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RICHO WG-M1

RICOH 防水アクションカメラ  WG-M1 オレンジ  WG-M1 OR 08286

RICOH 防水アクションカメラ WG-M1 オレンジ WG-M1 OR 08286

1年ほど前より気になっていたアクションカム。
一つ目のアクションカムなのであまり高い物には手が出なかった、久々にAmazon見たら、17,000円台まで下がっていたので思わずポチっと。
後継機種のWG-M2が出るということで値下がりしていたらしい。

NM4に取り付けた

最初なのでベタにハンドルバーでよかろう、と。
純正オプションのハンドルバーマウント(まぁ普通のバーハン用雲台)では位置が低すぎると思ったので、本体と一緒に購入した雲台をセット。


純正オプションの雲台は樹脂製の奴。

RICOH PENTAX ハンドルバーマウント O-CM1472 自由雲台 37031

RICOH PENTAX ハンドルバーマウント O-CM1472 自由雲台 37031

普通の高さの雲台にするにしても、もうちょっとしっかりした奴にするわな。

一応手持ち用のグリップも購入。

RICOH WG グリップアダプター O-MA1531 37046

RICOH WG グリップアダプター O-MA1531 37046

買ってはみたものの、今のところほとんど使っていない。

ファーストインプレッション

はじめてのアクションカムで比較対象が無いので、「こういうもんなのか」としか思えないが・・・。静止画の撮影も可能だけど、広角レンズでの撮影の必要性ってあまり感じないので、基本は動画撮影用として考える。

ハードウェア面

旧来のGoProより、投影断面が小さいタイプなので、バイクにつけても風の抵抗を受けにくそうなデザイン。G-Shockみたいなデザインなのは・・・まぁ、好みがわかれるところだろう(自分は好き)。カラーをより派手なオレンジにしたのは、NM4が全体的に黒なので、ワンポイント的に挿し色としていいかな、と。無駄にサイバーなデザインなので、NM4ならこれもアリだろ。

自分の最低用件である「単体で防水・防塵」については外部ハウジング無しでIP57準拠でクリア。
残念ポイントは、このままでは外部電源に接続できない点で、防水の後部カバーを外さないと給電できない。

後部カバーはラッチもしっかりとロックでき安心感がある。

ボタンは大きく、冬用の厚地のグローブしたままでも操作可能。
上面の液晶モニタは、時間経過でスリープできる。左サイドのLEDの点灯状態で電源ON(緑点滅)、録画中(赤点滅)が判断できるのでスリープまでの時間は短くしても問題ない。

ストラップホールというか、バンドが通せる金具がついていて、カラビナ付きバンドが付属している。持ち歩く際には落下防止に良いが、バイクに固定する際に持て余す。
ハンドル周りのどっかに引っかけて脱落防止にしたい、ということで、手持ちのカイデックス素材を加工してループにした。


このままだと振動でビビリ音がマイクに乗ってしまうため、ループ内側にクッションゴムを巻いて、固定時にピンと張るようにセットすることでビビリ音は無くなった。

録画画質について

まず、画質は、解像度1080で秒間30フレーム、解像度940で30フレームと60フレーム、以下、解像度740と複数の画質が選択できる。
レンズは広角レンズ、ズーム固定で、デジタル補正でワイド(標準)、ミディアム(中間)、ナロー(狭角)が選択できるが、解像度が低くなるとナローやミディアムが選択できない。この辺の制限の理由はいまいち解らん。ワイドでは広角レンズである都合上、画面端が丸くゆがむが、デジカメではなくアクションカムなので「正確に撮る」よりも「動きを広い範囲で撮る」ことを重視した結果だと思われる。あくまでデジタル補正なのでナローやミディアムでは画面端の画質が落ちてしまうから、かな?
基本は「ワイドで撮れ」ということだろう。カメラとかこの辺は自分はまるっきり素人だし、「撮れればOK」なのであまりこだわらない。

『一回の録画は最大25分』という変な制限がついている。もしかするとディスク(microSDカード)容量を無駄に消費しないような配慮なのかもしれないし、もしかすると最大1ファイルサイズの関係かもしれないが、できればなるべく長く撮りたいというのが人情。なぜこんな仕様なのか不思議だ。ファイルサイズが問題なら自動で分割してくれればいいだけじゃん?

