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Wave - Wave Alpha 110:到着

無事到着。

8トンパワゲのバイク積専用トラックだった。さすがバイク輸送専門業者。

全体確認

車体

まずは全体の確認。

ちょいちょい錆があったり、エンジンブロックが汚れていたり、リアフェンダーがちょっと斜めっていたりと、これがアジアンバイクなんだな、と。

シートポジションは「普通」。足つきもCT125と大きく変わらないかさらに低い(つまり両足ベタ)。ハンドルはやや近いかもしれない。

メーター周り

メーター周りは一件なんかゴチャゴチャしているが、これはメーターパネルの模様のせいだろう。 シフトインジケータはイエロー(白?)で点灯。ウィンカーインジケータが左右独立しているのはちょっとした良心。
メータは懐かしのアナログでODOオンリー。バイクの燃費管理は『HONDAGo Ride』を使っているのでODOオンリーで問題ない。走行距離3kmからスタート。うーんこの新車感!

スイッチ類

ウィンカーレバーとホーンボタンの配置は、現在のHONDA車では主流の「上がホーン下がウィンカー」つまりCT125やNM4と同じ。なお、輸入がはじまった当初の車体はヘッドライトスイッチがハンドル右側についていたようだが、この車体は常時点灯式になっている。

キーシリンダー

ハンドルロック一体型いたずら防止シャッター付きタイプ。なんか懐かしい気がする。PCX(初期型)や2stアドレス110もコレだったが、PCXのは指で閉じるレバーが無いタイプだった。

キャブレター

キャブ車でオートチョークではなく手動。こっちの方がトラブル1が少なくていい。カブ系はスクーターと違って 燃料コックがついているのも良点。エンジン始動中にOFFにすることでキャブのフロートからガソリンを抜ける。リザーブは無いが燃料計があるんで不要だろう。

シート下収納

シート下の収納は予想していたより狭い。これだと1Lの予備ガス缶が入るかどうか・・・。書類とネットやバンジーコード、グローブが入って終了か。車載工具は17と14のコンビスパナ・差し替え式ドライバー・プラグレンチのオーソドックスな取り合わせが固定できる。
底板のプラスねじを抜くとバッテリーとヒューズにアクセスできる。

バッテリー

バッテリーちっちゃ!!!。 最近こんな小さいの見たことない。昔のパッソーラとかこのぐらいの大きさだった気がする。
マニュアルによると

  • YTZ4V ←YUASA
  • GTZ4V ←GSYUASA
  • WTZ4V ←???
  • PTZ4V ←???

ということだが、「◯TZ4V」ってどんな形だったっけ? あまり聞き馴染みのない型番だけど、国内で互換性のあるバッテリーが手に入るのか?

銘柄を確認するためにバッテリーターミナルをはずそうとしたが結構なトルクが掛かっていてプラスドライバーではネジなめそうなのでスパナを使おうとしたが、8mmでは緩いし7mmでは入らない。ということはここだけはインチか?。これでは整備性が悪いので将来的には国内のものに交換したいところ。結局使用銘柄はわからず(多分中華だと思うが)
使用ヒューズも「10A」「7.45」 の 2本と最低限になっている。ともかく安上がりに作られている印象。

工具固定用の爪のため隙間が多いので、バッテリーからケーブルを引っ張るのには苦労しないだろう。ただこの分だと発電容量など低そうに思えるので、電装系を弄るのは結構調査が必要になるだろうと思われる。

ガソリンタンクと燃費

タンクキャップはCT125と同じ物。タンク部分が広いので、薄い封筒程度のものであれば乗せておくことができるかもしれない。防水性は期待できないが。
タンク容量はマニュアルによると3.7L(0.98 US gal , 0.81 imp gal)との記載がある。

フロントフェンダー右側に目立つ黄緑のステッカーが貼られてるが、どうやらベトナムにおける燃費関連の証明書かなにかだと思われる。ベトナムだとこれがないと切符切られるとかあるのかもしれない。これは剥がしてしまってもいいかな(黒の車体だとなんか目立つし)。
『1.90 Lit/100km』、つまり100kmあたり1.9 Lということなので、逆算すると『52.63 km/L』となる。カブ系のおおよそ普通の燃費。最大航続距離は178km。ツーリングバイクとしてはちょっと物足りないが、近所の下駄メインで考えているので問題は無い。

グラブバー

ブラックのグラブバーはゴムコーティングされていた。滑りにくく冷たくなりにくい。タンデム需要の大きい地域の車両なのがよくわかる。ただ、ゴムということは加水分解が考えられる。リアキャリアに交換するつもりなので気にしても仕方が無いが。

