passive log strage

バイク , モバイルガジェット , アウトドア用品 , 腕時計 ・・・等。

『香流川サイクリングロード』:散策・・・というより「探索」編

『気になるあの道』シリーズ、今回はチャリ。

香流川サイクリングロード」

自分の生活圏には「出来町通り」こと愛知県道215号線がある。中央分離帯側を通る特徴的なバスレーンなどでちょっと有名だが、今回はその事ではない。

出来町通りを走っていて、なんどかこの看板を見かけてずっと気になっていた。その名の通り香流川にそって走っているサイクリングロードのようで、軽く調べると、愛・地球博跡地の万博公園モリコロパーク)まで行き着くことができるらしいことがわかった。
かなり古い看板で作られたのが結構昔のはず。愛・地球博よりも前に思えるが、そもそもこのサイクリングロードはどこまで続いているのだろうか?

そんなこんなで、この香流川サイクリングロードを走破してみることにした。「香流川サイクリングロード」なので、道が見つからなかった場合はなるべく香流川沿いの道を走ることにする。

実は・・・。

ここでなんどか「DAHON Horize」について挙げているが、これを購入したきっかけの半分から3分の1程度はこの「香流川サイクリングロードが気になる」事が要因となっている。自動二輪で自転車専用道路はどうやっても走れない訳でね。

まさかこんな記事のネタのためだけに10万円以上も投資しているなどと誰も思うまいよ。

2017/06/03 12:50 : 0km地点 :サイクリングロード起点?

サイクリング日和の午後、香流川サイクリングロードの起点と思われる地点にやってきた。

矢田川にかかる「千代田橋」の左岸*1側(南側)である。

「起点と『思われる』」と書いた。
なぜか。

そもそも「起点」または「終点」といった表示がどこにもないから。

俺がよく見かけていた出来町通りにある看板と同じものが『片側だけにある』ことが「たぶん起点なんだろうな」程度ではあるが根拠になっている。
普通に考えれば「起点」とか「終点」とか「ここから」みたいな表記があると思うのだが、サイクリングロード事業を行った事業体にそういう感覚がなかったのかもしれない。お役所仕事ほどそういうところには細かいものだと思うのだけどなぁ。

さらさらに、もう一つ「矢田川にかかる「千代田橋」の左岸」と書いた。香流川の始点はもうすこし上流(東)の出来町通りとの中間地点にある。逆に言えば、これより下流が「香流川」となることは絶対に無い訳で、この看板が「香流川サイクリングロード」と書いてある以上、やはりここが起点でないことは考えられない。

実のところ、今回のサイクリングの計画時に参照したBlogの記事がある。
香流川サイクリングロード | ロード初心者チームwindmill 女子部
だが、こちらの記事でも「わかりやすい看板がある」とはあるが、まったく同じ看板が出来町通りを挟んだ両側にあることについては触れていない。


「自転車歩行者専用道路」の標識に加えて「原付自動二輪車は走行できません」という看板が追い打ちをかける。
そう、「サイクリングロード」と表記しているものの、その実体は「歩行者も通ります」つまり「自転車専用道」ではないという矛盾。まぁ、全国の「サイクリングロード」と呼ばれる道のほとんどは「自転車歩行者専用道路」らしく、「自転車専用道路」は数えるほどしか存在しないらしいのだが。
「自転車歩行者専用道路」に加えて「河川管理車両を除く」という補助標識の組み合わせはこの先しばらく続く。

ともかく、サイクルコンピュータのトリップを0.0kmにリセットしてスタートする。
今回は撮影した時刻と、写真の控えがあればサイクルコンピュータの距離計を記載し、おおよその位置も記載することにする。

途中に矢田川香流川の分岐を香流川沿いに進む。


2017/06/03 12:55 : 0.87km地点 :出来町通りとの交差地点 左岸

1kmも走らずに、俺がいつも見かける看板の地点である出来町通りに到達する。

見ての通り、道路の向こう側にサイクリングロードの看板が見えるが、中央分離帯付きの出来町通りに分断されており、直進できない。
そしてこの写真の謎ポイント。真正面の『自転車歩行者専用道路』の標識は、何を表したいんでしょうかね?」
直進して道路の横断はできないが、標識は直進方向に向いている。交差する出来町通りの歩道の事を表すのなら、そちらに平行して付けるべきだが・・・

