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パジェミフォグ(4) - エンジンルーム内配線

ライトポッドが仮でも固定できたのでテスト点灯ができるところまでエンジンルーム内の配線を組む。

配線概要

リレーはNM4に付けていた防水リレーを使用。配線なども基本的には今までの作業で余った部材を流用する。
配線は可能な限りバッテリーに近い位置に設置する。 右フロントホイールハウスの上側(アブソーバ締結ボルト)付近に広いスペースがあり、バッテリーも近いのでこの周辺がベストか。

各種リレーとヒューズが収まっているケースはあるが、追加の平型ヒューズケースが納められるほど内部にスペースは無い。ということで今回新規で必要になるのは、防水リレーに合わせて防水仕様のヒューズケース。

エーモンの防水リレーと同様にゴムパッキンのついたカバーに納められる。ケース側に固定用の穴が空いているのでこれを使ってどこかに固定できるが、プラスチック製だけど強度はどうなんだろう?まぁ今深く考えても仕方が無いが。

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配線図再掲。
バッテリー ⇒ ヒューズ ⇒ リレー までは可能な限り短く結束点(圧着端子)を少なくしたい。ライトのマイナスはフレームグランドへ短絡。
ライトのマイナスは配線が出ていない、つまりライトのスチール製のハウジングがそのままフレームグランドになっている。このライトの設計では、

ハウジング ⇒ ハウジングとステーの固定ボルト ⇒ ライトステー ⇒ バンパーへの固定ボルト ⇒ バンパー ⇒ フレーム(グランド)

という形で落ちるはずだが、念のためバンパーがフレームグランドに導通しているかを確認しなければならない。
ハウジングとエンジンルーム内のフレームグラウンド(として配線が止められている部分)との抵抗値をテスターで計測すると と出た。測定間距離はおよそ60cm程度で、この値が正常域かどうかは資料が無いので判断できない。もちろん電気回路としては0Ωであることが理想ではあるが、「導通しているかという意味では十分」だと判断した。
実際に点灯してみてもしこれがダメという事なら、ライトハウジングの固定ボルトから直接エンジンルーム内のフレームグランド、またはバッテリー端子へバイパス(いわゆるアーシング)するだけだ。

設置・配線作業

まずはリレーとヒューズケースを固定する場所。エンジンルーム内の右側壁面に配線固定用と思われる穴がすでに空いているので、強度的にはこちらの方が安心なんだが、ホイールハウス内のインナーフェンダー(?)を外してナットを通すのが面倒なので、すでに先達がやっている方法を模倣させていただく。

ameblo.jp

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既設のリレーの取付ボルトに共締めするとその分ここだけが高くなる。気分的には既設より低い位置にまとめておいたほうが良さそう。ということでステンレスの汎用ステーを渡して、その両端にリレーとヒューズケースを固定する。

防水リレーはヒューズケースと比べて質量があり、そのままではおそらく振動で片側だけが大きくぶれるだろうと思われたため、下側に曲げて少しでも縦方向のブレを押さえようとしてこうなった。
防水ヒューズから伸びた線にそのまま丸形ターミナルをつけてバッテリープラス端子へ。反対側をリレーの赤配線(電源入力)へ接続。
リレーのコイル入力側(青)は置いといて、コイルのマイナス側(黒)に鍬形ターミナルをつけて間近にあるフレームグランドへ。エンジンブロックから伸びているグランドがちょうど良い位置にあった。
リレーからの出力(黄)には二股ギボシ(メス)を取付け、ここにライトポッドからの配線を繋ぐ。

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ライトの配線はギボシ(オス)になっているので、左右それぞれ長さを合わせて延長を作成する。 ライトからリレーへは、ホーンの配線が通っている近くに穴があるので、そこを通せばバッテリーに近い。フレームのバリが多いこととラジエータの直近を通ることになるため、保護としてコルゲートチューブに通して保護する。

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アンダーガードを外すとバンパー裏にアクセスできるので、車体左側のライトポッドからはバンパー裏側を通す。直近にラジエータファンがあるので巻き込まれないよう適宜タイラップで固定しながら這わせる。

最終的な配線状況こうなった。

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結線はすべて融着テープで防水処置。毎度のことだが全体的に配線を長めに取っているため、ライト用の配線を束ねた物がごちゃっとなりがち。それでもリレーとヒューズ周りはシンプルなので見た感じはごちゃごちゃ感が無い。
リレーのコイル入力(青)は車室内のスイッチから12Vを引っ張るが、車室内にスイッチを取付からになる。

テスト点灯

現状でもコイル入力に12Vを掛けてやれば点灯する。ということでバッテリーからコイル入力に流して点灯確認。

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問題なし、結構明るいな。

次は車室内にスイッチの取付、というよりスモール連動の配線探し。それができたら最後にスイッチとリレーを接続することになる。