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uConsole - 01 - 組み立て

実家に戻ったタイミングでClockworkPi uConsole(RPi CM4 Lite)の組み立て。

初期追加部材など

実家に到着したことがわかったタイミングで最初から必要になるであろうものを一通り用意しておいた。

バッテリ

なにはなくとも必要になる18650型のバッテリ。
汎用のものなので多数のブランドで出ているが、この辺を中華にするのはかなりリスクが高いので日本のブランドを選択する。この製品は国内でレビューされているuConsoleで使用実績をよく見かけるものだ。

公式WiFiアンテナ

uConsoleのレビューで「WiFiが弱い」というのは散々目にしていたし、そもそも標準の外部アンテナは技適通っているかどうか怪しいという部分もあり、最初から技適の通っている外部アンテナを付けてしまう。なお、CM4単体(オンボードアンテナ)でも技適を通っているが、標準後付け外部アンテナが弱いのに内蔵アンテナがそれより利得が高いはずがない。ということで初手から公式外部アンテナを使う。

ディスプレイ保護シート

経験上、液晶保護シートもなるべく早く貼り付けてしまったほうがいい。

USB-EthernetアダプタとType-Cドック

Ethernetアダプタは普段自室でSwitchのドックに繋いでいるエレコム製。WiFiが弱くてアップデートが不安定になる可能性を考えてだったが、挿しただけではlsusbコマンドではリストされるがeth0として使えず、さらに公式外部アンテナで十分な速度と安定性が出ていたので結局使わず。
Type-CドックはmicroPC購入時に使おうとしたものでHDMIが使えず結局塩漬けになっていたが、どうやらuConsoleのType-Cは給電のみしか対応していないようなのでやっぱり塩漬けに戻る。

ドック的に使うのなら1ポートしかないType-Aに繋ぐことになるのでEthernetとUSBハブが付いている奴が良い。この辺も追々か。

開封

思っていたより小さいな。

『Don't Panic~』

意訳すれば「落ち着け」なんだけど、これを『パニクるな』と訳したセンスってすごいと思う。

CM4 Liteの基板は箱に入ってるんじゃなくて裸でパッケージに含まれていた。まぁ箱は要らんけど。

組み立て

基本的には説明書に沿って組み立てるのでほぼほぼ省略。ヘックスのアーレンキーが付属していて、ネジ回し的なモノは全部これで組み立てられるのでこれを使ってみた。一応一通りの工具は持ってきていたけど、今回は使うことが無かった。

ちょっと迷ったところといえばRPi CM4ボードとCM4の取付向き。説明書だといきなりボード(ドータボード?)にCM4が乗った状態でメインボードに組み付けるところから説明が始まる。

端子的に逆向きにも載せてしまえそうなのが危ういが、ドータボード上の枠線とCM4の位置が一致する方向が正しい向きになる。なお、固定用のビスはついていない。メインチップ側にサーマルパッドを貼って筐体背面のプレートと密着させるので外れることはなさそう。

スピーカは4Gエクステンションボードの裏側になる。端子の向きはありそうに見えるけど、ボード側のパターンを見る限り向きはどっちでも良さそう。

キット添付WiFiアンテナを取り付ける代わりに、公式外部アンテナを取り付け。

外部アンテナは現状は固定できないので、とりあえずマスキングテープで固定しておく。

添付の32GBmicroSDカードを使用。標準状態のブートイメージが書き込まれているものなので一旦はこれを使う。そのうち動作確認がとれている128GBに切り替える予定。その時のディストリビューションを何にするかは未定・・・まぁとりあえずRaspbianになるだろうけど。

とりあえずの組み立て完了。

起動テストとファーストインプレッション

ほとんど外観の話になってしまうが。

何が良いって、このたたずまいよな。シルバーを選んだのはこの無線機とか測定器、あるいは航空機のコンソールのような雰囲気がいいから。
キーボードはタクトスイッチにゴムのキートップでレトロPC(マイコン)感があり、ゲーミングキーはあるけどゲームには向かないと思う。

電源スイッチはプッシュ式で停止時に2秒長押しで起動、2秒押しでシャットダウン。CM4のGPIOに直結のデフォルト動作らしい。充電中はクリアゴム製のカバーの内側でオレンジが点灯し、起動中はグリーンも点灯する。

充電時間はWiFi設定したりapt-get upgradeをかけたりしつつも、ほとんど停止状態で8時間程度(一晩)電源に繋いだ状態で放置してやっと100%になった。

外部アンテナのおかげか、元々WiFiの感度が良くない実家自室でも他の機器と変わらない程度の電波状況。ただ、やっぱりマスキングテープで仮止めの状態だと結構剥がれるし、配線に影響を与えそうなのでこれは早急になんとかしたい。最初にやるべきはソフトウェア環境よりアンテナの固定。

GPD microPCとのサイズ比較。サイズ感はクラムシェルを開いた状態と大きく変わらないはずだが、uConsoleの方が大きめに感じる。
バッテリーの裏側にあたる部分は四角く膨らんでいるけど、両手に持ったときにこの部分が指にフィットして意外と保持しやすい。
「反応が悪い」とか「よくポインタが飛ぶ」などの評判を見かけたトラックボールだが、それから更新がかかったのか使い勝手は順当。感覚的には SHARP IS01 を想起する。組み立て時に解ったが、トラックボールユニットは表面パネルの裏側で押さえつけられているだけなので交換するのは簡単だ。反応が悪くなったら交換してしまっても良いだろう。
しかし、トラックボールが悪くないとはいえ、持ち方的にはキーボードのゲームパッド部分(上下左右ABXY)の方が収まりが良い気がする。ウィンドウマネージャはRaspbianデフォルトでマウス操作が基本になっているので、カスタムするなら基本操作はキーボードショートカットメインとしゲームパッド部分で操作できるようにしていきたい。

DM250のハードケースと並べるとやっぱり小さめに感じる。

キックスタンドが長いため、立てた状態でYoutube閲覧しながらPomeraで記事を打つなどちょっとしたながら作業にちょうど良い。プリインストールのChromium WebブラウザYoutubeの再生ぐらいなら十分。スピーカーも問題ない。

アンテナの固定問題があるのでしばらくは自宅使用のみになるが、これが解決してちょうど良いケースが見つかったらDM250と一緒に持ち歩いての使用を想定している。

やっぱりアンテナが落ち着かないと持ち歩く気がしない。とりあえず筐体に固定できれば見栄えは後回しでいいからなんとかしたい。