本日の具材はこちら。
今回はヘッドライト周りをまとめて弄るので、ミラーマウント周辺に付いているものをごっそり外してから開ける。付け直すのめんどくさいな・・・。
メーター側のカバーを外すときにはスピードメーターケーブルを外した方がいい。スピードメーターケーブルは固いので、作業時の取り回しに苦労することになる。
ハザード追加
いろいろ付け始める前に、試してみたいことがある ということでハザードを先に付ける。
疑問に思っていたのでは「本当にウィンカーリレー(フラッシャーリレー)の交換は必要か?」という点。
ノーマルのウィンカーリレーは2極でカチカチと動作音がするタイプ。2極ということは、通電があった際にその電力を利用して消灯(堰き止め)と点灯(放流)を繰り返すものと思われる。3極の場合は別電源(バッテリー)から供給された電力を利用して、ウィンカー側のON/OFFの制御自体を行っている。
2極だろうが3極だろうが、基本的にON/OFF制御を行っているだけで、左右の制御は関係ない。
今回購入したハザードキットには、カブ(JA44等)でボルトオンのウィンカースイッチとLED対応のフラッシャーリレーが同梱している。つまりこのウィンカーリレーを使えばハザードが実現できるということ。
まずはスイッチだけハザード対応品に交換してみる。
コネクタを抜いて、スイッチ裏側の爪を押せば簡単に外れる。スイッチの短絡をチェック.
もう図を清書するのもめんどくさいのでメモだけ。
こんな感じ。レバー側から向かって左からコモン、左、右になる。(見直したらLRがテレコだし写真のスイッチの配置だと前後逆、不正確だけどまぁイメージは伝わると思うので推して知ってほしい)
で、ハザード対応スイッチはというと
同じだがレバーを左右に振ったときに、逆側がキャンセルされず左右が同時に短絡する。予想通りだけどこれだけの単純な仕組みになっている。もし別体式のスイッチにしたければ、ウィンカースイッチからワンプッシュでコモンと左右を短絡する回路を作ってやれば良い。
では、リレーはどうか。
ハザードウィンカーに交換した状態での通常のウィンカーの左右は問題なし。しかし、ハザードに入れた瞬間に『ビビビビビビビビィィィィィィーーーン』といった感じの異常動作をして動かなくなる。一旦切ってやれば左右は問題なく動くが、ハザードになるとやはり同じ。
通常のカチカチと音がするようなウィンカーリレーの場合、コンデンサの容量の変化を利用した点滅の制御を行っているはずだ。いわゆる機械的なリレーを用いた方法で、このリレーの動作時に物理的な音がするためカチカチ動作音が発生する。コンデンサの容量により点灯と消灯のタイミングを制御しているので、ハザードで左右両方の負荷が掛かるような場合に想定外の動作になるということかもしれない。
リレーを交換。これはLED対応タイプでおそらくIC制御式だと思われる。
一瞬「あれ?ピン配置ちがくね?」と焦るが、方向が違うだけで配置自体は同じ。
こちらでは想定通りの動作をしてくれる。
とりあえずこの状態でメータカウルをハンドルに戻しておく。ウィンカーバルブとヘッドライトバルブをLED化するので前半分はこのまま。
ここまでのまとめ。
LED化していない(白熱球)の状態でハザードが異常動作をしたということは、負荷側の増加によってリレーの動作が想定外になるということだ。交換したリレーは負荷側の容量に関係なくON/OFF動作すると考えられる。
でもこれはLED対応リレーでも同じこと。ハザードの場合は左右点灯(負荷が通常より大きい)ための異常動作だが、バルブをLEDにすると負荷が小さすぎるためいわゆる「ハイフラ」状態になる。ハイフラはバルブが切れた際のアラートとしてこのような動作が織り込み済みで設定されているが、逆に負荷が高すぎても異常動作がするということは、負荷は設計の範囲内でないとちゃんと動かないということなんだろう。
さて、ハザード対応するためにLED対応リレーに交換するということは、『ハザード対応キット以外の普通のLED対応ウィンカーリレーでもハザード動くんじゃね?』 というのが次の疑問になる。
LED対応ウィンカーリレーは、負荷側の電力量を無視してON/OFF制御を行うということなので、ハザードで左右両方の負荷がかかっても問題ない、つまりハザード対応を謳っていないLED対応ウィンカーリレーでもいけるかもしれない。LED対応の動作音付きウィンカーリレーに変えればハザード化した状態でカチカチ音を復活させることも可能になるはずだ。
