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「連絡先」の移行

いろいろとアプリケーションをそろえてきたが、重要なことをすっかり忘れていた。『アドレス帳』をSLーC760からWS020SHに取り込んでいなかったのだ。

現在SLーC760に残っている『アドレス帳』のデータは以前の会社のWindows機のOutlook2000で入力・管理していたものだ。今はOutlookを使えるマシンが自宅のVista機しかない。このマシンに乗っているのはOutlook2007。SLーC760とOutlookをシンクロするにはIntellisyncしかないのだが、Outlook経由でのデータのコピーを行おうにもVistaではIntellisyncが使えないので不可能。手打ちで入力するにはあまりにも手間なのでなにかしら方法を考えなくては・・・。

zdbat

SL-Zaurus上でzdbatというプログラムがあることを思い出した。「ZD」は「Zaurus Data」の略でSL-ZaurusのPIMデータにアクセスするためのCUIアプリケーション。
こいつを使えば、なんとかCSVファイルに落とし込めそうだ。
CSV形式でエクスポートしたら、あとはCSV形式でOutlookにインポートすれば03とシンクロするだけ。さすがにMS製のOutlookと同じくMS製のWindowsMobileの「連絡先」とのシンクロでつまづくことはないだろう。

手順

  1. zdbatはSL-C760にインストール済みだった。
  2. zdbatで「アドレス帳」の内容をShiftJISエンコードCSVファイルに出力する。
    • 「zdbat address -r -c ShiftJIS > add.csv
    • エンコード無指定(EUC)で出力した後、母艦側で変換してもいいのだけど、変換ツールによっては読みの半角カナが変換できない場合があるので、zdbat側ではじめからSJIS指定した方が確実。
  3. SDカードにコピーし、Outlook2007のあるPCに移す。
  4. ExcelCSVファイルを開き、カラム順を変更や、細かい修正。
  5. Outlook2007上でCSVファイルを「連絡先」にインポート。このときにカラムのひも付けを慎重に行うこと。
  6. Outlook2007上で細かい修正。
  7. ActiveSyncでWS020SHとシンクロ。

注意点

すっかり見過ごしていた*1んだけど、WS020SH上の「連絡先」データは、そのまま「電話帳」のデータでもあった。
WX320Tからの機種変時、WX320T上の電話帳データをWS020SH上にコピーしていたため、シンクロした時点で今回SLーC760から移行したデータとかぶってしまった。
WX320Tの電話帳で作成したデータとOutlook2007にインポートしたデータでは名前のフリガナの付き方が違うので、すぐに判別できた。

  • Outlook:フリガナは「姓」と「名」の2カラムに分かれている。
  • WX320T:フリガナは「氏名」で1カラム。
  • WX320Tのフリガナ(氏名)は「連絡先」上ではフリガナ(姓)に取り込まれていたので、フリガナ(名)にフリガナが入っていないのがWX320Tからのデータ。

Outlook2007上で重複データを削除した。ついでに(WX320T上の電話番号・メールアドレスが最新だったので)データの手動マージも行った・・ら、半日仕事になってしまった。これだったら全部手入力でもよかったかもしれないな・・・。


Outlook2000をベースにした「アドレス帳」とOutlook2007との違いで『読み仮名のデフォルトが半角カタカナから全角カタカナ』に変わっている。これについては、半角カタカナでも全角カタカナでも、さらに全角ひらがなであってもアイウエオ順でソートされるようなのでとりあえずは問題ない。WS020SH上の「連絡先」「電話帳」でも同様。

やれやれ

これでSLーC760に取り残していたデータはすべて移行完了。ついでに古いデータも更新できた。

SLーC760の方はPIMのお役目から解き放たれて、純粋なLinuxBoxとして遊びモードで扱う予定。

*1:今はWS020SHで電話を使うことがほとんどないから気が付かなかった。