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気になるあの道 - R418 丸山ダム・木曽川 酷道区間

2022年GW最後にツーリングらしいツーリングをしておきたいなぁ、ってことで久々にこの企画。
今回は写真多め。

R418 丸山ダム湖酷道・廃道区間

「中途半端な距離だとなかなか訪れない」って、結構あるじゃないですか?

近場なら空いた時間ふらっと行ってみるとか、遠くなら計画をしっかりたてて「よしいくぞ!」って感じになるけど、中途半端に距離があると気楽に行くには遠いし、かといってしっかり準備していくほどでもない、みたいな。岐阜市民における下呂温泉とか。

ところで、「酷道」界隈でいえば岐阜県にはわりと有名な道があったりするじゃないですか。

代表的なところだと、『落ちたら死ぬ!』でおなじみ R157 温見峠、その西隣にある 「開かずの国道」R471 冠山峠旧道「軽車両と125cc以下は走らざるをえない」R158 安房峠旧道 ・・・そして今回話題に挙げる R418 丸山ダム湖畔の廃道区間

どれも西濃地方に住んでいると中途半端な距離(安房峠はそうでもないか)でなかなか行ける機会が無く、結局いままでいけずじまいだった訳だけど、R418 廃道区間 に関してはそろそろそんなこと考えてる余裕が無くなってきたことに気がついた。

まず該当区間の前提情報。

  • 木曽川笠置ダム(岐阜県恵那市)~丸山ダム(岐阜県加茂郡八百津町) 間、 右岸(北)側に沿って通る
  • 新丸山ダムの完成によりダム湖の最高水位が約20m上昇
  • 水没により廃道が決定している
  • R418 付替道路が建設中
  • 2007年に土砂災害により「全面通行止」となったが、廃道予定のため復旧工事がほとんど行われていないらしい
  • 2022/05/07 時点で、 供用中であるにもかかわらず通行止めとされている区間距離は 8.5km

www.cbr.mlit.go.jp

www.cbr.mlit.go.jp

道の情報ー道路規制情報(岐阜県) より通行止め区間全体。

この道が面白いのは、R418として供用中のまま災害により通行止めとなり、15年以上復旧工事が行われず実質上の廃道となっているところ。付替道路が完成したら廃道となり、新丸山ダムが完成したらそのまま水中に沈むことが運命づけられている。ところが、新丸山ダムの工事が“いろんな都合”で中断してしまったので正式に復旧させるコストも出せず実質の凍結状態という、国道としては宙ぶらりんの状態になってしまったがために「酷道」として長い間存在することになった。
現在通行可能な区間も、今後風水害で通行止めになるならそのまま解除されない可能性が非常に高い。付替道路の完成時期はよくわからないが、新丸山ダムは本体建設工事はすでに開始されており、付替道路が完成したら現在通行可能区間も含めて即座に廃道になると思われる。

となるなら、走行可能な区間だけでも、走っておけるうちに走っておきたいのが人情ってもんじゃないですか。

丸山ダム ⇒ 湯谷橋(r353分岐)「木曽川ハクウンボク街道」

ということでまずは丸山ダムの全景をば。写真はr366 丸山大橋 から撮影(※ここは駐車禁止ではありません)。

丸山ダムの外側にペタッと貼り付けるような形で新丸山ダムを建設するとのこと。

直近の小和沢橋で写真を撮りたかったがすでに工事車両用に通行止めとなっていた。

R418 丸山トンネル東を出てすぐを右折するとダムの展望台に向かう道、だったのだが、新ダム建設のため展望台へも通行止め。通行止の手前を左折。

降りきったところからが目的の路線となる。

さて、この道は GoogleMap上では「木曽川ハクウンボク街道」となっている。一応整備されている現役のルートということで通行止区間ではない。

が、いきなり通行止予告。これはあくまで工事のための通行止めであって日曜・祝日は解除となっている。走行した2022/05/10は日曜日なのでもちろん通行可能。

安渡沢隧道

1つ目のトンネル「安渡沢(あどさわ)隧道」。 建設後に崩落したのか、トンネルの上部の山体が1/3ほど無くなっている。元々大きな山をくりぬいたわけではないのだろう。旧道は見つからなかった。

崩壊しそうな掘っ立て小屋がぽつんと。

不法建築だったらしい。「5/18までに撤去しろでないと強制撤去するぞ」とあるが、そもそもすでに使われずに放置されていそうな感じなので、今更進んで撤去するわきゃ無ぇよな。

工事車両が湖面付近に降りるための道路取り付け工事が進行中。

詳細は不明だが、ダム湖に漂流物からダムを保護するネットとブイが浮いているので、おそらくこれ関連かと。

トンネルが掘られていないところではこのような切り通しがいくつもある。さきほどの安渡沢隧道もあんなに崩れてるんなら切り通しで良かったんでは・・・?

