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CT125 - リアショック変更(1)

パジェロミニのルーフラック計画が先送りになったので、その分の予算をCT125に振り替えてカスタム。
あ、結局CT125でも雪解けしなきゃ走れないから同じか・・・。

可変プリロード調整付きリアショック

obally.hatenablog.com

去年キャンプツーリングに山積み積載で出て、ノーマルショックでも“一応普通に”走れていたが、やはり積載重量増加分のプリロードが掛けられれば“一応”が取れて“普通に”走れそうだとは思っていた。
必要なのはノーマル長で、ブラウンに合うカラーリングの、段階式可変プリロード調整ができるリアショック。

CT125のリプレイスリアショックで、

  • ノーマル長 365mm ⇒ ローダウンの必要なし。むしろこれ以上ロードクリアランスを減らしたくない
  • 段階式可変プリロード調整 ⇒ 荷物の重量が変わる度に、左右のプリロードを同じに調整するので、無段階は面倒くさい
  • ブラック ⇒ ブラウンに合わせるなら黒一択

の3つがそろう物がなかなか出てこなかった。

例えば、
「ノーマル長でブラックだけど“無段階”可変プリロード調整」
だったり、
「段階式プリロードでブラックだけどローダウン長」
だったり、
「ノーマル長で段階式プリロード調整だけどスプリングがレッド」
だったり。

いや、マジでなんで?

なんでローダウンしかラインナップしてないの?
そんなにみんな無段階調整好きなの?モノショックならむしろその方がいいけど、デュアルショックで両方同じ圧縮に合わせなきゃいけないのに?
なんでスプリングレッドしか無いの?ブラウン用はスルーなの?

今まで出てこなかったのが不思議なんですがそれは。あ、5万円超えのハイエンドリアショックとかあるけどそこまでは必要ないです。

YSS DTG CT125リアショック 365mm長 (ブラック)

見つけたらそりゃ即買いっすわ。

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これと同じ仕様でスプリングがレッドの奴は1年ぐらい前にすでに出てて気になってたけど、最近やっとブラックが出た。

交換作業

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雪が落ち着いて「よっしゃいまのうちに交換だ」ってなったら急に吹雪いて屋根の下に吹き込んできたりして、なんだか、もうね・・・。

地味に面倒くさい交換作業

CT125は先に外さなければいけないものが多いんだよなぁ。

左側はエアインテークダクトを外す。これはヘキサボルト2カ所でキャリアに止まっているだけなので難しくない、んだが、

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サイドバックサポートがボルトの延長上にあるので六角ソケットをつけたラチェットが入らない。仕方が無いのでL字の六角レンチの短い方で回す。

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上側は19mm、下側は12mm。ワッシャが入っているので忘れずに確保。

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引き抜くだけで外れるが、センタースタンドを立ててリアを浮かせて全伸びの状態にしておくと取り付ける時もスムーズ。

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外したノーマルとYSS。スプリングの巻きの向きが違う。もしかして左右で違ったりする?

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同じか。

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シャフトは走行時の圧力が掛かっているためか、焼き付くほどではないがガサガサになっている。軽く掃除したが、これってグリスアップした方がいいんだろうか?最初にグリスが付いているようには見えないが。

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モリブデングリスが一般的なんだろう。他にもシリコン系も持っているが、比較的高圧がかかりなおかつ雨で飛散しやすく後から追加潤滑が難しい箇所なので、ドアヒンジなどに使う「高粘着潤滑スプレー」差しておく。

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チェーンカバーとの干渉は大丈夫そう。

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上側、締結トルク 44N・m。下側、締結トルク 29N・m。
どちらもサービスマニュアル通り。

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つか、エクステンションが中途半端に長い奴しか無いっていう。これの半分ぐらいの奴が必要だな。 あとは逆手順でエアクリーナーダクトを戻せばOK。

右側はさらに面倒くさい

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マフラーが共締めなので、どうやってもこの部分だけは外さないと進められない。

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ヒートガードが出ているのでソケットレンチが入らない。スパナで外してもいいんだが、取り付けるときにトルクレンチを掛ける必要があるのでどのみちガードは外す必要がある。。

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幸い、六角ボルト2本で止まっているだけなので外すのは簡単。

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12mmの袋ナットを外す。

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ここにもワッシャー有り。
この状態でもガッチリとまっていて微動だにしない。可能であればマフラーを外したくないが、やはりエキマニのボルトを緩める必要があるか?

