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Firestorm USB電源

さっさと済ませておきたいナビ用のUSB電源。今時はまずこれがないとね。

デイトナ バイク用USB電源

Firestormではナビ専用ということで1ポートで十分。12v-5VのDC/DC回路が入っていれば多くを望むことはない。バイク用ということで防水キャップのあるUSB電源を探すと、安い物でこれがヒット。

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両面テープでの貼り付けとハンドルバー固定に対応。このキットは基本はバッテリー直結で取り付ける前提となっており、USBポート側のケーブルと 中継コネクタでバッ直ケーブルで接続するようになっている。バッ直側のケーブルに見覚えがあると思ったらデイトナのバッテリーコンディショナーに付属のケーブルとまったく同じ物だった。つまり中継コネクタを外してバッテリ充電用に使えるもの。

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もうすでに付けてるんだよね、このケーブル。

今回はバッ直ではなくキー連動にするためこのケーブルは使わないが、コネクタの防水キャップは外したときにカバーできるだけ。USBポート側を繋ぐと別に防水処置が必要になるしそもそも長さが足りないので今回はまるまる使わないことに。
とりあえずバッ直ケーブルにUSBポート側を繋いで動作確認はOK。

USBポート側ケーブル取付

USBポートの設置

まずはUSBポートをどこに付けるか。

最初はメーター周辺に貼り付ける予定だったが、そこからハンドル側にUSBケーブルを引くことを考えるとハンドル側にUSBポートがあったほうがいい。セパハンなのでほとんど付ける場所が無いと思っていたが・・・

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クランプバーがあるやん。

USBポート自体はスマホホルダの裏側に収まるので見栄えも悪くないし、ハンドリングでUSBケーブルにテンションがかからない。

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逆にスマホとの距離が近いことでUSBケーブルがかなり余る。写真はCT125で使っている物だが、使用時はもっと短いケーブルを使いたい。Amazonで調べると20cm~15cm程度があるのでこれが良さそうだ。

DC/DCユニットの固定

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このUSBユニットはポート部分が小型だが、その分ケーブルの途中にDC/DC変換ユニットのボックスがぶら下がる。USBポート側が小型だからスマホホルダの裏側に設置できる訳だが、今度はユニットの固定場所に頭を使うことになる。まぁカウリングのあるバイクなら目立ちにくく隠せる場所は多い。
小一時間ほど悩んだ結果、メータユニットの裏側右手前にちょうどタイラップで固定できそうな場所を見つけた。

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ほとんどメータが被ってのぞき込まなければわからないし、右側にETCの配線を通す保護管(コルゲートチューブ)がきているため、ETCの配線と同じルートを通せる。
この配線はシート下にあるETCの本体ユニットからETCのアンテナとインジケータをフロント側に送るためのもの。つまり同じルートを通してシート下の電源側配線に接続できる。なかなかドンピシャな位置だ。

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アッパーカウルとメータを固定しているステーにタイラップ2本でかっちり固定。伸びた配線がフレームに当たるが振動しないので、擦れて被覆が剥げるようなことはないだろう。

ユニットの位置が確定したので、ハンドリングに影響しないルートで配線を固定。難しいことを考える必要は無く、基本は既設の配線と同じルートを通すだけ。

送り配線

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フロント側からシート下へ送る配線は、ホームセンターで切り売り89円/1mの VVF0.5×2の平行線 、つまり普通の電源ケーブルだ。ETC用のチューブに通すためにはおそらくこの太さが限度だが、耐容量は500Wなので十分許容範囲。チューブに通すのでエンジンブロックとの接触ラジエータの廃熱が直接ぶち当たることは無いが耐熱性はちょっと気になる。一応耐熱温度は80℃程度はあるようだが・・・。まぁダメなら交換する。

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DC/DCユニットから電源側は例の2極コネクタが付いているが、短く詰めて絶縁被覆付きの突き合わせ式圧着スリーブ(芯線0.5mm用)で接続。半田付けするより圧着スリーブの方が確実(自分の半田付けの強度が信用できない)で、後で防水処置をするにしてもこちらの方がスリムになる。
収縮チューブで保護した後、さらに念のため先にハーネステープで防水処置をするが、この位置ならアッパーカウルの中で雨に濡れることは無い。

フレームと保護管(コルゲートチューブ)の固定(といってもタイラップで括ってあるだけ)を外し、コルゲートチューブに通していく。チューブにはワリが入っているので最悪は途中から取り出して引っ張ることができる。

