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CT125 - ヒートガード塗装

CT125のDIYカスタムとしてはわりとお約束な感じだが、エキパイのヒートガードをマットブラックに塗ってみた。

取り外し

上下のヒートガードは六角で固定されているだけなのでサクッと取り外し。

以前、立ちゴケした時にちょっと歪みがでているが、目立つほどでは無いので見なかったことに。
細かい傷も多いが、まぁそのまま塗ってしまうか。

裏面、結構錆が浮いている。
水分が取り切れず錆になってしまったようだ。裏面なので気にならないだろうが、軽く落としてから塗った方がよさげ。

タンデマーの脚が当たる部分を保護するヒートガードのヒートガード(?)の黒い樹脂カバーは、ヒートガードの穴に通して融着してあるようだ。これを切り取ってしまえば外すことはできるだろうが、再度付けるのは無理っぽい。タンデムをまったく考慮していない状態なのでいっそのこと取ってしまう事も考えたが、再生できないならとりあえずそのままでいいか。塗装は樹脂カバーをマスキングせず上から塗ってしまうことにした。

下地処理

裏面の錆落としも兼ねた足付けとして今回は250番のスポンヤスリと400番の耐水ペーパーを使用してみる。

がっつりやると表面層までがっつりいってしまうので軽めに。裏面は錆落としを重視。汚れは水洗い。

今回は長いヒートガードを吊り下げての塗装するため、脚立の新聞紙で囲って塗装ブース代わりにしてみた。

さらにパーツクリーナーで汚れを流したら、シリコンオフにて脱脂。

下地はいつもどおりミッチャクロンマルチを2回。

ここまでは休日の日中に終わらせた。

マットブラック塗装

一度塗ったら長時間放置がしなければならない。日が落ちてきたが時間が惜しい。一晩乾かすため夕方に本塗装を始める。

十分薄塗りしたつもりだったが、気温が下がってからの塗装だったからやっぱりタレになってしまった。 タレるということは乾きが遅い、母材に塗料が定着するまえに次が塗られているとうことか。吹き付けたときに塗料が「ダマ」になっていそうなところがあった。

塗装の定着は、母材の温度にも影響しそうだ。吹き付ける前にヒートガンで塗装面をあぶって温度を上げてから吹き付けたら結構よさそうなのでこれで塗り重ねていく。

数日かけて最終的に裏面は3回、表面は5回塗り重ねた。

あと、外したゴムブッシュはラバープロテクタントで柔軟性を復活させる。 つか、こんだけ気温が低いとゴムはどうしたって堅くなってしまうな。塗装が終わって取り付けるまで室内保管。

マットクリア塗装

今回は仕上げにこの「マットクリア」を吹いてみることにした。

塗装面に噴くことでマット仕上げになる、ということはもともと艶有りをマットにするというものらしい。 マットブラックにマットクリアを噴いたらどうなるか。

これまた二日ほどかけて裏面2回、表面3回を吹きつけ。最後の吹きつけから24時間放置。

最後にダメ押しの乾燥といきたいが、雨天がつづいたので室内に取り込んだ。吊り下げられる場所が無いので洗濯場の室内物干しにかけておく。

最後に状態を確認したが、

ゴミが付いているかとおもったらハゲだった。おそらくクリア吹きつけ後の塗料が柔らかくなっている時になにかとヒットしたんだと思われる。それに吊下げたときの針金をかけていた部分だけ塗れていない。
こういった細かいところはマットブラックのタッチアップペイント塗ってドライヤーで強制乾燥し、マットクリアを1回だけ噴いておいた。これでさらに24時間ほど乾燥。

取付

外しておいたゴムブッシュは堅すぎてヒートガードに入らない。最後にラバープロテクタントをもういちど吹いてから、乾燥後にドライヤー(ヒートガンでは温度が高すぎる)ヒートガードに取り付ける。

既定トルク(9 N・m)で締め付け。

完成

日曜日に塗装を開始してから翌週土曜までかかった。ともかくこまめに薄く塗り重ねていくしかないが、やはり気温が低いというのがこの時期に塗装のやりづらさか。でも気温が良い感じな時期は走りたいからなぁ。
いろいろと細かい部分は足りていないところが多いが、気にしだしたら切りが無いので諦めることに。

タレた部分はリカバリせずそのままにしておくが、マットブラックだと目立ちにくいのでこれでいいかと。あとはこの塗装状態がどの程度保つか。
マットブラックにマットクリアを吹いたらどうなるかだが、仕上がり自体に特に違いは見つからなかった。もしかすると表面が硬化されたりとかそういう効果はあるかもしれない。普通に艶有り塗装面にこれを吹いたらどうなるのかもちょっと気になる。本当につや消しになるんだろうか。機会があったらためしてみたい。

今シーズン最後のCT125弄りとして、フットガードに続いて完全自己満足・実用性皆無のカスタムだった。雪が降り始めるまえに完了できたのでCT125はこのまま冬眠することになる。
メンテナンスとしては オイル交換やプラグ交換があるが、これらは来年の春のシーズン明けにやることにする。