とくにそれっぽい標識は見えない。
まぁいいか、ともかく反対側に渡るために橋の北側かもっと南の横断歩道をわたらなければいけない。今回は「なるべく香流川沿いを走る」という方針なので、いったん香流川を渡って北側の横断歩道を通り、南側に戻る。

渡り終わってサイクリングロードを再開。ここからサイクリングロードに平行して車道が通る。

途中の「人道橋」。サイクリングロード沿いにこういった歩行者用の橋がいくつかかかっており、香流川の対岸に渡ることができる。とくに制限標識は無いが、狭いので自転車は押して渡った方がいいだろう。ちなみにこの橋の名前は

くるりじんどうきょう」


・・・赤い電車?ジュビリー?


2017/06/03 13:00 :1.7km地点 :千種区京命付近、新屋敷橋 左岸


また分断。といっても2車線で中央分離帯がないので渡れなくはないが、そういう作りってサイクリングロードとしてどうなのよ?

さっきと同じように一端香流川を渡って横断歩道を渡る。こっちには自転車通行帯つきの横断歩道。
そう、実は今まで走ってきた香流川の左岸だけでなく、右岸にも「自転車歩行者専用道路」がある。自転車通行帯付きの横断歩道があってこちら側の方がよほどサイクリングロードとしてまともである気がするのだが、いったいこれは何なんでしょうかね?

まぁ、看板では左岸が「香流川サイクリングロード」となっているので考えても仕方がない。
ちなみに、この地点のすぐ南側には「味仙」の下坪店がある。俺、名古屋に来てから一度も味仙って入ったことがないんだよな。いつも「近いしいつでも行けるだろ」と思ってもう何年?
気を取り直して左岸を走ろうと・・・

ふと、右側の石碑が目に入る。

香流川緑道』・・・?  ん?ん?

左をみる。

香流川ウォークコース』・・・・「香流川サイクリングロード」はどこいった?
ポールの下のところに青いステッカーで「ある区ネットロード」とある。なんなんだこれは。

後ほど「ある区ネットロード」について調べたところ、

名古屋市:4 マイ・スポーツ活動の場の充実(暮らしの情報)
上記サイトより引用

また、緑道やジョギングコース、サイクリングコースを引き続き順次整備するとともに、身近な公園、道路、水辺を活用し、誰もが気軽に散歩やウォーキングを楽しむことが出来る「ある区ネットロード」を整備するなど、歩きやすい街づくりを進めます。

名古屋市公式サイトっぽいところでこのキーワードに引っかかったのはこのぐらい。「ある区ネットロード」に関しては自転車云々はまったく関係ないっぽいな。

2017/06/03 13:10 : ?km地点 :名東区香流2丁目付近、中島橋 左岸


やっと直接渡れる横断歩道がでてきた。ただし自転車通行帯は無いので押して渡るしかない。ご丁寧に手前には「止まれ」とペイントしてあるところが笑わせてくれる。これ、いっそ右側の車道側(一方通行出口で進入禁止となっているが「自動車原付」に限定されているので自転車は進入して良い)通った方がすっきりするんじゃねぇか?と思わなくもないが・・・

このあたりは道に沿って桜が植わっており、春先には桜の道となる。桜の木の根がアスファルトを押し上げてちょっとしたバンプになってしまっており正直走りにくい。

実は*2桜の時期に一度この辺に下見にきていたのだが、とても美しい桜並木になっていた。4月ごろの写真はこちら。

人混みがひどく、とても「自転車でポタリング」などと言ってられない。「自転車専用道」ではないので仕方がないが、やっぱり「サイクリングロードとしてどうなの?」と言わざるを得ない現状。

2017/06/03 13:05 : ?km地点 :R302高架下 左岸


R302高架下をくぐる。「止マレ」の横断帯の道はR302の側道。やはり自転車通行帯は無いので看板のとおり「自転車から降りて通行してください」ということだ・・・。

左側に香流川緑道」の石碑。

正直もうね、「香流川サイクリングロード」じゃないんじゃないの?って気がしてきている。
ここまで「終点」とかって表示も「ここはサイクリングロードです」的な看板すらもない。


