新機能として真っ先に使い始めたアウトラインモードについて。
「アウトライン」モード
○仕組みはいたってシンプル。
「アウトライン」モードがONの状態で、行頭に「アウトライン見出し」のキャラクタ*1がある行が「見出し行である」と判定される。見出しキャラクタが重なればそのぶんオフセット(階層の深い見出し)されたアウトライン見出しとしてが画面左側に表示される。
基本的にはこれだけで見出しに反映される。
行頭に「見出しキャラクタ」がある行が見出しとして扱われる。
行頭が「見出しキャラクタ」でない行(空行含む)は無視される。
ロジック的にはこれだけで、本文の取り扱いとかアウトライン構造を厳密にチェックしているわけではないようだ。
つまり、
.タイトル階層1
..副題階層1
..副題階層2
...副副階層?
あああああ ←この行は本文扱いになって見出しに出ない。
.......無駄に深いなんだかよくわからない階層
.....本文と書くけど本文じゃない
..副階層3
こんな感じで「親子構造が本来ではありえない(親要素から一気に孫要素がぶら下がるだとか)」ガチなアウトライナーでは不可能(ルール違反)な書式であっても、そのまま見出しが見出しウィンドウに反映される。ちなみに上記の書式をアウトラインモードの見出しウィンドウではこうなる。
「見出し」と判定された行は本文ウィンドウではボールドフォントで表示される(ゴシックだとわかりづらいけど)。
「分割」「比較」モードと同じAlt + TABで本文側(ファイル実体側と表現した方がいいか)ウィンドウと見出しウインドウを行き来する。
見出しウィンドウでは見出し間の移動、見出しの折りたたみなど、これまた一通りのアウトライナー的な操作ができる。見出しにカーソルを合わせて[Enter]を押すと本文側ウィンドウの該当行にジャンプする。ただし、見出しウィンドウにて、見出しの削除はできない。追加削除は本文側ウィンドウで行う必要があるし、見出し要素の上下移動や見出し階層の変更もできない。あくまで見出しウィンドウは本文側に同期して「表示」のみを行うだけのものである。
○まとめると・・・
『見出し書式抽出して表示する機能』であり、これはアウトライナーというよりは、『見出しをナビゲーションとして活用するモード』といえる。
感覚的には「付箋文機能の強化版」とも言えるかも。
いや、自分の知っているアウトライナーは『カッチリとしたアウトライン書類』を作るもの*2ばかりで、これだけ自由度が高い(書式無視を許容するという意味)ものは使ったことがない。これはWzエディタのアウトラインモードとほぼ同じものらしい。
というか、なんでもありのプレーンテキスト編集がベースであって、それに被せる形のアウトラインモードであり、最終的にプレーンテキストとして落とし込まれる宿命なので、こういう形でしか実現できないといえばそういう事かもしれないのだが、ゆるい形でアウトラインと適当な本文が混在できて、すべて一つの「txt」ファイルにぶち込めるというのは、お手軽で「いいとこどり」できるので、結局これがマストだと思う。
下手に「アウトラインエディタ」的なものを作ってしまうと、テキスト打ちながらアウトラインを編集しようとして、新しいファイルを開き変えないといけないもんな。「表入力モード*3」みたいに。
なにはともあれ、この「アウトライン」モードは長文での見通しの良さを保つのに有効で、さっそくいろんなテキストで活用している。
そいういえば
DM200に「表入力モード」は無いのね。DM100でも正直使ってなかったけど。
その他
「カレンダー」の本文入力中に定型文を入れることができるようになっていた。地味にうれしい。