ま、もしそれで動かなかったら完全に無駄になるので、試すならもうちょっと余裕がでてきてからだが。
ヘッドライトバルブのLED化
ウィンカーからちょっと寄り道して、ヘッドライト。
以前書いたとおり、Waveのヘッドライトは暗い。で、ヘッドライトバルブを替えるのにいくつか方法があるうち、てっとりばやくLEDバルブになら交流対応で電圧変動許容幅の大きい奴が必要になってくるが、そういうのはそれなりに高い。
なので、とりあえずお手軽なハイワッテージバルブ(ホワイトバルブ)に替えてみようかとか考えていたが・・・最近はLEDバルブが増えたせいか安いハロゲンバルブってほとんど無いのな。4000円ぐらいするのでそれならLEDバルブと変わらん。
と思ってたら、なんか安いAC/DC対応LEDバルブを見つけた。
もちろん知らんメーカー、当然中華ブランドだが、2000円切るならちょっと試してみようかとは思える。許容電圧が9V~80Vと他のものより広い、特に(どこまで信用できるかはおいといて)上が80Vというところが決め手になった。
外したノーマルH4ハロゲンとの比較。Amazonの画像のとおり、発光点がハロゲンと近い位置になっているので配光でおかしな事になるリスクは低そうだが、正面方向が空いているのでそれがどう影響するか。
Waveのバルブの向きは標準的なものなので何も考えずにポン付け。
テスト点灯の時点ですでにクソ明るいのが解る・・・じゃなくて、ノーマルが暗すぎたのか。
サイドマーカ増設
今回の本題にやっとこさ取りかかる。
ウィンカーとしては小さめだが、サイドマーカーであくまで補助なのでこのぐらいがちょうど良い。
純正とかでよくある前向き(つり目)でもいいけど、純正とは別扱いということで車体のもっとも横で外側にあたるレッグシールドの外側にしたい。穴開け固定(埋め込みタイプ)だと変えたくなったときにリカバリが効きにくいので今回は両面テープでの貼り付けタイプにした。ゴム製で局面に曲がるので、ある程度は貼り付け面の自由度がある。
ウィンカー線の取り出しについては現物を見ながら結構悩んだ。
メインハーネスのカプラ付近、リアウィンカーへ行く線から取るのがもっとも妥当な気がするが、タコメータのACC取り出しの時にかなり苦労したし、ここに集中してしまうと弄ったことによりウィークポイントになりやすいので、もうここからは取りたくない。あと線を探すのがちょい面倒。すでにカプラ付近は防水をガチガチにしてしまっている。
次に取り出しやすいポイントはフロントウィンカーへ繋がるカプラ。ここなら信号線としては間違えようがない。水色が右、橙が左、緑がコモン。メインハーネスよりも末端側のハーネスなので最悪の場合でもリカバリは効かせやすい。もちろんウィンカーバルブへの線をいわゆる「蟹タップ」するという手もあるが、やはりそれは最終手段にしたい。
近所のオートバックスで2極の防水カプラ2個入りと0.2SQの配線コード3色を購入。汎用のカプラはいくつかあったが、防水タイプはこれしかなかった。普段ほとんど使わない0.2SQをわざわざ購入したのはこの防水カプラが0.2SQ専用だったため。サイドマーカーの配線も0.2SQっぽいので直接取り付けられるだろう。
レッグガードは取り外すことがあるので、ギボシで防水処置をしてしまうとそのたびに防水処置をやり直す必要が出てくる。なのでここだけは防水カプラにしたかった。
前回使ったのと同じ平型端子セットを追加購入している。
ACC取り出しと同じやり方だが、今回はオス側(ヘッドライト側)ではなくメス側(メーター側)のカプラだったので、前回使った残りのメス側ピンで良かったな。緑(コモン)=黒、水色(右ウィンカー)=青、橙(左ウィンカー)=赤で配線。
分岐した配線は3本束ねた状態で、タコメーターの配線と同じルートでフロントカバー内あたりまで伸ばす。
コモンは左右で分ける必要があるので黒をジョイントを使って2本に分岐。
カプラに負荷が掛からないようエフコテープで固めつつ、分岐側配線をコルゲートチューブで保護。
防水カプラは2セット分だがピンはオスメスそれぞれ6本づつ付属している。2本は失敗できるという親切仕様。まぁこれ結構高い(900円)しそのぐらいしてくれないと割に合わない。ピンのカシメは電子工作用の小さいサイズが必要。持ってて良かった。
