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Honda PCX用スクリーン GIVI D322STスクリーン クリア

PCXのスクリーン、本当ならゴールデンウィーク前に到着する予定だったが、メーカー(デイトナ)の在庫がなくて、取り付けできたのは05/21だった。

GIVI D322STスクリーン クリア

GIVI製品はデイトナが輸入代理店となっている。
届いたパッケージも簡単な日本語マニュアルがついているので、自分で取り付けるのも難しくはない。ただし、取り付ける前にノーマルスクリーンを取り外すのが結構厄介だった。
今回はバイク屋さんにお願いしたが、結局Webで見かけた取り付け記事をiPhoneで見ながら一緒に作業することになった。
(写真で交換風景を載せてないのは、写真をとる余裕が無かったから)

やっぱりPCXのサービスマニュアル取り寄せようかな・・・。

見た目の印象

↓ノーマルの写真。

↓取り付けた写真。

クリアスクリーンなので印象の変化は少ないかと思っていたが、かなり変わってしまった。これだけ印象が変わってしまうものなので、ノーマルのスタイルが好きな人にはちょっと受け入れにくいと思う。ノーマルのスポーツライクなのもいいが、自分は正直こっちの方が落ち着く。感性が確実にオッサン化している気がしないでもない。


でも、さすがにGIVIのエンブレムが真正面にデカデカとついてるのは・・・ちょっと・・・ね。


スクリーンの長さもあるが、傾斜角度がかなり急になり、大きく上方向に走行風を跳ね上げる形になる。ノーマルでついていたインテークはそのままの状態で、角度が変わっているので、導風*1によるプロテクションから物理的なプロテクションに変わっていることになる。じゃぁ、インテークはふさいだ方がいいんじゃないか?という気がしないでもない・・・一度試してみようかな?


スクリーンとメータバイザの隙間が大きくなったので掃除がしやすくなった半面、汚れやすくもなった。あとタオルだとかグローブ程度の大きさ重さのものなら、駐車時にここに放り込んでおける。小さなものだと、前のインテークから落ちてしまうし、走行中はここを風が通ることになるので、チケットホルダとかコインホルダみたいなものはつけられない。



スクリーンのこの整形、何のためにあるのかは不明。ハンドル回りとの干渉をさけるためでもなさそうだし、長いスクリーンを支えるための整形なのか、あるいは導風効果があるのか。GIVIやMRAといった二輪車用スクリーンのメーカーには、所謂「段付きスクリーン」のノウハウがあるはずなので、やっぱり導風関連なのかもしれない。スクリーンの下端が大きくへこんでいて、上に行く途中のV字型のでっぱりで、走行風を左右に割るような形状。

このスクリーンに付属していたコーションステッカーによると、

  1. 速度は100km/hまで
  2. (前方からではなく)後方から強い風を受けるな

といったような事が書いてあった(意訳ね)。

PCXは100km/h以上出せない*2し、出す必要もないので大丈夫。逆風については・・・どういう状況でそうなるのかよくわからない。台風や強風の時に駐輪するときには、カバーをかけた方がいいのかもしれない。

効果のほどは

正直、顔に当たる風切音は増えた。これはいろんな所のレビュー*3で散々言われてきたことで、覚悟していたので許容できる。というか、ADDRESS110に純正ロングスクリーンを付けた時にもあったし、FirestormにMRAのレーシングスクリーンを付けた時にもあった。スクリーンの形状的に、胸元に当たっていた走行風を上へ押し上げているだけなので、これは仕方がない。顔への風当たりを防ぐなら、もっと長いスクリーンにしなればいけないが、それだけ見た目の印象も変わってしまうわけで、一長一短だろう。

ちなみに、イタリア本国ではこのスクリーンよりも大きなタイプがラインナップされている。

GIVI 323DT+D323KIT
うん、さすがにこれはちょっと・・・。


このD323にも、D322STと同じような変な整形がされているが、見ての通りハンドルバーの位置よりかなり上になっているところを見ると、やっぱり導風効果っぽいな。

それよりも、梅雨に入り、雨上がりの蚊柱が増えてからはロングスクリーンの恩恵にあずかる場面が増えた。やはり雨天時の雨除けとしての効果と、「虫よけシールド」として確実に効果がある。これはいくらデザインは良くてもショートスクリーンには不可能だ。
見た目を気にしないならやっぱりロングスクリーンが一番だな、と。
HONDA純正品のようにハンドルバーに取り付けるわけではないので、ハンドリングへの影響もなし。ちょっとした雨だったらスクリーンに隠れるように体勢を低くすれば乗り切れる。もちろん「走っている間」は。


もう一つ、その変な整形のおかげなのか、グリップへの雨の直撃が軽減されている気がする。Firestormはフロントカウルが走行風を左右にはじき出しているおかげで、高速で走っていればハンドルを握っている手が濡れるのがかなり軽減される。これと同じだろう。

副次効果として、最近取り付けたナビへの風当たりが軽減されて、振動が減った、気がする。


なんにしろ、俺のPCXに対する通勤仕様としての変更はとりあえず落ち着いた。あとはナックルガードぐらいだが、これからの季節には緊急性が低い。もしかすると今回付けたスクリーンに干渉するかもしれないし。お金に余裕ができたら弄り始めるとするか。

*1:最近のバイクは、単に防風としてのスクリーンというより、走行風をうまく受け流すことによって、スクリーンからの風の巻き込みを減らしながら防風効果を出すようなデザインが多い。PCXのノーマルスクリーンもそうだと思う。

*2:おそらくね。ECM側でスピードリミッターがかかっている気がする。

*3:というか、主に2ちゃんねるバイク板だけどね