タイトルはやや大げさ。
「ユーザランド」死亡か?
職場でアプリ開発のテスト機として使っていた俺個人持ちのFlexiView FV-1だが、突然起動しなくなった。
状況としては
- 電源投入直後の「ANDROID」ロゴは表示される。
- 2秒ほどしてブラックアウト。
- 時々、黄緑色のノイズが映る(F4キーでサスペンドを入れた瞬間にでるものと同じ)
- 無応答のまま、定期的に一瞬ノイズが映り、無応答のループ。
起動直後のロゴはちゃんと表示されているので、グラフィックチップ周辺がハードウェア的にぶっ壊れたわけではなさそうだし、boot loaderも生きてる可能性が高い。起動シーケンスが継続しないという状況からすると、boot loaderから処理が渡る先のAndroidOSの領域で問題が発生しているように思える。
boot loaderと違い、AndroidOSが載っている領域 ---これを『ユーザランド』と呼ぶそうだが--- はフラッシュメモリのはずだ。だとすると、なにかの電気的刺激でフラッシュがフッ飛んだのかもしれない。
うむ・・・。
思い当たる節が2点ほどある・・・。
まず俺自身は非常に「静電体質」。自分の職場の机に座っていて、外へでようと部屋の金属の扉に触る度にパチッとくる。普段はカー用品店に売っている放電棒?のキーホルダーで放電しているぐらいヒドい。オレ(Yo!)マジ(Yo!)ビリビリBoy(チェケラッチョ!)。
次に、FV-1に対するうちの上司の扱いの荒さだろうか。組込開発が長い人でハードウェア知識は深いんだが、時々、Android端末のようなものがどちらかというとPCに近い構造だということを失念してしまうのか、アンマウントせずにSDカードを無理矢理ひっこ抜いたり、なんの確認もなしにACアダプタを引っこ抜いたりする・・・いや、マジ勘弁してくださいよ・・・。これ俺の個人所有なんすから・・・。
さすがに、今回の件があってから(顧客の個体は)慎重に扱うようになったけど、その扱いが確実に原因とは断定できないから弁償してもらう訳にもいかないし。
ある意味、個人でもお遊びで使うつもりの端末で良かったとも言えるけど。これが客から借りてるマシンだったらいろいろとやっかいなことになっていたからな。
つか、それ以前に、たかだか1万円程度なんだから、実験機ぐらい部署で買ってくれよ・・・。
復帰の見込みは・・・?
さて、boot loaderが生きている可能性があるなら、復帰の目処が皆無ではない。
FlexiView FV-1いじり - passive log storage - 2nd
買ってきて中の基板を確認したときに、シリアル(UART)のを確認していた。UARTの端子自体が生きていれば、どこで起動が失敗しているのか判別できる。
もうすこしだけ遊べそうだが・・・
買ってから半年ちょいで早くもごらんの有様だが、1万円程度にしちゃ遊べたかな、という気がする。
さすがにこのままはもったいないので、UARTからぼちぼち試していくつもりではいる。さし当たってはLa Fonera改造で作ったレベルコンバータケーブルを探してきて、変換コネクタを作るところからはじめないと。どこいったかなぁ。
やりはじめるとたぶん長期間にわたるはずで、となると、その間のおもちゃが欲しくなってくる。「素のAndroid」に近い端末としてIdeaPad A1もあるけど、こちらはこちらで活用フィールドが違う。
このFV-1自体がそろそろネット通販でも品薄になってきていて、似たようなコンセプトで似たようなスペックの別製品がちらほらでているので、FV-1は放置して買い換えてもいいかなぁ、とか思ったり思わなかったり。
http://iosys.co.jp/shop/event/iobox/iobox.html
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なんにしろ、こういった端末は、自宅に設置する「つけっぱなしちょっとWeb見だけ端末」としては楽しい感じなので、今後もこの手の端末は追っかけていく所存。