passive log strage

バイク , モバイルガジェット , アウトドア用品 , 腕時計 ・・・等。

CT125キャンプ - 平湯キャンプ場

今年最後のキャンプ

9月に入ってから結構冷え込む日が続き、「これキャンプやるならもうそろそろリミットじゃね?」ということで10月中に今シーズン最後のキャンプを行うことにした。

前回がパジェロミニでの車キャンなので今回はCT125で行うが、前回と同じ平湯キャンプ場とした。

今回の積載

いろんな物をもっていくキャンプは前回のパジェロミニキャンプで実施できたが、今回は逆に装備を絞って最小化を目指す。バイクの様に積載が限られる場合の装備をブラッシュアップするため、現在手持ちの装備で可能な限り必要最低限(ただしQOLは極力落とさない)でどこまでコンパクトにできるかを考える。

今回新たに投入したのはアストロプロダクツから販売されているコンテナ。
防水性があり「型崩れしない」という点で、前回使ったタナックスのキャンピングシートバッグの代替だが、一七式特殊荷箱の上に載せるとサイズ感的にピッタリになる。

テントポールなど長物をボックスの対角に納めて、テント幕やグランドシート代わりのブルーシートなど柔らかい物を詰め込んだ。イメージとしてはパジェロミニで持っていった大サイズのコンテナボックスのように「設営」関連のものをすべて纏めたかったが、シュラフやヘリノックスを入れる余裕は無かったのでボックスに移す。タープポールも分解しても長すぎるので入らない。ポール無しで立木などに結ぶという使い方ができなくもないのでタープ本体だけは詰め込むことに。タープ自体は大して嵩張るモノでは無い。

あとから考えたら、テントサイトで履くシューズは、これこそ中に納めなくても積載の外側に縛り付けておけば良いよな。バイクでのキャンツーの場合、走行中に履くブーツは脱ぎ履きがしづらく、テントサイトでは窮屈に感じることが多いので、サンダルみたいに薄く潰したり適当に扱ってかまわない履き物を別に持っていくのをお勧めする。

“上側”の容量が減ったかわりといってはなんだけど、サイドバッグもさらに大容量の16Lに変更。
重量が大きくなる傾向にある焚き火関連のギアを全部こちらにまとめることができた。ただしCT125への装着は結構悩むことになる。今後の課題という面もあるので詳細は後ほどまとめるが、焚き火関連ももっとブラッシュアップして、可能であれば今はボックスに入れているクッカーなどをこちらに寄せたいところ。

ボックス内に入れてしまうと急な雨に対応できないということに気づいたので、レインウェアは工具バッグなどと一緒にセンターキャリアに移した。メッシュネットをかけて隙間に道中で購入した食材などを突っ込む。
時期的に冷え込むことが予想されたので、防寒として厚地のフリース、夏場では端折ってしまう焚き火時の上着と、今回はワークマンで購入したツナギを持っていくことにした。どちらもコットンなので焚き火で発生する火の粉に強い。これらと道中で仕入れた冷却モノ(缶ビールと肉と野菜)は結局ボックスに入りきらず、積み重ねたコンテナの上に載せざるを得なかった。

積載量を減らす(特に“上側”)という縛りをもうけるためコンテナボックスを導入したものの、結局入りきらないものがでてきてしまった。衣類は再考に値するが、食材やクーラーバッグなど可能な限り現地で購入することである程度は対処できることはできる。まぁ、平湯キャンプ場周辺は食材を調達できるお店が少ないのでほとんど下界から持ち込むしか無かったんだが。

プリロード調整可能なリアサスに交換したので今回は加重に合わせてサスを固めた。道中なんどかセッティングを変えてみたが、5段階のうち最弱から4段目か3段目あたりが今回の重量にマッチした。普段は最弱でノーマルリアショックとほぼ同等なので結構固めることになった。

