※本記事内で「レッグガード」「フットガード」という二種類の表記揺れがあります。なぜ揺れがあるか・・・自分でもどっちなのかよくわかっていないから。「まぁどっちでも大差ないやん」ということでそのままにしてあります。
※レッグ(reg)=脚、フット(foot) =足
- 実用性完全無視の雰囲気装備
- 「陸自偵察オートのレッグガードみたいなやつをCT125に付けたい」
- オリジナルに寄せるのは無理っぽい
- 制作
- 計画
- 型紙取り
- 部材切り出し
- 穴開けと表面処理
- 塗装
- 組み付け
- 完全自己満足プロダクト
前回のオプションパーツから細々(コマゴマ)と追加。
原付二種クラスのバイクにハザードがついていることは少ないが、是非とも欲しいと思っていた。
キタコのキットがあったので納車時に付けてもらおうと注文していたが、2月になっても入ってこない。問屋が確保できないと言うことだったが、Amazonには在庫ありになっていたので注文を取り消して自分でポチる。必然的に自分で取り付けることになった。
USB電源キットはバイク屋に到着していたが、ハザードキットはまだ未定とのこと。春を待つ間に取り付けたいが、いつになるかわからないのでヤキモキしていた。
取り付けるなら電装系一式をまとめて付けたかったけれど、ついにフォグランプの購入に踏み切ったので、USB電源キットとフォグを同時に取り付けた。フォグの取付ではACCを引っ張る必要があるので、逆に言えばUSB電源がそろってればフォグまでまとめて取り付けることができるってことで。
※今回は写真が多くなったので記事を分割しました。この記事は「その1」です。
続きを読む思いつくままに。
今時は何はなくともスマホスタンドがないと始まらない。
特に自分はバイクも職場の車もナビは専用スマホを用意してこれに統一しているので、充電しながら使えないと意味が無い。
NAVITIME のドライブサポーターを使っているが、最近はG02のスペックが追いついていないのか挙動が怪しい事が多い。夏になったら新しいTORQUE「G05」が出る(はず)なので、今メインのG03をナビに降格して多少はマシになるはずだが。
今回、ナビ用は当然として、メイン機用のスタンドも取り付けた。どちらもQi対応。ナビ用はもともと職場の車に付けていた物を異動の時に取り外してもってきた。メイン用はauのポイントを使ってタダで入手。
このナビ用だが、実はあまり充電効率が良くないらしく、ナビをしながらPowerAmpで音楽を再生し、Bluetoothでオーディオをスピーカーに転送していると充電できているのに残量は徐々に減っていく。つまりQiのチャージ効率より消費の方が多いという・・・。まぁ充電していないとさらに消費は早いので「無いよかマシ」程度で使っている。夏に機種変したら一緒にナビ用スタンドも変えるか。
メイン用はチャージスタンドに乗せると自動的に締まってホールドされるという凝った作り。給電を切っても一回だけはオープンできるので、エンジンを切ってから取り外すこともできる。可動部があるので耐久性が気になるがとりあえず今のところ使えている。
昔の車なので据え付けの時計などありません。そんなもんです。
セイワ(SEIWA) 車用 時計 電圧サーモ電波クロック+USB USB出力 電圧 外・内温度計 DC12V ブラック W852
ということでバックライト付きの時計を取り付けた。外気(内気)温計と電圧計も付いている。安い物が数ある中でなぜこの機種にしたかというと、バックライトをオレンジ(アンバー)に設定できるから。
最近のLED機器はブルーやホワイトばかりでアンバーが少ない。最近の車のイルミの色がホワイトやブルーなら良いのだけど、古い車の内装の場合アンバー以外だと「そこだけ変に明るい」感じがして統一性が失われる。古い車にはアンバーが一番似合う。この機種はホワイトとアンバーを切り替えることができる。取り付けて以降ずっとアンバーのままにしている。
時計自体は内蔵ボタン電池で駆動し、電波時計の時刻合わせはエンジンを切っていても勝手にやってくれる。シガーソケットから給電するとつねに点灯状態になり、シガーからの電圧も表示。電圧が11.5Vを下回るとアラートが鳴る。前回の記事でファンベルトの鳴きと電圧降下が連動していることに気がついたのもこれのおかげ。
