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バイク - チェーンクリーニング

チェーンクリーニングについての小ネタ集。

NM4はセンタースタンドを付けておらず、難儀だったが、CT125にはセンタースタンドがあるしFirestormはレーシングスタンドがあるのでかなり楽だ。NM4はチェーンメンテナンスがやりづらい→チェーンクリーニングの頻度が下がる→チェーンやスプロケが錆びる、伸びやすくなる、という流れで錆錆になったチェーン・前後スプロケを交換したことがあるが、こまめなチェーンクリーニングはチェーンの寿命を伸ばすことになるので低コスト・手軽にできるに超したことはないよな、と。

そんなこんなでたまたまYoutubeを見ていたらこの動画をお勧めされた。


www.youtube.com

何気なく見ていて「おっ!?」っとなった。

チェーンルブ飛散ガード

動画の 00:15 辺りから。

動画内ではプラダンをチェーンラインとホイールの間に差し込んでいるが、プラダンらしきものに切れ込みをいれてドリブンスプロケットとホイールハブの間に通している。これなら手でプラダンを保持しなくて良いので、そのままホイールを回しながら連続でスプレーすることができるし、チェーンを洗浄するときにブラシで擦っても飛沫がホイール側に飛ばない。
今まで、チェーンルブを吹き付けるときに飛び散ったり外れたルブがホイールやタイヤに付くので、段ボールで裏当てしたりウエスでカバーしていたが片手が塞がる。一時期、スプレーの「誤爆」が嫌でオイラータイプのチェーンルブを使っていたが、手早くまんべんなく塗布するのはやっぱりスプレーが最適なのでスプレーに戻した。

動画の本題そっちのけではあるが、これは俺が普段からの悩みを解決できるアイデアだ。すごくいい!

・・・というわけで、さっそく真似させてもらうことにしました。

910mm×910mmで789円。同じ大きさでなぜか赤色だけが100円安かった。買ってから「別に色なんて何でも良かったやんか赤にしとけばよかった」とプチ後悔。

リアホイール+タイヤがカバーできる程度の大きさに切断して、ドリブンスプロケットとリアハブの間のボスの大きさに(だいたい)合わせて切り抜く。丸く切ろうかと思ったけど面倒なのでやめ。下から差し込むときに通す切れ目を入れておく。

こんな感じ。CT125とFirestormではサイズが変わるので、残りはFirestorm用に作ろうか。

Firestormではレーシングスタンドで立てて作業するので、下側から差し込むのは難しい。ということでリア側から差し込むことにした。板が浮いてしまったのでホイールを回すと左右に回ろうとしてしまうが、ホイールへの飛散防止という点では効果はある。

以上、ちょっとしたチェーンクリーニングの省力化についてでした。

エンジンオイル(廃油)で洗浄

んで、動画内のメインの話題の方。

ままでは最初から最後までチェーンクリーナーで清掃していた。よくチェーンルブとチェーンクリーナーをセットでバイク用品店に売られていることがあるが、チェーンルブよりチェーンクリーナーの消費量が激しいので大体は先にチェーンルブを追加購入することになる。

んで、「汚れを大まかに落とすだけならエンジンオイルの廃油が使えるよ」というのが動画の主題。もちろん、あらかたをエンジンオイルで落とした後に仕上げでチェーンクリーナーで流すということになるだろう。
チェーンクリーナーの代替として「灯油で洗浄」とか「ガソリンで洗浄」って話は聞いたことがあった。モトクロスなど、レース後にチェーンを外してバットに入れて丸洗いするって方法。コンペティションモデルで他のメンテも含めてガッツリ清掃するならそれでいいが、ツーリングで毎度チェーンを外すのは流石にやってられない。
シールチェーンのOリングに対する影響もありそうで、特に灯油はゴムに対する攻撃性がある。「チェーンにCRCを使ってはいけない」というのは、CRCの成分は灯油に近く、つまりゴムに対する攻撃性があるから。

動画ではエンジンから抜いた廃油を使っていたが、自分には開封済みで使い切れなかった(開封後に時間が経った)未使用オイルがある。スラッジや異物が混ざった廃油よりかはきれいな未使用オイルの方が良いんじゃないの?

ホームセンターで安いオイラーを買ってみた。チェーンクリーニングだけでなく、ドレンボルトをしめるときにネジ山に塗っておくとか、エンジンを組むときに可動部に塗ったりだとか、少量使う時に使える。

ツーリング帰りのFirestormで試してみた。

なんか思ってたんとちょっとちがった・・・。

オイラーでチェーンにオイルを垂らしながらブラシで擦れば、固まった泥やスラッジを緩めて落としやすくする効果はありそうだ。しかし、よく考えたら当然だが、チェーンに浸透して古いルブを溶かしだすチェーンクリーナーのような効果はない。

オイルの粘度が高いのでブラシで擦ってもすぐに流れないし、後でチェーンクリーナーで流すときに塗ったオイルと一緒に汚れが流れやすいので、総合的に見ればチェーンクリーナーだけ使うより消費量を減らすことができるかもしれない。副次的っぽいけどこちらの効果の方が有用かも。
動画では「廃油」とあったので、使用済みで粘度の低下したオイルだとチェーンクリーナー的な効果はあったりするかもしれないっていうか廃油ってところがキモだったりする?

なにはともあれ、用途の無かった余りオイルの使い道が1つできたので、これはこれで良かった、ってことにしておこう・・・。

水ぶっかけチェーン清掃

CT125で林道を走った後は毎度下回りが泥だらけになる。フェンダーの裏まで含めて泥を落とすため(だけ)スチームクリーナーを買った。アパート下の駐車場に水道がないので毎度ポリタンクに汲んだ水を使わなければならない。準備に手間が掛かるのだが、いちいちガソスタに行かずに泥落としができるので今では必須装備になっている。
水をぶっ掛けて洗車するのでその後にチェーンクリーニングも行うわけだけど、どっちみちチェーンに水がかかるのなら、水で洗浄するタイプのチェーンディグリーザーがあるのでこれを使っている。

こいつをふってブラシで擦ってから一緒にスチームクリーナーで流し、リムなども含めてまとめて拭き取るのが手っ取り早い。どうせ流してしまうのでブラシで擦った飛沫が飛んでも問題は無い。
使っているのは今のところノンシールチェーンCT125のみだが、一応シールチェーンでも使えるらしい(CT125もいずれはシールチェーンに変更しようと考えている)。泥だらけになるようなバイクにはぴったりだが、水をかけると言うことは他の部分も含めて湿気を追加することになるのでFirestormではやりたくないな。

ディグリーザーで流した後は、軽くチェーンクリーナーで流し、さらに水置換性のチェーンルブをメインに使うことで、可能な限りチェーンリンク内に湿度が残らないよう心がけている。

友人からお勧めされたこのワコーズのチェーンルブは率直に言って割高だけど、ドライブチェーンであればバイクにも自転車(Dahon Horize)にも使えるし、ウエットタイプでも比較的飛び散りが少ないのでこればかり使っている。

余談

てっきり金属球だと思ってた。確かにガラスなら液体の成分にかかわらず浸食されにくいし、質量が高い(缶を振ったときに撹拌されやすい)から理に適っているな。質量比で価格が安いというのもあるかも。