2回目の車検から戻ってきた。
今月でやっとローンが終わる。いや~ 長かったような短かったような。
- 車検時期:2019年12月
- 車検および整備時の走行距離:29,818km
初年度は3年、以降は2年毎なので、5周年までにうけた車検は2回だ。
前回は3年前なので更新をすっかりサボっていたな。前回から現在までのNM4-02の状況を書く。
リアタイヤ交換
スリップサインがギリギリ出るか出ないかなので、今回はじめてリアタイヤ交換だ。いやー保った保ったー。
こうしてあらためて新品タイヤを見ると、本当にこのタイヤ溝が深いな。そして長持ちだ。
つーか、ロングライフ過ぎるぞさすがに。
3万キロ保ったバイクとか聞いたことが無い。普通はトラクションの掛かるリアから減っていくものなので、NM4でこのタイヤが特別にライフが長くなる組み合わせなんだろう。ま、あんまり頻繁に交換しなきゃならないのはちょっと困る。
なにせ、ハイグリップでもないこのタイヤ、一本6万円もする。
リアタイヤ交換までに一度フロントタイヤを交換している。そのときの走行距離は 19,197kmなのでおよそ2万キロごとか。あと1万キロで交換の予定。
6万キロ時点で前後両方交換になるので、そのときにはミシュランから銘柄が揃うタイヤが出てきてくれている1ことに期待したい。無理っぽい気がするけどな。
立ちゴケ回数
右2回、左3回。そのうち左2回は俺のポカでは無く事故。
ひとつ目は、妹が車をバックでガレージに入れる際に引っかけられて倒れたこと。
ふたつ目は、東京のバイク置き場に停めていた際に、今年の台風の強風にあおられてスタンドが上がってバイク置き場のパイプフェンスにもたれかかった事。
車に引っかけられた時のダメージはかなり大きく、左側フロントボックスのラッチが開かなくなった。この時ミラーカバーは外れ車体側のカウルにヒビが入ったが、こちらは非常に高く付くとのことで見送り、左フロントケースのASSY交換のみに止めた。修理費用合計6万円。
台風の件、おそらくあまり勢いはつかずに倒れたようだが、左ミラーカバーとトップケースで支える状態になっており、特にミラーカバーはヒビが入って完全にズレた状態になっていた。
今回の車検で新しいモノに交換となったが、車体側カウルのチューリップ型の留め具(納品書によると「ワッシャ、スプリング」となっている)が完全に折れてしまい交換。この交換が非常にめんどくさいらしく、店長曰く
『この金具の裏側はフリーのナットで止まっていて、ただ回すだけじゃ空回りして外れねぇんだよ。サービスマニュアルだと、車体側のカウル全部外して裏からアクセスしろって書いてあってな・・・NM4ホンット面倒くせぇクルマ2だなオイ』
とのことだった。
幸いにして今回交換したのは金具1カ所一番手前のモノだったので、パーキングレバーとカバーを外して手を回したとのこと。メンドイ車種でゴメンねぇ。でも愚痴は設計したHONDAさんに言ってね(笑)
LCDメーター(のバックライト)
俺のNM4のメーターバックライトが、ツートンカラーに進化しますた!!!!
