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現物を見に行く

予備知識皆無の状態からの経緯である。

正確には、20年前のMTBブームの"前"に*1MTBに乗っていたので、変速機構などの最低限の知識はあるはずだが、最近のメーカーに対する知識は無い。
知ってるメーカーなんてブリジストンパナソニック(旧ナショナル)とミヤタ(まだ有るの?)とYAMAHA(電動アシストしか知らん)、海外でもジャイアントとビアンキ(一時期アウトビアンキと混同していた。バイク(チャリではなくて)を作っていたとはマンガ「Jyajya」で知った程度)ぐらいなもんである。

1日目:とりあえず店に行ってみる、1軒目。

仕事の作業が終わって、現場からの帰り道の道沿いに某自転車チェーン店があったのでふらっと寄ってみる。

折り畳み自転車のコーナーにはブリジストンや製造メーカー不明のFIATなんかブランドに並んで、「Tern」というメーカーの「Link B7」という車種があったので気になる。おしゃれな感じでフェンダー標準装備。定価46,000円で予算内。

調べてみると、「Tern」の読みは「ターン」で、「Dahon」というメーカーから分離独立したメーカーらしい。

Tern Link B7

「Link B7」はリアキャリアはあるが、廉価モデルであってフロントキャリア(ラック)は付かない模様。


やはり、ちゃんとした折り畳み車で5万というのはほぼ最低ラインらしい。
この時点で予算上限を8万程度まで上げることも検討に入れ、Ternを中心にDahonブリジストンを調べ始める。ブリジストンを調べたのはほかにちゃんとした国内メーカーで折り畳み車を作っていることを知らなかったからである。

2日目:追調査してみる

すべて現行(2017年現在公式Webサイト掲載)モデルで調査する。

ブリジストン Cylva F8F
ブリジストン Cylva F6F
Tern Link C8
Tern Link N8
Dahon Boardwalk D7
Dahon Route

ブリジストンF6Fの後継モデルとしてF8Fが出ている。比較するとF8Fの方が折り畳みサイズが小さく、重量も軽い。
TernやDahonと比べると、どうしてもオーソドックス"すぎる"というか、あか抜けない感じが気になる。信頼性も高そうだし、安いんだけどね。

正直、Tern Link C8とN8の違いがよくわからない。パーツがN8の方がいい奴を使っているということと、カラーリングの違いらしい。パーツの善し悪しやグレードなんぞ俺がわかるわけがないし知ったことではない。カラーリングでいえばC8の方が無難というか一般的って感じだろうか。カラーで言えばN8の方が好みではある。カタログ写真でB7と比較する限りB7の方が安っぽくは見えるw

価格的やギア段数、フェンダー付きなところを見て、Dahon RouteはTern Link B7のエントリーモデルとしての対抗馬(どっちが後からあてがったのかは知らんが)であることがわかる。フレーム形状でいえばDahon Routeは好みではない。
この二台と同様に、BoardWalk D7とTern Link C8は対抗馬っぽく見えるが、ギア数が7速と8速なので微妙に違う。BoardWalk D7はちょっと華奢に見えてしまう。

以下、8万オーバーなので参考程度だが・・・

Tern Link D16
Tern Link N8の上位モデル?としてLink D16が有るが、クランク側が2速になっており16段。

Tern Verge N8
Link N8との違いは、写真から見てあきらかに「タイヤとホイールが高そう」ということはわかる。たぶん各パーツも高いものと思われる。

Dahon Speed Falco
今までの調査からすると、Verge N8の対抗馬はSpeedFalcoだと思われる。

で、ここまで書いておいてアレだが、調べてた中で一番気になったのが、

Dahon Horize
である。ぶっちゃけ一番これが好みの見た目である。すごい頑丈そう。パンクに泣かされた経験上、タイヤが太くて頑丈そうなのもいい。
ネット上では2015〜2016年モデルまではフェンダーが付いた写真を見つけられたが、2017年モデルではみつからない。フェンダーがつかなさそうなのが非常に気になるところ。

