ナポレオンのラディカルミラーに変更してから1年、やはり林道では可倒式に分があるな、と。
上から垂れ下がる蔦、路肩側から飛び出す枝など、手で払いながら進むような道ではミラーを外したくなる。倒木をくぐるようなこともあるので、内側に完全に畳んでしまえるのならその方がいい。
「倒木をくぐるとかそんな状況そうそう無いやろ~」
実際にありがちなんだからしゃーない。
ラフ&ロード RALLY 690 スーパーオフロードミラー (RY690)
なんかオフロードバイクのわりとド定番らしい。一本2000円なら、まぁ試してみるかな、と。左右でモノが違うのでそこだけは注意してポチらなければならないが。
ナポレオンのラディカルミラーとの見た目の大きな違いはポールの形状だが、いちばんの特徴はピロボールの受けの部分に切り欠きがあって、完全に倒し込むことができる点。
倒したときに左右で干渉しないような方向に設定するため、切り欠きの向きを固定できるようダブルナットになっている。ハンドルバー側もダブルナットになっているため微調整はしやすい。ダブルナットを止めるためにM17のスパナ(またはモンキーレンチ)が2本分必要になる。
取り付け
諸々の解説を端折って取り付け完了。いや、取付方法を説明しようとすると地味に面倒くさいんだこれ。
なんとか頑張って説明すると、
- ミラーのピロボールジョイントの堅さ(一番上のボルト)を調整
- (上から2番目の)ダブルナットを締めて堅さを固定
- 折りたたみの受けの切り欠きの方向を決めて台座(上から3番目のナットは台座に固定されている)をねじ込んで設定
- (一番下の)ダブルナットでハンドルと固定。
折りたたみ時の向きは、一番上のボルトの切り欠きの向きで決まるが、ピロボールの堅さは一番上のボルトと台座全体との締め付けの力で決まるので、最初にピロボールの堅さを設定・固定してから台座側を回して切り欠きの方向を合わせなければならない。他のピロボール式台座と固定の順番が逆。
うん、もちろん、やり直したから解ったわけでね・・・。
ピロボール部分には高粘着グリススプレーを噴いておく。ラディカルミラーの時もそうだったけど、ボール部分にブラック塗装されているため、動かしているうちにこの塗装がガンガン剥がれてくる。そのまま剥がれた塗装が詰まるのも嫌なので、最初に剥がしてグリスアップしておく。
どうせゴムカバーが被ってるんだからこの部分塗装しなくてもいいと思うんだけどな・・・。
畳んだときはこんな感じに設定した・・・というより、左側はスマホホルダ、右側はブレーキリザーバタンクとの接触を考慮するとこの角度がもっとも内側になる角度。
そもそもラディカルミラーよりミラー位置が低くなるのでそれだけでも十分クリアランスを確保できる。最初から低いので畳んでも実際の所は大幅に低くなるわけでは無いけど、枝の引っかけ対策にはなるかと。
ミラーそのもの細かいところの作りはラディカルミラーよりも雑な感じだが、壊れること前提でその分安くするというオフローダー指向か。
これ以上なにか変更することは考えにくいが、しばらくはコレで。