・・・
はい、お気づきの通り、フルカラーLEDの「RGB」のうちの「B」が死にかけておりますというかほぼ死んでんな。
バックライトに使用されているカラーLEDは、Red , Green , Blue の光の三原色を1つのLEDモジュールに入れて、同時点灯させることで白にしたりそれぞれの光度を変更することでカラーを変更出来るわけだが、青だけが点灯しなくなったものが出ている。
最初のころは1~2個ぐらい消えたため色むらのようになっていたが、最近ではごらんのようにほぼ全部の青が死んでいるので、液晶全体から青みが無くなってしまった。この状態でも左右のメーターパネルの照明リングは生き残っているため、メーターリングはブルー、液晶はグリーンのツートンになってしまっているワケ。
ここから先は、人から聞いた話と自分の想像による考察だ。
LEDが点灯しなくなる一番考えられる原因は、LEDの点灯制御を行っているトランジスタアレイが死ぬことだ。大通りのパチンコ屋の電飾看板でフルカラーLEDを使ったモニタのようなものがあるが、あれもよく一部分だけが液晶のドット抜けのような感じで消灯していたり、特定の色だけが点灯しているものをみかける。あれもトランジスタアレイの中の数カ所が切れてしまっているから、らしい3。
じゃぁ、トランジスタが死ぬ原因は何かというと、一番考えられるのはやはり熱だ。
自分のNM4は、納車されてからずっとDCTのモードごとにカラーが変化する設定にしていたのだが、
- N : ホワイト
- D : ブルー
- S : パープル
- MT : アンバー
ということで、走行中は圧倒的にブルーが点灯していることになる。つまりブルーが一番熱の影響をうけている可能性が高い。
それに、青色LEDは赤色や緑色に比べてまだ歴史が浅い。白色LEDは、光の三原色である赤と緑に加えて青色LEDが実用化されたことで実現した。特許とその報酬に関する問題で開発者と日亜化学工業がもめたニュースは記憶に新しいが、つまりそのぐらい最近からの歴史だ。三原色のうち青が真っ先に消えるのは自然なことに思える。
原因についてはあくまで聞いた話なので深く追わない。
で、青色が付かなくなったのは経年劣化として考えれば仕方が無いが、懸念事項は「このまま他の色も点かなくなるのでは?」というところだ。
青色が点かなくなってから次々にに青色が消え始めたのは、一カ所切れたことによって青色の回路に掛かる電圧のバランスが崩れ連鎖的に死んでいったものだと考えられる。これが残りの2色にも飛び火しないかどうかが気になる。青が切れただけなら配色がおかしくなるだけで液晶のバックライトとしては使えなくはないが、他の色も切れてしまったらバックライトとしての機能を果たさなくなってしまう。
まぁ、色むらのようになっているより、いっそメーターパネル全体の色がおかしくなってくれた方が視認性はマシだけどな。
一応、パーツを聞いてみたが
『たしか1個6万はしたなぁ』
とのこと。どうやらメーターパネルごとASSY交換つまり全取っ替え。詳細な費用については聞くのが怖いので聞いていない(笑)
それに走行距離もリセットされてしまうとのこと。NM4のオドメーターはメーターパネル側に持っているらしい。今までのバイクであればそれは当然の事だが、制御系がほとんど電子化されているNM4ならもしかするとECU(コンピュータ)側に持っている可能性に掛けたんだけど、な・・・。
ともかく、本件については様子見とする。来年の夏のボーナスが出てからか、宝くじが当たったら交換を検討・・・あ、年末ジャンボ買いそびれた・・・。
ドライブチェーン
かなり伸びてきている。5,000km保たないっぽい。
どうも、バイク屋の店長曰く「この車格でこのチェーンはちょっと頼りない」らしい。タイヤがデカい、車体は重い、トラクションは比較的高め、なのにチェーンは400ccクラスと共用。さらに
「お前リアブレーキ使わなさすぎじゃね?」
前々から指摘を受けていたが、そもそも乗り方がおかしいらしい。エンブレを多用する癖は自分がモンキー(Z50J)に乗っていた頃に染みついてしまったもの。だってアレってマジでブレーキ効かなさすぎるんスもん・・・。
おそらく来年中にチェーンとドライブ・ドリブンスプロケ交換になりそう。
DCT
マニュアル(MT)モードをめったに使わなくなった。
- Dモード:街乗りから高速まで全般
- Sモード:ワインディング、急な上り坂
- MTモード:渋滞など低速でスロットルパーシャルを保ちたい時
Sモードの頭の良さに慣れると、MTモードを使う必要が無くなってしまった。
MTモードは明確に低速で一定速度で走る必要がある場合だけになったが、これだけはDCT任せに出来ない。
低速で走っていてもちょっとでも回転速度が上がるとシフトアップしてしまう挙動は低速定速度には向いていない。MTモードでもノッキングしそうなほど回転数が落ちるとシフトダウンだけは勝手にやってくれるのは楽で良い。
『俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!!!』
ローンが終わって、あとはどれだけ長く乗れるかの勝負になった。
残念ながらNM4自体はディスコンということで短い販売期間だったが、手元のNM4-02はまだまだ走れる状況なので可能な限り乗り続けたい。というのも、NM4の後継車種的なモノが現在市場に存在しないから。
150cc版も出たADV-Xはクルーザーというよりもスクーター寄りだし、比較的最近出たレブル500はNC系DCTが載りそうに無いので、もしあり得るとしたら(カブ系でいうところのJazzみたいに)NC系を載せた750cc版が出るとかならDCTになる可能性もなくはないが、レブルのコンセプト的にそれは難しいだろうなぁ。
ということで「次に何乗ろうかな?」という気分にならないので、なるべく乗り続けられるように維持していく方針で。