7/1、以前より微妙に動きの怪しかったWILLCOM 03(以下WS020SH)をついに工場出荷状態に初期化したので、そのメモ。
経緯
もともとActiveSyncの接続にしょっちゅう失敗することがあり、そのたびに母艦・WS020SH共々再起動していた。ところが最近は再起動してもActieSync(特にOutlookとの同期)でエラーになり、ついにはW-SIM経由でのダイヤルアップ接続でコケるようになってしまった。
なんどかのソフトリセット後、WindowsMobile6.1のスプラッシュが表示されたまま起動が進まない状態が発生したため、microSDを引っこ抜いてソフトリセットし、「SpriteBackup」からリカバリしたところ、なにやら極端に重い状態になりながらも起動ができるようになったので、このタイミングで初期化を決断した。
ハードリセットの前に下記ディレクトリをmicroSDにバックアップ。
- MyDocment配下
- お気に入り(LunascapeMobileで使用)
初期化
初期化の手順
- ACアダプタを接続する。(電源をつないでおかないと初期化メニューで怒られる)
- 電池蓋を開け、リセットボタンを一回押す。
- ハードウェアキーボードをスライド。
- [Fn] + [R]キーを押しながら、電源ボタンを長押しして起動。
- 初期化メニューが表示されるので、初期化をカーソルキーで選択して[Enter]。(タッチパネルは使えない)
- 初期化後、自動的に初期設定画面が表示される。
リカバリ
- W-SIMを有効化するため、「オンラインサインアップ」を実行。
- 各種アプリケーションをインストールする前に、SDカードにコピーした内容を内蔵ストレージに上書き。
- 「My Document」
- 「お気に入り」
- (あとから思えばApplicationData配下もコピーしておけばよかったと後悔)
- PIMのリカバリ
- 「MilkSync」をインストールし、TODOを「Remenber the Milk」からシンクロ。
- 初回は一部しかロードされないが、「MilkSync」の[メニュー]→[ツール]から「リストア」を実行することでRTM上のタスクをフルコピーできる。
- POSyncをインストールし、スケジュールを「Googleカレンダー」から取り込み。
- 母艦とWS020をUSB接続、ActiveSyncを実行。母艦側のシンクロ設定を再実行し、Outlookの連絡先を「連絡先」へシンクロする。
- 「MilkSync」をインストールし、TODOを「Remenber the Milk」からシンクロ。
- microSDに保存していたものは当然そのまま残っているので、特別リストアの必要は無し。
- 「W-ZERO3メール」のアップデータをインストール。
- データについては、元々重要なものは無かったので初期状態で良しとする。
ついでの環境見直し
これまで内蔵ストレージにインストールしたアプリケーションの大規模リストラは行っていなかった。興味本位で一度インストールしたものでも「もしかしたら使うかも・・・」と考えるとなかなかアンインストールしづらい。
購入してから初めての初期化で、まっさらな状態になったのをきっかけとして「使わないアプリは入れない」という安定状態(ようするに守りに入るってこと)を目指すことにする。
- 確実に必要だとすぐに思いつくアプリケーションをインストール。
- 最近起動した覚えのあるアプリケーションをインストール。
- volcon
- WZMobile
- GoogleMap
- Tiitan
- q2chwm
- KeePassSD
- 03RSSReader
- 青空子猫
- JNTrainWM
- GunttScheuler
- ・・・その他細かいもの多数
- この際追加するアプリ
- Offisnail Date 6、Offisnail Contact
- Skype 3.0 for Mobile
- CastNet2
- gmm_naviAuto
- お試し中
- 必要なアプリがでてきたら、そのとき考える。
この時点で内蔵ストレージの空き容量は70MB。初期化する前は30MB前後だったので、大幅軽量化できた・・・というか使わないもの入れすぎ・・・。
所感
内蔵ストレージについて
WindowsMobileは、ハンドヘルド向けOSとはいえ、他のOSと同様にテンポラリファイル利用するアプリは多い。ヒープエリア(WMだと「プログラム実行用」とされる領域)の確保も重要だが、テンポラリのための空き容量もある程度確保しておく必要がある。
テンポラリは使っているうちにゴミがたまりやすいので、適当なタイミングで削除することと、未使用のレジストリはガンガン消していくべきではなかと思う。
また、microSDにインストールできるプログラムやデータは可能な限りmicroSDにしておいたほうが後々楽だ。フラッシュメモリ特有のWrite耐用制限が悩ましいが、microSDの価格も最近は落ちてきている。やはり「交換可能なメインストレージ」として、差しっぱなしにしておくのが得策じゃないかと思う。