Firestorm用のハンドルアップスペーサを譲ってもらった。
5年ほど前にバイク屋の常連の別のFirestorm乗りが、買い換えるときに外した物をもらう約束になっており、バイク屋が保管していた。
そのまま「倉庫のどっかにある」状態で行方不明だったのだが、「最近倉庫を整理したらタイミングで外したノーマルパーツなどと一緒に出てきた」とのことで、そのまま譲渡の運びとなった。
ハリケーンの 「ハンドルアップスペーサH13」だが、この名前で検索するとFirestorm用しか出てこないので、他の車種用は(13mmアップの物は)無いんだろう。
ハリケーン(HURRICANE) ハンドルアップスペーサーH13 VTR1000F HB0643A
- 出版社/メーカー: ハリケーン
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
セコハンもらい物なのでパッケージも何も無し。
- 13mmアップ。
- アルミ削り出し。
- カウルの加工が不要、ブレーキ・クラッチ・電装関連を延長しなくてもそのまま付けられる。
いざ交換。
まずは右側のハンドルから。
既設ハンドルのクランプの六角ボルトを緩めて「上から抜けば外れる」とのことだった。
が、なにか引っかかってる。
フォークチューブ上端に、薄い出っ張りみたいなものがあって、引っかかって抜けない。
というか、そもそもこれが「抜け止め」になってるんだろう。
ボルトを抜いて広げられるだけ広げてみてもどうしてもこの出っ張りが引っかかってしまう。
ふと、ハンドルの左をよく見ると、
出っ張りに隙間がある。これCリング(スナップリング)なのね。
上から抜けば・・・こんどはケーブルが伸びきって抜けない。
右のハンドルで伸びきってるのは(前)ブレーキレバーだった。たどっていくと・・・
ここのボックス?に行き当たる。ブレーキラインはここから左右両側のフロントキャリパーに振り分けられるのだが、これがブリッジにナットで固定されている。
ハンドルバークランプが抜けるまであとちょっとだけなので、この固定を外してやると・・・
無事抜けた。
次にスペーサを挿入。ハンドル側のストッパーの突起と同じ位置にスペーサのストッパーが来る。
同じ位置にハンドルクランプ側のストッパーが入るようになっている。つまり、ハンドル角度はそのままで上下位置だけ上にくる。
ナットを締めて固定。ブレーキラインのボックスを忘れずに戻しておく。
左側は特にラインが伸びきるような部分も無く、そのまま抜ける。
こちらも同じように。
カウルとのクリアランス
ハンドルの角度は同じで上に13mm上がるだけなのでタンク側と干渉することは無い。
問題はアッパーカウルとの干渉。おそるおそるいっぱいにハンドルを切ると・・・
右側。やはりスレスレか。それでもカウルの端がグリップの位置に来ないので手に当たることは無いだろう。
左側。こちらもやはりスレスレ。パッシングスイッチは操作できないかと思う。
もっとも、走行中にハンドルをいっぱいに切ること自体はそうはあり得ないので、そのときはそのときと割り切ってもいいだろう。
ハンドルクランプが上に上がった分、フォークチューブの上に飛び出してるんだが・・・前のオーナーもそうやって使っていて特に問題があったとは聞いてないので、まぁ様子見だな。