とりあえず車キャンプをやってみての課題と発見。
今後の課題
今までバイクでのキャンプしかしてこなかったので、ベースとなる考え方を「コンパクト&ライトウェイト」としてきた。
逆に言えばリッチめなキャンプはやらなかったので、物足りない部分、妥協しなくてもよさそうなところが出てくる。
長めのノコギリ
今回はシルキーのポケットボーイ(万能目)の130mmを使った。
以前から持っていたが使うタイミングが無かった。シルキーはそこらのホームセンターでも売っていて替え刃の入手性が高く、シリーズ最小サイズなのでコレが良いかと思った訳だが、130mmではちょっと短すぎると感じる。
ノコギリの主な使い方は、薪を半分、または1/3の長さに切断ため。 - 焚き火台に乗せやすくする - 火の回りを早くする(燃焼効率を上げる)
燃やしてしまう薪なので、きれいに切断する必要が無い。それなら万能目より荒目の方が切断が早いのではないか。
ということで、もうちょい長めで荒目のものがあったらそっちに乗り換えようかと。
ホームセンターでシルキーの同じシリーズでこれより長いものだと170mm、210mm、240mmが存在する。長い方がストローク数が減って楽なのは確かだが可搬性が落ちる。あくまでバイクキャンプと共通装備と考えると長すぎるのも考え物。これより長いものだと折込ではなく固定刃なのでさらに収納性が落ちる。
最終的に荒目で170mmのこれを購入。
- 最初から荒目刃がついている
- グリップが赤色で目立つ
- 210mmを実物で見ると、やはり「ここまで長くなくても」という気になる
もしこれより細かい作業が必要になるなら、前回使ったオルファ鋸を使えば良いか。
大きめの焚き火台
焚き火台は前回から引き続きのソロ用。
ソロでもちゃんと焚き火がしたければやはりこのタイプの形状がコンパクトかつ広く使えて良い。
実はこれより小さな焚き火台を持っていたりする。
実際に展開するとさすがに小さすぎて、薪は相当小さくしないと入らない。いっそアルコールバーナーや固形燃料の五徳として使っても良いけど、それならそれでもっとコンパクトなものがあるので「買ってはみたものの・・・」という感じ。
四輪でキャンプなら収納サイズがもっと大きくても困らない。前項は、焚き火台に薪を乗せやすくする→薪を切る必要がある→ノコギリが必要、という流れのためのノコギリだが、そもそも大きな焚き火台ならそんなに薪を細かく切る必要は無い。
グッさんが使っているコールマン ファイアディスクソロは、シンプルに「薪を載せる台」として、いわゆる「閉じ傘」に積むことができ、見た目も美しく純粋に焚き火そのものを楽しむのには良さそうだな、と見ていて思う。ただ、見た目ほど一度に載せられる量はそんなに多くは無いようで、何度か崩れているのを目撃しているw。
ということで、今のところの候補はコレ。
五徳が無いので別に用意する必要があるし、皿自体に空気導入用の穴がないのでベタ積みができず、これ単体だけでなく工夫が必要。
今回、グッさんは「良い感じの大きさの焼き網」と「セリアのプランタースタンド」を組み合わせて薪組の補助+五徳としていた。五徳を重視するとこれでなくても使えそうなものがあるので、まだ購入には踏み切れない。
タープの張り方
前回のキャンプツーリングでポールが低すぎたので設営をあきらめた安いスクエアタープ。リベンジと言いつつ、実際には張り方は完全に下調べ無しで行ったためグダグダになった。
タープの張り方はいくつかあるようだが、実際に張ってみて、張り方はサイトの広さに依存せざるを得ないんだなぁ、と。となると、タープ→テントの順に張った方が良さそうだ。
今回はいつもの流れで最初に確実に必要となるものを終わらせたかったのでテントを先に張ったがこれは悪手だったな、と。