タイヤとリム

タイヤはチェシン製。マニュアルによると、

  • IRC : NR69
  • チェシン : C-6016
  • VEE RUBBER : V357

と、標準指定2で3メーカーが出てくるのな。「VEE RUBBER」は本当に馴染みが無いがどうやらタイのメーカーらしい。

リム幅はリムにデカデカと記載があってわかりやすい。「GOSHI」ってのがリム幅ってことなんだろうな。 - フロント : 1.40 - リア : 1.60

チェーンカバー

チェーンカバーがあることも「冬走る」の条件の1つになっていた。

チェーンカバーの下辺りに点検口がついていて、プラ(硬質ゴム?)のキャップを外せば手軽に確認できるようになっている(スタンダードカブから継承)。
ただし、この点検口ごしにたるみチェックするのは地味にやりづらい気がする。納車直後の現在は当然問題ない範囲だが、上側の張りを付けた状態でたわみをチェックするにはすこし小さすぎる気がする。ドライバーなど棒状のもので動かして確認するんだろう。まぁ慣れかもしれない。

念のため『追いチェーンルブ』を吹いておいた。飛び散りをあまり気にしなくてもいいのもチェーンカバー付きの利点だ。

型式とか

型式は「JA392」、エンジン型式は「JA39E」。なんせマニュアルと車体に書いてあるからこれは間違いないんだが・・・

マニュアルの別の場所には「AFB110MD」の文字。「AFB110MD V」がベトナム向け、「AFB110MD MM」がミャンマー向けっぽい。

obally.hatenablog.com

事前調査時の「AFB110MD_23_V」の末尾の「V」はやっぱりそういうことなんだろう。
ともかくマニュアルのベトナム語はまったく読めんのでどういう事なのか把握できないが、 「JA392」「AFB110MD」「JA39E」この3つを把握しておけば大丈夫だろう。個人的には「JA◯◯」の命名規則の方がやっぱりカブ系っぽくて親近感が沸く。

なお、ここまでにマニュアル末尾の諸元表を参照しているが、「V」と「MM」で仕様・指定が異なるものがいくつかあった。ベトナム語は読めないが基本的な記載内容は国内向けと大して変わらないので、ある程度ホンダ車に乗ったことがあればなんとなく察することはできると思う。

最初にすること

ナンバー付ける。

フェンダー側の穴が大きめで適当な座金を挟む。つか、ナンバープレートホルダ買おう
オイルチェックOK、ブレーキチェックOK。ガソリンは8割ほど入っていたが、あらかじめ用意して置いた予備ガス缶から満タンまで給油したので燃費計算も今日からできる。

冬場なのにセルで即始動、ただしすぐ落ちそうだったのでちょっとだけチョークを引く。すこし暖まったら安定。温暖地域からの車体だが、ショップが燃調をしっかりやってくれているのかもしれない。

さて、いよいよ実走・・・いや、アパートの前が圧雪と凍結でちょっと走り出す気になれん。幹線はすでにドライだが、そこまでに行くまでがね。

となればやることは・・・そりゃもう錆対策以外ありえねぇ

錆対策?

・・・といっても、入った当日まだ乗ってもいないのに、いきなりカバーを外して(本来ならそうすべき)とかってのはさすがに敷居が高い。ということでカバーをはずさなくていける範囲で対策をしてみる。
エンジンやキャブ周りなど発熱が大きい部分についてはC-RC666、フェンダー裏など泥が大きくなるプラの場所はシリコンスプレー(普通のが切れてたのでナイフの可動部用のフードシリコンスプレー)、リムやハブなどもシリコンスプレーを吹いてかるく磨く。

Waveのためにシャシーコートのクリアタイプを購入しておいたんだが、これをやるには足付け・脱脂・プライマー・シャシコートの手順を踏む必要がある。スイングアームなどはリアホイールを外す必要があるしちょっとめんどくさい。剥がれること前提でチェーンガードの表側だけ吹いておいた。

まぁ、あくまで今回は融雪剤の時期が終わる春先までの暫定措置だ。次回は秋口に行う。

ともかく付ける

真っ先に必要なもので買えるモノはあらかじめ購入済み。使い回せるモノもすぐに付ける。

時計

徒歩通勤なので必須装備という訳ではないが、あるならあった方がいいだろう。
ちょうどPCXから外してCT125に一時的(SSTRの時)に付けていたTANAXの電波時計がまだ動いている(長持ちだなぁ)があるのでこれを。壊れたら壊れたでそのときに考える。

で、いざとりつけようと思ったんだが。
取り付けるならミラーに共締めということになるが、他にもミラーマウントに付けたい物があるので一旦保留。

コンビニフック

Wave所有者のブログなどで、何処に付けられるのかは見当が付いている。というかカブ系でほぼ共通でレッグガードの取り付けボルトがあって、WaveAlpha110にも付いている、というシンプルな話。

スペーサが2つ、ワッシャが2枚。ボルトはM6が長さ違いで2種類。

付けてみた。

このデイトナの奴は掛けた物が走行中に外れないようになっているので購入したが、吊下げ位置が結構下に下がっている気になったので、夜にスーパーに買い出しに行ったときの大型のビニール袋をかけてみた。