外気温表示のため、車外につける温度センサーが接続されている。「センサーのケーブルを切断するな」とマニュアルに記載されているのでシンプルな抵抗型の温度センサだと思われるが、路肩の温度計と比較するとなかなか悪くない精度だと思われる。内気温センサ(筐体に内蔵)の精度は表示することがないので不明。
外気温センサの貼り付け箇所は、マニュアルには「ドアミラーの下がおすすめ」とあるが、ドアに挟むことになるのであまり気は進まない。熟考の結果、開閉の頻度の低い助手席側ドアミラーの下に貼り付けた。
使わないとはいえ、つねに紫外線にさらされるスペアタイヤなのでカバーは付けた方が無いより長持ちするだろう。スペアタイヤカバーを探すとロゴ入りや柄入りが多くみつかるが、あんまり派手にしたくは無い。 ということで超絶無難に無地の黒にした。
取り付けてみると、想像してたんとなんか違う。
こう、もっとピタッとなる感じかと思ってたけど、なーんか、こう・・・。
まぁ、いいか。
いくら高速をそんなに使わないとはいっても、使うならやはりETCは付けたい。休日割引と深夜割引で安くなるなら安くしたい。しかし、高機能な物は必要ない。ETC2.0なんて路線乗り継ぎの多い都市部ならともかく一本道の田舎では不要だし、アレはITSをカーナビと連携して初めて有用になる。そのITSもスマホナビ使ってたらぶっちゃけ必要ない。なので安い物が欲しい。とはいえ、セットアップ費用込みで15,000円は見る必要がある。
そんなおり「使ってない車載器あるけど使う?」と友人より・・・。
・・・いや、ETC車載器が余るって状況がまず自分にはよくわからんのだが・・・1。
まぁ、ただで頂けるというのならありがたく頂くことにする。ありがたや。
車載器もMITSUBISHIだったのは何かの縁だろうか。確かに古い機種だがメーカーサイトによるとスプリアス規制2はクリア 3(よって2022年以降も適法)しているし、セキュリティ問題の2030年4まで使い続けるかどうかは正直わからないので今はこれで十分だ。
連動電源の取り出しのこともあってパジェミを譲ってもらった店に取付とセットアップをお願いした。
一度、裏にあるヒューズが抜けかかっていて、出口でエラーになったがヒューズ差し直し以降安定して使えている。
気になる点としては、ゲートに30km/hぐらいまで減速しゲートにゆっくり近づかないと認識されないことがある点。アンテナはフロントウィンドウに貼り付けるタイプではなくてダッシュボードに貼り付けるタイプでほぼ水平に張り付いているが、もしかするともうすこし角度を付けたほうが良いかも知れない。反応しないことはないので折を見てアンテナの角度を調整する予定。
スマホスタンドが2つ、時計を付けた時点でシガーソケットから3分岐必要になり、はっきりいって邪魔だしごちゃごちゃと見栄えが悪い。
「12VのシガーソケットからUSB取り出す変換があるなら、 シガー使わず12Vから直接USB5Vに落とすアダプタあんじゃね?」
と探したら案の定エーモンが出していた。
エーモン USB電源ポート MAX4.8A(2ポート合計) 2ポート出力用 2881
しかも2口もある。ならこれを使わない手は無い。
スマホ給電も時計も外すことは無いので、この辺はいっそ全部ダッシュボード裏にまとめてしまおう。ということで、ETC車載器取付の際に一緒に追加料金払ってアクセサリ連動電源のタコ足を仕込んでもらった。
2口のUSB電源で1本(スマホ給電×2)、ETC車載器への分岐、時計はシガープラグからの給電になるのでシガーソケットをギボシ経由で準備。ここまでが店にやってもらったところになる。
さらにこのギボシから分岐させるタップを自作して、もう一つのシガーソケットをつなぐ。
後にドラレコを付けることを想定していたので、ドラレコに付属するシガープラグを挿すためのもの。
時計、スマホ給電の3本のケーブルはダッシュボード裏に回さず、コルゲートチューブで保護しつつ助手席側から裏に回した。時計はともかくスマホ給電は今後ホルダーを交換する可能性があるため。
これら電源の根元(アダプタ類があるところ)は束ねて灰皿裏あたりに押し込んである。もしかするとまた整理するかも知れない。当面はこれ以上増やす見込みは無いが、これらはこれ以上の容量はキツいと思われる。すべてアクセサリから取っているので元々のシガーソケットは経由していない、つまりシガーソケットのヒューズはフリーになる。これなら大容量を食うインバータをシガーソケットに挿しても、他の機器がヒューズ切れの巻き添えを食らうことが無い。