R302をくぐる。上は国道であるR302、平行してこの地下には名二環が走っている。つかキッたねぇ川だな。「香流川」って字面だけは綺麗だがなぁ(サイクリングロード追跡が無理っぽいので口が悪くなっております)


もうちょっと進んだらこの看板があった。こんなきたねぇ川に蛍?嘘だろ。

2017/06/03 13:17 : 3.4km地点 :名東区香南2丁目付近 左岸


はいはい、また出ました直進させてくれないサイクリングロード(笑) ←ヤケクソ


「横断歩道を渡りましょう」ってね。わざわざ書かないと守られないような作りだから仕方がないね。どうせなら「自転車は降りて渡りましょう」も追記するべきだよね、うん。

さらに進もう。

先の様子がなんかおかしい。左の看板に注目。

ついに「香流川ウォークコース」すら『香流川』を離れました。「香流川ウォークコース」の香流川離れ問題。


むこうは明徳公園。つまり「香流川ウォークコース」の終点な訳だ。よかった、香流川離れ問題なんてなかったんだ。


で、「香流川サイクリングロード」は?


もう単なる「川沿いの道」になってます。自転車専用でも歩行者専用ですらありませーん。

2017/06/03 13:25 : ?km地点 :名東区藤森西町付近、藤森橋 左岸


おっとここにきて自転車歩行者専用道路復活か?車両止めのポールがあるとはいえ、標識はなにもないので自動二輪車が通ってはいけない通りはないし、自動車が通っていけないわけではない(このポールの間を通れる車幅の四輪があればだけどな)。

後ろを振り返ると「この先通れません」の表示。

考えるのが面倒なので直進すると、東名高速をくぐることになる。

2017/06/03 13:27 : ?km地点 :愛知県道59号線との交差地点 左岸


さっきの車両止めの反対側。
ここに横断歩道があるが、直行する道の歩道のための横断歩道かもしれないので、今までの道が歩行者専用道路だとは言い切れない。

このまま横断歩道を渡った先に広くない広場(え?)っぽいもの(ランニング中のおじさんが休憩してる)があり、そこに緑色のペイントが続いていたので、直進が正しい「香流川サイクリングロード」だと思われる(もうつっこまなくていいよ)

と、その前に左の石碑をみる。

香流川緑道』・・・まだ続いてたんだ


緑色のペイントを進んで振り返った様子。道路と広場との間に民家がある。ちょっとかわった構造だな。緑色のペイントは橋をわたった先で・・・

歩道に吸収されていた。
・・・ハッ!もしかして緑ペイントだから緑道とか!?(違う)

歩道と書いたが、ちょっと先に「自転車歩行者専用道路」と「河川管理車両を除く」の補助標識。ということはやっぱりまだ「サイクリングロード」的な位置づけは変わっていないのか。でも標識も補助標識もなんだか古い。うーん・・・。

2017/06/03 13:30 : 4.5km地点 :振興橋 左岸


入り口と同じように車道に吸収される形で「自転車歩行者専用道路」はなくなりましたとさ。しかし、微妙に「合流」を意識するような斜めでの吸収、そして「一応」「入れませんよ」的な雰囲気のイエローのペイント(しかも消えかけ)。こんなんしなくても今時の四輪は軽でも入れない狭さなんだけどな。

振り返ると標識があるし、さすがに車両ははいらんやろ。


で、この先なんだけど、どうみても「四輪が通れない道路」ではない。となると、反対が「香流川サイクリングロード」に近いと思われる。

うん、車両止めがあるしこっちだな。
ということで右岸を遡上することにする。

2017/06/03 13:39 :5.2km地点 :石碑

路肩にちょっとした広場っぽいところがあり、石碑があった。


香流川緑陰歩道』



「かなれがわりょくいんほどう」


おーーーーい!『香流川緑道』どこいったーーー!
なんだよ!こんどは「香流川緑道」が迷子になってるぞ!
もはや「歩道」になっちゃったよ。厳密に言えば「自転車通っていいの?」って話だけど、入り口にそんな標識はなかった。

