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CT125 - ヘルメット

CT125で使っているヘルメット。

ARAI VZ-RAM(Plus化済み)

www.arai.co.jp

RAMシリーズは20年ぶり?SZ-RAM2以来。

モンキー(Z50J)と同時に、つまり最初に買ったヘルメットがSZ-RAM2。原付(50cc)で最初のメットなのにわざわざ4万もするSZ-RAM2を選んだのは「低速走行の方がインテークの効率が重要になるだろう」という判断から。こいつの快適さを知ってしまったがために、これまでずっとヘタな物が買えなくなってしまったという曰く付きだが。

VZ-RAMの第2候補として同じくARAIの CT-Z を選択肢として入れていた。理由は「バイザー付きだから」。バイザーのおかげですこしオフロード寄りなイメージがあっていいかな、と。
しかし改めて考えると、オフロード=バイザー付メット なのはなぜなのか、実は理由がよくわかっていなかった。
ネット上を漁った限り、オフロードバイクでバイザーが必要な明確な理由として出てきたのは、

『前走車のリアタイヤが跳ね上げた泥や小石から視界確保するため』

というのが一番納得できそうな話だった。もちろん「日差し避け」というそのままな理由もあるけど、それならオンロードバイクでも必要だろう。実際、白バイはバイザー付き被ってるし。
リアフェンダーが無く溝の深いブロックパターンタイヤのモトクロッサーなんかだと、リアタイヤが掘って蹴り上げた泥はほぼ真上1に飛ぶので、後ろを走っているバイクには上から降ってくることになるので説得力はある。でもこれは前走車が走っている前提なので、基本ソロの自分には関係ない。

それなら、「日差し避け」だけを考慮して外部シェードのつけられるVZ-RAMの方がいいだろう、と。別体バイザー式(SHOEI NEOTEC)の利便性はよくわかっている。それにCT125が記念すべきカブ系エンジン2台目ということもあるし、奮発してVZ-RAMにした。

カラーは「モダングレー」。モダングレーは一見して「安っぽいグレー」だが、この手のグレーは軍用にあるカラーリングなので安っぽい方が逆にイメージに合う。

バイザー付きシールド「プロシェードシステム」が標準装備の「Plus」があるが、モダングレーには設定されていない。でも好みのカラーである方が重要だ。ピンロックシートは同時購入。

で、モダングレーには「Plus」が設定されていない。しかし、オプション追加で「Plus」にする方法はある。

www.arai.co.jp

まず、標準のVAS-Z ブローシールドにはそのままプロシェードを取り付けることができない。プロシェードに取付系部品が込みの「プロシェードキット」ならそのまま取り付けられるが、アームのカラーにはやっぱりモダングレーが無いため、「ノンバイザーシールド」と「サンバイザー」に モダングレーの「プロシェードアーム」をバラで購入して取り付ける。

「プロシェードアーム」はスタンダードのブローシールドとは別(スタンダード用アームにプロシェード取付不可)なのに、標準ラインナップでないモダングレーが存在する(プロシェードキットにもモダングレーは無い)のはなんだか腑に落ちないが、ともかくこの3つがそろえば「Plus化」は可能。この中で真っ先に在庫がなくなりそうなのは、共通品ではないプロシェードアームだろう。実はこれだけは先行して本体と同時購入していた。

シールドをプロシェードに交換・・・といっても付属の説明書通りに取り付けただけなので手順の写真も撮っていなかった。特別なにかしたことといったら、シェードの可動部にシリコングリスを薄く塗った程度。

シェードとシールドの間には数mmの隙間がある。砂埃やゴミを噛み込んだり、雨天に水滴が入って滲むことを減らすためだろう。

ノンバイザーシールドのダクトの形状がブローシールドと異なりスライド式になっている。もちろんサンバイザーと干渉しないようにするための変更。

オフロード用が欲しい

ということで半年間ほどロンツーから林道までVZ-RAMを使ってきたわけだが・・・。

一番最近の林道状況

垂れた枝に突っ込むなんてことはそれなりに発生する。するとどうしてもシールドに細かい傷つく。
そもそもCT125にメーターバイザーやナックルガードを付けたのはそれ( 藪突っ込み )が前提にあるんだが、ヘルメットのバイザーを枝よけ(枝をくぐる)とするなら、シールドに対するダメージ軽減になる。
ここでふたたび、バイザーのついたARAI CT-Z が候補に上がるのだが・・・さすがに今サブのヘルメットにあんまりお金は掛けられないな、ということが一つ。加えてどうせならジェットではなくフルフェイスの方が良いのでは?というのが2つ目。

で・・・だ。

リード工業 RUDE スクランブラーヘルメット

www.webike.net

人生初のオフメット。
このタイプのデザインは「スクランブラー」というらしいのだが、オッサン的には「あー、昔のオフ車のメットな」って感じで。「スクランブラー」といえばオンロードバイクにダートカスタムしたあのタイプだが、なるほど確かに雰囲気は解る。そしてそもそも カブ をスクランブラー化したのが先代のCT110だといえるので、ハンターカブを引き継いだCT125には親和性がある。

