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Wave - ハンドルバーバッグ

CT125用ハンドルバーバッグ

www.makuake.com

CT125専用設計ということで支援→購入を行っていた。

が、実際に合わせてみて、ちょっと大きすぎる(特にセンターキャリアに荷物を括り付けていると気になる)、これ自体に防水性が無い(ロンツーでいちいちカバーをつけたり外したりはめんどくさい)ということで、結局今つけているものから交換するほどではなかった。
専用設計といいつつ、似たようなバーハンドルのバイクであれば付けられるはずなので、手放さず塩漬けにしていた訳だが。

Waveにつけたい

最近、ふとこれを思いだし「Waveに使い回すというのはありかな」と。

フラップ(蓋)にスマホホルダがついているので、普段スマホホルダを使わず、ちょっと遠出でたまに使うぐらいのWaveならこれでもいいか、と。USB電源ポートは付けていないがバッグ側にモバイルバッテリーを入れておける。防水カバーはめんどくさければ、バッグごとはずしてトップケースにしまえば良い。

試しに付けてみた。

左右のベルトは適当なものを使ったが、完全にフィットしていないので自作は必須、これは難しくない。

問題はバッグ下側の固定方法。スクーターと同じハンドル回りなので、ストラップをヘッドライトの首回りに巻くのはむずかしい(可動部分に干渉)。となると、

ここに使われている固定ビス、段付きが問題になってくる。単純なボルト・ネジ止めなら、長いボルトに置き換えればいいが、段付き部分をどうするか。

カウルを固定する部分でこの段付きには意味があるはず。段を考慮しないネジ止めを行うとカバーの固定にガタが出る可能性が高い。なにしら上手い具合にスペーサーをいれてやる必要がありそう。

で、ハンドルバーバッグを思いついてから、この下側の段付きビスの部分をどううまく処理するかだけで1ヶ月ぐらい悩むことになった。
例えばアイボルトのようなものを付けるとすると普段から出っ張りっぱなしで邪魔になる。いっそこのビス穴を使わず、メーターカバーに「棚の取っ手みたいなものを付ける」とかも考えたが、穴開け必須となるので可能な限りやりたくない。

使っていないときにコンパクトに引っ込められるというのを考えると、固定ビスにDリングが付いているようなものが最良に思える。そこら辺を考えていくと、Dリング付きの「グランドフック」と呼ばれるような物を共締めするのが一番良さそうだな、と。

部品集めと取付

CADやらで図を起こすのが面倒いので手書きのメモだが、大体こんな感じを想定しつつ、使える部材を集めてきた。

詳細な形状については現物合わせ

  • グランドフック(デイトナ):取り付け穴 9mm
  • M5キャップボルト(ホームセンター):×30mm
  • アルミスペーサ(ポッシュ):内径φ8mm ×外径 φ16.8mm ×長さ15mm
  • スチールスペーサ(ホームセンター):内径φ5mm × 外径φ6.3mm × 長さ20mm
  • スチールスペーサ(ホームセンター):内径φ6mm × 外径φ8mm × 長さ20mm
  • ワッシャー(ホームセンター):内径φ5mm×外径φ13mm ×1mm厚
  • ゴムワッシャー(キジマ):内径φ5mm×1mm厚
  • ゴムワッシャー(ホームセンター):内径φ8mm×1mm厚

グランドフックはAmazon、アルミスペーサ、φ5のゴムワッシャーはバイク用品店。その他はすべてホームセンターにて購入。

外観上はこんな感じにしたい。

肝になってくるのは外径φ8mmのスチールスペーサと長さの違うアルミスペーサ。 アルミスペーサーが長さ15mmに対してスチールスペーサが20mmなので5mmの差が出てくるが、このうち2.5mm分が段付きビスの「段」の部分に当たるように取り付ける。残りの2.5mmは表側に飛び出すが、グランドフックの板の厚みがここに収まることになる。多少誤差がでたとしてもゴムワッシャーが潰れることで吸収できる・・・はず。

内径がφ5mmかつ外径がφ8mmというちょうど良いスペーサがみつからなかった。内径はφ6mmなので、M5のボルトをいれてもどうしてもガタが出てしまう。可能な限りガタを減らすために一回り細いスペーサを中に差し込む。

といっても外径がφ6.3mmと内側のスペーサが太いのでこのままでは入らないのでスペーサの表面をうっすらとベンチグラインダで削ってはめ込んだ。多少形が潰れたがM5のボルトは入ったので問題なし。

仮止め。
シルバーがやっぱり目立つ。ワッシャーはシルバーしかないので仕方が無いが、アルミスペーサーは一応黒染めがあったのであっちでも良かったかもしれない。割高だけど。

ということでワッシャとアルミスペーサーを塗装。

いつもどおり「目立たなくなればええんや」ということでスペーサーは円筒外周のみ、ワッシャーは表側のみ下処理を実施。下処理をしていない部分にも塗装が掛かっているがそのうち剥がれるだろう。マットブラックを2回、クリアを1回。あと、内側のスペーサは削っているので、気休めのさび止めとしてクリアを噴いておいた。

ここは一応完成。上向きについたDリングを下側に折ると、抵抗がかかって振動・ビビり音がしなくなるのがちょうど良い。この状態でしばらく走ってみたが問題は無さそう。今後緩んでビビり音が発生する場合はそのときに考えることにする。

バッグの左右のストラップは近所の手芸店で25mm幅のナイロンベルトと適当なバックルを購入してきた。今のところミラーに提げる形で取付。

下側のベルトはバッグ付属品を利用。

試走

何も入れていない状態で近所を軽く走ってみたが、バタついたりズレるようなことはない。
ハンドル-シート間の狭いスクーター形状のバイクなので、手前側に出っ張ってくるのは違和感がないとは言えないが・・・これは慣れの問題か。ナビもかなり手前にくる感じだが「頻用しない」という前提なのでこれでいいかと。
ストラップについてはなんかスマートではないので、もうちょっとすっきり便利な感じにしたいところ。ちゃんと作るとするとベルトを縫う必要があるので可能な限りやりたくないんだが、なんか良い方法はない物か。