なんなんだ畜生!でも進むしかない。

2017/06/03 13:42 : ?km地点 :下川原橋 右岸


自転車通行帯の無い横断歩道。普通に押して渡った先が・・・「歩行者専用」!?かと思ったら「軽車両除く」の補助標識。自転車は軽車両なのでもちろん通行できるが、本標識の古さを見ると元々は歩行者専用で「軽車両除く」を後付けしたように思える。
香流川緑陰歩道」の歩道の部分の信憑性が高くなる。いや、なんも嬉しいところがないのだが。

それにしても


この押しボタン信号のボタン・・・
愛知県警察/コノハけいぶファミリー
いやいいんだけどさ。



進んでいくとなんかまた違和感が。



ピンク色の橋の先はダートに。これはさすがに、明らかに「違う」わな。


左側にいけば通り抜けられるが、もうこうなると本題と離れてしまうのがわかりきっている。となると、進むべきはさっきの下川原橋で左岸に戻るか。

この橋なんだけど・・・さ。

名前は「緑橋」みどりばし、ね。


なんでピンクに塗った?

2017/06/03 13:52 : 6.57km地点 :長久手市上川原付近

左岸に戻って、車道を進む。もう、「サイクリングロード」はどうでもよくなってきている。

たかだか1時間程度しか走っていないのに、一人つっこみしまくりで(精神的に)疲れたので、自販機のあるT字路で5分ほど休憩する。
まだ10kmも走ってないのに、こんな調子で万博公園に到達できるのか不安になってきた。



この辺、もっとも川に近い道路と民家側の道路で隔たりがある。整備された時期が違うのか。

2017/06/03 14:02 : ?km地点 :長久手市段の上付近


もうなにも考えず直進。

特に車両制限などないが、川と平行する道と民家沿いの道が合流。

もっとすすむとまた自転車歩行者専用道。こっちは標識がなくポールによる事実上の制限となる。

2017/06/03 14:05 : ?km地点 :長久手市段の上、原邸公園付近


公園脇の横断歩道。ポールによりきっちり車両制限がかけられている。公園なので子供の飛び出しも想定して横断歩道はペイントされている。


このまま公園の脇を進むと走りやすい道に入る。車が通らないが道幅が広く、街路樹のおかげで涼しい。「長久手文化の家」の北側。

2017/06/03 14:11 : ?km地点 :長久手市野田農付近 図書館通りとの交差地点


走りやすい道はあっというまに終わり、このまま直進し長久手浄化センターの脇を進みたいが、図書館通りの交通量は多い。いちど香流川を右岸へ渡り、そこにあったローソンでGPSレシーバの電池とペットボトルのポカリを入手。


浄化センターの脇から煉瓦敷きで「おおっ!いい感じ」っと・・・


まぁ浄化センターを過ぎたらやっぱりふつうのアスファルトに戻るわけだけど。

写真に取り損ねたが、この後一カ所香流川の支流との合流(右方向)がある。右に進んでしまうと貯水池で行き止まりなので川の左を進むのが正解。

2017/06/03 14:26 :?km地点 :長久手市富士浦、県道57号線との交差地点、新富士浦橋


直進するとダート。ということで右岸に進路変更。

ここから急に「山」感が強くなる。

2017/06/03 14:30 : 9.6km地点 :長久手市岩作南島付近、向田橋


ついに・・・川沿いの道がなくなった。

完全にあぜ道、というより私有地っぽい。
最短で香流川沿いにでるルートは、北方向から細い路地を通る。車だと遠慮したいような細い道だが、自転車なら問題ない。

2017/06/03 14:36 : ?km地点 :長久手市岩作色金付近、県道57号線との合流


交通量の多い幹線との合流。致し方がないので県道の車道を走る。


といってもすぐの「熊張真行田」交差点から県道215号線を南下すれば香流川沿いにでることができる。


香流川にかかる前熊橋。川沿いの道はちょっとしたダートだが県道を走るよりましだろう。またもやどこに向けているのか不明確な「自転車歩行者専用道」の標識があるが、たぶんこのダートの事を指してるんだと思う。