コネクタを付けるとこんな感じ。説明書どおり、メスは給電、オスはマーカー側で。マーカ側の配線は黒字に白い線が入っている方がプラス。機器側はコモンがマイナス。
ハザードモードで点滅させて両方とも点灯することを確認。
電気的にはこれでOKだが、配線の引き回しはどうするか・・・といってもレッグガードに取り付ける以上、サイドカバーに穴を開けて配線を通すしか方法は無いんだけど。
穴を開けるなら可能な限り地面より離れてなおかつ直接雨が当たらない位置がいい。つまりこのへん。
そしてここで「インパクトドリルは実家に持っていって置きっぱなし」ということに気がつくっていうね・・・。
一応、有線式の安いドリルドライバがあった(たしか東京に行ってたときに取り急ぎ欲しくて買った奴)。共通のチャックなのでドリルビットがあればとりあえず使うことはできそう。ちょっとトルクが心配だが。
穴径が小さすぎるとコネクタが通らないので、ホームセンターで防水用にゴムグロメットとφ15mmのドリルビットを購入。ビットは木用だが樹脂でも使えるはず。ただしそのままドリルを当てるとサイドカバー側が割れる可能性があるので、裏表に養生テープを張って割れ進みを防ぐ必要がありそう。
とりあえず外していた右側サイドカバーに穴を開けた。時間は掛かるがなんとかなった。
左側は車体に取り付けたまま。ヘタに手持ちでやるより車体に固定した状態の方がブレずに綺麗に空けられた。
グロメットはφ14mmに対応、きっちりφ14mmのビットが無かったが、φ15mm程度に広くてもでも問題なく入る。逆に穴の径が小さいとグロメットはゆがんだ状態で入るので、迷ったら1mm程度なら大きい穴にした方が良い。
グロメットに穴を空けてカプラを通して付け直せば完成。レッグシールドとサイトカバーを分離する場合はグロメットごと抜いてしまえばいい。
あとは分岐配線などまとめてタイラップで他の配線と一緒に固定。外すときはタイラップ切って防水カプラを外すだけでいい。
フロントウィンカーのLED化
サイドマーカーが終わってそのままライトカバーを戻してしまってから、まだフロントウィンカーバルブを交換していないことに気がついた。
ウィンカーはT13かT16っぽいが、T10~T16は金口が共通でワット数の違いだけらしいので、ぶっちゃけ光量があればT10でもいいはず。元のバルブの特性を考えると平たいタイプより円筒型で全周でまんべんなく発行するタイプが自然に見えるだろう。
ライトカバーの裏側のコネクタを外してバルブを差し替えるだけ。
白熱球からの違いとしては、明るさ云々よりアンバー色がかなりはっきり出ている感じがする。まぁまったく問題ないということで。
フロント周りを戻して走れる状態にして、
「よし、やっと終わった~なんだかんだでもう暗くなっちゃったなぁ」
というところで、リアウィンカーのバルブ交換もしてないことに気がついたっていう。
リアウィンカーのLED化
以前記事に書いたとおり、テールランプのレンズが外れない。
説明書に記述はあるがこれだけではいまいちわからない。レンズ側の上に爪があって、それを緩めてやらないと外れないのだろうということはわかるが、実際にどの部分にどういう方向で爪が噛んでいるのかわからないと、どこら辺を押したりゆがめたりする必要があるのか判断できない。つまり外し方のコツみたいなものがわからない。
それを掴むためには、1度テールランプASSY単体の状態にして観察したいところなんだが、テールランプASSYにアクセスするためには、テールカウルを外さなければならない。テールカウルを外すためには、サイドカバー外すことになり、つまり車体の外装をぐるっと外す・・・
極めてめんどくさい。
なので可能な限りレンズ単体を外す方法を試してみたが、やっぱり解らないのでもう一気に外装を外すしかない。
前日の走行で一旦カバー類を付け直したので、最初の状態から外していく。朝方の明るくてまだ元気な状態なので勢いで進められたが、なにかの途中で外す必要が出てだとか、夕方暗くなってからだとかはマジでやりたくない。
いままでは車体右側だけだったが、今回は左右両方を外す必要があるのでコンビニフックやボトルホルダーも外してあとから付け直すことになる。ボトルホルダーはともかく、コンビニフックはビビり音の元になっている割に使用頻度が低いのでもう付けるのやめるわ・・・。