「相◯隧道」?、正解は「柏木隧道」

2つ目のトンネル「相◯隧道」と読めるが・・・2文字目が蔦に隠れて読めないが、「木」か「大」だろうか。

トンネルが内部でカーブしているため出口の明かりが見えない。照明も設置されていないので暗い。

このトンネルには木曽川側に旧道が見えているが、ガードレールで完全に塞がれているためCT125では通行不可。

出口手前でなぜか「映え」っぽい写真を撮っていたw

「相◯隧道」の反対側。こちらの線形には旧道へ向かう「イカの耳」がばっちり残っている。こっちはガードレールの間にパイロンが並んでいるので、ここからなら自転車なら抜けられそうだが、その先はあきらかに走行不可能な草むら。徒歩なら頑張ればいけるかもしれん。

『最近の毒物使用による殺人事件を踏まえ、・・・』

この看板が立てられたのはいつなんだろう。

木曽川に降りる階段がある。遊漁券の値段の看板もあるのでおそらく現役で釣りをする人がいるはずだ。

木橋

「柏木橋」。平成5年ということでわりと新しめ。つっても30年前だが。

05/25に橋梁点検のため車両通行止の予告。工事車両通過のためかもしれないが、やはりこの区間はまだまだしっかり管理がされているという証だ。

ん、もしかして2つ目のトンネル「相◯隧道」は“相”じゃなくて“柏”、「柏木隧道」か? ⇒ 正解でした

旅足橋

旅足川をまたぐ「旅足橋」が見えてきた。“旅足”と書いて「たびそこ」と読む。付替道路には「新旅足橋」が完成しており、バンジージャンプができるらしい。高所恐怖症の自分はまったくやる気がしませんが。

旅足橋手前でバイク(ネイキッド)に追いつかれたので譲る。 今回すれ違ったり追い抜かれたりした車両は、この先の通行止区間も含めてこの一台のみだった。 日曜日の午後15時前後とはいえさすがに通行量が少なすぎる気がする。湯谷橋までであればオンロードバイクでも問題なく走行可能な路面だが、基本的な幅員はかろうじて1.5車線程度なので、離合ポイントが点在するとはいえやはり四輪はお勧めできない。

立派なトラス橋・・・に見えたが吊り橋か。トラスのような橋梁を吊り橋みたいに吊っている見たことない橋。あとから調べたらこのタイプはかなりレアものらしい。錆は至る所に見受けられるがそれが赤い塗装と相まって味わい深い。

旅足谷に沿う形で旧道らしき道が見える。「ちょっと徒歩で踏み込んでみるか」と思ったが、蜂の巣箱らしきものが見えたのでやめておく。

蜂の巣箱(らしきもの)は橋梁の外側にも取り付けられていた。さすがにこんなところに蜂の巣箱は不自然だが、これはいったい何だったんだろう。

????

なぜ・・・泡立て器が・・・?

単に忘れ物(?)が置いてあるにしてはしっかりと橋に結びつけられている。
よく、落とし物なんかを見つけた人が近くの木や看板などにかけておくってのは見かける光景だが、釣り具とか工具とかならまだしも、泡立て器をここに落とす理由がわからなければ、橋にここまでしっかり結びつけておく意図も謎。

まぁ・・・考えても仕方ないので見なかったことにしよう。

結構大きな橋なので、水没したら結構な流水の抵抗になりそうな気がする。計画最高水位が20m上がるということなので、橋梁までは確実に沈むだろうが、この橋塔は橋梁から10m以上はありそうなので、上端がギリギリ沈まないぐらいだろうか。(新丸山ダム完成後の計画最高水位を地形図上にプロットされているサイトがあったので記載) 旅足川上流からの流木やゴミなどが引っかかりそうなので、頑丈な橋塔はともかく橋梁は水没前に落としてしまうのではないかと思うが、それもなんかちょっと勿体ない気もする。

