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パジェミ - 純正ホイール塗装

GWに以前から計画していた純正アルミホイールの塗装を実施。

パジェロミニ純正ホイール

今回塗装するのはサマータイヤ(ブリヂストン DULER H/L)を履いている純正アルミホイール(シルバー)。
去年の流れだと、5月のGW中に実家にもどったタイミングでスタッドレスからサマーに交換している。タイヤを保管できる場所がアパートにないので、交換のたびに実家に戻る必要がある。
ホイールを塗装するなら4本とも外した状態で行いたい訳だが、アパートでパジェロミニのホイールを全部外して塗装するのはちょっと手間がかかる。塗装するなら乾燥にも時間がかかり、そのあいだはパジェロミニを使えないし、そもそも外した後に車体を浮かせておく固定ジャッキが無い。このためだけにジャッキを購入するのは正直ちょっと・・・。
下準備と塗装および乾燥時間を考慮すると複数日にまたがることが考えられる。

以上の条件から、実家で複数日滞在しするタイミングで実施しなければならない。つまりGWや盆休みなどのまとまった休みで、さらに言えばガレージを占有しても問題ないタイミングを狙う必要がある。

ということで、GWを利用したというか、GW中しかタイミングが無かった、という。しかも本来ならもう1日予定をとるつもりだったところ、仕事関連の急な予定が入ってしまい、休みの開始が1日ずれこんでしまうというハプニングが。

塗装と交換作業

1日目:ホイール清掃

前日の予定の疲れで寝過ごしてしまい、午後からの作業になってしまった。

最初にやらなければならないのはホイールの清掃。
ところが、細かい部分の錆かダストがどうしても落ちない。

「強すぎて良くない」と言われているアルカリ系のホイールクリーナーでも落ちない。耐水ペーパーでこすってもやっぱり落ちなかった。

一通り洗って一服しながら方針を考えてみた。

表面の凹凸に入り込んで落ちない表の細かい汚れは諦める。それでもかなり汚れは落としている。ここまで落ちないのなら上から塗装してしまっても剥がれることはないんじゃなかろうか。

表はまだしも、ホイールの裏側はスパッタがガチガチに焼き付いていて落とせそうな気がしない。やるならグラインダのカップブラシで削り落としていくしかないが、残念ながら今回は持ってきていない。幸い、裏側はそもそもブラック塗装がされているので目立つことはないだろう。ノータッチの方向で。

ハブキャップは裏側のビス3本を抜けば外せる。

エアダスターで一通り水気を飛ばしたが、一度完全乾燥させたほうが良さそうなので今日はここまでとする。

2日目:下準備と塗装1~2回目

まずはマスキング。

タイヤ自体に塗料がかからないようにしたいが、リムの端っこなどは塗りたい。ビードのギリギリまでマスキングを寄せてみた結果がこんな感じの貼り方。

途中でマスキングが足りなくなった。のでホームセンターに買いに走る。 ハブボルトを塞ぐマスキングテープが細いのでめんどくさいため、すこし幅広のものも購入。

そうそう、今回使用予定の塗料だが、なんとアパートからホイール用マットブラックを持ってくるのを忘れていた。一番肝心なもの忘れてどうするよ。
準備していたのは以前CT125のステーを塗装するときに使ったクレのホイールペイント缶だが、どうせ使い切ってしまって追加のスプレー缶を購入予定だったので、新しく買っても同じと言えば同じではあるが。

ということでカー用品店でわりと評判の良さげなホルツのホイールカラーつや消し黒を購入。

やっと塗装作業に取りかかることができる。塗装は乾燥時間が必要だが、実作業はマスキングなどの下準備の方が時間がかかるのな。

シリコンオフを吹いて乾燥、水分が残っていないことを確認。

ミッチャクロン塗布。1時間乾燥。

いよいよホイールブラック1回目の塗装。

立てて塗装しろと説明書にあった。壁に立てかけるために、ガレージのコンクリート壁に古新聞で養生する・・・が、「古新聞は連休前に処分してしまった」とのこと。仕方がないので顔見知りの新聞店に古新聞をもらってきた。実家にちゃんとストックするよう伝えておけばよかったな。

一通り薄く噴いてみたが、あきらかに塗装が薄い部分があって気になる。
端の細かい部分から噴いたつもりだが、リムの端っこがタイヤのマスキングの浮いた部分に隠れて吹きつけできていない。

ちょっと早いが1時間乾燥後、あきらかに薄い部分を重点的に2回目。竹串?の先を削ってタイヤ端のマスキングを押さえながら吹き付けてみるがあまり意味はなさそうだった。 日が落ちてタイムアップ。時間が無いので2回目はちょっと焦って早めに噴いてしまったが、もうちょっと乾いてからの方が良かったかも。
最後に吹き付けたいところだが、実はすでに1本目がほぼ空になっている。ホイールの表だけでもう無くなっているということは、1回目と2回目で厚塗りに噴きすぎているということか。実際、結構厚塗りでややたれてきているところもある。薄くむら無く塗る加減がわからない。