わりといつも通りなキャンプ

昼前に出発。

出ようとしたときに時計を落としてバネ棒が折れたたため萎える・・・。
それ以外に大きな問題は特に無く、13:00に到着。あ、今回もグッさんがいつもの軽トラで参戦。最近バイクで来てないけど「次回はNC700で来るで!絶対に!!」らしい・・・ホントかな?w

平湯キャンプ場については以前の記事で書いているので詳細は省くが、バイク1台1サイト分の費用は1000円とかなりお手軽。また車のように予約は不要だが、連休などのシーズンによってはサイトへの乗り入れ不可(入り口付近のバイク駐車場に停める)ことになるので要注意。

今回は前回とは違い、上空が開けた真ん中あたりサイトを選んだ。
自分とグッさんで2サイト分支払っているが、このサイトは広いので1区画に二人分を貼ることにした。ソロテントなら2張りが余裕の広さで一人だとかなり持て余すサイズ感。周囲に立木がないので自動的にタープは不採用となる。

設営して、薪を準備して、あとは着火するだけの状態にして・・・すでにやることがない。

特に今回はタープを使わないので、テント1つ張るだけなので時間的に余裕がありすぎる。最近までタープを使うことは考えもしなかったのでこれが以前のスタイルではあるんだが、日が落ちるギリギリにサイトに入場することが多かったからこんなに時間を持て余すことが無かった。早くから焚き火をしはじめると、早々に薪がつきてしまいそう。

完全にソロキャンだったら本当にやることに困りそうだが、今回も友人が居るので適当にくだらない話をしながら、適当に薪からフェザースティック(もどき)を削ったり。

それでも間が持たないので、結局つまみとして購入したアヒージョの缶詰をアルコールバーナーで暖めつつワインを引っかけながら、日が落ち始めるのを待つ。

薪は当然平湯キャンプ場の管理棟で購入したもので一束600円。標準的な値段だろう。杉の樹皮が多く付いた部分が多く、剥がしてたき付けにちょうど良い。今回はほぐした麻(セリアかダイソーにて購入)を持参したが、着火性が非常に高く相性がいい。初めてまともにフェリセリウムロッド(ファイアスチール)による着火に成功。着火のほぐちをいろいろ試してきたが、必要なものはこれだったんだな。

晩飯は・・・いつも通り肉だが、今回はステーキではなくバラ肉とサンチュで普通の焼き肉。世間では焼き肉ではほとんど野菜を焼かないようだが、実家で焼き肉するときには大量にキャベツ・ニンジン・ナス・ジャガイモが投入される。実家式焼き肉になれてしまっているため肉だけでは物足りないだろうと、冷凍野菜とポテトを持参して「かさ増し」するw。
主食として米を半合持参しており、鯖の缶詰を合わせて鯖飯を作ろうと思っていたが、ワインのつまみやビールもあって結局ご飯はナシ。

夜間はさすがに冷え込むが、ツナギの上にフリースを着たらかなりマシになった。これが真冬だったらどうなることやら。

いつもどおり早く目覚めてしまったので、前室で朝食。アルコールバーナーでトーストは火力調節がむずかしい。

キャンプ場出口で出てくるグッさんを狙って一枚。

前回でも使った「ひらゆの森」立ち寄り温泉で汗を流し、平湯バスターミナル内のレストランで昼食をとって帰宅。

まぁ、いつもどおりといえばいつも通りなキャンプだった。

最小化への課題

CT125用積載方針

今回、テント類など「設営物」は可能な限りアストロのコンテナに入れたかった。入らなかったヘリノックスとシュラフは 一七式特殊荷箱の中に納めたが、着替えなど入りきらずに結局ケース外にくくりつけることになった。夏場ならもうすこし衣類は減らすことができすっきりするだろう。
本来は着替えなんかは防水性の高いボックスに納めたいところだが、ボックス内の空き容量を増やす工夫が必要になるな。