しばらく進むと突然こんな道に。この差分はなんなんだろう。水田側の車道と川側の自転車歩行者道との高低差は50cm程度なので「堤防」といえるほどの高さではないような気がするが。

2017/06/03 14:44 : 11.3km地点 :長久手市前熊下田付近、溝下橋 右岸


向こうに目的地である万博公園の観覧車が見えるようになった。
堤防沿いをそのまま進むと今度はちゃんとした「堤防道路」っぽくなる。このまま直進してもいいんだが、左岸を見ると何かある。


左岸側から北方向を望む。写真中央の白い塔は瀬戸タワーだ。


「公園西駅」はリニモ万博公園に近い駅で、香流川でもっとも万博公園に近い地点。つまりほぼゴールだ。行き先案内板がでているという事はこちらのルートの方がほぼ確実ってことになる。

この通り、ポールにより車両進入が防止されているので安心確実だ。ご丁寧に公園西駅までの残り距離まででている。ぶっちゃけ、わざわざこんななにもない場所をスタート地点にする自転車乗りやウォーキング目的の人はまずいないだろうが。
ともかく、このまま進もう。


途中途中でこういった休憩所が設置されていて、雰囲気はよい。道路幅は1.2m程度で人二人が並んだら通れなくなるので「自転車はゆっくり、歩行者にやさしくなどという看板がでているが、天気の良い土曜の今回ですら遭遇したのは散歩中とおぼしき高齢者二人と自転車1台しかいなかった。

補助金の(以下略



のどかだねぇ。
路面は樹脂モルタルに細かい砂利を詰めたような感じのカラー舗装。

2017/06/03 14:54 : ?km地点 :長久手市中屋37付近 左岸


この先の「蛭子橋」が工事のため通行不可との看板。
『歩行者の皆様へ』ということで自転車に対してではないので直進することにする(屁理屈)

2017/06/03 14:56 : ?km地点 :長久手市前熊中井141付近 左岸


またもや「歩行者の皆様へ」だ。自転車なので・・・いやどうみても自転車でも通れない。工事が完了すれば、おそらく蛭子橋の下をくぐるか、交差する形で抜けるようになるだろう。

まわり道の案内の通り、一旦県道215号にでて香流川に戻るルートをとる。

2017/06/03 14:58 : ?km地点 :長久手市前熊寺田付近 左岸


県道6号の高架が見えた。この辺が香流川沿いのはずだが、ふと脇を見ると・・・


川沿いに降りる階段と、通行止め看板。ここがさっきの通行止めの反対側だ。それなら、


自転車なので持って階段を降りる。こういう時はチャリは身軽だ。
あとすこしで終点だ。

2017/06/03 15:00 : ?km地点 :長久手市前熊一ノ井付近


『到着!』って、階段を降りてから100mも無かったけどな。
到着といっても、香流川沿いの道がここで終わりというだけで、公園西駅ではないし、今回の目的地である「万博公園」じゃないんだよな。


向こう側の黄色いゲートをくぐった先が公園西駅。とりあえずあっちに向かってみるか。
方向案内板によると、2.2km戻る方向が「あぐりん村」とあるので、溝下橋の近くにそういう施設があるんだろう。なにも無い訳じゃないのね。

2017/06/03 15:03 : ?km地点 :リニモ公園西駅


これが公園西駅。リニモは全線にわたって高架なので、高架下が駅になっている。
さて、万博公園の入り口はどこだ?

まっすぐ南ではないな。左折して東に向かう。

2017/06/03 15:04 : ?km地点 :公園西門


これが正式名称『愛・地球博記念公園』の西門だ。西門であって正門じゃないってことか。

なかに入ってみたが、自転車の駐輪場があって歩道はあるが、ここから自転車の乗り入れはできないらしい。

案内板には「サイクリングコース」があるとのこと。そういうのがあるのなら、どうせここまで来たなら走ってみたくなるわけで。しかしここから自転車の乗り入れができないということは正門から入らないとだめなのか。