ディスク容量といえば、価格が落ちて大容量でもお手頃になっているのに、対応しているmicroSDが32GBまでというのも今時からすれば残念ポイントだが、このWG-M1の発売は結構以前なので、まぁ、仕方ないのかな、と。

動画の音声について

本体レンズの左右にステレオマイクが付いていて、普通に音声も撮れる。音質は、ビデオカメラに比べると高音ノイズを拾いやすい傾向にあると思われるが、まぁ、普通かな、と。

本体設定で「風切り音抑制」機能があって、これをONにすると、ある一定より高音を抑制してくれるようだ。NM4にはフロントスクリーンの内側にあたるハンドルバーにセットしているが、エンジンをスタートしてから、ハンドルステム付近から響いてくるギアノイズが入りっぱなしになって風切り音以前の問題だったが、風切り音抑制をONにしてからこれがかなり軽減されたため、現状ではONにしっぱなしにしている。
しかし、風切音抑制ONでは音質がこもりがちになることと、ある程度の速度での走行時や、横風が強い場合にはやっぱり風切音の方が大きくなってしまうので、ウインドジャマー(ポップブロッカー?)をなんとかしてつけられないかと検討してみた。

ウィンドジャマー

風が直接当たると風切音になる(だったはず)なので、スポンジやボアでマイク部分を覆ってやればいい。
スポンジなら100円ショップにいっぱい売っているので早速調達。



セリアにて、スポンジの細かさが違う二種類を買ってきた。風呂掃除用。

WG-M1のマイクはレンズの左右にあるので、レンズにかぶせるように穴を開けて、形を整えてみた。

見てくれ!会心の出来だぜ!?







ないわー 我ながらさすがにこれはないわ・・・


付けて息を吹きかけても、あまり風切り音が抑制されているようには感じられない。
それに、レンズに通す穴をかなりタイトに仕上げたつもりだけど、付け外ししているうちに崩れて緩くなるっぽい。

そしてこの作りのダサさ・・・これをNM4に付けて走ってる自分が想像できんわ。

性能以前に美観的にこれはナシ。もうちょっとうまく形を纏められればよかったけど、自分の不器用さにそういったことを求めてはならないと再認識。売っているスポンジも派手な色しかないのがネック。

そんなこんなでネットで先人のアイデアをパク・・・もとい参考にさせてもらうことに。

幸い「WG-M1の風切り音抑制はアレ」ってのは一般認識らしく、みなさん工夫されているようで先行例には困らなかった。
ダイナミックマイク用のウィンドジャマーを転用する例があったので、そのまま使わせていただいた。

(犬を飼うならサイドカーもいいなぁ)

近くの楽器店にてマイク用のウィンドジャマーを購入。動画の通り先端に適当に穴を開けて通す。


次に走るときに試してみる予定。

ファイル形式について。

動画はMOV、静止画はJPG。変更不可。

MOVなぁ・・・Mac以外で再生しようとするとQuickTime必要なんだよね。

録画して帰宅したら、他のスマフォの写真と同様にDropBoxのCameraUploadフォルダに統合したいのだけど、折角プラットフォームフリーのDropBoxなのになぁ。今時好きこのんでWindowsQuickTimeインストールしないでしょうよ。ただでさえ昔からApple製のWindowsソフトウェアはアレってのが定説なのにさぁ・・・。

とりあえず、DropBoxのカメラ自動アップロード → MOV to MP4変換 → DropBox上のMOV削除 を自動化するスクリプトがあればいいのか。それはそれで(作るのが(というかDropBoxアップロード完了をAutomaterが感知できるのかとか、そういう部分を調べるのが))めんどい。