もちろん「シガーライター」を本来の用途で使う5ことができる、と。
このご時世、やはりドラレコは付けた方がよかろうと。それに雪道を走ることが多い想定なら、どれだけ自分が安全運転していたとしても追突されるリスクは高くなる、つまり付けるなら最低でも前後2カメラでないと意味が無い。バイクにも付けたいのは山々だが雪道を走行することになる四輪の方が優先度は高い。
最初の要件としては・・・
ドラレコを選ぶに当たっては、基本は実際に使用している友人たちの意見を参考にさせてもらったが、肝となるのは「耐熱性」のようだ。つまり夏場の暑い車内に設置しても熱暴走やハングアップをしないこと。加えて記録メディア(現在はほぼすべてがmicroSDカード)のエラー訂正など記録が安定していること。友人らによる各ブランドに対する意見の傾向としてはこの3つは共通していた。
・・・ユピテル・・・カーレーダーでは鉄板扱いなのにドラレコでは散々だな・・・
しかし、判断材料はなかなか集まらず決定打と言えるものはみつからなかったので、さらにネットでの評判をある程度加味し、本体の予算を3万以内として最終的に選択したのはケンウッドとなった。
Kenwood(ケンウッド) 前後撮影対応2カメラドライブレコーダー DRV-MR450
もう一つ悩んだのが取付作業をどうするかだ。
前後カメラだと後方カメラの配線をどのように通すか。車の内装を剥がしつつ配線を通すとなると四輪の内装関連の知識が無いのでそれなりの時間と失敗の可能性がでてくる(とくにリアハッチのヒンジ部分の通しをどうするか)。最悪配線を露出配線とする・・・つまりケーブルを床か天井に貼り付けていくのなら自分でも可能だが、配線に引っかけての切断のリスク、掃除がやりづらくなる、見栄えが悪いなどに耐える必要がでてくる。
電源はシガーソケットを増設済みなので駐車時録画を考慮しなければこれを使えばいい。つまり「内装の着け外しの手間を自分でやるか」だけが論点になる。
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「2.の『面倒いところおまかせ』一つくださーい」
リアハッチのフレキチューブを通す自信が無かったってことと、某カー用品店(黄色帽子)で前後カメラ取付(電源はシガソケ)の費用が1万円と安かったのが理由だ。
22,000円の本体と3年補償の3,000円、取付費用10,000円で合計35,000円。安心を金で買うこともあるだろ、人生にはさ。実際、取付予定時間は60分だったのに90分ぐらいかかっていたところからすると、作業した店員も苦労していたようだ。古い車だから仕方がなんか申し訳ない。
本体は助手席側のルームミラーの裏側になり、運転中はディスプレイは確認できない。なので、付けていないときと同じ感覚のままだ。なにかあって画像保存を実行したいときはミラーをずらしてボタンを押すしかないが、手を回せばミラーを動かさなくてもいける。
「前方車発進お知らせ」「車線逸脱警報」「車両接近警報」など運転アシスト機能が搭載されているが、これらはあくまで画像認識のみで判定しており誤判定が多すぎるためOFFにした。特に「車線逸脱警報」なんかウィンカーに連動しないので普通にレーンチェンジするときにも鳴るのでうっとおしい。これらはほとんど無意味な機能だ。デフォルトでOFFになっているのも納得・・・じゃぁそんなもの要らんから安くしてくれよ・・・。
ドラレコはあくまでリアウィンドウに「ドラレコ付いてます」ステッカーを貼るための説得力にすぎないのかもしれない。ダミーでステッカーだけ貼っておいても後ろに付いていればカメラがついていないことはわかってしまう。今回は安心を35000円で買った物だと思っている。
パジェロミニにはわりとよさげなスピーカーが入っていたが、付いていた1DINオーディオはBluetooth非対応の安い物だった。偶然にも以前お袋が車に付けていた物と同じケンウッド製。
ナビ専用スマホは同時にオーディオプレーヤでもある。バイクでナビ兼オーディオプレーヤを使っているわけだが、車でも同じように共有すればナビは一つで済む。職場の車では別途Bluetoothスピーカーを使っていたが、やはりカーオーディオの方が音質は良い。それならスマホの音声を再生できるBluetooth対応オーディオならメディアプレーヤとナビの音声をカーオーディオに流すことができる。ということで高機能で無くて良いのでBluetooth対応オーディオを付けたい。