なにか声がすると思ったら、上にスピーカーがあって「ここから自転車は乗り入れできません云々」と不明瞭なナレーションが流れていた。監視カメラもあるので人感センサーかあるいは画像解析で人が来たら流すようになっているか、あるいは手動か。
どちらでもいいが、近くを走るリニモと県道6号線の騒音でほとんど聞こえない。意味ねぇし。

ともかく、地図にある正門に向かうことにする。そのためにはリニモの高架沿い、県道6号線沿いに公園の北側をすすむことになる。ここまできたのにゴールがまだ先だとは。


がんばって県道6号を進むの図。写真ではわかりづらいが、ここ結構な傾斜なのよ。地味にしんどい。というか、香流川沿いのルートはほとんど傾斜がなくて楽だったのだが、正直ここが一番勾配がキツかった。最後の最後でこれか・・・。

2017/06/03 15:16 : 14.71km地点 :愛・地球博記念公園正門、本当のゴール


10分ほどかけてなんとか坂を上りきったところが正門だ。
これで本当の意味でのゴールである。というかそいういうことにしといてください。

十分な休憩の後、せっかくなので万博記念公園のサイクリングコースを走ってみたので、レポートらしきものは次回に。

まとめ:サマリー

総走行距離:14.71km、およそ15km。
行程時間:12:50 から 15:16 → およそ1時間30分
所感:

15kmで小休憩もふくめて1時間半というのは、のんびりゆったりペースでも遅いのかもしれないが、ルートをその場で選定したり、写真撮影もいれたりを考えると、「まぁこんなもんか」という感じもする。元々ポタリング、散策のつもりで考えていたので・・・「探索」になるとは思っていなかったが・・・そういう意味ではわりと適切な時間データになったのではないかと。

GPSロガーによるトラックログはこちら。
香流川サイクリングロード - Google マイマップ

まとめ:っていうかさ・・・

そもそも、今回の主目的は香流川サイクリングロード」を走るのが発端だったはずだが、途中から、単に「香流川沿いを走る」にシフトしていた。
結局、でかい看板になってる「香流川サイクリングロード」は、どっからどこまでなのか、という話がスッ飛んだ訳だが。

だってさ、結局「香流川サイクリングロード」のルートが解らないわけで。わからない状態で走っているので結局「走っても解らない」という結論になった。
香流川サイクリングロード」は誰が、どういうルートに決定したのか。どこにも載ってないんだもん。

一番はじめに紹介したBlogも「香流川サイクリングロード」とはいうものの、結局「万博公園に行くルート」って内容だし。自転車乗りじゃない俺がルートを特定できるかってできる訳ねぇって話だよ。

振り返ってみれば「香流川サイクリングロード」という名前は、

  1. 起点とおぼしき、矢田川にかかる、千代田橋の左岸
  2. 香流川にかかる、出来町通りの橋の左岸の、下流
  3. 香流川にかかる、出来町通りの橋の左岸の、上流側

これら3つしか見ていない訳だ。事実として。俺が見落としているのでなければ。
これってさ、もしかして、

  • 今現在、
  • 香流川サイクリングロード」は、
  • この3つの看板が残るだけで、
  • 実はすでに、
  • そんなものは消滅している。

という事じゃないのか?と思えてくる。だって、状況証拠がなさ過ぎるんだもん。ちゃんと継続して整備しているならなにかしら残すんじゃねぇの?

確実に間違いなく「香流川サイクリングロード」と言える区間があるとすれば、「起点」の千代田橋左岸と途中と思われる出来町通りの左岸の下流側、この間は間違いなく「香流川サイクリングロード」といえる。これより先は「終点のないルート」つまり「あってないようなもの」だ。

よって、ここでは「香流川サイクリングロード」は、

『千代田橋から出来町通りまでの矢田川香流川沿いの「たった」0.87kmが「香流川サイクリングロード」である』と結論づける他無い。

『香流側サイクリングロードはたった0.9km』
だれか反論があれば聞かせてもらいたい。というか経緯を知ってたら誰か教えてください。

いやわりとマジで。

*1:一般的な表現として「川の上流」から見て左手が「左岸」、右手が「右岸」と表現される。

*2:『実は』が多いな今回