アストロのコンテナ

www.astro-p.co.jp

サイズ的には一七式特殊荷箱の上に載せてピッタリというのが素晴らしい。元ネタとなっているのは軍用のアモカン(弾薬入れ)で、軽量化のため昔の鉄製のものから現在ではこのような樹脂製のものに変わっている。スタッキング前提の形なので積み重ねても潰れることはなさそう。平型のコンテナだが、この高さに収まるのなら、一七式特殊荷箱の上に重ねても重心を抑えることになる。
CT125キャンプツーリング専用として最初からひとまとめにいれておけば、キャンプにでるときにパッと出られる。
一見、サイズ的にテーブルに良さそうに見えるが、天板の形状が平面ではないので、ちょっとしたテーブル代わりにはなれど食事用にはならない。

積載しての走行時、どうしてもボックス上で滑ってズレる。一七式特殊荷箱の天板は縞板模様があれどつるつるなので、ボックスとコンテナの間に滑り止め措置としてクッションかなにかが必要と考えている。

収納に関していえば、対角面であればツーリングドームSTのポールは収まるが、手持ちのタープポールを載せるほどの余地は無かった。分割してもっと短くなるものなら入るだろう。

ともかく、これに納めたいのは、

可能ならタープ一式も含めたいが、最低限でも上記3点は納めたい。現状ではすでにシュラフが入りきらないことは解っている。ということは特に収納サイズの大きいテントとシュラフもっと小さいモデルに買い換える必要がある、ということになる。

課題をまとめる。

  • テントとシュラフ、タープを収納サイズが小さい物に変更すべきである
    • 収納サイズはネット通販の写真では実感ができないため、実店舗で選びたい
  • タープの候補としてはすでに「 DoD ツーリングタープ」
    • グッさんが使っている実物を見ているのでこれはいけそうだと判断
    • タープ内にバイクを入れられるほどの大きさに張れるのもいい

テントとシュラフ、これらはもっとも金の掛かる装備なんだよな・・・。

現在使っているテントはコールマン ツーリングドームST、シュラフモンベルの化繊のNo3だが、盆休みに実家近くのモンベルショップに寄ったら収納サイズの小さいものばかりでちょっとビックリした。
自分が最初に購入した収納サイズの小さいムーンライトI型もさらに小型化していたし、ムーンライトI型より居住性の高そうなクロノスドーム2も収納サイズはムーンライトほとんど変わらないものだった。
シュラフは、化繊が嵩張ってしまうのはもう避けようが無いが、羽毛だとかなり小さく圧縮できる。目測では、クロノスドーム2と羽毛のシュラフを合わせて、ツーリングドームSTの収納サイズと同じぐらいになるだろう。つまりアストロのコンテナボックスに両方収まると言うことだ。

もちろん、良いモノは高い・・・。収納サイズが半分なら、価格は2倍、いや2.5倍以上しかねない。それだけの費用をかけるべきかどうか、来シーズンまでに決断することになるだろう。

だろう・・・っていうかここまで結論出てるってことは既定事項なんですがねコレは。

サイドパニアバッグ

前回の13Lのラフロサイドバッグから16Lのキジマ製に変更。カラーはオリーブグリーン。

バッグの「マチ」が幅広でさらに中敷きがあって立方体に固定でき、板状・棒状のモノを型崩れせずしまえるので、感覚的には差分の3Lより多く入るように感じる。焚き火台、鉄板、ノコギリや鉈など焚き火関連を集中的に入れて一式に加えてローテーブルが入った。今回は活用していないがMOLLEウェビングが施されているので外部にポーチなどが追加できる。だが正面につけると車幅が広がることになってしまうので、側面に小物入れやボトルホルダなんかを付ける程度になると思う。
防水カバーが付属しているが、素の状態でもそれなりに防水性能はありそうに見える。
焚き火道具を入れないなら、キャンピングバーナーやクッカー一式、さらに下着など着替えなどが入りそうなので、“上側”の容量をかなり下げることができそう。