3日目:さらに店に行って突っ込んで聞いてみる。2軒目。

昼休み、会社に近い某自転車チェーン店に行ってみる。ここなら徒歩で引き取りに来ることができる距離。
ネット上では扱っている旨が記載されていたが、店舗に展示はなかった。ただ、取り寄せで納車待ちなのか、店員さんがちょうどTernを整備していた。

ここにくる時点で、自分の心はすでに「Tern Link N8」と「Dahon Horize」に絞られていた。

「予算5万」とは一体なんだったのか・・・。

Tern Link N8は気に入ったカラー(黒/赤)は在庫無し。メーカー在庫も無し。やっぱり人気カラーだった模様。フェンダーはふつうに純正品が装着できるとのこと。

Dahon Horizeはイエローは在庫無し。フェンダーは純正が付くかどうかは不明。メーカーに確認してくれるとのことなのでお願いする。

1時間後、メーカー側で把握している範囲では、Horizeに付くフェンダーはやはり無いとのこと。やっぱ付かないか・・・。

4日目の1:さらに店にいってリサーチする。3軒目

土日休日なのでで久々に実家に戻ることにした。
今月は泊まりで実家に戻れそうなのは今週しかない。

実家に行く前に、会社近くの別のチェーン店に寄ってみた。ここも十分徒歩で来れる。
3日目の店よりカスタムパーツが多くロード系自転車の取り扱いも多いようだ。

ブリジストンF6FとTern Link C8の2016年モデル、その他いくつかの折り畳み車が展示されていた。
どちらも最新でないためか安い。C8にはフェンダーが付いていたが、標準品なのか店がサービスで付けたものかは不明。

Tern Link N8もDahon Horizeもどちらも取り寄せで1週間程度らしい。値段は3日目の店よりは安い。

Horizeのフェンダーについて、サードパーティ製で付くものもあるかもしれないが、基本的には「やってみないとわからない」とのこと。そりゃそうだよね。

4日目の2:ついでに寄ってみる。4軒目。

いつもどおり、PCXからガレージでNM4に乗り換えて実家に戻る。
直前まで行くつもりは無かったのだが、実家への通り道から寄れる位置にあったので、友人に紹介された大きめの個人商店?に寄ってみた。

この店は徒歩でくるには無理な距離。ただ、車体やパーツの品ぞろえがは今まで一番豊富。そしてDahon Horize現品があり、さらには試乗車があった。

店員さんと話すと、夕方にもかかわらず試乗を勧められた。
「試乗してしまったらもう後には引けない」という危機感はあったが、結局誘惑には勝てずHorizeを試乗する。

もう何年かぶりに自転車に乗ったが、すぐに感覚は思い出した。
思っていたより直進安定性がある。踏み込んだときにしっかりトラクションがかかる感じがあって乗りやすい。タイヤの太さについては比較対照が無いのでよくわからないが、ふつうに走る分には違和感を感じない。
「乗り比べてこっちにする人も結構居ますね」ということでDahon SpeedFalcoにも試乗させてもらった。
直後に乗ったのでビミョーな違いはわかった。

  • Horize:踏み込み加速時の抵抗がちょっとあり、コーナーリングはもっさり気味。ブレーキの効きは良い。
  • SpeedFalco:踏み込み加速時の抵抗が少なくトップスピードは高い。コーナーリングはクイックだが、ブレーキはグリップ感の低さから心許ない。

Horize → SpeedFalco のあともう一度Horizeに乗って試乗終了。

差異は本当に微妙で、きっちり乗り比べないとわからないと思われた。

その後、今まで検討に上がっていた車種についても話を聞いたりするが、「これ以上話してたらヤバい」という感覚から、「ちょっと考えます」と切り上げた。購入したとしてもここまでどうやって取りに来るかが問題になる。買うにしても会社近くの店になるだろうし、1〜2週間ぐらいは熟考したほうがいいだろう。

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5日目:・・・

翌日、実家でこなさなければならないことをやっていたら、戻りは夕方になってしまった。



帰り道、昨日最後に行った店に寄る



(Horizeのオブシディアンブラックを指して)すみません、これください。』







納車は日曜日の予定。



つづく。

*1:BMXに飽きた頃にBMXブームが訪れ、MTBに飽きた頃MTBブームが始まった。