2年目の車検からうちのパジェロミニ(H56A)が還ってきました。
つことで、これまで乗ってきて思うところをつらつらと
車検クリア
特に問題なく車検をクリアした模様。
気になっていたのはLED化したヘッドライトバルブで、念のために交換前のハロゲンバルブを用意していたけどLEDのまま通った。外したバルブはすべて予備として車に積みっぱなしだったが、もう下ろしても良いかもしれない。
消耗品としてファンベルトを交換。ファンベルトの緩み(滑り・鳴き)はもう持病みたいなものらしいので、小まめに交換してもらうしかないかな。オイルとオイルエレメントは直近に交換しているので見送り。
また、エキゾースト系を交換してもらったときにできなかった塗装と、剥がれてきたシャシアンダーコートをやり直してもらった。
これでまた2年走ることができる。
この時点でODOは 159,960km・・・。
パジェミ「下駄化」問題
2年前に引き取ったときのODOが144,535km なので2年で約15,500km、1年で7,700kmは走っていることになる。導入当初は「大体3千km、多くて5千km程度かな」と考えていたが、想定以上に走行距離が伸びてしまった。
たしかに、パジェロミニである程度長距離を走ることある。時々名古屋方面や富山方面に行くことはあるが頻繁では無い。頻度が高いのは実家との往復(250km以下)だが、それも毎月のようにではない。
心当たりとしては、日常での「下駄」用途。
買い物、コインランドリーとの往復(冬場や梅雨時は多い)あるいは「ちょっと飯を食いに」とか、数キロ程度の距離でパジェロミニを使うことは確かに増えた。下駄にしてはいけない訳では無いけども、当初の予定ではここまで四輪中心にするつもりはなかった。スクーター(PCX)を処分し、その代わり(パジェロミニと同時に)CT125を購入してからは、「下駄」用途はCT125とパジェロミニで分散させるつもりだった。
雨天で使うならもちろん四輪が良いが、降っていないのに四輪を使う意味は無かったはず。
本来なら、アパートに停めてあるCT125ではなく、離れた駐車場にパジェロミニ取りに行くのはめんどくさいはずだが、それでもパジェロミニを使っているのは、当初は想定外の「CT125を下駄にしたくない」という心持ちに変わってきているということがある。
この辺は、別で書くか。
必要なものほぼ網羅
「可能な限り自分で弄る」というスタンスで進めてきたけど、現在のところほぼほぼ網羅できたと思っている。
あとは使い勝手の面で細々としたところに手を入れたいところがあるのと、大仕事が1つ残っている。
ワイパー
20年前の車なので、今の車と比較するとどうしても使い勝手が違う。情報が少なくて手が出せていないのがワイパーの挙動。
今の車だと大体はフォグ、つまり1回操作すると1回だけワイパーが動くモードがあるが、H56Aには無い。フロントウィンドウに「ガラコ」のような撥水をしていると、間欠モードほど小まめにワイパーを動かす必要が無いし、無駄に感じる。間欠モードを入れてすぐに切るという操作をしているがこれが地味に面倒。
間欠モードといえば、リアワイパーに間欠モードが無い。リアもフロントほど頻繁に使うわけでは無く、一定時間おきに動いてくれれば良いのだけど、低速モードでも早すぎて「そんなガッチャンガッチャン動かなくて良いよ!」といいたくなる。
これらのワイパーの挙動を変えるなら、ワイパーを制御している回路を変更するか、制御回路とワイパーモーター(と反転スイッチ)の間に回路を割り込ませることが考えられるが、H56Aの回路図が無いので手探りで調査となる。
例えばワイパー回路の設定を変えることができるのなら、フロントワイパーの間欠モードのタイマーを増やすとかが考えられるが、1回動作のフォグモードを「追加」するとなると、それ用のスイッチが1つ必要になる。
リアワイパーはONかOFFかの2ポジション(追加でウオッシャーが出る3ポジション目があるが)なので、間欠モードを仕込むには工夫が必要になりそう。
いっそ別車種の回路やレバーに付け替えるとか、やり方はいろいろあるのでは無いかと思う。もっと情報収集が必要か。
・・・言うて、古い車なのでアナログ的なハックでいけそうな気はするんだよな・・・。
ラジオアンテナ
H56Aのラジオアンテナは昔ながらの「手で伸ばすロッドアンテナ」。縮めるとAピラーに収まるものを『ピラーアンテナ』と呼ぶらしい。
で、これって、いちいち伸ばすのめんどくさくない?
