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『サバイバルバイク』としてのCT125

「サバイバル」などと仰々しいタイトルになってしまったが、下記記事の実質上の続きになる

obally.hatenablog.com

「なんでこうなったのか」の理由。

サバイバルバイク

CT125の(今まで表に出さなかった)隠しテーマとして「サバイバルバイク」「防災バイク」というものがある。

このBlogでは「防災」についてはこれまでほとんど触れてこなかった。だが、防災というテーマそのものは今まで書いてきた記事、「ナイフ」「キャンプ・アウトドア」「バイク・車」「林道」「モバイル」など実際はすべてつながっている。

「防災」や「サバイバル」というテーマだけで書けること(経験と分析)はいろいろとあるが、ことバイクや車に関して特筆すべきことがあるとするなら、「災害時に対して自力でなんとかしつつ安全な地域にたどり着く移動ツール」になえりえる、という点だ。

「BUGOUT」

非常時(災害だけとは限らず情勢不安や戦時下もサバイバル状況になるので一括りに「非常時」とする)において、安全な場所へ移動する、つまり「脱出」「遁走」のことを英語はBUGOUT(バグアウト)と言うが、こと英語で表されるBUGOUTは日本でよくある「避難所へ避難する」こととはやや異なったニュアンスがあるように見受けられる。

おそらく広い意味では「避難所への避難」もBUGOUTに含まれるのだが、そういった近距離への避難所よりもっと遠いエリアへの「脱出」も含まれるように思う。これは被災した場合に一時的に利用する避難所でも安全が担保しきれない場合、それこそ戦時下などはもっと遠方への避難が必要になりかねないわけだが、も加味したような印象がある。

まぁ、英語圏のサバイバル系記事(ほとんどはアメリカと欧州だろうが)や教本などを参照しているとBUGOUTとして暴動やテロからの脱出なども出てくるわけで、ここらへんはやっぱり情勢が安定している日本とはちがうなぁと。しかし情勢不安の可能性は低いものの、絶対に発生しないとは断言できないし、そもそも東日本大震災のような広域災害では実際に原発エリアからの避難が必要になった。つまり非常事態が発生した直後の即時避難とは別に、生存のための遠距離移動というのは日本でも発生しうる。

「防災」の一つのパターンとして、BUGOUTのための備え・・・実際に追加装備を準備できなくても、いまあるリソースをどのように利用できるのかあらかじめ考えておくだけでも状況はかわるだろう。

まぁ、そうやって考えたりそろえたりすることそのものが趣味みたいな物になっているんですがね。

サバイバルバイクの必要要件

BUGOUTにおいては、

  1. 「長距離移動できる」
  2. 「行動不能にならない」
  3. 「可能な限りその場で対処できる」

この2点が最も重要な点だと考えられる。

長距離移動

CT125で長距離移動を想定すると・・・すると・・・特に何もすることは思い浮かばない。

燃費は良い、積載性もある、悪路走破性もそこそこあるので、現在施している積載カスタム以上に必要なことが思いつかない。
移動途中に補給(給油)が困難な可能性があるので、追加が必要なら予備ガソリンタンクだろう。CT110には純正オプションで湯たんぽのようなサブタンクが存在していたが、現在では入手は難しいので汎用のボトルを準備した。

f:id:obally:20211205165517j:plain 1Lの予備ガソリンボトル、CT125ならこれだけで走行距離をおよそ50km伸ばすことが可能。現在は非常用としてガソリンを詰めてアパートに冷暗保管しているが、長距離ツーリングの非常用としても使えるのである意味最強に実用的な装備かもしれない。

「(可能な限り)自分でなんとかする」

BUGOUT状況下において、故障などのトラブルに対してロードサービスを呼んだり、途中のバイク屋に修理してもらうことが期待できない。修理が可能性があるガソリンスタンドなんかがあったとしても、車種特有の工具が必要な場合となると、自分でできる範囲で修理なり応急処置をする必要が出てくる。つまりちゃんとした車載工具を装備しておかなければならない。

・・・ということで、

やっと前回の記事の続きになるわけだ。

車載工具の最適化ができてない

車載工具として「弄ったときの工具を全部載せ」しているが、つまり自分が触ったところについて再度弄れるような工具一揃えということだ。
カスタムで弄った所、メンテナンスで弄った範囲、つまり今まで触ったところについてそれを取り外したり直すことができる。自分で弄ったからその自信がある部分は自分で弄れる。
これが「自分でなんとかできる」ということの証明(自信)につながる。

問題は、この今の工具の内容が車載工具としては重すぎる点だ。そりゃまぁ全部入りだから当然なのだが。
タイヤ・パンク修理関連は減らせるところがないが、レンチ関連はもうちょっとなんとか減らしていきたいところ。しかしこの選定がむずかしい。 たとえばM12スパナとM12ボックスレンチは同じM12のボルトを締めるので機能としては重複しているように見えるが、実際にはボックスレンチでないと届かない場所があったり、スパナじゃないと入らない箇所があったりする。また、ダブルナットなど同サイズが2本必要になる箇所もあり(大体はモンキーレンチが一本あればなんとかなりそうだがそうもいかない場合もある)簡単に省いていってしまうのは危ない。

あるいは、特定の部分についてはもう諦めてしまうというのも手ではあるが・・・。

とりあえず現状維持

かなぁ、やっぱり。
それこそマルチツールのようなもので省サイズ化をはかるというのもアリだが、長い間使っているのでマルチツールの欠点もそれなりに把握してしまっている。思い切って断捨離できるほど切羽詰まっているわけでもない。
ということでしばらくは悩ましい日々が続くことになる。