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このチューブは車体右側のメータ→ラジエータカウル(ラジエータ上部)→フレーム(ピボット)→シートカウル→シート下、の順に通っていくが、ピボット周辺が急カーブで引っかかる。ビボット手前で一度引っ張り出して、カーブを緩めるようにしながら送り込む。

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f:id:obally:20211203203430j:plain 無事、シート下へ到着。

電源側取付

フロントから配線を送ったので、次は電源取り出し部分の加工。

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既設でハーネスのコネクタから分岐したキー連動のシガーライターソケットを取付け済み。せっかくなのでこの電源をそのまま活かすことにする。

マイナス側 → フレームアース

既設のマイナスはバッテリーに直結していたが、フォグランプのように大容量ではないのでフレームアース(フレームグラウンド)に流してしまうことにする。周辺で確実にアースがとれるところ、つまりすでにフレームアースを取っている端子を探したところ、レギュレータ(レギュレートレクチファイア)の固定ボルトがそれだ。

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レギュレータ周辺に繋ぐのは(主に発熱的な理由で)すこし精神的抵抗があるが、フレーム設置は確実で問題なく使用可能だった。これで走行前・走行後にバッテリのマイナス端子を付け外しする手間が少し減る。

ちなみにこのレギュレータは一度パンクしたため対策品に交換済みのもの。

obally.hatenablog.com

プラス側 → ヒューズケース配線流用

つづいてプラス側の配線加工。

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円筒ヒューズケースもそのまま流用するが、ハーネスからヒューズケースまでが長すぎるので切り詰める必要がある。

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詰めた線を継ぎ足すのはフロント側と同じ圧着スリーブを使用。マイナス側をフレームアースに差し替える時に2線を一緒に切ってしまったが、プラスとマイナスの長さが不揃いになるのでマイナス側も継ぎ足す必要ができてしまった。不格好だが、まぁいいだろ。

接続

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送りの配線と電源側は圧着スリーブではなくギボシとする。これは今後フォグランプを取り付ける場合にリレーのコイル側配線用に分岐させる必要が出てくるから。その際はタップとして分岐ケーブル(二股ギボシ)をここに繋ぐ、あるいは二股ギボシに直接付け替える。

防水処置はギボシに巻く形で。シート下もいままで雨などで濡れたことが無い(だとしたらバッテリターミナルも濡れてしまうわな)があくまで安心のためだ。

固定

最後にコルゲートチューブの両端を(防水というよりゴミの侵入を防ぐため)ハーネステープを巻いて塞ぎ、順次フレームに固定していく。

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この際、チューブを通すルートを見直すつもりだったが、既設以上に良いルートが無かった。今のところチューブが露出する最低限の状態で、もっと隠そうとするとエンジンブロックとフレームの間を通す必要がある。さすがにそれは配線が熱に耐えられないだろう。

シート下は(暫定状態だが)こんな感じ。

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これで一通りの配線は完了した。もちろん給電も正常に動作する。

まれによくある部品ポロリ

古い車とかバイクを弄ってると、樹脂の劣化などでそれらが割れて意図せずパーツがポロッとおちることがある。

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なんだこれ?ゴムだけど新しいぞ?

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USBポートの防水のゴムでした。って新品じゃねーか!
防水キャップの裏側に薄地の両面テープ(紙とかを貼るような奴)で貼り付けられていただけ。そりゃこんなんじゃ剥がれるだろ・・・。
同じような両面テープではまた剥がれるだろうけど、厚地の強力なものでは蓋が閉まらない。となれば接着剤で貼り付けるしかないな。

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手元にあったこの接着剤で試してみる。レザークラフトで革同士を貼り合わせるために使っている物で柔軟性があるタイプだが、硬質プラスチックとゴムはOKらしいので大丈夫だろう、と思ったらゴムに接着剤が載らない。どうやらゴムのつるつるの面はダメらしい。他の接着剤はちょうど切らしている。(瞬間接着剤は全部固まって乾いて使い物にならなかった)

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で、仕事帰りにホームセンターで買ってきたスーパーX。硬化すると衝撃に強くてわりと万能っぽいので汎用している。

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接着して一晩放置して問題なさそう、ということでUSBポートに戻した。問題なし。
ということで同じUSB電源を使っている人は接着剤で張り直した方が良いですよ、と。

テストは来シーズン

すでに雪が降り始め、高速道路には融雪剤な既設になってしまったため、走行テストは来年の春になります。

そのころには多分この記事書いたこと忘れてると思うけど。