それから、タープはテントより強い張力がかかるので、よりしっかりしたペグが必要になる。コールマン ツーリングドームSTも基本はペグダウンだがそんなに大きな張力はかからないので細いペグでも問題なかったんだが、タープに付属のペグはアルミの細いもの。張力に負けて抜けてしまうことが何度かあった。
砂地などを想定して用意していた大きめの安いプラペグを打ってなんとかなったが、サイトに合わせてペグは何種類か用意しておいた方がよさそうだ。
そもそも、あれば快適性はあがるが、無くても致命的な問題にはならない、というのがタープだと思う。タープ代わりに前室の大きなテントがあれば良い、とも思えるし。タープを張って余裕のあるサイトかどうか、タープ下で焚き火をするか。これは現地に行ってみないとなんとも言えない。つまりある程度アドリブで対処しなければならない。
今回使ったUnigearの安いタープ(とポール)は、使いどころと張り方さえうまくやればまだまだ活躍できそうな気がする。次回はちゃんと調べておこうと思う。本当ならあらかじめ練習しておきたいけど場所が必要だからなぁ・・・。
Unigearとは別に、今後バイクでのキャンプツーリングにタープを持って行くかは未定だが、どうせ持って行くなら(ポールが)コンパクトになるものがいいし、バイクをタープ下に入れられる程度の広さは欲しい。
現状での最有力候補は、ぐっさんが使っていたDOD ライダーズコンフォートタープだろうか。
ペグハンマー
ペグダウンといえばペグハンマー。
ロッジの安いペグハンマーだが、ハンマーの頭が外れて付かなくなった。
頭の部分は交換することができるようになっているんだが、ねじ込み式になっている。交換できるのは良いとして、このネジが使っているうちに緩んで、打ち込んだときの衝撃でネジ山が潰れてバカになってしまった。そもそもこのロッジのペグハンマー自体も5回ぐらいしか使っていないのにこれではなぁ。ぶっちゃけ、交換できる利点より欠点の方が上回ってしまうようなら選択する意味が無い。
元々、ペグハンマー自体をそんなに使うかと言われると微妙なところ。今回はペグを打つ数が多かったので「使えるならやっぱり楽かな」ということだが、無いなら無いでなんとかなるし、ペグを抜くのもプライヤ(レザーマン)があれば無くても不可能では無い。
たしかに「あったら無いより楽」だが、どうせ使うならもっとシンプルで頑丈なものがいい。
ということでコレ。
ヘッドはスチールのソリッド。ペグ抜きはこの形状が汎用性が高い。意外と軽いが、安いしこの程度で十分だろう。
ランタンスタンド
今回はタープポールにダイソーのランタンハンガーを組み合わせてUCOのキャンドルランタンを吊した。
これも工夫次第でなんとでもなるもので、ランタンスタンドは「あれば便利」程度のものだが、設置(灯火位置)の幅が広がるのは間違いない。
ようはポールが余分に一つあれば良いんだが、地面に突き刺せることが条件となるのでテントやタープポールとは別に欲しい。
まぁこれも気が向いたらで良いか。
今回の「めっけもん」
なかなか悪くなかったもの。
ダイソー 着火剤
最近は100円ショップにキャンプ用品が多くなってきたが、消耗品で一度の量がすくなければ、こういうところの製品でコストを押さえることができそう。
今回はダイソーでみつけたこれを使ってみた。
木屑にワックスがしみこませて?あるらしく着火率は高い。
一袋に1巻入っている。慣れれば1回の着火で1巻あれば十分。逆にケチってほぐして小分けに使おうとしたが火の回りが早すぎて、火を広げる前に燃え尽きてしまった。
もしケチるなら、ほぐした麻紐や他のほぐちを併用するべきだろうが、それならこの着火剤を使う必要はあまりなさそう。
ダイソー 「小麦粉ふりふりストッカー」
グッさんに教えてもらったYoutubeより。
