今回の増車に当たって、せっかくなので名古屋のアパートに保管して、こっちからすぐにツーリングにでれるような体制を整えた。これは一人暮らしを再開してからずっとやりたかった事でもある。といっても、アパートにまともに保管できるような、屋根付きの駐車場はないので、いわゆる「コンテナ倉庫」を契約した。
コンテナ倉庫
名古屋市付近でバイクが保管できるようなコンテナ倉庫を提供している業者はいくつかあり、近くを散歩中に気になってはいたんだけど、アパートから徒歩で気軽にいける距離になかなかいい物件が見つからない。
条件としては
- なるべく近い
- なるべく治安がいい
- なるべく出し入れが楽
- なるべく安い
この4条件をすべて満たすような都合のいい物件は、まぁ早々はみつからないと。特に「なるべく近い」については、アパートの半径1km以内は(空き物件なしもあって)全滅状態だ。
また、格納できるサイズについては、バイクの全長が約2.4mで、一般的な低価格コンテナ倉庫の奥行き2.3mではぎりぎり足りない。なぜ一般的な奥行きが2.3mかというと、海上コンテナの横幅の内側のサイズであり、輸送コンテナを横にスライスするように分割して一室とする販売形態がコンテナ倉庫に多いから。これ以外だとどうしても特殊な間取りの倉庫になる、つまり割高。
さらに、コンテナにバイクを頭から突っ込むためには扉の前に十分なスペースが必要になる。
ちなみに、最低限の条件として、「24時間利用可能」これだけはどうやっても譲れない。
で、候補として絞り込んだのが以下物件でこれらの内覧に行ってきた。ほとんどの業者はオンラインで契約手続きが可能だが、やっぱり実物をみてみないとわからないことが多い。
防犯上、場所を特定されたくないのであまり詳しく書くつもりはなく、ぼんやりとした表現になるが、
- 物件A
- 一番遠い(PCXで15分ぐらい)
- 一番広い(4帖)
- 割高(広いから)
- ラダー設置が困難(奥行きではなくて幅に余裕のあるタイプで斜めに入れる必要がある)
- 扉の前の通路がちょっと狭い(これも斜めにいれる必要がある原因)
- 友人宅のすぐ近く
- 物件B
- ちょっと遠い(アパートからPCXで10分ぐらい)
- 高床なのでラダー設置が困難
- さらに扉前の通路がすごく狭い。
- なんかかなり古い(ボロい)
- 中は余裕(2.5帖)で高さもある
- 一番安い
- 物件C
物件Aの「友人宅に近い」というのは、地味に安心ポイントで、多少遠くても倉庫周辺の地域に詳しい知り合いが近くに住んでいれば、治安状況がはっきりしているし、最悪なにかあったときに駆けつけてもらえる可能性がある。4帖あるので、空いたちょっとしたスペースを、安心料金がわりに使ってもらってもいい(金を取らないので再販にはならない)ただ、長さに余裕があるとはいえ、奥行きではなく横幅広いタイプ(コンテナの半分を占有している形)であり扉がコンテナの側面についている。このため、斜めにラダーをかけて突っ込む必要がある。
実物を見るまでは物件Bが本命だったが、現物を見て難しそうだと判断した。一番の理由は高床と通路の狭さによる格納時の難しさ。車載用のラダーを買ってきて使うにしても、それなり長さが必要になり、2.4mの全長では厳しいような気がしてきた(なにより実車がないない状態では判断できない)このまま契約するのは危険だと。
ちなみに、バイクの最低地上高も影響するが、車載する時のラダーの長さは、荷台までの高さの3倍が目安だそうな。
物件Aと物件Bがかなり微妙だったので、急遽物件Cの内覧の依頼をして、そのまま契約する運びとなった。月額が高めだが、最悪でも、ともかく確実にバイクが入ることはわかっている。なぜならバイク専用タイプだから。
バイク専用タイプということで、コンテナには可動式のラダー(スロープ)が設置されていて、ヘルメットなど小物を置ける棚、ハンガーなどをかけられるフック、照明を下げられるフックなどがはじめからついている。また、重量車のためにサイドスタンドを乗せる小さな鉄板が置いてあった。さすが専用サービスだけはある。
月額料金をのぞけば不満点は扉の前の地面が土だ、という事だけ。これもそんなに水はけが悪い訳ではなさそうなので、まぁ妥協か。
そうそう、3物件はすべて防犯カメラが設置されていて、業者による定期的な見回りが行われている(らしい)
ということで・・・
物件Cのバイク専用タイプを契約完了。
納車までのあいだ、ぼちぼちと必要な物を運び込んでいる。
- 小さめのRVボックス
- 庫内を照らすランプ(コンセントがないので電池式)
- 除湿剤(梅雨時には必須だそうな)
- 温度計・湿度計(両面テープ式だが、コンテナ内部に張ったりするのは禁止されているのでRVボックスに張っている。)
- ハンガー
- 折り畳み式踏み台(というか椅子)
- 雑巾
- 紙ウエス
取り急ぎこんなところか。本当はある程度工具やケミカルを用意しておきたいが、どんな工具が必要かは実車を見てみないとわからない。
今は実家にあるキャンプ用品などもこっちに置いておくのもいいが、スペースに余裕があるなら、って感じか?
倉庫自体をロックする南京錠は、一応頑丈そうなのがセットで付いてきてはいたが、前オーナーによる合い鍵の複製などが無いとは断言できないため、自分で買ってきた方が安心だろう。