KENWOOD(ケンウッド)Bluetooth Alexa 対応1DINオーディオデッキ U341BT
カー用品店で購入、取付は自分で行った。この程度であればちゃんとした工具があり、センターコンソールの外し方がわかれば交換は難しくない。
CDプレーヤ内蔵でUSBポートもついているのでUSBフラッシュメモリを挿せば各種音声ファイルの再生も可能だし、AUXもあるので別途メディアプレーヤの音声を流すこともできるが、この機種の最大の決め手は時計と同じで「バックライトをアンバーにできる」という点。ナビ(スマホ)の画面はフルカラーだが、それ以外は基本的にアンバーの方が古い車にはマッチする。
ハンズフリー対応でデュアルペアリング(スマホ2台同時接続)が可能なので、メインスマホ(TORQUE G3)もペアリングして、電話も待ち受け可能にできる。
職場スマホ(iPhone)?仕事じゃ無いんだから待ち受ける必要無いでしょ?・・・この点は別途Bluetoothヘッドセットを購入したので解決している。
元々下側のカップホルダを使うとオーディオが操作できなかったが、さらに手前にでているのでもうカップホルダは使用不可になった。
ディスプレイは16セグなので、オーディオタイトルの日本語のはできずアンターバーになってしまうが、運転中に見ることはないし、どうしても気になるなら[DISP]ボタンでトラックNoと再生時間表示に切り替えておけば良い。単純に「Bluetoothレシーバ」としては必要十分なモデルだ。
一応、Alexaに対応していて、Alexaボタンを押してハンズフリー用のマイクに喋れば認識してくれることは確認した。しかし、スマホ側にAlexaアプリをインストールしておく必要があり、さらに音声録音権限を許可しなければならない。その割にオーディオ側のボタンを押してから出ないと待ち受けが開始しないし、Alexaプロファイルでできることも限られている。Spotify再生に対応していて音声でのジャンル指定などは可能だが、そもそもSpotifyに入会していないと意味は無い。そのほかにできることといったら「天気を教えて」とかそのぐらいしか思いつかない。ナビと連携して「目的地の天気は?」とかが可能ならまだしも(NAVITIMEとは連携しないっぽい)、カーオーディオでAlexaを使う意味が見いだせない。音声待ち受けを許可しているとAlexaアプリ側ではバックグラウンドでも音声待ち受けをしてしまうらしく、つまり運転していないときでも待ち受けるしその分バッテリーを食う。
ということで、取り付けた初日にAlexaアプリは削除して単純なBluetoothレシーバ兼カーラジオとしてだけ使っている。
取り急ぎ早急に必要な物は導入したが、急を要しないものの、まだ付けたいものはある。
降雪時と濃霧時に走っていて、やはりフォグランプが欲しくなった。バイクにつけるフォグランプ(補助灯)とは違い、本来の意味でのフォグランプだ。
雪道を走るので、発熱量が少ないLEDフォグでは着雪を溶かさないのでハロゲンランプ6にしたい。ところが、後付けフォグランプの安い物を探してもほとんどがLEDランプだ。
パジェロミニの純正フォグランプは、同じく純正のグリルガードを取付て、バンパーとグリルガードに固定することでブレを抑えるようになっているらしい。つまりグリルガードが前提になっている訳だが、当然今更そんなものが新品で入手できるわけもなく、探すなら中古しかないが、流通量が少ないので程度の良い物を見つけるのは難しい。そこまでするなら車外品を自分で工夫して付ける選択肢がでてくる。
PIAAなどメジャーメーカーのものはやはりそれなりの値段がする。それにカー用品店を巡ってみたが、ライトバルブはあれど後付けのライトポッドはまったく見かけなかった。どうやら最近の車はフォグランプはバンパー内蔵式(ディーラーオプション)が当たり前で、後付けライトポッドが付けられないので取り扱い自体が無いようだ。車業界もずいぶんと様変わりしているようで。
ということでAmazon以外にも検索範囲を広げてみると、意外なところで安い物がでてきた。