で、このバッグの取り付けだが、ラフロのサイドバッグと互換性がまったく無かった。

ラフロのサイドバッグでは2点で吊すが、今回のは3点で、なおかつベルトの幅がワンサイズ広いため、バックルが合わない。
前回のサイドバッグの時にはリアキャリアの内側のスリットにベルトを通したので同じようなことを考えたのだけど、これをやろうとするとまた一七式特殊荷箱を外す必要がある。
通常は外しておいて、必要なときだけ取り付けるとなると、毎回ボックスを脱着するのは正直めんどくさい。ベルトを付けっぱなしにしておくにしても、前回のサイドバッグはキャンプしないロングツーリングに使いたいが、ラフロと互換性が無い以上両方付けることになるし、そもそも両方付けっぱなしにできるスペースがない。
それと、付けっぱなしにするならラフロのストラップのように目立たないよう隠したい。2点はそれでいけるとして、真ん中の3点目をどこに吊すか。

現状の妥協案としてこうなった。ラフロのストラップにキジマのストラップから外したバックルを通す。これならキジマを付けるときにバックルを通してやれば良いので手間はかからないが、ストラップの幅がラフロの方が細く、正直強度的に不安が残る。

真ん中の3点目についてはもう付ける場所が無く、仕方なくキャリアのメインパイプに通した。一七式特殊荷箱の固定ナットを緩めてやればなんとか通す隙間ができる程度にはなるが、結局は毎度ボックスの固定を弄る必要がある。正直そういうのもやりたく無い。

今回はもうこれで妥協したが、なんとか良い方法はないものか。ストラップを自作するとなるとある程度縫うことを考えなければいけないが、可能な限りやりたくない。ベルトを縫うのに自信が無いし、ミシンも持っていない。

それと今回のキジマのパニアに限っての話だが

たつき防止のストラップにはバックルが付属しておらず、単に「直接結ぶ」しか方法が用意されていない。さすがにこのぐらいはちゃんとバックル付きのものにしてほしかった(ラフロのはバックル付き)

適当なバックルと細身のベルトを組み合わせてバックル付きに改修。

アルコールバーナーオンリー化

前々回からの焚き火台使用にて、焚き火メインがわりといけると判断したため、今回はガスバーナーを持っていかなかった。
で、アルコールバーナーをいつもの「コーヒーセット」一式から持ち出したのだが、セリアで購入したオイル入れを満タンにしていったが、これだと足りない。コーヒー一杯ぐらいなら十分だが、ほかにも使い始めるとかなり心許ない。今後は500mlのボトルを持っていくか、やっぱりガス併用にするか。
ガスはガスで、火力調節がしやすいという利点がある。燃費で言えばOD缶1本でかなり長く使えるが、燃料の容積ベースでいけばアルコールだと結構消費は早い。

焚き火のサブとして使うならガスかアルコールどちらかになるが、「焚き火無し」とするならやっぱりガスの方が汎用性は高そうに思える。

今後のキャンプツーリングの方針で選択していくことになりそうだ。

水タンク

セリアで購入したジャグ。

この手の水タンクは「新品を袋だしで入れてみたら即水漏れ」というトラウマがあり個人的に信頼性が低い。最小化を考える上ではやはり潰してたためるジャグは避けられない。とうことで今回はある意味博打としてこのジャグのみを持参した。

ひと晩使って水漏れもなく使用できたが、水を満タンにしたときに小さなヤカンに水をつぐのはちょっとやりづらい。まぁなんとでもなるところではあるし、コンパクト化できる面からすれば大きな問題じゃ無い。
まぁ、100円で嵩張らないのでなんならスペアを持っていくぐらいの感覚で使えば良さそう。というか2つ持っていったんだけどね今回も。

来年への課題

今年は「全部入りのゴージャスキャンプ」「コンパクト(?)バイクキャンプ」の2種類を試したので、来シーズンからはさらに「省スペース化」を試したいと思っている。
もっと「最小化」ミニマルキャンプ、ストイックな方に寄せるならやりようはいくらでもあって、それこそパップテント(軍幕)でシェルター作るような方向性もあるにはある。それもいずれやってみたいことではあるものの、やっぱりバイクでのキャンプツーリングの形を固めてからにしたい。