左側カバーを外したとき、サイドのカバーとレッグシールドは分割しなくてもまとめてそのまま外せることに気がついた。シート下からテール側にぐるっと回っているカバーもまとめて外せた。カバーにはタンピングビスが多く使われているが、頻繁に脱着しているとどんどんネジ穴が緩んでくるので、不必要な脱着は可能な限り減らしたいので今後はこうすることにする。 外し方が一通り理解できたら、脱着にかかる時間がかなり短縮できるようになった、かもしれない。
カバーを外した状態のテールランプASSYを見れば、レンズの爪がどうなっているか一目でわかる。後方に引っ張るように外れるはずだが、やっぱりこの辺が渋い。
車体とテールランプは2本のネジと下部のホゾで止まっているので一旦外す。
この時点で裏側からウィンカーバルブのコネクタを抜けるので、とりあえずLEDバルブに交換。フロントに付けたものと同じ物。
ウィンカーバルブが交換できたのは良いとして、今後の事を考えるとレンズは外れるようにしておきたい。テール(ブレーキ)ランプバルブは裏側からアクセスできず、レンズを外す必要があるからだ。
レンズのビスを抜き、爪の辺りにシリコングリスを吹いたうえで、シールリムーバーををつかって爪と本体の間を少しづつ広げていったらなんとか外すことができた。
爪の位置と引き抜く方向、深さが解った。戻す前に防水パッキンにシリコングリスを吹いておいたので今後はテールカウルを付けたままでもレンズを外すことはできると思う。
固着したこの手の部分をコジるのによくマイナスドライバーを使いがちだが、先端が鋭角のドライバーだとクリアパーツに傷が付いたり、最悪はクラックが入ることがあって怖い。今回アストロで何気なく買っておいたシールリムーバーは先端が丸くて強度が高いのでこの手の作業にちょうど良い。買っといて良かった。
灯火テスト
ウィンカー・サイドマーカー
前後LEDウィンカーに関しては特に言うことが無い。サイドマーカーと点灯・消灯タイミングが一致して見やすくなっていると思う。その代わり、今度はメーターのウィンカーインジケータとタイミングが微妙に合わなくなってきて気になり始めてきた・・・。まぁ直流系で左右独立のT10バルブなので、そのままLEDに差し替えればいいだけだが。
サイドマーカーの効果を確認するため、ナックルバイザーでフロントウィンカーが最も隠れてしまう確度で写真を撮ってみた。
ハザードを点灯させているが左ウィンカーは完全に視認できない。この状態でもサイドマーカーは真横(直進方向から90°)で視認できる。
バイクのフロントウィンカーは、(車検の要項では)「直進方向から側方に80度まで視認できること」らしいが、「側方90度以上で視認できるのがダメ」とは流石にならないだろうし、サイドマーカーの有無(個数)についての規定は無いっぽい1のでこれで何か問題になることは無いだろう。
ハザードスイッチ
ウィンカーレバーを片側に振ってからキャンセルせずに反対側に入れることでハザードになる。右にいれてから左に入れても、左に入れてから右にいれてもどちらでもかまわないし、素早く左右に振る必要はなく、ともかく左右両方にスイッチが入れば良い。
誤操作が少し心配だったが、考えてみれば「片方にウィンカーを入れたまま逆方向に入れる」ことってそうそうないよな。すぐに反対に入れるにしても一旦キャンセルする癖がついている。ウィンカーレバーが渋い奴だと失敗しそうだが、幸いにも今回購入した物は動きは悪くない。
逆にこの癖が無い人だと誤爆の可能性があるので注意が必要だろう。
バイクでハザードを使用する多いシチュエーションは「前方渋滞」「片側交互通行での停止」「後続車に譲る」だが、ほとんどがワインディングでの出来事になるのでWaveでは重要視していなかった(逆に言えばCT125では欲しかったので付けたし、できればFirestormにも付けたい)。
Waveには「有っても無くても」だったが、別体スイッチを付ける加工の手間がなく、3000円程度で実現できたのでこれはなかなか悪くないと思う。
LEDヘッドライト
最初に、交換前日の夜にいつものテスト場所(外灯がなく他の交通が極端に少ない)にて撮ったノーマルの配光を上げておく。
ロービーム。
ハイビーム。