灯火機器のメジャーメーカー小糸じゃん。国産が1つ1500円程度とはずいぶんとお買い得に見える。見栄えは微妙だがこの値段なら試してみる価値はありそうだ。丸形より縦方向に低い角形の方が都合が良さそう。
モノタロウはアカウントを作ってはいたが実際に使ったことはなかったが、使えそうな物あるならこの際買ってみよう。リレーもあるし、汎用部品をAmazonやホームセンターで集めれば揃うだろう。
ということでいろいろと部品を集めている最中。CT125はしっかりしたキットをメーカー品で揃えるが、全部自分であつめて組み合わせて作るのも悪くない。
納車前に劣化したマッドフラップは破棄してもらった。「無くても問題ないだろう」と思っていたが、実際に走ってみると、やはり必要性が解ってきた。特に路面に散布された融雪剤がリアウィンドウをドロドロにするので、リアワイパーを頻繁に動かすことになるしリアウォッシャーを相当使っている。
今純正品を探しても変にプレミアが付いているのか中古で10,000円ぐらいすることもあるようだ。劣化することが解っている消耗品にそんなに払いたくない。MITSUBISHIやパジェロミニのロゴが付いている必要はまったくない。ともかく安い物で良い。
Amazonで汎用品がみつかった。自分で車に合わせてカットするようなものだが、安いしこれで十分そうだ。
ということでワンセット購入した。気が向いたら取り付ける予定。
前回も書いたが、パジェロミニについてはなるべく金をかけたくない。その分はバイクに掛けたい。金を掛けられないならその分は自分で工夫して安上がりに済ませるしか無い。
幸い、カー用品はバイクよりも汎用品が安いことがわかっているので、多少見栄えはわるくても手作りで頑張ろうと思う。
あけましておめでとうございます。まだ1月なのでギリお正月だよ(無理
CT125ネタを更新したいのは山々だけど、ネタが拡散的でまとめられるほど距離が伸びておらず慣らしがまだ終わらない。発注済の電装系パーツも揃っていない。バッテリーやその付近のウィンカーリレーにアクセスしたいのですべて揃ってから進めたい。
ということでパジェミネタを。
俺「転勤になったんだけど、車どうしようか悩み中なんよ」 店長「あっちの方やと四駆やないとキツいぞ?坂を登れん。」 俺「うん、でもまた新型ジムニー予約して待ってもいつ入るか解らないし、 安い四駆っていっても地味に高いし」 店長「んー、ほいだら、うちのバックヤードに転がってるパジェロミニあるけど使うか?」 俺「貸してくれるん?それはありがたい」 店長「整備とナンバー費用はもらうけど、車両は タダで譲るわ。 ずっと使ってないから費用は結構かかるかもしれんが・・・」 俺「あざーーーっす!ありがたくいただきます!」
そんなこんなでコイツがうちにやってきました。
俗に「丸目」と呼ばれるそうだが初期型の最終(1997/9)モデル。直列4気筒DOHC20バルブ、インタークーラーターボ。660に直4DOHC、さらに1気筒あたり5バルブ・・・バブルの残り香が・・・。
ATは3速で今の軽自動車の感覚からするとちょっと考えられないが、この車は旧規格の軽だ。当時は軽自動車の高速道路の制限速度は80km/hだったためこれで十分だったんだろう1。 現在では標準装備があたりまえのABSもオプション扱いで非装着。さすがにエアバッグは装備されているものの運転席のみ。これも当時はこんなもん。
あとからわかったのだがこの個体は「ホワイトスキッパーX」という限定モデルだったらしい。特徴はホワイトのリアスポイラーやメッキグリルなどがそれ。
ところがそんなもんをバックヤードに転がしとくってアンタ・・・・
元々下取り車として引き取った後、代車として使う予定だったがほかにも扱いやすい車があったので使われずそのままになり。結果的に放置されてたそうな。
まぁ今やこのジャンルはジムニーが覇権をとってしまっていて需要は少ないんだろうな。町中にちょいちょい走ってるけど。
それにしても、引き取るときにピカピカの状態で出てきたのでびっくりした。バックヤードに転がっていたにしてはきれいすぎて。
俺「これ、あのアレ!?」 メカ「(ドヤァ)」 洗車したスタッフ「(ドヤァァァァ)」
とても緑色の藻がついていたとは思えない・・・付いてたんだよ!あ、写真撮っておけば良かった。
マッドフラップはバリバリに劣化していたため剥がしてもらったが、基本的にはほとんど変更すること無く消耗品の交換と各部清掃、リアデフのオーバーホール(ベアリング交換)2、そして雪国仕様への対応をしてもらった。
