付属していたYSSリアショックのプリロード調整の棒、長くてサイドバッグサポートに引っかかるので、短い棒を用意してみた。
「プリロード調整棒」
プリロード調整で多いのはピンスパナだが、このYSSは言ってしまえばφ6mmのタダの棒。適当な棒材か付属の棒を切って使ってもいいんだが、どうせならしっかり頑丈なやつがいい。
MonotaROでステンレスの棒をセミオーダーできるとのことで、これを利用してみることにした。
長さとしては棒を差し込む深さも含めて70mmがちょうどギリギリのサイズになる。70mmなんて中途半端の既製品は普通は在庫していないが、ここでは1mm単位でオーダーできる。
さらに、もうすこし短いものとして50mmを一本用意した。こちらは在庫品になる。
70mmでサイドバッグサポートとのクリアランスがちょうどよくなる。
「PLASTI DIP」
この棒、棒はただの棒なので、そのままだと無くしそうだ。せっかくなので「専用工具」みたいな感じにわかりやすくしておきたい。そこでこんなものを使う。
液体ゴムで乾くと工具のグリップのようなゴムコーティングができるやつ。
存在自体は知っていたが、なかなか使う機会が無かった。
ゴムを塗布する部分はツルツルのステンレス地ではゴムが喰い付かないことがあるらしいので、サンドペーパーで軽く荒らしておく。表面を荒らしておくとそこから錆につながるので、差し込む部分はツルツルのまま。
元々、70mmは両端を使えるように先端だけでなく両端を残した状態にするつもりだったが、バーエンドまで覆ってしまった方が使いやすそうなのと、外れたときにサイドバッグサポートに当たると塗装が剥げそうなので、最終的に片側だけに変更。目地の荒しはバーエンドはかけていないので、何らかの原因で先端が潰れたり削れた場合はゴムを剥がして隠しておいた方を先端にすればいい。
ラッカー薄め液で薄めれば刷毛での薄塗りもできるらしいので試してみたが、垂れが早くて定着しづらい。パッケージの絵の通り、ゴムで覆う側をそのまま缶に漬けてコーディングする方法に変更。
一回漬けて「厚塗り」に見えても、4時間かけて乾燥させると溶剤が飛んで薄くなる。乾燥した後に二度塗り(二度漬け?)して良い感じの厚みになった。
試用
やはり70mmがちょうど良い長さだが、50mmでも使えなくはない。当然大きな力が必要になる訳だが、プリロードの穴に引っかかればあとは工夫次第でなんとかなる。
通常は70mmを使用して、非常用として50mmは工具袋にいれておくことにした。
あとは本番でつかうのみ。春は遠い・・・。