どちらもハロゲンのぼんやりした明るさだが、ハイビームがちゃんとハイビームとして働いてくれているだけマシな感じ。ちなみに光軸は設定可能な一番下方になっている。光軸を上向きにしても光量が低いので十分に照らしてくれずあまり意味が無い。拡散光がそれなりにあって、なんとかデリニエータが反射してくれる程度の視認性。ちなみに、交流なので回転数が低いと暗くなる訳だが写真は1500rpm~1600rpm程度まで回転数を多少上げた状態で撮影している。
そして今回のLEDバルブ交換後。光軸調整はノーマル時と同じ一番下。
ロービーム。
ハイビーム。
回転数はアイドリングで安定した状態の1500rpm付近。1300rpmより低いと点滅気味になるが、2500rpm辺りからこれ以上回しても明るさに大きな変化は見られない、LEDバルブ側である程度リミットをかけていると思われる。
わかりやすく、明らかに光量が増えている。光量が増え、スポットがくっきり明るくなった。それだけではなく、拡散光の光量も増えて結果的に照射範囲が広くなった。このバルブはパジェロミニにつけたPIAAと同じように、ハイビームでロービームの発光素子が同時に点灯するタイプで、ハイビームに切り替えてもロービームの配光はそのままでハイビームの配光が追加されるような感じ。なのでハイビームにしても「ハイビームに切り替わった」みたいな存在感は低い。
全体的に照射範囲が広くなった、が、これが逆に気になる。こんどは逆に明るすぎる気がしてくる。
ロービームのカットラインとしてはなんとか水平より下をギリギリ保っているが、光軸調整の一番下向きでこの状態なのでもう調整余地がない。さらに拡散光が明るいので向かって右斜め上方向に散っている気がする。
走行時にどこまで対向車に眩しい感じになるのかはわからないが、車体正面からすこし右側・左側に立つとクソ眩しい光が目に飛び込んでくる。
これ、LEDバルブがどうこうというより、Wave ALPHA 110 のそもそもの配光設計がなんかおかしいんじゃねぇのか? という気がする。Waveのヘッドライトって奥まったレンズよりかなり手前にバルブが配置され、さらにヘッドライトの上側が大きく開けている。元々上側に拡散しやすい配光で、標準のハロゲンバルブでは暗くてあまり気にならなかったのが、光源が鋭いLEDに変えたことでそれが顕著になっているんじゃないか、と。
まぁ、LEDの場合は離れれば光束がまばらになって結果的に暗くなるので、大きな問題はでないだろう。直近で直視はダメ。
ともかく、色温度が上がって光量が増えて、視認性が上がったということでとりあえずの不満点は解消された。
あとはこのバルブの耐久性がどの程度か、それはしばらく使ってみないとなんともいえない。ウィンカーもLED化したが、使用電力や電圧変動など耐久性にかかわる懸念はヘッドライトの方が多い。
懸念事項を纏めて解消(?)
懸念だったウィンカーの死角を消して、ついでにヘッドライトの暗さもとりあえず解消。これで今のところの懸念事項はほとんど潰れた。
走行距離はまだ1000km到達していない短期間に、駆け足で本格的に使える感じまでもってこれた。
メモ
今後のためのメモ。
メーター関係のバルブ
ざっと確認したところ、メーターに使われているインジケータやイルミはすべてT10のようだ。メーターイルミは緑と黄の配線の2個でこれらは交流系、残りは全部インジケータ系で直流のはず。
メーターイルミが暗いのは悩ましいが、交流系なのでヘタにLED化するとチラつきが気になりそうだし、全周均一配光のバルブにしないと。それ以前にまともに交流に対応したT10のLEDバルブがあるんだろうか?
インジケータ系はなんとでもなるだろう。
テールランプ周り
テールランプASSYはカプラ一つで繋がっているだけなので、つまりNM4のトップケースストップランプでやっていたようなタップを作ってやることで分岐は楽に、ハーネスへの負荷が低い取り出しができるだろう。
これは、一応、Waveでライトトレーラーを牽く場合のトレーラ側テールランプ類で使用することを想定している。
まぁウィンカーやストップランプはともかく、テールランプが交流のままなのでそこらへんも考えていく必要があったりするし、今後本気でやるかどうかはまだ解らないところなんだけど。
- ベスパ(PX)のウィンカーは左右のグリップエンドの左右で2個(一対)だが、飛び出す形で生えていて、前後左右から視認できるので問題ない。前後からウィンカーが視認できてOKなら、側方90度まで視認できて問題になる訳がない。↩