整備してもらった店は自分の行きつけのバイク屋兼四輪修理工場、つまり「街の車屋さん」だが、長年の付き合いがありメカニックを信用しているので基本的には全部丸投げ。
俺「全部任せる!金はだすから徹底的にやっとくれ!」 メカ「よっしゃ任せぃ!」
みたいな感じで、現在までに致命的なトラブル(走行不能など)は発生していない。
納車整備後にいろいろと付けた物はあるが別記事にする。
雪国仕様で絶対に必要になってくるのが塩害対策。もともと店長は雪国出身なのでそこら辺の重要性は重々理解しており、下回りを徹底的に防さび塗装してもらった。
防さび塗装でホイールアーチ内部がブラックアウトされることでホワイトのボディカラーとのコントラストでカラーリング的に締まった印象になったのはうれしい誤算。
10月に引き取ることが決まった段階で冬場に入ることは確定していたので、あらかじめスタッドレスをつけた状態で納車してもらった。
ホイールはタイヤ無しの社外アルミホイールが付属していたので中古でスタッドレスを探してもらったところ、4万で収まった。銘柄はヨコハマ アイスガード。ミゾは十分。実家のある平野部ではスタッドレスを穿く期間が短いので、状態の良い物がでてくるようだ。
パジェロミニの標準タイヤサイズ(175/80R15)だが流通量が少ない(対応車両が少ない)ため高くなりがちなのは仕方が無い。
現在こちらは絶賛降雪中だが走ってみてまったく問題になっていない。これで予算内に収まったので十分。
高速・ワインディング・街乗りと一通り走った。実家との往復で高速道路と下道を交互に走ったり、降雪してからは職場帰りに積極的に運転していろいろ試してみて、とりあえず今のところの評価。
ストレートに言って「楽々高速巡航する車じゃない」。
今時の軽四とちがい、「高速道路は80km/hで巡航できれば十分」という設計思想であることは間違いないと思われる。
ゼロスタートから60km/hまではスパッと出るため下道ワインディングでは元気に走れる。エンジンルームから聞こえてくるインタークーラーターボの「ヒューン」という控えめな音も面白い。ターボは低回転用のセッティングと考えられ、レスポンスはNAと変わらない。つまりターボを意識する部分はまったく無い(ターボ車を運転したこと無いけど)。
しかし、80km/hを越えるとどうしても「ブン回してる感じ」がして仕方が無い。これがATが3段の限界だろう。3桁の速度で巡航するならもう1段欲しいというのが正直な感想。実際後継モデルではATは4速に変更されている3。
まぁこれは最初から覚悟していたことだし、ぶっちゃけこの車で高速爆走するつもりはないので無問題。
高速の走行車線をのんびり80km/hで流してる丸目パジェロミニが居ても煽っちゃダメですよ?
初めてと言えばFRベースのパートタイム四輪駆動に乗るのも初めて・・・いや、試乗した新型ジムニーもそうか。
シフトレバーの手前にトランスファー切替レバーがあり、レンジを「2H」から「4H」および「4L」に入れることで前輪側ドライブシャフトに入力され、さらにフロントホイールハブがフリーからロック状態になることで前輪へ駆動力が伝達されるようになる。このトランスファーの仕組みはジムニーと同じ。
今まで「4L」に入れたことは2回しかない。
圧雪状態の急な上り坂でほかに車は登っていないような道で試してみた。このときはトルクが必要というよりもトラクションをゆっくり掛けるだけのために使ってみたので、ぶっちゃけ「4L」を使う必要はなかったんだけどね。
んで、「パートタイム四駆面白ぇ」の内訳だが、同じ車格でFR2駆と4駆の違いがはっきりわかるというところがいい。
降雪後に圧雪路が広がったので誰も居ない駐車場でいろいろと試してみた(4Lに入れたのもその駐車場に上がるまでの山道だ)のだが、急加速、急旋回を2H、4Hで試すと4Hの安定性が違うことや4駆でプッシュアンダーが発生すること、ABSが付いていないことに気がつくなど(これは関係ない)、フルタイム四駆や自動で切り替わるタイプではわかりにくい、2駆と4駆の挙動の違いと4駆のありがたみと欠点がよくわかった。
また、走行中での切替に慣れたことでワインディングで圧雪とアスファルトが交互に発生するような状況でも安定して走れるようになった。こういう路面状況ではトランスファーレバーに手を置きっぱなしにできるATは扱いやすい。