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エキマニのボルトにアクセスするためにはアンダーガードを外す必要がある。4本のボルトを抜く。

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アンダーガードの中に枯れ葉が残っていた。

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エキマニのボルトを緩める。普段アンダーガードで覆われているので手が届かず掃除が行き届いていない。雪が降ってなければスチームクリーナーで掃除したいところだが。
ボルトを緩めたぐらいではビクともしない。

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結局ボルトを抜いた。
ちょっと錆が酷い。

で、これでも外れそうな感じがしない。なんだ?まだどこかで止まっているのか?

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もう一つボルト止めを発見。これかぁ・・・

なんかもう、いろいろ外す

このボルトを外すにはサイドカバーを外さなければならない。

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まず、後ろ側のスクリュー。

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そして下側のプッシュリベット。
サービスマニュアルによると、この状態で上側の爪と真ん中のフックで止まっている。

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先に上側の爪を離した状態で引き抜けば外れる。

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やっとボルトに到達。これでやっと・・・

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マフラー外し完了。ふぅ。

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・・・いや「ふぅ」じゃねぇよ、マフラーを外すのが目的じゃねぇよ。

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この特殊なボルトでリアショックとマフラーの二段構えになっていると。これだけ長いと普通のソケットレンチが入らない。

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19mmのメガネレンチが使えるが・・・

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締結時にトルクレンチを使うので、ディープソケットが入ることを確認。
やっぱり普通のソケットに加えてディープソケットは一式有った方がいいね。

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この特殊ボルトにもワッシャ。下側は反対側とまったく同じ。

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無事取り外し。

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YSSショック取付。

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締め付けトルクは左右同じ(そりゃ当然か)

あとはマフラーを取り付けて、アンダーガードをつければ完了。

妙に錆が・・・

マフラーを取り付ける前にエキパイ周辺を少し掃除。

というか、

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エキゾーストのスタッドボルト、ちょっと錆が酷くないか?エンジンの中でもっとも発熱が大きく錆びやすい場所ではあるが、1年半程度でこんなに錆びるもんなんだろうか。

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あとエキパイの接続部のところ。酷いのはこのスタッドボルト周辺だけで触媒の先ぐらいからはほとんど見られないので、この周辺固有のものか。
がっつり錆落としまで考えたが、手元にワイヤブラシなどの錆落とし道具や、落とした後の耐熱ブラックが無い。今回は見て見ぬ振りするか・・・。

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マフラー側を仮止めしてエキゾーストのボルトを規程トルクで本締め。そういえばガスケットも用意していなかった。本来なら脱着時に毎回交換するものだろうが、まぁ排気漏れしなければ大丈夫だろ。

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中間のステーとマフラー側を規程トルクで本締め。

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ヒートガードを取り付けて、サイドカバーを戻す。

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アンダーガードを取り付ける前にすこし掃除。かなり傷がついているが、アンダーガードがちゃんと仕事をしている証拠よ。ダメになったらサードパーティのガードがある。

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これで作業完了。なんか疲れた。

プリロード調整方法

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YSSのリアショックのプリロード調整は、よくあるピンスパナは使わず、棒状の何かを差して回す。
専用の工具が無くてもφ6mmの棒状の何かがあれば代用できるのがいい。
右に回すとソフト、左に回すとハード。箱出しで最弱状態になっているので試しに付属の棒を使って回してみる。

回して・・・

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おぅ

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まぁ反対側にも穴があるので、ホイール側から回せなくは無いが・・・。

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センタースタンドを立ててリアを浮かせておけば、圧縮圧がかからず軽く回すことが出来る。この棒もこんなに長い必要は無いので、なにか適当なφ6mmの棒を短く切って適当なグリップでも巻いておけば良さそう。
気が向いたら作る。

セッティング

・・・は、まだできないので保留。はやくセッティングしたい。試走したい。

雪解けが待ち遠しいですマジで。

余談

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なーんで同じのがダブってるかなぁ・・・。一本はTONE、もう一本はアストロプロダクツブランド。
まぁ、2本目を買ったときに、前に買ってたのを忘れてただけだろうけど。どうせならこの半分ぐらいの長さの奴だったら使いものになるのに、よりによって同じサイズとかさぁ・・・。