この位置だとやっぱりここまで下になってしまう・・・ま、コンビニの小さい奴なら大丈夫だろ。

もっと上の位置として、センターのカウル固定ネジを外してみたが、

M6でしかも断付きのネジで、ちょっと強度的に不安が残るのでサイドのままで。

このあと、ネジがシルバーなのが気になってハイテンのキャップボルトに変更。車体側には元々付いていたボルトの鍔径に合わせて16mmのワッシャ⇒スペーサ1個、ワッシャ2枚を重ねて調整。

フックとの隙間が微妙だったので薄いゴムシートをフック側の形に合わせて切った物を挟んでいる。

ハンドルカバー

春になるまであと2ヶ月はある。ハンドルカバーがあればグリップヒーターが無くても近場ならなんとかなるやろ、と。

obally.hatenablog.com

ちょうどCT125用に購入して結局使っていないちょっと高かった奴があるんでそれを付けることにする。

ハイ、付かない。

いや現物見たときからなんとなくオチは見えてた。メータ・ヘッドライト一体型のスクーターの場合、ハンドルカバー側の裾(?)が車体側に干渉する。強引にかぶせようにもウィンカーがあるので無理。 バーハンドル+大型のナックルガードの上からかぶせられるものなので、そもそもの設計がスクーターに合わないのでどうしようもない。

結構高いやつなんだけどな。やっぱりこれはCT125専用か。

ロングスクリーン

なんやかんやで取り付けに手間取ることに。

やっぱり、ちょっとした雨風よけとしてやっぱりあった方が良いだろう。車種専用品みたいなものは当然見つからないが、幸い原付スクーター用に汎用の安いものが多いのでこれを付ける。

3000円程度の汎用品。物によってはスクリーンの下部がカブなどの丸目に合わせたアール状になっているものもある。ヘッドライトの形状に合わせてこの形が使えるだろうという判断。ミラーに共締めするタイプである程度取り付けサイズに幅がある。

説明書のようなものは一切入っていないので、同梱品を並べて組み方を検討。

一旦仮組み。

ミラーを外したが、ネジの位置がカバーギリギリになっているため、ステーが接触することは間違いない。

そんなこともあろうかと、スペーサ(23mmアップ)を同時購入済み。

今後なにかしら交換することはあったとしても、この最低位置を変更、つまりこのスペーサを外すことはまずないだろうということで、中強度のネジロック剤を塗布して取り付け。

いざスクリーンのステーを付けようと思ったら穴が8mmだった。それだけでなくこのステーの打ち抜き時のバリがひどい(値段相応)ので、リューターで穴を広げるとともにバリ除去を実施。

で、ミラーに共締めしようと思ったら、今度はミラーのダブルナットが緩まない。ミラーの向きを決めたら上側のナットを締めることでミラーの軸が回転しなくなるためのものだが、スペーサを取り付けスクリーンのステーを挟むことでミラーの軸側の向きが変わっている。つまりこのままミラーを回して取り付けてもミラーステーが明後日の方向を向くことになる。
おそらくダブルナットを締めた際にトルクを掛けすぎて上下のナットが変に噛み込んだとか、ミラーステー側のネジが潰れたとかそんな感じだと思うが、安いミラー(ネジ山が弱い)だとわりとありがちで自分も何度かやってしまったことがある。

ケミカルを吹いたりいろいろ試してみたが、トルクにまけてナット側の角をなめかけてしまった。ここまでくるともういかんともしがたい。ネジの位置が固定されてしまったため、何も付けない状態の位置としては問題無いが、スペーサやなにか挟み込むような場合は位置があわない。位置が合わないので他の車両にも使えない。つまりもう使いようが無い

obally.hatenablog.com

暫定措置としてCT125に一時的に付けて以降使っていないタナックスのラジカルミラーでスクリーンのステーを取り付けた。これでWave用に新しいミラーを購入することが確定してしまった訳だが・・・。

仮組みだったスクリーンを合わせて全体の形を整えてから各部を本締めする。
思いのほかスクリーンが立った状態だがハンドルバーと顔が近いのでこうならざるをえない。

一応これで取り付け自体は完了だが、まだ走行していないので効果のほどはよくわからん。ミラーも新しい物を付けなければいけないので、まだ保護シートは付けっぱなしにしておくことにした。

エアバルブキャップ

この車両の「差し色」はブルーに決めていた3のでブルーを。

走行距離0kmにしてこれ

結局10mも走らず初日は終了。初っぱな、というかまだ乗ってすらいな時点からからいろいろでてきたが、まだ先は長そうだ。
というか、まずはちょっとぐらい走ってからの方がいいかもしれん。新たに必要なものも出てきたし、考える時間が欲しい。


  1. オートチョークが故障するとチョークが開きっぱなしになったりして安定性が低い印象が強い。
  2. C-6016とV357は前後で型番が違う(フロントC-6016とリアC-6016Rなど)が基本的にはこのシリーズということ。
  3. まぁ別に色自体はなんでもいいんだが、Firestormがレッド、NM4がパープル、CT125がゴールド(イエロー)、DAHON Horizeがグリーンなので、消去法的にブルーになっただけだったりする。