とまぁ、そんなこんなで変なところで手動制御な部分がでてくるので扱っていて楽しい。
シートは普通。変にふかふかしたシートは好きでは無いからこれでいい。
今時の車はカップホルダーが至る所についているが、この車はセンタードームに一つとセンターの1DINに引き出し式のカップホルダーが2箇所。ドア側にはついていない。そしてこのカップホルダーを使おうとすると上の1DINオーディオの操作ができなくなるという使いにくさ。そしてその割にリアシートの左右には一つづつカップホルダーがあるという・・・微妙。この辺はホームセンターとカー用品店で何か探すか。
トランクルームは狭いがリアシートは可倒式でフラットになり荷室としてはこれがデフォだろう。
ルーフラックを付けることも考えたが、雪下ろしの必要性を考えるとちょっとな・・・。
引き取ってから現在まで、高速・ワインディング・街乗りで、ざっくり8km/L ~ 11km/L。
タンクの全容量は35Lなので 280km ~ 350km 走れることになる。必要十分。
徹底的に見てもらったとはいえ、20年以上落ちの車でノントラブルなんてことはさすがにありえず、経年劣化にともなう問題や錆びは覚悟している。
逆に言えば「この辺はありえそう」という部分はおおよそは把握しているし、自分もまったく知識が無いわけでは無いのである程度は自分でリカバリはできると思っている。そして現時点で大きな痛手になっていない。
いまのところ一番大きなトラブルはファンベルトぐらい。
去年の12月に大雪になったが、その直後からファンベルトが鳴くようになった。
ファンベルトからキュルキュル音がする⇒ファンベルトが滑っているということだが・・・
こんな感じ。つまり
という流れ。これは昔Vベルト変速のスクーター(2スト時代のSUZUKI アドレス110)に乗っていたときにも同じような状況になったことがあったのですぐに想像できた。
が、問題はどのプーリーで滑っているのか。ボンネット開けてよく確認したら答えはわかった。
オルタネータ付近にゴムの屑が多くくっついていた。つまりオルタネータプーリーでベルトが滑って削れているということに。同じベルトにかかっているのはファンとオルタネータの2カ所だけでどちらの負荷が大きいのかといえば当然オルタネータだろう。
また、このときには時計に付属の電圧計をつけており、
という挙動が確認できたことからも裏付け完了。
滑っていたファンベルトを見ると端っこがボロボロケバケバになっていた。ファンベルトセットをまとめて交換したら再発しなくなった。また、通常時の電圧も高めに落ち着く・・・ということは「鳴りはせずとも実はある程度は滑っていた」ということにも気がついた。早めに交換した方が良いってことですね。
また、ファンベルトと呼ばれる物はパジェロミニだと2本あって、もう片方はエアコンのコンプレッサらしい。ベルトは2本セットになっていて一緒に交換になる。
ファンベルトのテンション調整は当然納車時に行われていて、実際に雪が降るまではまったく鳴らなかったので、ある程度経年劣化していたものが降雪の冷え込みと湿気で追い打ちをかけたと思われる。ファンベルトの無いバイク(バイクのオルタネータはクランクシャフトに直結している)では絶対に発生しないトラブルなので、逆に四輪のエンジンの仕組みを意識できてなかなか興味深いトラブルだった。
仕方なく四輪所有というネガティブな理由ではあったが、運良く楽しい車を手に入れることができたので結果オーライだ。
車体の費用はタダで譲ってもらい、整備費用はCT125とまとめて支払ったので、当初は「CT125のおまけに車が付いてきた」「生活が落ち着いて次の車買うまでのつなぎ」ぐらいで考えていたのだが、エンジンは快調だし走行性能も悪くない。まだまだ乗れそうなので、もういっそ乗り潰すまで乗ってみようかと考えが変わってきた。
どうせ長く乗るなら自分に良いように可能な限り自分で弄っていきたい。・・・正直なところどうせ金をかけるならバイクの方に掛けたいので安上がりにしたいだけだったりするが。
せっかく四輪を手に入れたので車載キャンプも悪くないが、こっちに来てからまったく乗っていないHorizeを積んで遠方ポタリングもいいかもしれない。
CT125と一緒に新しいオモチャをゲットした気分だ。