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気に道 - 有峰林道(東谷線)

概要

www.arimine.net

「有峰林道」は有峰湖(有峰ダム湖)へ通じる有料林道と有峰湖周辺の道路の総称。
富山県側では「小見線(亀谷ゲート)」と「小口川線(水須ゲート)」の2線、岐阜県側では「東谷線(東谷ゲート)」で有峰湖側へ入ることができ、その他のルート「大多和線(岐阜側)」「折立線」は通り抜けができない。

本来なら岐阜県側から⇒東谷線⇒有峰湖⇒小見線で一旦富山側へ抜けてから、水須ゲートから小口川線を通って東谷線で岐阜側に戻ってくるルートを考えていた。
しかし、小口川線がまだ冬季通行止めとなっていて、ワンウェイのルートしか取れない。一度富山側に抜けて別ルートで岐阜側に戻ろうとするとR41から南下するしかないので想定以上に時間が掛かる。それなら今回については富山側には抜けず、有峰湖から折り返して岐阜側に戻るルートで走ってきた。

所感

全線走っていない暫定なので、先に所感だけ書いてしまおう。

全体的に高低差が大きいため、特に小排気量車では登りではそれなりに回す必要が出てくる。平坦な道でも特に湖畔は1車線だし路面状況が良くないしで、そういう走りは期待しないこと。
今回走行した範囲では『のんびりトコトコ走るのが正解』ということで。

梅雨直前という季節柄なのか通行量は少ない。すれ違ったのは数台のバイクと四輪だが、バイクはおそらく富山側から小見線を抜けて東谷線から岐阜に抜けるパターンだろう。富山・岐阜通り抜けルートとして考えればR41から変化をつけるのはいいかもしれない。通行料金500円だし。
四輪が2000円というのは高いとみるか安いとみるかは・・・個人的にはちょっと高いと思う(自分が軽四だから?)。

道の途中の駐車場に四輪が止まっていたが、登山・トレッキング利用者か。そっちの方を楽しむタイプの道だとおもう。

他にネタが無いので走る前に寄った神岡町の牛すじカレーの写真(なんで)。

有峰林道

岐阜県側から

素直に向かうなら、有峰森林文化村の紹介にあるように、飛騨市上宝町から高原川・双六川一般道「飛越 高原天の夕顔の道」を通るのが自然。

まぁ自分は県道r484(打保神岡停車場線)で伊西峠経由で抜けるんですけどね。

r484の終端。このトンネルを抜けた先が有峰林道 東谷線の東谷ゲート。

有峰林道東谷線 ~ 有峰 西岸線

東谷ゲートで自動二輪の料金500円を支払って入場。料金が発生するのは有峰林道内へ入場の時だけで、出るときにはどのゲートから出ても追加の料金は発生しない。名目は『自動二輪等』で原付から大型自動二輪まで一律だけど、トライクはどうなるんだろうか。現金のみ。

途中から2車線が1車線に減少しこれは有峰ダムまでつづくが、有峰湖畔の1車線の道は基本的に路面のコンディションは良くない。

途中の写真をほとんど写真を撮っていないのは、東谷ゲートを通ってからしばらくして路肩に熊(小熊)を見かけたので停止したくなかったから。

大多和峠へ向かう「有峰大多和線」は大多和峠で通行止めの模様。ドン突きなので今回はスルー。 ここか「東谷線」としての終点で、ここからは「有峰西岸線」となる。

前述の通り小口川線は冬季通行止めのまま。右にある「小口川線」の標識はここから右を指しているように見えるが、そっちは有峰ダム方面で実際にはこのゲートの先なので標識の向きがズレているんだろう。

有峰ダム ~ 有峰ビジターセンター

湖畔を走っていると唐突に信号で面食らう。 ダム上を通る道が狭いので恒久的に相互通行になっているためらしい。 ダムの上あたりで写真を取りたかったが、信号の有効範囲内、つまり交差点内と同じ扱いなので停車はできない。

ダムを抜けると「小見線」と「折立線」の分岐に突き当たる。つまりここが「有峰西岸線」の終点か。 今回は岐阜方面へ戻るので「小見線」には向かわず折立方面へ。

有峰ダムから一気に登り有峰湖展望台。ダムから1kmいくかいかないかで展望台になるというところでこの高低差がわかりやすいだろうか。

有峰ビジターセンター脇の駐車場。
ビジターセンターに寄ったのは熊の目撃情報を伝えるところ(管理者が常駐してそうなところ)がここしか思いつかなかったからだが、このビジターセンター内で熊の生息域をまとめた図が掲載されていたので正解だった。 担当の方のお話によると、自分が目撃した場所は熊の生息域に接した道路だったようで目撃例が多いらしい。「熊を目撃した際は停車せず通り抜けるように」とのこと。まぁバイクじゃそれしか対処しようがないので・・・。

キャンプ場

有峰林道から2カ所のキャンプ場にアクセスできる。
今回は入場はしないが、今後のために外から雰囲気だけでも確認しておこうと思って見に行ってみた。

冷夕谷キャンプ場

「冷夕谷」と書いて“つべただに”と読む。(写真取り損ねた)

冷夕谷キャンプ場は有峰西岸線から入れる、有峰湖畔に接するキャンプ場。170円(成人)と低価格で気になった。

ありみ.net - 冷夕谷キャンプ場

完全な林間サイトで車両乗り入れは不可。昼間は無料、夜間は有料(170円)。管理は有峰森林文化村が行っており、有峰ビジターセンターで支払うか、巡回員に支払うらしい。

バイクでのキャンプツーリング視点ではやはり車両乗り入れ不可なのがネックで、自分は1泊キャンプには使わないだろうけど、チェアとテーブルだけ設置して森林浴なんかには良さそうだ。 あとは、例えばテントの設営練習やキャンプギアのテストのような場合、実際のキャンプサイトを想定したトレーニングができるし、というかそこらの河原や公園ではなく実際にキャンプ場なので、そういう意味では気兼ねなくテントやタープを張(って失敗す)ることができる。持ち込みのためのワゴンは必須だろうが。

平均気温が低くて真夏でも過ごしやすそうなので、デイキャンプにどうだろうか・・・と思ったんだけど、樹木が濃くてけっこう暗い雰囲気だったので、今みたいな梅雨前とかじゃなくて真夏にくるのがいいんだろうな。

折立キャンプ場

ありみ.net - 折立キャンプ場

有峰林道 折立線の終点、林道真川線(通行止)の入り口、折立連絡所の前にある。こちらにつういては管理は北陸電力になっており、有峰森林文化村とは管轄が違う。

掲揚場があったり、林を切り開いた「水はけの良い広場」感だったり、「キャンプ場」というよりかはボーイスカウトや林間学校で利用する『野営場』の趣がある・・・というか、薬師岳登山道の入り口にあったりする訳で、そもそもの想定が一般利用者ではなく学校など教育機関向けに違いない。

今時のキャンプ趣味でわざわざこういったサイトを利用する人は皆無だろうけど、「標高が高い(涼しい)」「無料(要折立ヒュッテへ利用申請)」「(おそらく)利用者は少ない=広々と使えそう」という所からすればテントやタープ設営の練習にはうってつけじゃなかろうか。

まぁ設営に失敗したら避難できずどうしようもなくなる(街まで1時間以上、18時以降林道は封鎖)立地なんで、トレーニングをするような初心者がそれに耐えられるか、耐えられるような人ならそもそもここを使うことはないんだろうな、と。

それか、「小学生だったころのキャンプを思い出しながらのノスタルジーキャンプ」とか?