東側にも谷沿いへ続く道。ここならオフ車なら・・・いや、止めといた方が良さげ。

湯谷橋 ⇒ 二股トンネル

湯谷橋

R418とr353の分岐の手前ある「湯谷橋」

「否定標識」として有名な、R418に大きく「×」が書かれた青看板が見える。この橋の先にあるT字路を左に行けばR418新道方面、×が書かれた右が「通行止」とされている道だ。が、通行止の標識はあるが封鎖はされていない。これは事前情報通り。
っていうか「×」がしてあっても現時点でR418なのは揺るぎない事実なんだが・・・。

ここからは(文字通り)どう転んでも自己責任な世界となる。

通行止め標識からすぐ先に木曽川の河面に降りられそうな道を発見。案の定すでに降りている軽四が見える。おそらく釣り客だろう。このように通行止といいつつなんやかんやで入れてしまう、というか名目上の通行止めが長すぎて管理が行き届かず、「実質通行止めにできてない」パターンはわりとありがちっぽいが、ここは管理された上で黙認されているように見受けられる。

酷道って割にはアスファルトすぎるな~」なんて思ってたらすぐにフラットダートに。

この後はフラットダート、ボロボロアスファルト、砂利、轍つきマディ、ふかふか落ち葉大量、な路面しか出てこなくなります。良かった!(え

二股トンネル手前で保林作業車が作業中。

伐採した丸太の積み込み作業らしい。実質通行止めでない理由のもう一つ・・・というかこちらが本当の理由なんじゃなかろうか。いずれダムに沈むとはいえ、依然として優良な木材資源が育っていることには変わり無い。せっかく手間をかけて管理・育成した樹木を放置するなんて選択肢はないだろう。

流石に作業の邪魔をしてまで通る気は無いので引き返そうとすると重機のオペレーターから「通ってもいいよ」というジェスチャが。この道を走行したいバイクは多いだろうしとても手慣れてるご様子。作業員にお礼を伝えてから作業車の脇を抜けて二股トンネル前へ。

二股トンネル

この「二股トンネル」は心霊スポットとしても有名(興味ある人はググってください)。自分は霊感などはからっきしの人間だが、事前情報が無かったとしても「なんかヤバげ」といった感覚は受けただろう。
この写真のすぐ背後で作業車の激しいディーゼルエンジン音が聞こえているにもかかわらず、トンネル側がなんか異様な雰囲気がする。背面が日常、正面が異世界、自分はその境目にいるような錯覚

トンネルは内部で右にカーブしており入り口から出口が見通せない。照明も設置されていないので「ただくらい穴」という感じが異様の正体か?いや、その前に通り抜けた柏木隧道も同じような構成だったが、こっちは距離が長い。
自分の目的は心霊スポット探索ではなく道を辿ることなので(というかすぐ背後でガンガン作業しているところで探し回るのもなんかアレだし)とりあえず突入してみる。

長いストレートの後、カーブ手前で少し広くなっているが、これは向こうからの。真っ暗でCT125のヘッドライトと追加したフォグランプが頼りだが、それでも心細い感じ。ちなみに、薄暗い林道走行時では昼間でも普段からフォグランプを点灯して走行している。
路面はアスファルトではなくコンクリートで大きく荒れてはいないが、天井からの湧水が所々水たまりを作っている。

点検時につけられたマーキングに混じって、心霊スポットや廃墟にお約束の落書きも。しかし、なんでこういうところに落書きするのかね?

トンネルを抜けてさすがに一服。

たしかにこの線形では向こう側からトンネルへ進入する車両に気がつきにくい。東側からの方がトンネル内のカーブまでの距離が短いので、相手の車両の灯火が暗いとカーブを曲がって鉢合わせ、というパターンになりかねない。トンネルの中に離合箇所がある理由がわかる。あの幅で足りるのかどうかは入ってきた車両次第だが。

トンネルの脇、木曽川側にトンネルが掘られる前の旧道らしきスペースがあることに気がついた。作業車の脇をすり抜けたので西側に旧道があったかどうかは確認していなかったが、あとから調べたらかなり広めの入り口があったようだ。

