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KINGJIM POMERA DM200 発表

DM200|デジタルメモ「ポメラ」|キングジム

ポータブックが出て「どっちに向かってるんだKINGJIM」と思ってたら、一応本流(?)も進めてたんですな。
しかもDM100の正当進化版だ。いいぞKINGJIM・・・・

え?

個人的大注目点

1. UTF-8 エンコード対応。

紹介記事ではあまり大きく扱われていないが、これはかなりでかい。
というか今までShiftJISにしか対応していなかったのがダメダメだったって話なんだが。
今はShift JISよりもUTF-8の方がプラットフォーム問わずに使える可能性が高い。
UTF-8に対応にともなって搭載文字数がJIS第四水準まで拡張された。日本語で扱えない文字はもうほぼ無いと考えていいだろう。


2. 対応改行コードがCR+LF に加えてCR と LF に対応。

これもあまり大きく扱われていない。連携先がWindows(CR+LF)以外のMac(CR)やLinux(LF)でも改行がもくろみ通りの改行が表示される可能性。
自動判別はされるかはわからないが、手動での切り替えであっても扱えるようになったことは大きい。
UTF-8対応と合わせて、最近のテキストエディタに近づいた感じがする。


3. 画面サイズ拡大

SVGA(800x600)からWSVGA(1024x600)になった。単純にそのままワイドになっただけ。
自分はSVGAの比率でも十分だと考えているが、折り返し幅が長すぎると感じたら、変更(フレーム設定)できるので、「大は小を兼ねる」だ。

4. ファイル検索

さりげなく「ファイル本文での検索」に対応している。

進化による退化?

1. 内蔵リチウムイオンバッテリ
これだよ、これなんだよ・・・。

今回、予約しかけたけど思い直した最大要因がこれ。

おそらく大画面化に伴い電池2本(2.4V〜3V)では駆動できなくなったということだろうと思う。
そして、薄型化にも寄与していると。
それでも結果的にランニングタイムはDM100の2/3程度まで落ちてしまう。

それが時代の流れなのかもしれない。



わかる。わかるんだけどさ・・・。


勢いでこんなことをツイートしてみたが、正直自分でも無理だろ、とも思う。

乾電池駆動の利点は、「充電しなくていい」という、「そりゃあたりまえだろ」という1点だけだが、DM10から代々POMERAを使い続けて、その良さを再確認している。

「充電が必要」ということは、充電するための時間が(どれだけ短時間で完了しようが)継続してかかる。乾電池であれば交換すれば一瞬で終わる。
充電している期間はどんな形であれ、モバイルバッテリなどをケーブルでぶら下げる必要がある。その間本体を物理的に動かすのに制限が加わる。
鞄の中で充電するにしてもその間は紐がぶら下がっているわけで、思いついたらぱっと開いて、打ち込んで、閉じて鞄へ という流れが阻害されそう。

交換式の充電地という手もあるが、結局その充電地は充電管理しなければいけないし、「代わりに乾電池を使う」という切り替えができない。無線機でよくあるように専用充電地と乾電池を、カバーの付け替えで対応するというのもあるが、今度はカバーを別に持ち歩く必要がある。
そうなると、DM100のように「乾電池でもeneloopでもOK」というのが、別体オプションや追加機器が不要で、利にかなっていると感じるわけだ。

ノートパソコンやスマフォなどとは違うセグメントというか、時間の流れで動けるというのがPOMERAの最大の利点であり存在意義じゃないだろうか、だから、共通の充電装備が使えるとからと充電式にするよりも、現在の形がベストだと思う。

・・・いや、たぶんこれは、自分が今のPOMERAの使い方を変えたくないから駄々をコネているだけであって、余分にモバイルバッテリとケーブルを持ち歩いて、充電する手間を惜しまない覚悟ができたら解決する問題なんだけどね。その覚悟がまだできそうにない。

わからん、謎だ

1. Wi-Fi内蔵とファイル連携強化

もちろんWebブラウザは載らない。載せる必要もない。載ったらもうPOMERAじゃない。

Evernoteへの投稿やクラウドへのアップロードとある。一方通行だがこれはDM100+FlashAirでやってたことを正式に本体に取り込んだものだろう。
FlashAirを経由する場合、送信したいファイルを一旦FlashAir上にコピーする1手間があったので、これがなくなるのはありがたい。

もう一つ、一方通行ではなく「ポメラSync」という双方向ファイル管理に対応した。
SDカードを介したシンクロ(PC側のファイルシンクロソフトを経由)はすでに実現されていたが、今回公式にWi-Fi経由で行うことが可能になったと。

でもね、

対応がMacOSiOSのみってなんで?

公式サイトには「GmailのNotesフォルダと同期して」ってあるので、そいういうことなんだろう。

  • iOSの標準メーラにGmailを設定すると、Gmailのフォルダ(ラベル)として「Notes」を追加する。
  • iOSMacOSのメモアプリがこの「Notes」をメモのストレージとしている。
  • DM200はこれにアクセスできる。

ということか。

いや、どうせここまでやるんなら、GoogleDriveとかDropboxではダメなん?
GmailとGoogleDriveでAPIがどの程度違うのかは調べてないのでわからないけど、HTTPS経由でEvernoteに投稿できるんだから、いけそうな気がするんですけどね。

それに、GmailのNotesフォルダにアクセスできるAndroidのメモアプリ(サードパーティ)もあるようなので、同じ事をAndroidでもできなくはない訳で。

今後のファームウェアバージョンアップやシンクロ先アプリの登場などで状況が変わる可能性があるので保留。

2. メール添付

Webブラウザは無いけど、ついにメール送信機能が付きました。

送信のみ・・・SMTPだけ、つまりメーラでなくてMTAだから!POMERAだから!問題なし!

マニュアルを読むとGmailOutlook、その他が選べるようだが、
「その他」で自分が普段使っているメールサーバが使えるなら状況がかなり変わる。

まぁ、本来は「メールでの受け取りに対応しているWebサービスに送信する」ためのもんだとおもうのだが、たとえば、「Hide のLittle radio」に投稿するときに、毎回TORQUE G02にQRコードで送って、K-9 Mail起動してペースとして送る、なんて手間(いつもこうしてる)が大幅に省ける可能性がある。

あとは送信設定がどこまで自分のメールサーバ(特にセキュリティ関連)に合わせることができるか、だが。


3. アウトライン編集機能
ワイドになった画面を生かして、左側にアウトライン(見出しウィンドウ)、右側にベースとなるテキストを編集できるようだ。
画面を見る限り、ベースは特定書式のテキストファイルで、これを解釈して左側のアウトラインに反映させる、さらに左側でパラグラフの移動などを行うと、右側のソースファイルに反映する、といった感じに見える。

フォーマットはどうやら「Wz」のアウトライン形式らしい。使ったこと無いからよー知らんけど。
調べていないが、画面を見ると、行頭に「.」ドットを打つと見出しとなり、「.」をさらに続けると階層の「下げ」になるようだ。
これだと「.」を「-」に置き換えれば、あとから「はてな形式」に変換することもできそうな気がする。
というかたぶんだれかがスクリプトを組むんじゃなかろうか。データはプレーンテキストなので、PCなりサーバに送ってPHPとかPerlで処理することも簡単だろう。
おっと、そこでWi-Fi内蔵が生きてくると。なるほど(一人で納得)。


悩ましい

という事で、「内蔵バッテリー化を許容できるか」が(脳内での)最大争点になっているというよりも、ここだけが引っかかっている。

やっぱり、しばらく悩むことにしよう。