ということで発注・手続きetc,etcが済んで配送待ち。
現物が来るまでの間手持ち無沙汰だし、いろいろと調べを進めていたんだが・・・。
（本記事は事前調査時の予想でしかない点にご注意）
仕様など
ともかく事前の調査解らないことが多く、事前段階でカスタムの検討が難しい。
この車種については台数は結構出ていて先行例が多いので、それらを読みつつ当たりを付けていくしかない。
因みに購入したカラーは黒です。
型式
VTR1000F Firestormなら「SC36」、CT125なら「JA55」とそれぞれ型式があり、パーツを探す場合それを元に情報を追っていくわけだが、今回購入した「WAVE Alpha 110」においては、事前情報の調査段階でははっきりとした型式が不明といういきなり『どうすりゃええねん』的な話からスタートする。
なんせ本国ベトナムホンダのWebサイトですらそういった情報が出ていない（諸元を記載しなくても良い？）ので、日本のようにそもそもそういった型式自体が設定されていないのかもしれない。
それならそれでいいんだが、ベトナムの人が弄りたい場合どうやって適合を判断するんだろうね？
ホンダ（グローバル版）が公式でパーツリストを掲載しているので、そこからおおよそをたどっていった
ただし、このページではパーツリストそのものは載っていない場合が多く、特に新しくなるほど乗っていない。
で、現時点の、掲載されている写真（ベトナム向けである事・デザイン・デカール形状、などによる）あくまで予測の域だが、は「AFB110MD_23_V (2023年モデル)」または「（型式名無しの）WAVE110(2019モデル)」が該当するのではないか、と予想している。
今、GooBikeなどに掲載されている、つまり最近出回っている車体色が黒以外（赤・白・青）の写真で該当するのは「AFB110MD_23_V」で、去年輸入されたものであるならこの型式だろう。ただし黒については該当するカラーの写真が見つからないし、かといって2021年,2020年モデル(AFP110DFL)ではスポークホイールはRSX(ディスクブレーキモデル)しか出てこない。
となると写真の掲載されていない2019年モデルか、2023年モデルの「写真の写りが違う」とかパーツリストに載ってこない（掲載が間に合っていない）限定版、あるいは要望により通常グレードに急遽追加されたカラーという可能性もあるかもしれない。
まぁ、いうて同グレードで年ごとに大きく違うというのは考えにくい（マイナーチェンジ程度）なので、ここまで把握できたらあとはなんとかなるんでは無いだろうか。
エンジン
もちろんエンジン型式、Firestormなら「SC36E」CT125なら「JA55E」のようなものも見つからない。
現状でふわっと把握していることは「キャブレターであることを除いてほぼJA10辺りと同じ」というものだ。これはどこか明確な情報源があっての話で無く、いろんなブログなどを見ていてのなんとなくの感想レベルの話。まずカブ110系の特徴的なヘッドカバー（タペット調整蓋が無い）とか腰下全体のカバー形状があって、この部分から大枠はJA10かJA07、採用時期や低コスト車という状況を考えるとJA10(JA10E)1が自然、ワンチャンJA44(2018年)、そんな感じだろう、と。
JA07とJA10はある程度互換性があり（というかJA07のマイチェンのエンジンがJA10の模様）なので、楽観的に考えるなら、そこさえ判っていればある程度は部品を集められるんじゃなかろうか。詳しく判断するにはJA07EとJA10Eの違いを調べてからになる。
・・・と思ったらなんかやたらタイムリーな感じで比較動画（アップロード日が今日っていうかついさっきじゃんなにそれこわい）が。
・・・結構違うのな。ダメだこれやっぱり現物見ねぇとなんとも言えんわ2。
車名
今回のベトナムモデル、日本では「Wave Alpha 110」という名前で呼ばれているが、タイモデルだと「Wave 110 Alpha」のような呼ばれ方、をするようだ。
ベトナムでは元々「Wave Alpha」という100ccのモデルが有って、それが110ccにボアアップされたため後付け的に「110」または「110cc」をつけるらしい。同等（キャブレター・ドラムブレーキ・スポークホイール）の車種でいくと、タイでは元々「Wave 110」という車名で存在していたためか「Wave 110 Alpha」といった感じで「Alpha」が後になっていて、おそらく同じ車両なんだろうけど呼び方が微妙に変わる。
そもそも「Alpha」というのはFI採用車が出てきた後のWaveシリーズのなかでは廉価版に付けるバリエーション名のようで、「Alpha」が付いたモデルにFIは無いっぽく、その点については仕地向けは関係なさそう。とはいえ「Wave Alpha 110」とスペース区切りググればベトナム版もタイ版もでてきて仕様はほとんど変わらないようなので調べる上であまり問題はなかった。
足回り
- フロント： 70/90-17
- リア： 80/90-17
フロントはスタンダードカブに多いサイズ、リアはCT125と同じだ。ということは基本的にはカブと同等ということだし、以前CT125用に購入したスノーチェーンはそのまま使用できる。
ドライブチェーンについてはチェーンメーカーであるD.I.DのサイトからWave110iが「420 - 102リンク」ということなので、おおよそこれに準拠しているであろうことは察する。
スプロケ歯数変更なんかを考慮すれば、リンク数多めを買ってカットするぐらいでいいかもしれない。チェーンカッターを手に入れているので、それができる気持ちの余裕がある。
リアサスの自然長は、おおよそ330mmまたは340mmあたりの模様。流用交換するなら同時期のカブや4MINI系のツインショックサスをさがすことになるだろうが、チェーンカバーやテールカウルの干渉部分加工など小加工は必要になるかもしれない。なんにしろ一度現物を実測しないとなんとも。
あとはもう現物見ないと
以上のような重要な構造部についてはおおよその目星はついた・・・ついたのか？ほとんど「現物実測しないと」な感じじゃねーか。
まぁ、これ以外についてもやっぱり細かい情報が無い・・・というか型式がはっきりしない以上オンラインで上がっている海外向けパーツリストを見ても断定できない。
ということでともかく、現物を確認してからの現物合わせという、いつものパターンってことで。 車体のどっかに型式とか付いてたらいいけどなぁ。
