CT125のサイクルフェンダー
CT125のフロントフェンダーはサイクルフェンダー、つまりフロントタイヤにぴったり沿ってフォークの動きに追従する形になっている。で、オールドルックなこのフェンダーのデザインはなかなか好みではあるんだが、ダート走行となるといろいろと不利になってくる。
特にブロックタイヤ(GP-22)に履き替えてから特に気になり始めたのが、泥の巻き込みが多くなってきたこと。GP-5よりパターンが深いのでどうしても泥を持ち上げやすくなってしまった。さらに持ち上がった泥はフェンダー裏に張り付くのだが、タイヤとフェンダーのクリアランスが狭いためフェンダー裏の掃除がめちゃくちゃやりづらい。CT125のためにケルヒャーを買ったが、それでも落としきれない。
というか、GP-5の時点でもタイヤとフェンダーの間に枝が引っかかっていたので、そもそもタイヤとフェンダーのクリアランスが狭すぎる。
ということで、フェンダーを上げてタイヤとのクリアランスを増やすキットを取り付けた。
フロントフェンダーアップブラケット
フェンダーを上げるキットはAmazonで2種類ほど出ているが、価格もブツも大きな違いはない。今回購入した物はこれ。
このメーカーの物は45mmアップと60mmアップの2種類がラインナップされている。60mmは流石に上げすぎと思うので45mmを選択。
付属している説明書はこれだけ。図も無く文章で書いてあるだけ。なんどか読み直してみたが解るようなわからないような・・・。
ともかく前輪を外してフェンダーを外そうとするわけだが
説明書のようにそのまま手前に引こうとすると、フェンダーとステーの間にアウターチューブの出っ張りが引っかかって外せない。ちょっとガリってしまった。その後、説明書を読み返しつつなんとか外れた。
フェンダーの外し方をまとめると、
フェンダーステーは柔軟性があって柔らかいのでこれでいいはず。取り付けるときは逆手順だな。
うん、これはちゃんと説明書に書いた方が良いと思う。
フェンダーの裏側は落とし切れていない泥が残っている。
ブラケットをアウターチューブに合わせてみるが、かなりアウターチューブに沿ったタイトな作りのようだ。フォークブーツの蛇腹の出っ張りに押しつける形になる。
ブラケットをフェンダーに装着。フェンダーステーの外側に付けるのでその分ステーを内側に曲げてやらないといけない。マニュアルでは取り付けてから曲げろ、みたいな記述になっている。
ブラケットが付いた状態で戻すとこうなる。内側に曲がったステーが斜めになるため、このままブラケットをアウターチューブにボルト止めようとすると浮いてしまうので、それを無視して無理矢理締め付けて形を整えるのだろうか?流石に無理がかかりそう。
なので、フェンダーステーの根元(フェンダーの前後に付いている部分)をゴムをあてつつハンマーで叩いてあらかじめ内側に向けて、
さらにブラケット部分を内側に曲げてブラケットが外側に向くように成型・・・したいのだが、フェンダーステーの復元性が強くてうまくいかなかった。
仕方が無いので、説明書通りに無理矢理ブラケットをアウターチューブにネジ止めしてみる。
一応付いたのだが・・・
このナイロンナットと飛び出したボルトの先端がフォークブーツに思いっきり接触してしまう。これは前側後ろ側どちらも。
製品ページの写真ではこの部分のクローズアップがないので、はたしてこれが正常な状態なのか判断できない。でもさすがにこのままはどうか。フォークブーツの飛び出たところをブラケットが潰してしまうのは避けようが無いので想定内だろうが、ボルトの先端でフォークブーツを突き刺してしまわないかが気にかかる。
なんとか形にはなっているので、これでしばらく様子見をすることに。
ボルトカバー
一晩明けて、ふと、
「つか、ともかくボルトの先端がフォークブーツに直接接触しなければいいんじゃね?」
と。
昔のえらいひとも言ってるじゃ無いか。
『当たらなければどうということはない!』
と。
(違う気がするが気にしない)
ということで会社帰りにホームセンターに寄ってこんなものを買ってきた。
ボルトやワイヤーなどの先端にかぶせるものだが、このままでは長い。
短く切りまして
かぶせると。
これでとりあえず様子見で。