納車が2014/12/21、1年より1ヶ月早い2015/11/22に無事(?)10000kmを突破した。
今までに所有した中で一番ハイペースで距離が伸びているが、やっぱり高速を楽に長距離を走れるというのは違うな。Firestromはツアラーというよりスポーツバイクだし、PCXはやっぱり原付二種という微妙な足かせがあって、やっぱりNM4-02に乗ってしまう。
スクーターに(比較的)近い楽さと、それなりにスポーツ走行が(あの格好のわりに)できるというのは大きいな、と。
カスタムしたいと思える部分はそんなにないんだが、ちょっとしたネタはいくつかあった。
燃費と航続距離
納車から現在まで、年間平均燃費は「28.7km/L」とでている。
カタログ燃費が定地燃費*1で38km/L、より実走行に近いと言われるWMTCモード値で27.8km/L。一年通してワインディング・高速道路・市街地をわりとまんべんなく走っているはずなので、ほぼカタログスペックということになる。
やはり・・・惜しむらくはタンク容量の少なさだよな。
全タンク容量11L、7Lでリザーブ表示になる。満タンから空になるまで300kmは走れるが、それならあと4L増やして11L(300km)でリザーブ、全容量15Lで全走行距離400kmとすれば、かなりの余裕が出てくるはずなんだが・・・。せめて2L増やして13L、10Lでリザーブ、270km走れればかなり違う。(リザーブだけで3Lで80km、バイクなら普通に考えて十分だろう)、
デザイン優先でタンク容量が確保できなかったんだろうけど、本当にこれだけは惜しい。
DCT
ファーストインプレッションを書いたとき、「下り坂はMTモード」にしていると書いた。
あれからワインディングをどんどん走って、Sモードの癖が解ってきたら、下り坂でもSモードで走るようになった。
Sモードでの、スロットルOFFでのエンブレの掛かり方と減速シフトのタイミングになれて、D/Sモードでのマニュアルシフトダウンと組み合わせたら、「MTモードでなくてもよくね?」と。
DCTの変速タイミングと自分の感覚の摺合わせが完了した、といった感じか。
一般道から高速までほぼDモードで通して、ワインディングはSモード。ということで、現在MTモードを使うシーンはかなり限られている。
やはり一定の低速である程度トラクションをかけつついざというときにはエンブレを強めにかけたい時・・・具体的には渋滞でのすり抜けだが・・・にはMTモードがコントロールしやすい。
最近、NC750シリーズが更新され、DCTのSモードに細かな設定切り替えができるようになったらしいが、このまま熟成されていけば、もしかするとMTモードがまったく必要にならなくなるかもしれないな、と思う。
改めて、「DCTよく出来てるなぁ」という感想。
GIVI バックレスト
GIVIのトップケースにバックレストをつけた。
GIVI(ジビ) トップケース / リアボックス用バックレスト E131 B47用76985 90092
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: Automotive
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本来はタンデマーの背もたれとして付けるものだが、自分にはタンデムの予定は特になく、デザイン上のアクセントがついて見た目の「締まり」がでてよさそうだから、というだけの話。
取り付け方は・・・ケースに穴あけて裏側からビス止めするだけの単純なもの。だが、穴あけ位置を間違えると悲しいことになるので、位置合わせだけは慎重に行う。
位置あわせ用の紙が付属していたが、合わせ位置が曖昧でいまいち信用できないので(笑)、いつも通り現物合わせ上等で。
バックレスト側に、ビスの位置を合わせた紙を張り付け、トップケースに当てる。
このまま、紙をケース側に動かないように固定して、バックレストを外せば、ビスの位置が確定できる、と。
型紙ごしに穴あけ。
トップケースは堅い素材ではないので、普通のドリルでOK.