何はともあれ、明日もう1本買ってきて3回目だな。

ハブキャップを塗装していないことに気がついた。プラメッキがかかっているので、ちゃんとやるなら耐水ペーパーで剥がしてからプライマーを吹く必要がある。めんどくさいのでメッキ状態のままいくことにする。気に入らなかったら最悪この部分だけでもあとから塗装することはできる。

3日目:塗装3回目とダメ押し乾燥

朝一で2本目を買ってきた。三回目を実行。

ふと気になったので、180度回転させてみたら案の定薄い部分が。こちらも重点的に塗装。説明書には回転させながら塗装しろと書いてあったが、立てかけた状態で狭いガレージの中ではそれは難しい。

なんどか重ね塗りして、多分これで大丈夫、と。

夕方まで外出、もどってきて全体を確認。問題はなさそうなのでマスキングを外す。このままダメ押しで一晩乾燥に入る。

4日目:スタッドレスと交換

一晩乾燥させてさすがに乾ききっていることを確認。いよいよスタッドレスと交換する。

・・・の、前に、ハブキャップを取り付ける。

このハブキャップ自体もメッキが削れてきているので、本来なら塗装したいところだが、以外と悪くなさそう。

現在ついているホイールナットはかなり錆が進んでいるので、純正同タイプのナットを買ってある。

シルバーメッキしか無かったが、ハブキャップもシルバーなので結果オーライ。

今年はソケットアダプタを買ってあるのでインパクトドリルにつけて一気に緩めるつもりだったが、規定トルクにしまったボルトを緩められるほどインパクトのトルクがなかった。

十字レンチは嵩張るのでエーモンのスライドTレンチを買っておいたが、これだけで十分使えることがわかったので次回は不要だな。

取り付けた後、ガソリンスタンドで空気圧調整。

さらにナットに合わせてシルバーのエアバルブキャップを取り付け。

最終状態

後日撮影した最終状態。
予想していたより悪くないな、と。

細かい部分をクローズアップするとどうしても塗り残しやムラが見えてしまうが、2m離れれば目立たない。つや消しなので仕上げのクリアは噴いておらず、塗装自体の強度はどの程度なのかはわからないが、しばらくこのままでどうなっていくかを様子見とする。

ホワイトボディにマットブラックのホイールというのはかなりレトロな感じになっているが、ボディは最終的に他のマットカラーに塗装する予定。つまり現状はまだ途中の状態ということだ。

DIY塗装(オールペン)に関する課題

今回のホイール塗装は、最終的に車体の塗装(オールペン)を行う前段階の塗装。
塗装の方法は異なるものの、今後の課題が見えてきた。

スケジュールと天候

今回ホイールの塗装で実質4日かかっている。車体の塗装となるとさらに広い面積を塗ることになり時間はさらにかかることが予想される。塗装そのものよりマスキングや下地処理など準備が思いのほかかかっている。それも含めてなんとか短期間で納めるよう十分準備が必要になりそう。
日程に関連して、天候の問題がある。ホイールなら屋根の下だが、車体となると青空塗装となるので、うまい具合に晴れがつづく日程を充てる余裕が必要になる。
実際問題これってかなり難しいのでは?

作業場所

ホイールなら外してしまえばどこでもできなくはない。が、車体全体となると窓やホイールハウス内などをマスキングして塗装するので、マスキングしている間は車を動かせない。それなりの日数を動かさない前提で考えておく必要がある。つまり、アパートの前に路上駐車して作業するのはちょっと躊躇われる。
自分が普段パジェロミニを止めているのはアパートから300mほど離れた青空駐車場だが、そこまで塗装用品をもって往復するのはちょっと面倒だし、外したもの(ルーフキャリアとか)を持ってアパートまで戻ったりするのは大変だ(駐車場に外したものをおいておけるスペースがない)。
また、青空駐車場では電源がとれないので、有線式電動工具は使えない。
となると、可能な限りアパートで外せるものは外し、走行可能な程度まで外したあと、自走で駐車場まで移動して、一気に下準備を行う流れになる。

なかなか大変そうに思えてきた

ということで、限られた作業日数を、晴れが続くようないいタイミングで割り込ませて、可能な限り最短で塗装を行い、後からでもできる部分は別のタイミングで軒下で作業する、といった感じで、かなり段取りをしてからでないと実行が難しい。

基本的にはその場のアドリブと現物合わせで作業するタイプの自分としてはかなり大変な作業になりそう。焦ってスタートするのは危険。やっぱり長期計画ですすめる必要があるな、ということで事前調査を落ち着いてやっていくか。