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パジェミ - マフラーステーがもげた

タイトルそのままよ。

あー、やっぱモゲるもんなんだコレ

なーんか車外リアアクスルあたりから空き缶がぶつかっているようなカンカン音が鳴るなぁとおもったら、

左側(センターパイプ側)のマフラーステーが見事に錆でもげていた、と。

緩んだことでマフラー側からセンターパイプに伸びるエキゾーストパイプがフレームに接触、振動でフレームにぶつかり音が鳴っていた。いや、よく錆で腐食してマフラーが落ちるという話は聞いたことはあったけど、まさか自分の車で起こるとは。

排気漏れしてなさそうなので即座に走行に影響は出ないだろうが、とりあえず音がしない程度にはしておかねば。

会社の廃材置き場にあったアンテナ支線(ビニール被覆付き針金)を拝借し、フレームから吊って接触しない程度に保持したので、通常走行で下方に当たって音が鳴ることはなくなったものの、高速走行を試していないのであまり期待せずにおこう。
可能な限り現状保存するため、ちぎれたマフラーステーは固定用のゴムブッシュと一緒に付けたままにする。万が一ゴムブッシュがフレーム側から抜けないよう、タイラップをステーに巻いて脱落防止措置をとっておいた。

マフラー交換

さて、マフラーステーが完全に根元からイッてるので単純に継ぎ足したりボルト止め程度ではもう修復はできない。自分で直すなら溶接も考えたが、マフラーのサイレンサーは鉄板が薄いらしいので難しそう。なにより溶接作業ができる環境が無い。
となると、マフラー(サイレンサー)を取り寄せての部品交換となる。が、

写真左側のサイレンサーのパイプと写真右側につながっているセンターパイプ(エンジンルームから車体下部を経由して最終段のサイレンサーにつながる中間パイプ、キャタライザーが付いている奴)をつなげている接続しているフランジのボルトが錆山盛りでどう見ても簡単に抜けるとは思えない。おそらく外すためにはボルトごとグラインダで切る必要がある。グラインダでボルトを切るとすると、真横にあるの燃料タンクを傷つけないよう手を伸ばして作業するのは無理、車体を上げて下から作業する必要がある。車体を上げるには平坦でしっかりした地面にフロアジャッキと馬を使って上げる・・・結論としては今のDIY程度の機材では不可能なので、こりゃもうショップに任せた方が早い、と。

交換部品はサードパーティ純正互換マフラーが安いとのこと。もちろん三菱純正マフラーもあるが、部品だけで3万と結構高め。
四輪好きの友人からは『よし!社外のスポーツマフラーだな!』などと煽りが入ったが、自分はパジェロミニにそういうのは求めていないので純正で十分。つーか、排気側を変えるなら吸気側も調整が必要になる訳で、ぶっちゃけそこまで手間も金も掛けたくない。

ということで、馴染のショップにマフラーと固定ボルトナットを発注。翌週にはそろったので休日つかってドック入りとなった。
実は、春先に取り置きしておいたオールテレーンタイヤもあって、「すまんがボーナス払いでお願いします」ってな感じだったのだが、『置いてるだけでも邪魔だからとりあえず付けてくれ』ということで今回サマータイヤ交換と、いい加減やっておかないといけないオイルとエレメント交換をまとめて行うことになった。交換するタイヤについては別記事で。

これでまとめて一気に全部解消・・・のつもりだったんだが・・・

別の問題が出てきた

新しいマフラー(とオールテレーンタイヤ)。保護シートに「DAIEI」のロゴがある。

www.daiei-techno.co.jp

大栄テクノという排気系部品メーカーらしい。オリジナルブランドということだがおそらく純正部品製造も請け負っているんじゃないだろうか。今回やってもらったショップでは他のパジェロミニでも使用実績があり、品質面ではまったく問題なさそうだ。なおモノタロウなどでも購入可能なので(設備と工具があれば)DIYでもいけなくはないと。

元々のステーの形状はこんな感じ。

やはりマフラーをセンターパイプから外すのが大変だということで、一旦レシプロソーでサイレンサー側のパイプを切断し、センターパイプを車体から下ろした後でフランジボルトを削り取る作業になったのだが、作業中に呼ばれた。

『これ、センターパイプも思いっきり排気漏れしとるよ』

うわ・・・これはヒドい。

おそらくパイプの側面の溶接ビード(鉄板を巻いてパイプを成型する際の溶接部分)から腐食が進んで、裂けるように穴ができている。これだけ広がってるとほとんどサイレンサーの効果出てない可能性が。

あー、そういえば『なんか最近排気音が大きい気がするなぁ』とは思っていたりしたり・・・まぁたしかに思ってはいたんだ。実家に戻ったときに親父に「こいつこんなにうるさかったか?」とか言われていたが、乗る頻度が高いので「古い車だし気のせいじゃね?」と。
よく見たら元々アルミテープが巻いてある部分があるので、かなり前から排気漏れの傾向はあったのかもしれないが、そこからさらに穴が広がった可能性がある。

さらに調べてもらったら、エンジンルームから降りた直後にある触媒の手前のフレキパイプからも排気漏れしていることが判明。

ステンのメッシュが巻いてあるが、排気でメッシュがすす汚れしている。手を近づけると排気が漏れているのがわかる。

うーん、うーん、これはこれは。

センターパイプとフレキパイプを追加発注

センターパイプは穴だけで無く、巻き付けてあるヒートガードも錆びてバンドがくずれてしまっている。

穴にアルミテープを巻き、ヒートガードごと針金で巻いて応急処置としてもらったが、フレキパイプはどうしようもない。

ともあれ、動けるような状態にしないとどうしようもないのでサイレンサーを取り付けてもらう。大部分の穴を塞いだことで音はかなり静かになった。が、アルミテープが破れるほどの圧力がかかる可能性が無いとは言えない。常用する回転数は高くても5000rpm程度だが、高速を走るとこれより高くなる傾向があるのでぶん回すのは控えた方がいいだろう。

なにはともあれ、根本的な解決をしない限り再発のリスクを抱えたままということになるのが精神衛生上良くない。根本的な解決、つまりセンターパイプとフレキをまとめて新品交換。やるのであれば今年秋の車検までに納めたい。

もうここまできたら徹底的にやるしかないでしょ

パジェロミニはお盆前に一通り終わらせるつもりが、予定外の問題発覚で先延ばしになってしまった。
まぁまだなんとかなりそうなのは、今のところCT125もFirestormも出費のフェーズは一段落ついているため費用をこっちに回すことができることだろう。パジェミを動かせなくてもバイクが動かせるのは多少気が楽ではある。
古い車なので覚悟はしていたが、やはり後から後から出てくるもんだ。しかしここまできたら中途半端にせず徹底的に対処したほうが延命できる。
早めにカタをつけてさっさと次のステップに進めたいところ。