フルサイズのオフロードバイクならなんとか進めそうな気がしなくもないけどやっぱり無理そうな雰囲気の旧道。

ただしど真ん中にガッツり焚き火(直火)の後。片付けようとした痕跡どころかCB缶(カセットガスのボンベ)も放置。ったく誰だよもう・・・。

ふと顔を上げたら洞穴?が目に飛び込んでギョッとした。

トンネルというには高さが低く、まるで洞窟のようにも見える。
事前情報として「二股トンネルには旧トンネルがある」「現在のトンネルは崩落した旧トンネルの後に掘り直された」というのが頭に残っていたので『これが旧トンネルの痕跡か~』『焚き火してた奴はこの洞穴で原始人ごっこ(カセットガスで?)でもしてんやろか』などとその時は納得したんだが、あとからどこか別のトンネルかなにかと思い違いをしていたことが解った。
旧道の状態など詳細については下記URLの記事が詳しいが、少なくともこの素掘りの洞穴はトンネルそのものではないらしいとのこと。

usa-nekosando.pupu.jp

この洞穴の中も気にはなったが、さすがに時間が無い。また縁があったら訪れることにする。

二股トンネル ⇒ 封鎖ゲート

二股トンネルのインパクトが大きめで時間を食ってしまったが、先はまだある。というか酷道としてはむしろここからが本番の様相と化す。

「これより先 ≪消えかけて読めない≫注意」  

「落石」、もしくは 「路肩」、大穴で「倒木」・・・まぁ、注意すべきはそれら全部だが。

前述の通り、フラットダートからマッド、落ち葉に落石に小さな倒木と、林道を走っている感覚になってきた。フロントブレーキに指をかけずリアブレーキとエンブレでトルクコントロール。のんびりトコトコ時速30km/h以下で2速、時々1速に落とす感じ。

率直に申し上げて楽しいです。

こういう路面だともうちょっと空気圧を落として接地面を増やすと安定性は上がりそう。特に落ち葉でフカフカの場合は、一見フラットで走りやすそうに見えて落ち葉に隠れた落石を踏むとブレイクしやすい。
そこらへんの対処はこれから考えていきたいところ。ビードロックが必要になるほどの低圧とではいかずとも、気軽に空気圧を上げ下げできる環境がほしいところだ(出費のフラグ)。

『ダムから8.4km』  

これは丸山ダムから?上流の笠置ダムから?

地面に目をやると保護石をまとった三角点が。こんなところに三角点は無かったはず(ツーリング先で三角点があるかどうかは毎回チェックしている)だが・・・。

よく見ると国土地理院管理下のいわゆる三角点ではなく「地籍図根三角点」だった。その名の通り地籍図作成のための基準点で管理は地方自治体(この場合は八百津町)だ。市街地だとアスファルトに直接プレートが打ち込まれているものをよく見るが、三角点に倣った保護石を伴っているものは初めて見た。

全体的にめちゃくちゃ荒廃している感じはなく、おそらくまだちゃんと管理されていると思われるが、ガードレール区間も多い。木曽川側はこのような断崖で、それこそ「落ちたら死ぬ」だ。

そんなこんなで今回の終点が見えてきた。

封鎖ゲート

封鎖区間八百津側ゲート
しっかりとしたゲート。さすがにこれを突破できる車両は無いだろう・・・徒歩と自転車なら、まぁ。

実際、自転車や徒歩でこの先を調査した記事もあったりするので参照したが、流石に崩落の復旧は行われていないらしい。事実上の「廃道区間」はこの先ということだ。もちろんここで今回の探索はここで終了となる。

このゲートの分岐を左に登ってさらに集落を抜けた先が、現在のR418付替道路の開通区間の先端となっている。帰るにしても左に行くのは必然。

地図上ではこの下に「五月橋」が掛かっているはずだが、樹木が茂っており確認できない。橋へ降りる道はゲートの中にあるし、頑張れば斜面を降りれそうだが戻ってくる方が大変だ。木曽川の反対側(左岸)がどうなっているのかは気になるので機会があったら行ってみたい。