三点ホックがあるので汎用品でも問題ないはずだが、初めて購入するので念のため純正オプションのダックビルバイザーを取り付けた。ぱっと見はイカツい系(マッドマックス)な見た目だが、バイザーを付けることで多少ソフトになる、気がする。

シールド無しのオフメットということはゴーグルが必要になるが、RUDEには眼鏡にも対応したゴーグルが標準で付属している。リード工業の純正オプションとして単品で販売されているらしい。バイク用のゴーグルも初めてになるので当面はこの付属ゴーグルでいってみようかと。聞くところによるとゴーグルは消耗品らしいので、1つ目ならこれで良いんじゃねぇのかな。

全体に重量は軽く・・・軽いのは良いことではあるんだが、ARAIやSHOEIに慣れていると軽すぎてやや不安に感じた。まぁいったん被って走り始めれば気にならないもんだが。
フィット感は不快なほどではないものの、若干ルーズめに感じる。頭のサイズは最後に計ったときに58cmで、VZ-RAMのMサイズの標準内装でピッタリなので、RUDEもMサイズ(56~60cm)でOKのはずだが、どうしても微調整が必要になるのは仕方ない。

シールドが無く思っていたより口元に走行風が入るため想像していたより息苦しさは無い。むしろロード用フルフェイスやジェットよりも口元に空間がある分具合が良かったりする。 フルシールドのジェットタイプであるVZ-RAMより風が入るので、おそらく冬用ヘルメットには向かないだろう。通気性の良さの割に口元にはチンガードがあり、ロード用フルフェイスほどではないけどジェットより安心感はある。

総じて「なんか今まで被ったことない新感覚メット」って感じ。いや、もうそのまんまだが。

付属ゴーグルのレンズはライトスモークなので夜間は見えなくはないもののどうしても不利になる。林道・オフ専用のつもりなので夜間使うことはないと思うが・・・。
ゴーグルの肌に当たる部分はクッションでは無くシリコンゴムになっている。最近はこういうもんなんだろうか。眼鏡の上にすっぽり被せるように付けられいったん付けてしまえば違和感は無い。
また、ゴーグルのレンズの枠がほとんど無い形(平面レンズが枠にはまっているのではなく、レンズ自体が立体成型されている)なので視界を遮られることは無い。同型でクリアかライトスモークがあったら追加で欲しい。

眼鏡とゴーグル(と私)

オフロードヘルメットで「ゴーグルが必要」となったとき、真っ先に考えたのがタクティカルゴーグルの流用だった。

最近は使っていないが(シューティングレンジ用に)ワイリーXのシューティンググラスを使っていて、これにはインナーグラス(度付きレンズ)をセットできる。サバゲでの使用を想定して同じインナーグラスをそのまま付けられるワイリーXのタクティカルゴーグル2も買っていた(これも全く使っていないが)。タクティカルゴーグルは眼鏡の上に掛けられないのでインナーグラスが必要になるわけだが、これをバイク用と考えるとゴーグルを外したときのために別に眼鏡を持って行く必要がある。
眼鏡をかけた状態でフルフェイスを被れないので都度眼鏡を外しているわけだが、インナーグラスの付いているゴーグルなら一手間省ける・・・わけではなくて、外した眼鏡をケースかなにかに入れなければいけない。

  1. 眼鏡を外す
  2. メットを被る
  3. 眼鏡をかける
  4. ゴーグルをつける

のと、

  1. 眼鏡を外す
  2. メットを被る
  3. 度付きのタクティカルゴーグルをつける
  4. 眼鏡をケースにしまう
  5. 眼鏡ケースをバッグに入れる

さて、どっちがどの程度マシなのか、非常にビミョーなところではあるな、と。というか、1番怖いのは眼鏡をケースごと落としたりする可能性なんで、その点では眼鏡の上にかぶせる方が幾分かマシだろうか。

って、久々に出してみたら加水分解割れてた・・・。結局ほとんど使わずに終了か勿体ない。

ツーリング用にジェットやシステムメットを積極的に選んでいるのは、眼鏡をかけたままメットを被ったり脱いだりできるからなんだが、この手の悩みは裸眼の人には解らんだろうな・・・。

と、まぁ・・・

そんなこんなで、CT125ではこの2つのヘルメットを用途に応じて使い分けることにする。

本当はこのメインの2つとは別に、近所のチョイ乗り用にジェットが欲しいというか、2軍落ちしたメットをCT125のメットホルダーに付けっぱなしにしているんだが・・・まぁ、その辺の話は追々に。


  1. 真上どころか前方に飛んで背中がドロドロになった経験があるライダーは多いかと思います。

  2. サバゲ用」に買ってはみたものの、ゴーグルだけでは眼以外の顔面をカバーできないので、結局眼鏡の上から被れるフェイスガードを使っていたというオチだったりする。