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バイクモービル用システムを考える

アマチュア無線を再開するに当たって、目的の一つに「バイクモービル運用をやってみたい」というのがあった。

バイクモービルでは、四輪のモービル運用とは違い、「スピーカーマイクとアンテナつけてOK」という訳にはいかない。
まずヘルメットを被っているため、ヘルメットにマイクとスピーカーを仕込む必要がある。そして両手がふさがるので、PTTスイッチはハンドル付近に装着する必要がある。

現状、この手の製品はKTELアドニスがメジャーだが、拡張性を考えるとKTELに歩があると感じる。

自分の保有しているバイクはVTR1000FとADDRESS110で、ヘルメットもそれぞれ専用に使っている。最終的にはどちらでも使いたいという思いがあり、それならばメーカーはKTELアドニス、どちらかに統一したほうがいろいろと使いまわしが利くことになる。

ということでKTELで組み合わせを考えてみた。

PTTスイッチ

KTELのPTTスイッチは二種類ラインナップされていて、

  1. KT029 : ミラーに共締めするトグルスイッチ。
  2. KT030 : ハンドル付近にマジックテープで固定するプッシュスイッチ。

それぞれ用途と固定方法で選ぶことになるのだが、VTR1000Fはミラーはカウルミラーになっていて、ハンドルバー付近で共締めできそうな部分が無い。ADDRESS110はハンドルバーにミラーマウントがついているのでKT029でOKだが、VTR1000Fはプッシュスイッチの一択となり選べない。

トグルスイッチは送信と受信をトグルスイッチで切り替えるため、ラグチューに向いている。プッシュスイッチは押している間だけ送信状態になるので、長時間の送話には向いていない。VTR1000Fは「仲間との連絡」が主になるだろうと思われるので、プッシュスイッチで良いだろうと納得しておく。

ハンディ機用ケーブル

無線機に接続するためのケーブルは大きく

  1. KT032 : YAESU・スタンダード・ICOM
  2. KT032K : ケンウッド用

の2種類になっている。これはコネクタの物理的な違いに対応するもので、リグの機種によっては上記の2種類でも対応しないものがあるようだ。たとえばスタンダードVX-6・VX-7はスピーカーマイク端子は防水仕様になっているので専用の変換コネクタが必要になるし、上記のY・S・I用ケーブルは専用の特注ケーブルが必要になるらしい。VX-2VX-3も防水ではないが4極の3.5φミニプラグになっているので変換ケーブルCT-44が必要になるが汎用のY・S・I用ケーブルがそのまま使えるとのこと*1VX-3を購入したときにCT-44も同時購入しているのでこの点は問題ない。

マイク・スピーカー

マイクとスピーカーはヘルメットの種類によっていくつか選ぶことができる。
所有しているヘルメットはVTR1000F用にARAI PROFILEと ADDRESS110用にOGK Teleos3
PROFILEは普通にフルフェイス用KT004 1スピーカーSETだろう。Teleos3はシステムメットなのでジェット用かフルフェイス用か悩むところだが、マイクブームが開閉式チンガードに干渉する恐れがある。フルフェイス用にしてチンガードにマイクを固定したほうがよさそうだ。

スーパータッチシリーズは簡単に付けられそうだが、他のSETと比較すると若干値段が高め。4000円プラスで手軽に付けるか、工夫して節約するか・・・節約優先だな。

組み合わせ

ハンディ機を使う場合、マイク・スピーカー・接続ケーブル・PTTケーブルがセットになった「ハンディコードSET」というものがある。
付属するハンディ接続コードはリグが1つだったら一本で十分なので、このセット+追加バイク台数分のPTTケーブル+追加ヘルメット分のマイクスピーカーセットで購入すればもっとも値段が安くなるはずだ。

KT011 セットは KT004(マイクスピーカーセット)+KT029(トグル式PTTスイッチ)+KT032(Y・S・I・I用ハンディ接続ケーブル)という内容になっている。とりあえず来週のツーリングでVTR100Fで使う予定なので、KT011セットにKT030(プッシュ式PTTスイッチ)を追加すれば、後からADDRESS110にKT029を使えば、十分間に合う。

そんなこんなで

  • KT011 : ハンディコードSET
  • KT030 : プッシュ式PTTスイッチ

KTELの通販サイトで注文した。

到着が楽しみ。

*1:KTELのサポートに確認済み