ということで新道へ戻ることにする。

R418 新道合流点

封鎖ゲートからおよそ30分、集落をR418 付替道路との合流地点(潮南地区)に到着。

新道の途中なだけで、ここにとりわけなにかあるわけではないが、「しまなみしおなみ山の直売所」があったので(営業はしてなかったけど)自販機で休憩。

現在建設中の付替道路。この先は最終的にR418 武並橋に接続するはずだ。

完成済みの付替道路。このまままっすぐいけば酷道側に降りてきた丸山トンネル東側につながる。

で、今更気になってきたのが、封鎖された廃道区間の反対側がどうなっているか、だ。地図上では木曽川上流に「笠置ダム」があり、上流からならおそらくここまでいけそうだ。

この時点ですでに18時を過ぎているが・・・

ゲートの反対側(笠置ダム

現在の開通済み付替道路先端から笠置ダムに抜けるには、r353 ⇒ r402 ⇒ r412 で一端R418 武並橋に出てから木曽川沿いに右岸を下る。付替道路がトンネルでバイパスするのに対してやはり大回りしなければならないのが現状だ。

付替道路から20分でr412とR418の合流地点、武並橋手前。ここから木曽川沿いのR418に復帰する。ここまでここを右手前に進んで集落2つを抜ける。

10分ほどかけて笠置ダムに到着。さらに奥が封鎖ゲート

やはりこちらもガッチリ封鎖。
もしR418を車両(軽車両除く)で走破したいなら、現状ではこの大回りは避けて通れないことになる。かなりの時間のロス、というかこの時点で18時30分なので流石にこれ以上探索は続けられない。「ゲートの反対側を確認した」ということで今回の探索は終了する。

まとめ

いずれ確実に通行できなくなる区間のうち、CT125で走行できる部分は制覇したので、とりあえずは納得することにした。酷道区間もなかなか楽しく見所も多くて(自己)満足感もたっぷり。

廃道が確定することで新規に整備されることは無く、基本的にはこのまま最後を迎えることになる酷道区間。ひぃひぃ言いながら走るほど酷くはなく、林道とだと思えばわりと走りやすい道だが、3桁とはいえ立派な現行の国道だと考えれば、やはり「酷道」であることは間違いない。

「事実上の廃道区間」である封鎖ゲートの中については走破予定は無い。自分の今のポリシーとしては可能な限りバイクで走行する、であり自転車や徒歩についてはオプションプランとして「余裕があれば」「どうしても通りたければ」というスタンス(準備だけはしているが)。

岐阜県内に存在する「酷道」のうち、廃道となることが確定しているこの区間。走れるうちに走れて良かったと思う。

余談1

笠置ダムからの帰宅ルートだが『一度通ったルートは走りたくない』といういつもの悪い癖が発生してしまった。
武並橋を渡って木曽川左岸から可児市を経由して八百津に戻るルートをとってしまったがために、最終的にアパートに到着したのは22時。しかも気温が10℃程度まで下がってしまいクソッ寒い思いをしながら帰途につくことになった。

で、風邪を引いて翌日休みを取ることに。

5月とは言え夜の冷え込みをなめてはいけない。

余談2

今回、GPSロガーGarmin Fortrex 601)を持って行くのを忘れたため、CT125のナビとして使用している ツーリングサポーターのログ機能を使ってみた。が、これが正直イマイチ・・・。

products.navitime.co.jp

Firestormやパジェロミニでは同NAVITIMEドライブサポーターを使っているんだが、「125cc以下走行可能」でのルート検索ができるためCT125ではツーリングサポーターを使う。
ログ機能は走行軌跡をそのままログとしてアプリのデータとして保存できるわけだが、

  • 記録できる最大量は6時間
  • 保存したログをエクスポートできない(アプリ内でのみ確認できる)

特に、記録を地図上にプロットして画像データとして残したいので、ログのエクスポートが存在しないのは痛い。
最近、ツーリングサポーターの付加機能として、ルート作成をWeb上からできるようになったのでプランを立てるのは(まだ足りない部分は多いが)楽になったが、記録の保存・活用という面ではまだまだ足りない。
正直なところ、二輪車想定や排気量想定などのバイクを想定したルート検索は、ドライブサポーターの有料オプション機能でも良いと思っている。自分の認識ではナビアプリとしてはドライブサポーターの下位互換程度でしかないのに(ドライブサポーターで有料プランに入っているのに)さらに別アプリとして有料プランに入らなければいけないのは割に合わないと感じる。
昨日の方向性は悪くないのでNAVITIMEさんにはもうちょっと頑張ってもらいたいところ。