X-Wrtの導入
X-WrtはOpenWrt向けのWeb設定ツール。導入すればWebからの設定を行うことができる。
仙石浩明の日記:La Fonera (FON ソーシャル ルータ)
ルータファームウェアOpenWrtを拡張するX-Wrt - SourceForge.JP
X-wrt on Fonera - kuroの覚え書き
root@OpenWrt:/mnt/sd# wget http://downloads.x-wrt.org/xwrt/kamikaze/7.09/atheros-2.6/openwrt-atheros-2.6-vmlinux.lzma root@OpenWrt:/mnt/sd# wget http://downloads.x-wrt.org/xwrt/kamikaze/7.09/atheros-2.6/openwrt-atheros-2.6-root.jffs2-64k root@OpenWrt:/mnt/sd# mtd -e vmlinux.bin.l7 write openwrt-atheros-2.6-vmlinux.lzma vmlinux.bin.l7 root@OpenWrt:/mnt/sd# mtd -e rootfs write openwrt-atheros-2.6-root.jffs2-64k rootfs root@OpenWrt:/mnt/sd# reboot
で、導入した後ネットワークが初期状態になってしまう。
それはいいとして、ntpclient・SDカードドライバ・ipkgのリスト情報までもリセットされてしまった。ようするに/etc配下をごっそり入れ換えてしまうのな。めんどくせぇ。
X-Wrtを使ってみる
SDカードドライバについてはコンソールから入れ直したが、ntpclientはX-WrtのWeb設定画面からインストールした。
まずLaFoneraのIPアドレスに対してブラウザでアクセスする。このとき、初めての場合は管理ユーザのパスワード設定を要求されるので入力する。以降、このページにアクセスするとBASIC認証がかかる。
- [System]タブをクリックすると「System Setting」ページが開く。
- ここではホスト名*1やタイムゾーンの設定が行える。
- ntplicentがインストールされていない場合「TimeSetting」グループにインストールボタンが表示されている。これをクリックするだけだ。
もちろんipkgでインストールされ、実行時のコンソール出力がそのままブラウザに表示される。超簡単。
X-WrtのWebインタフェイスはwebif2というらしい。この管理ツール、システムについてのかなりの部分までWeb上で行うことが可能で、各種ステータスの確認やサーバの設定、果てはファイルの編集やipkgリポジトリの追加までできてしまう。
ためしに仙石氏のipkgリポジトリを追加してみる。
- [System]タブから[Packages]をクリック。
- 「Add Repository」セクションにリポジトリ名とリポジトリURLを入力し[Add Repository]ボタンをクリックする。
- ここではリポジトリ名は4文字以上を要求されるので、「gcd」だと怒られてしまう。
- 俺は「gcd_org」としたが、たぶんなんでもいいんだろう。
このセクションを下にたどると、リポジトリごとにパッケージの一覧がソートされてリストされている。左側の「install」リンクをクリックすればそのままインストールできてしまうというわけ。さらにパッケージのURLを直接入力してのインストールも可能。こりゃすげぇ。
だが、なんでもできてしまうということは、逆にセキュリティホールになりかねないということでもある。とくにSSLを導入しないと平文でネットワークを流れることになるので取り扱いには慎重に。
*1:ここで編集してもなぜかコンソールアクセスレベルでは変更されていないのだが