現在はルーフラックを載せているので門形洗車機に通せないが、かなりめんどくさいと思っていた。
ほかにも、
- アンテナを伸ばしていると風きり音が地味にうるさい
- 伸ばしっぱなしにして(忘れて)いると草木に引っかけて曲げたり折れる可能性が高い
といったような欠点もあって、使わないときには縮めていたが、使うときに窓を開けて伸ばすのもやっぱりめんどくさい。
ルーフラックを載せてからは、伸ばすと振動でラックに当たるようになった。軽トラや軽バンがよくやっているように伸ばしたアンテナの先端をルーフラックに固定していたが、これはこれで荷物の載せ下ろしや固定用ネットのフックに引っかけて邪魔くさい。
ということで、カーラジオ自体はほとんど聴かないようになってしまったが、高速道路での交通情報はやっぱりラジオがいいんだよな。
で、それならもう、ピラーアンテナをやめて今時の乗用車のようにホイップアンテナに付け替えるのもありかな、と。
ホイップアンテナ(今時の車に多く採用されている短縮アンテナ)はカー用品店よりAmazonで探せばノーブランド品が出てくる。アンテナのカーオーディオ側のコネクタは共通なので、既存のアンテナと差し替えるのは容易。利得(ゲイン)についてはアンテナの性能によりけりなので付けてみないことにはわからない。場合によってはブースターが必要になる可能性はある。
ここまでは想定できる事なのでなんとかなるが、問題になってくるのが、
- ホイップアンテナをルーフのどこに付けるか
- 空きになったルーフのピラーアンテナの穴をどうやって塞ぐか
基本的に最近のどの乗用車でも、ルーフ後ろ側のセンターについている。新型ジムニーとかルーフの高い車はセンターより右に寄せて配置される。うちのもこれらに合わせてルーフに載せるとして、どうやって配線をひっぱれば良いのか。アンテナの器台はどれもルーフに穴を開けて下側に突き出たボルトに裏側からネジ止めするようだが、つまりルーフの内張を外したら裏側って露出するんだろうか?だとするなら防水処理をかなりきっちり仕込む必要がありそう。ここらへんは乗用車の基本構造の話になってくるのである程度調べたらわかりそう。っていうか「現物外して確認しろや!」という話だが。
で、外したピラーアンテナは、その場所に穴が開くことになる訳だが、この部分は曲面になっていて単純になにかで塞ぐのは難しそうに思える。溶接できるならそれに越したことはないんだが、うちの住環境的に溶接環境を準備するのは難しい。
いっそのこと、開いた穴にホイップアンテナを付けられれば・・・いや、曲面につけられるような器台のアンテナは存在しない。
となると、ピラーアンテナを撤去せず残すというのがベターな選択になりそうだが・・・。
とまぁ、ちょっと考えるだけでこれだけ問題が出てくるので、「細々といいつつなんやかんやで結果大工事」というのが目に浮かぶ。フォグランプ取付で通った道ではあるが、ともかく、なんかの勢いでバッとはじめてガッと完成させるわけにはいかなさそう。
スピーカ
カーオーディオといえば、音量を大きくするとスピーカーの音が割れるようになってきた。
ひび割れが酷いのは左側。最初は内装のビビりかと思っていたが、メカに相談したところ「スピーカーコーンが破れているのでは?」と。
内装のビビりを解消するとなると、内装を両面テープなんかでガチガチに固定することになって結構めんどくさそうだが、スピーカーが破れているとしたら交換するだけでいいので手間はそんなにかからなさそう。
急ぎでは無いので、これは気が向いたらでいいか。
全塗装
ワイパー・ラジオアンテナ・スピーカは、まぁ「細々(こまごま)」の範疇には入るが、車体の全塗装についてはもう「大仕事」の範疇。
DIYでの塗装について、「何が必要で」「なにを」「どうすれば」については把握できた。最大の問題は「いつやるか」になる。
ホイール塗装の記事でも書いたが、自宅からすこし離れた青空駐車場での塗装なので、作業途中に雨や雪が降るとやっかいなことになる。また、気温も暑すぎ(夏)ても寒すぎ(冬)ても良くない。砂埃や落ち葉が舞うような強風でも難しい。作業を開始したらその日から作業が終わるまで車を動かせないと考えた方が良い。
『風雨がなく、暑くも寒くも無い、連続した(最低でも)3日間の休日』
これが作業可能な日程になるわけだが・・・考えれば考えるほどかなりタイトだなぁ、と(有給とるにしても天気予報みてからってのは社会人的にちょっと)。
もちろん、これだけは塗装屋に任せるというのも選択肢として「アリ」ではある。その方が仕上がりが綺麗なのは間違いないし、確実性は高い。「この車にソコまでの金をかけるのか」という問題は別にあるにしても。
だが、DIYでの挑戦としては相当にやりがいのあるタスクになるのは間違いない。今まで小さなモノを除いて基本的に(さび止めとかやむにやまれぬ事情でないかぎり)塗装をすることは無かったが、これができたら(結果が失敗だとしても)今後の(精神的)障壁はかなり低くなるんじゃないかと思う。
まぁ、やっぱり焦らず、計画と準備をしつつ、しかないな。