェックして外してスプラインを確認したが、今のところ山が潰れたりなどの悪影響は見られない。

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完全に下まで下ろした後そのまま足を離すと、反動でペダルが戻ってこんな感じでサイドスタンドのホルダーに引っかかる・・・が、まぁこのぐらいはご愛敬ということで。

ともかく、これでずっと心に引っかかっていた事をすべて片付け終えた。
一気にいろいろとそろえまくったが、さすがに・・・いや今度こそ本当にこれ以上は弄りません。そして資金的にも緊縮期間に入らねばヤヴァいですね(笑)