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原付乗りはどこいった

今日の日経新聞土曜版にHONDAの全面広告。
 見出しは「絶好のツーリングシーズン到来!バイクに乗って出かけよう」。
小見出し(概要)は

  • 「バイク人気は上昇傾向」→リターンライダー、女性、初心者の増加
  • 「高速タンデムと二輪車ETCで快適ツーリングが拡大」→二輪をとりまくインフラの充実
  • 「マナーを守りましょう」

最下段の製品広告車種はFORZA、といった内容。二輪車AT限定免許の導入については触れていなかった。

 注目したのは小見出し「バイク人気は上昇傾向」の裏付け資料として掲載された『二輪車保有台数の推移』というグラフ。1999年から2003年までの間に二輪車全体の保有台数は低下(17772万台→13369万台=4403万台減少)しているものの51cc以上の保有台数はやや右肩上がり(4233万台→4454万台=221万台増加)となっている。(さらに251cc以上を見ると前年比で1.8%上昇)つまり減っているのは50cc以下の原付一種クラスのみという訳で、記事曰く「好調を維持している」とのこと。これらは全国軽自動車連合会*1の調査内容からで、記事自体はNMCA日本二輪車協会*2が何枚か噛んでいるようだ(っていうかURIをを普通に記事に載せてたし)。

 原付オーバーが売れているのは解った。原付一種が減ったのも解った。気になるのが『じゃぁ元々原付一種に乗っていたユーザはどこにいったのか』という事。

考えられるのは以下のパターン。

  1. 軽四輪や普通四輪への移行
  2. 原付二種(125ccクラス)や小型二輪(250ccクラス)のバイクやそれ以上への移行
  3. 自転車・徒歩などの無補助動力の乗り物への移行
  4. 電車・バスへなどの公共交通機関への移行

1.については地方(田舎)ではありえそうな話だ。田舎では原付の次は四輪、という風潮が多い。最近の軽やコンパクトカーが良く売れている状況もその裏付けになりえるかもしれない。
2.に関しては、最近のビッグスクータの売れ行きに繋がるのかもしれない。
3.や4.については10年間で交通インフラの大きな向上があればありえる。

 どれにしても、もっと資料がないと判断はできない。四輪の保有傾向グラフや電車の乗車数推移グラフなんかと重ねて比較してみたいところだが・・・。
 二輪については排気量クラス別の推移グラフを見てみたいけど、このテの資料はNMCAには無かったし全国軽自動車連合会のサイトには車両法定義での軽二輪(125cc〜250cc)小型二輪(251cc以上)の推移はあるものの、原付二種(51cc〜125cc)や小型二輪の中でも251〜399ccの範囲(普通二輪免許で運転できる上限のクラス)の統計がない。原付一種・二種はナンバーの管理は各自治体(市町村役場)が管轄しているので、全国軽自動車連合会の調査範囲外ということだろうか。統計情報はどうやって調べれば良いのだろう。