小麦粉ふりふりストッカー | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア
1合分を入れ、水を入れてちょうどの大きさ。そのまま振れば米とぎができる、とのこと。
キャンプ地で米を洗うのは面倒なので無洗米を使いがちだが、無洗米は精米より日持ちがしないし割高になるため、普段の米を使えるならそっちのほうがありがたい。
で、実際に使ってみたが、動画の解説とは異なり振るとどうしても水漏れしてしまう。内蓋はしっかり閉めたし外蓋を強く押さえたんだが駄目だった。自分のやり方が悪いだけかと思ったが、グッさんも同じ状態になっていたので単純な話では無いかも。もしかすると、紹介されていたものと仕様が変わっている可能性があるがそこらへんはなんとも言えないが。
逆に言えば残念な点はそこだけで、振るときに水漏れすること以外は使い勝手はかなり良い。内蓋の網が良い感じに米にあたって研ぎ効果があるのかもしれない。内蓋の網超しに注水して振り、研ぎ汁を捨て、これを3回繰り返せばちゃんと研げる。そのまま水を入れて吸水。ここまで米粒をこぼさず行えるのは非常に便利だった。
というか、これは一人暮らしの普段使いに便利かもしれない。1合だけ米とぎするって地味にめんどくさいのでどうしてもまとめて2~3合で炊いてしまう。当然、一食分ごとに炊いた方が美味い。カップに一合分のメモリをつければ米びつから直接すくことができる。
この製品を流用して外蓋の密閉を上げ「ご飯1食洗米カップ」を製品化してみてはいかがだろうか?
ダイソーさんご検討くださいw
コールマン リチャージブルハンギングランタン
今回タープを張るに当たって、明かりを一つ追加することにした。
キャンプで使っている灯火は、テント内ではソーラーランタン、テント外ではキャンドルランタンを基本として、歩くときはヘッドライトだった。
燃料系ランタンを選ばないのはバイクで運ぶことを考えてだ。ガスランタンはボンベを二つ持っていかなければならないという非効率さで却下。
LEDランタンは基本は電池式だが、充電式はバッテリー管理がめんどくさいというのが主な理由。バッテリーは定期的に充電しなければバッテリー性能が低下してしまう。たまにしか使わないキャンプ用ではそれがネックになる。しかし広範囲を照らそうとするなら電池式では明るさが足りない。いまや明るさを取るならバッテリー式一択となるため、ここは妥協することに。
また、タープの中に吊すなら、下方向へ照らせるものが良い。キャンドルランタンなどは地面やテーブルに置くため燃料タンクなどが下にあり下方向は陰になる。燃料系やキャンドル系ではこれはできない芸当。
- タープ内をカバーできる
- 下方へ照らせる
- ホワイトではなく電球色
これらを必要要件として最初に見つけた候補がコレ。
デザインがおしゃれで興味を引いたが、充電式なのに最大220ルーメンはやや暗いように思える。しかも明るさが最大で4時間というのさすがにちょっと短い。
そんなときにグッさんが購入したというのがコレ。
最大400ルーメンなら明るさは十分だろう。吊下げ専用だが一応置いて使えなくはない形か。
キャンプギアが友人と被るのはなんかアレではあるが、これが1番良さそうに思えるから仕方が無いので購入。
実際に使ってみると、上に吊すことで最小照度でもかなり明るく感じる。最大にすれば基本的にもうこれ以上必要とはおもえない。
基本的にキャンプで明かりをガンガン焚くのは趣味では無いけど、ソロキャンでも広い面積を使うならある程度の明るさはあったほうが良いんだな。どのみち明かりは複数併用することになる。そのうちの一つにこれを加えてしばらくは使っていく方針。
まとめ
元々キャンプツーリング用として装備はそれなりにあったわけで、細かいものはともかくおおよそそろった感。
車キャンプはとりあえずこれでOKということで、次回はまたバイクキャンプか。