シリコンのワッシャを通すので、防水処理をしなくても、しっかりねじ込めばここから雨水が浸水することはなかろう。
このBLADEシリーズ用のバックレストは山形になっているので、デザインにメリハリがついていい感じ、でしょ?(自己満足の世界)
GIVI ハイマウントストップランプ
バックレストとほぼ同時に、トップケースにハイマウントストップランプを追加した。
キャリアとトップケースを付けたことにより、特に上方向からテールランプが見づらくなっているはずだ。
運転席の高い位置にあるトラックなど、後ろにベタ付けされると、視認されない可能性があるため、ハイマウントストップランプを取り付けた。
GIVI(ジビ) トップケース / リアボックス用後付LEDランプキット E126 78285
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: Automotive
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うちのはB37だが、同シリーズのB47でもまったく同じものが付くようだ。
標準のリフレクタレンズをはずし、LED付きのリフレクタに交換。LEDの配線を通すために穴開けが必要。
マニュアルには防水の指定がないが、配線穴をグルーガンで防水。
配線の取り回しが汚いな・・・線自体が結構堅くてボックスに沿わせるのに苦労する。
BLADEシリーズの配線は、LEDレンズから蓋側の接点→下側の接点がケースの手前側についている。そしてケースとマウントの接点があり、車体側の配線をブレーキランプに接続する。
ボックスランプ側の接点に配線が通しにくい。なんとか締め付けて、リークしないようこれまたグルーガンで埋める。
ボックス側、マウント側どちらも穴を開けてはめ込む。打ち抜き用に溝が付けられていて、ハンマーでブッ叩くだけであくらしいのだけど、あまり信用できない気がしたので、一度溝に沿ってたがね(代わりのマイナスドライバ)で跡をつけて、その位置にドリルとナイフで開け、バリをドリルのヤスリで削る。
リューターがほしいな*2。
ボックス側とマウント側の接点がちゃんと合うように注意する必要がある。
ボックス側は防水のため、カプラ周辺と接点をグルーガン。あまり神経質になる必要はないとは思うけど。
どうでもいいけど、この接点に配線を固定するのすごいやりづらい。
車体側、ブレーキランプの配線から枝分けしてマウント側の接点カプラに引っ張るわけで、本来ならテールランプアッシかハーネスのブレーキランプの線を傷つけてタップする必要がある。が、トラブルを考えるとなるべくなら車体側の配線類を加工したくない。
テールランプアッシのカプラを外し、テスタを当てて配線をチェック。
配線色は、COMN(ー)が緑、ブレーキランプが緑黄、テールランプ(キーONで常時12V)が橙と判明。
そこで、ハーネス側コネクタとテールランプアッシ側コネクタの間に、同型のコネクタを用意してタップとする。
つまりこういうこと。
これなら、最悪テールランプ関連を元に戻すにしても、コネクタを外すだけでいいし、バイクを乗り換えることになっても、コネクタが同じならボックス側配線を使い回すことも可能かと。
LEDなので極性があるのだが、ボックス側配線の青と黒について、マニュアルにはどちらがGNDという表記がない。ボックスに配線した後、「実際につなげて点灯させてみて、つかなかったら入れ替えろ」とあった。
なんつーアバウトな・・・。マニュアルは全体的にアバウトで、さすがにイタリア製だなと。日本語表記だけど、おそらくオリジナルをデイトナが翻訳してあるだけだと思う。
コネクタはデイトナからサプライパーツとして出ていた「防水コネクターセットHM090型3極」。
デイトナ(DAYTONA) HM090型防水コネクターセット 3極 38182
- 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
- 発売日: 2013/10/18
- メディア: Automotive
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防水コネクタの加工は初めてなので戸惑ったが、コネクタの線側にゴムパッキンを押し込むことで防水となるらしい。線を端子につなぐ前にパッキンを指しておかなければならない。
ちなみに、テールランプアッシのコネクタにアクセスするためにテールカウルを外す必要があり、そのために結局キャリアも外さなければならなかった。
思っていたより大工事になってしまった。
今回、ベースの取り付け位置を、マルチウイングキャリアの(おそらく)本来想定されている取り付け穴にした。このため、前回つけた位置より若干後ろに下がった。
完成。
リアビューもしっくりきている。ハイマウントストップランプが2灯ってGLみたい。
このモデルは接点が2カ所あるため接触に問題が出そうでちょっと心配だが、いまのところ正常に稼働中。逆にボックスがしっかり閉まっていないと点灯しないので、気になったらブレーキをかけて点灯チェックすればボックスの閉まりのチェックにもなる・・・かもしれない。
普段はボックスを外さないので、大きな問題は起こらないだろうとは考えている。まぁ、本来は点灯しなくてもいいわけだしね。時々外して接点復活剤を吹いている。
リコール対応
去年発生したHONDA二輪の大規模リコール、うちのNM4も対象車両だったが、年末にやっと対応できた。
CB400 SUPER FOURなど31車種のリコール | Honda
対策済みパーツが入らないということと、ある種経年劣化的なものなので慌ててはいなかったが、さすがにこのまま年を越すのは気分が良くない。
Firestormのレギュレータの時もそうだけど、共通パーツを最適化するがあまり、共通パーツ過ぎて、これたった一カ所だけでほぼ全車種がリコール対象になったってのは、皮肉なもんだよな。
・・・それにしてもNM4の対象台数が1500台。販売店在庫も含めてこの台数なはずなので・・・
いや、VT1300CSの7台に比べたらずいぶん多いけど・・・。