タイムラプス録画

タイムラプス録画に対応している。

タイムラプス、つまりコマ撮り動画。一定秒数ごとに静止画を撮影し、自動的に繋げて動画として保存してくれる機能。1秒毎、2秒毎、5秒毎、10秒毎、20秒毎、30秒毎、60秒毎の刻みで設定できる。音声は記録されず、保存された動画を見るとコマ送り動画を見ているようになる。
タイムスタンプも入る。多分ドラレコモードだと標準で入る、はず。

タイムラプス録画では、通常動画撮影の25分の制限が無く、ディスク容量いっぱいまで録画できるらしいが、1ファイルサイズがどれだけになるかは確認していない。通常撮影よりバッテリの持ちは良さそうなので、ツーリングの記録映像としては、通常の録画よりこっちの方がメインになるかもしれない。

旅程を延々とコマ撮り動画みてもそれが面白いわけじゃないが、通った道の雰囲気をメモ代わりに記録するのには便利かと。

1分などのインターバルの長い設定は、定点観測カメラとか天体や太陽の公転を撮ったりするのに使えそう。

設定関連の使い勝手

設定周りが煮詰められていない。画面サイズやワイド設定、タイムラプスの設定が、電源を切ると毎回デフォルトに戻ってしまう。タイムラプスメインで使いたいのだけど、毎回設定し直すのはめんどくさい。なんでこんな仕様なのか・・・。

スマートフォン向けアプリ

Android 4.0〜4.4用
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ricoh_imaging.wg_m1
(↑Kyocera G01 TORQUEなのでこっち)

Android 5.0〜5.1用
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ricoh_imaging.wg_m1_le

専用アプリで、遠隔ファインダや保存済みデータの管理が行える。内蔵されているWiFi APに、スマフォ側から接続する。下手にBluetooth使うよりは筋がいい。

が・・・

一回使ったきりで使っていない。
WG-M1から動画データをダウンロードできるのだけど、保存先ディレクトリが指定できず、設定変更もできない。Android4系だと強制的に内蔵ストレージに保存することになる。

あのさ・・・ただでさえ少ないストレージをやりくりしなきゃならないスマフォで、どう考えても大容量にならざるをえない動画ファイルを、強制的に内蔵ストレージ保存って、嫌がらせ以外のなにものでもないよ?

Androidがストレージ関連の仕様が二転三転して、対応が厄介ってのはわかるから、せめて保存パスを手入力させてほしいのよ。できなくは無いはずなんで。

旅先での画像データの抽出用に使えるかと期待したが、これではダメだ。とりあえず現状では「クソつかえねー」と言わざるをえない。

iOS版は未使用。当分iPhoneで使うことはないと思うので。

その他
  • 動体検知での録画開始機能
    • 野生動物の観察とかに使えそう。
  • ドライブレコーダー代わりになるループ録画機能
    • 給電が問題だが、防水の必要がない車載としてなら使えそうだ。
  • HDMI出力
    • スマートフォン向けのmicroHDMI端子が使えるらしい。
    • HD画質で撮影した映像はPC上の大画面で再生しても遜色ないので、旅行先のホテルでプレビューするなど期待できそう。
    • (タブレット用に買ったmicroHDMIケーブルがどっかにあったはずだが・・・)

この辺は、単純にバイクのツーリング記録に使わなくなったとしても応用が利きそうで、とりあえず損は少な目かなと。

現状まとめ

購入しておよそ3ヶ月、ツーリングの度に何回か使ってみたが、ツーリング記録用としてはやはりタイムラプス1秒インターバルが一番あっていると思う。残念ポイントはいくつかあるが、現状考えられるアクションカムの中ではコスパの折り合いが付く機種だと思う。
まだYoutubeにアップできるようなちゃんとした物は撮っていないけど、もっといろいろ撮ってみて遊んでみたい。
あと、Android用アプリの使い勝手は改善してほしい。

結論:おもちゃが増えました。